【相棒21】5話のネタバレと感想|意外な爆弾

2022秋ドラマ

【相棒シーズン21】5話「眠る爆弾」のネタバレと感想をまとめています。

大学構内で爆発事件が発生し、警察に爆弾を仕掛けたという動画が爆発とほぼ同時刻に送られてきた。さらにもう1つ爆弾を仕掛けたというが、その爆弾はどこに隠されているのか?右京と亀山が場所を突き止めようと奔走するが……。

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【相棒21】5話のあらすじ

城南大学の構内で爆発事件が発生する。同時刻に警察に爆弾犯を名乗る男から、動画が送られてきた。さらにもう1つ爆弾があるというが、場所については明かさなかった。警察はすぐに犯人を特定する。城南大学の学生で平山翔太(山本涼介)という人物だった。

杉下右京(水谷豊)亀山薫(寺脇康文)は、平山の自宅に向かい手がかりを探す。その中にチェックバルブという部品が置いてあった。爆弾に関するヒントかメッセージか、右京は考えた。

先月同じ城南大学の理工学部の実験室で、森原真希(大坪あきほ)という学生が事故死していた。平山は真希を救出したものの、彼女は亡くなってしまった。その時の実験計画書には平山の名前があったが、平山は実験をするとは聞いてないと証言していた。そのためめ、平山による殺人を疑う声もあった。

もう1つの爆弾の正体とは、意外なものだった。

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【相棒21】5話のネタバレ

爆弾=火薬で爆発するものではなく、全くの別物だったと最後に分かります。その爆弾は解除した瞬間に爆発してしまう恐ろしいものでした。

爆発事件発生

城南大学の構内で爆発事件が発生する。同じ頃警察に爆弾犯を名乗る男から動画が届いた。自分が仕掛けたという男だが、さっきのはただの脅しだと言う。爆弾はもう1つあり、次の爆弾では人が死ぬと予告した。ただ、場所は明かさずに警察を挑発するように、頑張って捜し出せと言って動画は終わる。

爆発した場所が城南大学だったことから、伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)は先月同大学で起きた爆発事故を思い出す。何らかの関係がある可能性があった。

発信元はすぐに特定され警察はその場所へ向かう。現場は男の自宅で、平山翔太(山本涼介)という城南大学の理工学部生だった。杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)も捜索をし、ある金具に目を留める。それは、チェックバルブという逆止弁だった。

第2の爆弾に関するヒントか、それとも何らかのメッセージか。右京はバルブに興味を持った。

爆発事故

平山は准教授の三沢龍之介(山崎潤)の電話を使って、教授の野々村利夫(佐藤誓)に電話をかける。爆弾がもう1つあることを伝え、仕掛けた場所を教えるが条件があると告げた。

先月、城南大学の理工学部の実験室で、爆発事故が起きていた。同工学部の学生・森原真希(大坪あきほ)が実験を行っていたところ爆発が起き、崩落した天井と棚の下敷きになってしまう。平山によって救助されたものの、その後亡くなってしまった。

真希は1人で実験を行っていたが、実験計画書には平山の名前も記載されていた。だが、平山は彼女が勝手に自分の名前を書いただけで、あの日実験するとは聞いていなかったと供述していた。その不自然さから平山が故意に爆発事故を起こし、真希を殺害した疑惑が浮上していた。

爆発の原因は装置のチェックバルブにあった。なぜかバルブが正常に作動せず、逆流した気体が容器に流入して爆発した。つまり、あらかじめバルブに細工をしておけば、爆発を誘導するのが可能だった。

仮に殺人事件だとすれば平山をはじめ、実験室に出入りできる人間全てが容疑者だと右京は考えた。

監禁事件

右京が野々村の部屋を訪ねると、平山から連絡があったと知らせる。平山は三沢准教授を監禁しているというのだ。爆弾事件と監禁事件、同時に平山は起こしている状況だった。

平山は農業工学を志し、三沢准教授と亡くなった真希と3人でチームを組んで研究をしていた。真希はなぜか休日に実験を行ったのか、なぜ平山の名前があったのか。右京は気になって野々村にきくが、彼も理由はよく分からなかった。

遅れて捜査一課の面々がやってくると、平山から野々村に電話が入る。スピーカーで話を聞く警察に対し、平山はまるでこちらの様子を把握しているようだった。爆弾は三沢に仕掛けているという平山。さきほど野々村に三沢を救うための条件とは、大学のホームページで真実を公表しろということだった。

平山がこちらの状況を把握している理由、それは乗っ取ったパソコンのカメラを通して見ていたからだった。右京はそれに気付き平山に語りかける。チェックバルブを置いたのは、真希が死んだ事件をちゃんと調べて欲しかったからだという。

先月の事故について何か訴えたいのなら、今話してみないかと右京が問いかけるが、平山は自分を捕まえることができたら話すという。もしくはそこにいる野々村から聞き出せばいいと告げた。右京は手がかりを得ようと話を続け、チームだった3人に一体何があったのかを問う。しかし、平山は答えなかった。

最後に1つだけと言って右京が聞いたのは、真希がどんな人物だったかということだった。平山は「一途でしたよ。すごく…」とだけ答えて通話を終えた。

死亡の理由

右京も亀山も野々村は何か隠していると感じていた。恐らく三沢も同じ真実を知っているはずだと考えていた。
捜査一課が平山の行方を捜す間、右京たちは事故のあった部屋を見に行く。天井は崩れ落ちたままで未だ修復されていなかった。

事故が起きた日、休日だったため構内はほぼ無人だった。実験室は遮音性が高いため、事故にあったことを気付いた人はいなかった。つまり、平山が救出するまで真希は3時間近く放っておかれていた。その経緯から右京はクラッシュシンドロームで亡くなったのだろうと推察した。

クラッシュシンドロームとは長時間にわかって体が圧迫されていると、細胞内に毒性の高い物質が蓄積され、圧迫から解放された途端に毒素が全身に回り内蔵にダメージを与えてしまう状態のことだ。真希は恐らくそれで亡くなったのだろうと右京は言う。

その頃、捜査一課がGPSを辿り平山の居場所と思われる場所へ向かっていた。しかし、一足遅く既に姿は消えていた。トラックの荷台に三沢のスマホが置いてあり、中を確認すると監禁された三沢の写真があった。右京は角田六郎(山西惇)に頼んで写真を送ってもらい確認する。腰から下に毛布がかけられていることが気になった。

勘違い

三沢の妻である史子(松下恵)に亀山は話を聞きに行く。平山と三沢は仲が良く、真希と一緒によく家に遊びに来ていたという。それなのになぜこんなことになったのかと、史子には全く理由が分からなかった。

メールの着信音が鳴って史子は確認した途端、表情が強張る。それは、三沢の居場所の住所が書かれていた。ただし一人で来るよう条件があった。史子は警察に気付かれないよう、お茶を入れると言ってその場を離れた。

一方、右京は平山の同級生に話を聞きに行っていた。ひと月くらい前に三沢と真希が抱き合っている姿を見たという。実験室の天井はなぜ直さないのかと聞くと、予算がなくて直せないとのことだった。

その頃平山は目を覚ました三沢に「真希を殺したのは三沢先生ですよね?」と問い詰めていた。平山は真希が三沢と不倫していたが、邪魔になったので事故に見せかけて殺害したと考えていた。三沢は違うと否定するが、平山は耳を貸さない。

なぜそんなに疑うのかと逆に三沢が問うと「先生、自分で告白してたじゃないですか」という。平山は事故の真相が知りたくて教授のPCを乗っ取り、2人の会話を盗み聞きしていた。その時、三沢が「森原くんを殺したのは、僕なんです」と告白したのを聞いていたのだ。

三沢は違うんだと否定し続けるが平山は裏切られた事に憤っていた。人を幸せにする研究をしていたはずなのに、なぜ自分が犯罪者になってしまってるのか。研究も大学も辞めなきゃならないではないかと、三沢に八つ当たりをしていた。

間一髪

警察は平山の残した写真からコンビに袋に目を留める。トラックの走行距離にあるそのコンビニは3ヶ所あり、南東側が開けた現在使われていない建物を絞り込み、三沢の監禁場所を突き止めた

三沢の妻が姿を消していたことに気付いた亀山は右京に連絡する。右京は「平山は彼女を利用して、爆弾を目覚めさせるに違いありません」と全てを把握した右京は言う。三沢の下半身がなぜ毛布で覆われていたのか、足を縛り上げて血流を止め、細胞の挫滅を促しているのを隠していたからだ。つまり、平山はクラッシュシンドロームを引き起こさせようとしていたのだ。

2つ目の爆弾は三沢の体の中に仕込まれていた。今の状態からロープを解いたら、毒性物質が全身を駆け巡って死んでしまう。そうなる前に、史子を止めて欲しいと右京は亀山に頼んだ。

右京から話を聞いた亀山は監禁場所へと向かう。史子もそのビルに向かい、三沢の姿を捜していた。やがて発見した史子が足を結わくロープを解こうとする。しかし、固く結ばれていてなかなか解けなかった。亀山が2人を発見するなり、落ちていた一斗缶を投げて気をそらす。そして切っちゃ駄目だ!」と叫んで知らせ、間一髪のところで間に合った。

駆けつけた捜査一課の面々と協力し、三沢を無事運び出し病院へ届けた。

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事件の真相

平山は自ら警察に出頭した。伊丹刑事たちの取り調べが始まる。右京は亀山に真希の研究ノートを見せる。そして、平山の誤解を解く必要があるといって取り調べに割って入った。

爆発事故は真希本人が仕組んだものだった。右京は真希の研究ノートに、実験データの他に彼女の心情が書き込まれていたという。野々村研究室は深刻な予算不足に陥っていた。共同研究に応じてくれる企業もなく、学術資金に応募しても助成金は得ることはできなかった。

真希は本当に一途だった。研究に使われるべき時間と体力が削り取られていると嘆いていた。例えばこの部品で事故が起きたらどうだろうと、経年劣化したチェックバルブに目を留める。そうすれば世間は自分たちの困窮に気付くはず、そうなったら援助を申し出てくれる企業があるかもしれないと考えた。

あの日真希は経年劣化したチェックバルブにさらに細工を加えて装置を組み立てた。爆発の直前に実験室を出るつもりだったが、間に合わずに自分が起こした事故の犠牲になってしまったのだ

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5話の結末

だが平山は「嘘だ!」と叫んで認めない。なぜなら、三沢が自分が真希を殺したと言っていたからだった。野々村と三沢が話していたあの日、話の途中で生徒が部屋に入ってきたので場所を変えて話を続ける。予算不足で真希が自分で事故を起こしたと知った三沢は、自分が殺したも同然だと自責していた。事故が自作自演だと知られたらまずい、そう思った野々村は保身のために真実を隠ぺいした。

一方三沢は真希の気持ちを尊重したいと思い、真実を話さず研究室の窮状が伝わる事で、彼女の死を無駄にしないと決めた。全ては研究費不足が原因の爆発事故であると、警察がそう判断するよう誘導した。

真希も三沢も平山の研究を完遂したい思いで起こした行動だが、その結果これなら2人のやったことは間違っていたとしか言いようがないと右京は告げた。そして亀山は平山に2人は間違っていたが、君と一緒に夢をかなえようとしていた事は伝えておきたかったと教えた。

右京と亀山は小手鞠で美和子(鈴木砂羽)と一緒に飲む。美和子は大学の研究室の予算不足は、ノーベル賞受賞者にもたびたび指摘されているという。右京は大学の疲弊が積もり積もって、眠る爆弾としていつか爆発するかもしれないと語った。亀山はそういう爆弾は自分たちが気付かないだけで、周りにたくさんあるのかもしれないという。

そして美和子に影響力のある媒体で、そういう特集が組めないかとたずねる。美和子は売り込んでみると約束した。真希は本当に一途だった、一途さのあまりに歯止めが利かなかったのだろうと、若さゆえに起こりうることだと右京は考えていた。

いくつになっても一途で突っ走る人もいると亀山が右京をさすと、右京はそれは亀山のことだろうと互いに笑い合った。

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【相棒21】5話のまとめと感想

裏切られたと勘違いした生徒が、自分が殺してしまった方法で殺そうとしたという話でした。

クラッシュシンドロームのことを知らなかった平山は、愛する人を助けようとしたために殺してしまいます。それと同じように、三沢の妻に愛するがゆえに救出したせいで、殺してまうというトラウマを味わせようとします。

結局、三沢は真希とは不倫はしていませんでしたし、事故は真希の自作自演でした。しかし、平山はそれに気付かず暴走します。平山は確かに研究をしたかったでしょうが、それ以上に真希に生きていて欲しかったのだろうと見ていて思いました。

将来多くの人を救う研究かもしれない、それなのに予算がなくて研究ができない。そんなジレンマに若い生徒は耐え切れませんでした。予算を得るための手段を講じるのではなく、事故を装うというパフォーマンスに打って出ます。しかし、運悪く事故が原因で亡くなってしまいました。

右京さんが言うように、真希と三沢の選択は間違っていました。平山という将来有望な生徒の芽を摘み取ってしまったのです。今後彼は爆発事件や殺人未遂を起こした人物となってしまい、二度と研究に携わることはできないでしょう。悲劇的な終わり方です。

ずっとどこかに爆弾が隠されていると思わせる進行ですが、実は爆弾は火薬を使ったものではなかったというのが、最後の最後になって分かります。眠る爆弾とはそういう意味だったのかと、タイトルの回収も見事な回でした。

次回は芸人がらみの回です。芸人と言えばでんすけの話を思い出しますが、どんな話になるのか?11月16日21時から放送予定です。

【相棒21】5話のいいセリフ

その一途さのあまり歯止めが利かなくなる。若者にはままある悲劇ですねぇ。

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