【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】8話ネタバレ感想|島崎楓に任意聴取

サイン 2019夏ドラマ
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【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】の8話は事件に関わっている、北見永士の事務所社長の合田が遺体となって発見されます。伊達と柚木の2人で解剖をし、自殺か他殺かの判断をしますが…

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【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】8話のあらすじ

 人気歌手・北見永士(横山涼)を毒殺した罪で服役するも不審死を遂げた宮島清花(柳美稀)、そして実際に永士の飲み物に青酸カリを入れた所属事務所社長・会田幹彦(猪野学)。2人と共謀した主犯は次期総裁候補・島崎藤一郎(小木茂光)の娘・島崎楓(森川葵)であり、彼女こそが北見を窒息死させてとどめを刺したに違いない――。北見の喉から見つかった青い繊維と照らし合わせ、そう確信する「日本法医学研究院」の解剖医・柚木貴志(大森南朋)。だがその矢先、真実の鍵を握る会田が死亡してしまう! しかも、ホテルの部屋から飛び降りたと見られる会田の遺体は、島崎の秘書・佐々岡充(木下ほうか)の要請で、島崎と裏でつながる「日本法医学研究院」の院長・伊達明義(仲村トオル)が解剖することになり…!?
 その頃、警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖(松雪泰子)は会田の死に島崎サイドが関与していることを立証し、追い詰めようと計画。まもなく千聖の部下・高橋紀理人(高杉真宙)が、死亡推定時刻範囲内に会田の宿泊階で、楓らしき女が目撃されていたことを突き止める。だが、翌日に迫った司法解剖で伊達が自殺と判断すれば、捜査の続行は不可能だ…。自らのキャリアをふいにする可能性を視野に入れながらも、真実追求の覚悟を決めた千聖は、島崎の妨害を封じ込める“禁じ手”を実行することに! 一方、柚木はある切り札を盾に、伊達の助手として会田の司法解剖に参加。当然のごとく2人の解剖所見は食い違いを見せるが、その直後に伊達が耳を疑う言葉を発し…!
 そんな中、楓がついに任意聴取に応じる。だが、そこには“思わぬ落とし穴”が待ち受けていた――。

公式HPより
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【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】8話の感想

前回の続きで北見永士の事件について、関与を疑われている島崎楓を追い詰めます。ですが、やっぱり簡単にはいかずに様々な妨害にあいます。

テレ朝木曜21時の枠は前シーズンの『緊急取調室』に続き、エキセントリックな女性被疑者が最後を締めます。キントリの北山未亜に負けず劣らず、島崎楓もかなりヤバい人物です。しまいには柚木のことをからかってるのか、本心なのか好意を寄せたりします。

伊達は相変わらずの伊達で隠ぺいに走り、柚木は今回はやはり加担しません。その代わりに景が妹をダシにされて、取引を持ちかけられるところで今回は終わります。景の選択はどうなるのか?

次回が最終回となりますが、予告ではなんだか大変なことになりそうな雰囲気でした。もしかしたら柚木が死ぬのか?みたいな雰囲気の予告でした。

今回は会田の事件と、楓を追い詰めていく過程についてまとめました。

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今回の事件概要

永士の事務所社長である会田を引っ張って取調べをしようと思っても、行方がわからない状況でした。ようやく行方がわかったときには、死体として発見されます。遺体の状況、その後の解剖した結果、最終的にどうなったか?

  • 会田幹彦(49)
  • 【外表所見】
  • 身長170cm 体重56kg
  • 直腸内温度:31.2℃ 外気温度:24.3℃
  • 死斑:発言不明瞭、腹部に腐敗性変色を認めない
  • 頭髪:12cm 黒色密生
  • 眼球結膜:蒼白 眼瞼結膜:蒼白 溢血点の発現を認めない
  • 角膜:清透 瞳孔の透見可能 瞳孔径:左右5mm
  • 鼻腔:空虚 耳腔:空虚 口腔:空虚 口唇:蒼白
  • 外傷:右前頭部の頭皮に大きさ15×13cm挫創
  • 創縁に幅の広い表皮剥脱を伴う
  • 右頭頂骨の粉砕状の骨折
  • 他為的行為による頭部外傷:左側頭部頭皮に直径4.0cmの挫創
  • 周囲に円形表皮剥脱

これが死体の所見になります。簡単に言いますと、ハンマーのような鈍器で左側頭部を殴られ、気を失ったところホテルから落とされたのでは?ということです。

伊達の解剖に柚木が“助手”としてつき、柚木は他殺を主張します。伊達がなんと答えるかと注目していると、伊達も他殺だと同意します。

しかしこれは佐々岡との駆け引きで、自分があくまで主導権を握っていると示すためでした。他殺だとは認めますが、ちゃんと死亡推定時刻は嘘の発表をします。

元々は19時ではないか?と柚木や他の人たちも考えてました。ですが、伊達は23時を死亡推定時刻とします。なぜか?それは、22時以降であれば楓のアリバイがあるからです。

先週の【刑事7人】でも死亡推定時刻の出し方を説明していました。死亡推定時刻を導くには、死斑、直腸温度、死後硬直から推定します。今回は死斑は分からないので、直腸温度と死後硬直から導き出します。

  • 死後硬直:強度に発現していた。19時の根拠となる
  • 直腸温度:31.2℃は死後7時間経過したもの。よって死亡推定時刻は23時頃

外気温が高い場合は当てにならないと松沢が言いますが、伊達はもちろん聞きません。そこで景が胃の内容物で見たらどうか?と提案します。胃には未消化のものが残っていたのですが、伊達は会田は胃腸が弱いからと何が何でも23時推しします。

最終的に23時だと思う人は挙手と言い始めます。

  • 柚木、景、美晴、四方田=4人
  • それ以外=9人

と、なり多数決で死亡推定時刻は23時が法医研の統一見解と決定づけます。パワハラです。

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島崎楓に任意聴取

千聖は自分が捜査一課長になるという野望を捨ててでも、この件を何とか調べたいと思って課長に直談判します。もちろん反対されるのですが、「ここからは俺の独り言だ」といってある策を授けます。それはマスコミを動かすことでした。

北見永士さん所属事務所社長の不審死!島崎藤一郎議員の娘が関与か?

 8月24日午前6時15分頃、東京都江東区河南町HOTEL「BUSINESS INN」付近の路上において、芸能プロダクション社長の会田幹彦さんが、遺体で発見された。死因は、頭蓋骨骨折を伴う頭蓋内損傷。会田さんは、同ホテルに宿泊し、転落死したものと考えられている。

 6月5日死亡したアイドルグループ「KITAMI EIJI & COLOR CREATION」のメンバーで国民的人気歌手の北見永士さんの所属事務所社長であった。

 死亡推定時刻頃、同ホテルの会田さんの宿泊部屋のある階にて、次期総理大臣候補島崎議員の娘らしき女性の目撃情報があり、警視庁は、島崎議員の娘を任意で事情聴取する方針であることが捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者などによると、衆議院議員島崎藤一郎氏の娘島崎楓さんは、北見永士さんの元恋人との噂もあり、警視庁は、会田幹彦さんの死に関与した可能性が高いとみて調べている。

 島崎楓さんはミス清凛コンテスト2019ファイナリストにも選ばれた美しすぎる才女。

ネットニュースに情報をリークすることで、マスコミが動き始めます。この記事の後に当然、直接藤一郎のところへ各社取材に押しかけます。そうして次のニュースが出ます。

芸能事務所社長の不審死に島崎議員の娘関与か?

 本日8月25日、24日に亡くなった芸能プロダクション社長の転落死に娘が関与した可能性が高いとのネットニュース記事を受け、自宅前で報道陣からコメントを求められると島崎藤一郎議員は次のように語った。

「その記事は見ましたが、ネットのデマでしょう。デタラメに決まってるじゃないですか」

 さらに、記者から警察かたの事情聴取の要請がある場合を求められると「そんな事あるわけないでしょう。もし必要があれば、警察には全面協力しますがね」と。

 さらに記者たちが問いかける中、島崎議員は、十分な説明がない中、足早に車に乗り込み走り去って行った。これでネット上での炎上批判スパイラルから抜け出せるのだろうか。

 政治ジャーナリストの後藤克樹氏は言う。

 「何しろ島崎議員は、次期総理大臣候補。党幹部や多くの支持者に対しての説明責任を問われる。早急に公式な会見を開く必要がある。説明責任を果たさないと総裁選に向けてキツイでしょう」

 次期総理大臣島崎藤一郎議員による今後の言動はいかに?

家にまで押しかけられて、“説明責任”を問われます。議員というそれも次期総理大臣候補という立場上、避けられないことなのかもしれません。それにしてもいきなり“殺人関与”って、名誉毀損で訴えられかねない疑惑です。

千聖VS楓

何はともあれ楓に任意ながらも事情聴取が叶います。千聖と楓、2人のやり取りはこんな感じでした。

Q:北見永士とは恋人同士だった?
A:はい。

Q:会田社長と面識は?
A:何度か会っている

Q:なぜ会っていた?
A:会田から脅迫されていた

Q:脅迫?
A:告発すると言われた。私が永士を殺したことを。もちろん事実無根ですけど。

Q:殺害当時に会場にいたことはわかってる
A:いました。でも、永士には会ってません。

Q:会田と最後に会ったのはいつ?死亡推定時刻の19時頃、ホテルの廊下で目撃されている
A:はい、会いました。

この時、伊達が記者会見して死亡推定時刻を発表します。そして死亡推定時刻は23時だと言います。これにより、上から連絡があって楓への聴取が終わってしまいます。

会田と19時には会っている、だが死亡推定時刻は23時だから楓ではない。という流れに持っていきます。

この事情聴取で千聖たちは、結局何も得られませんでした。家宅捜索の令状を取るにしても、決定的な証拠がないと取れません。

そこに会田の妻から連絡があり、夫と若い女の会話が録音されたボイスレコーダーがあると連絡が入ります。レコーダーを再生してみると、会田が楓と話していて、凶器のぬいぐるみをまだ持っているという内容が録音されていました。

しかし、千聖たちは捜査令状は取れないし、任意提出したらすぐに処分される。といって動けません。

このまま楓は逃げてしまうのか?あの男が立ち上がります。

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柚木VS楓

伊達が死亡推定時刻を隠ぺいしたせいで、千聖たちもそれ以上動けません。柚木は自ら楓のいる大学へ向かい、直接楓と話をします。楓は容疑が晴れたと思っているのか、余裕な態度で柚木と接します。

柚木「2人の男を殺した女の顔を、改めて見たくなりました」
楓「こーんな顔よ」
柚木「北見永士さんの解剖の様子について知りたがっていましたね。詳しく教えましょうか?」
楓「本当は悔しいくせに。私のために真相を暴くって言った時のあなた、笑っちゃうぐらい真剣だったから楽しみにしてたの。でも、残念。私の勝ち」
柚木「あなたの勝ちじゃありません。あなたを守った人間たちの勝ちです。次に誰かを殺す時はもう少し、自分の頭を使ってください」
楓「あなたの事、気に入った。おじさんだけど、永士とは違った魅力がある」
柚木「あなたの事を教えてください」
楓「私の何を?」
柚木「全部です」

楓はなぜか柚木のことが気に入ってるのか、バカにするのに面白いのか、柚木と会話をします。それどころか、柚木が「あなたの事を教えてください」とお願いすると、自宅にまで連れて行きます。

どうしてそうなるのかわかりませんが、女子大生がオッサンを家に上げて得意げに語ります。

なぜ永士を殺したのか?と問われ「彼、華やかな舞台で死にたいっていつも言ってたの。望みどおりになって満足そうな顔してた?」と答えます。

知りたいのはそういうことじゃないと、柚木でなくても思います。しかし、楓的にはきっと“永士がそういう状況で、死にたがっていたから殺した”なのでしょう。

すると秘書の佐々岡から電話があり、ぬいぐるみの件で小言を言われてるようです。それに動揺したのか、視線でぬいぐるみのある部屋の扉を見ます。気づいた柚木が部屋に入り、置いてあったぬいぐるみを見つけます。

もっと騒いで嫌がったりするのかと思いきや、意外と大人しく部屋の中にいます。何があったとしても隠ぺいされると思っている余裕からなのか?謎です。

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【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】8話のその他気になったこと

  • ストレスからか車の中で暴れる佐々岡
  • 「いい寿司屋がある」と千聖に言う柚木
  • 解剖を見ている佐々岡が伊達をガン見し過ぎ
  • 伊達が真実に同意すると驚く柚木
  • 髙橋とのハイタッチは拳でパンチする千聖
  • 娘の手を握ると即効嫌がられる寂しい藤一郎
  • 永士とは違う魅力があるらしい柚木
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【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】8話のまとめ

千聖も柚木も楓を追い詰めるために模索しますが、次々と潰されてしまいます。“次期総理大臣”という神通力がどこまで通用するのか?楓に頭を下げて父親は「大人しくしててくれ」と頼みます。藤一郎のアキレス腱は楓というわけです。

なぜ楓は永士を殺したのか?痴情のもつれというのが一番有力な気がしますが、次回最終回で動機の解明もして欲しいものです。

次回予告を見る限り、景は伊達に妹のことを持ち出され取引に応じてしまいそうです。だとしたら、証拠がもうないのでどうするのか?柚木自身の身をもって、楓の犯罪を立証しそうな雰囲気でした。最終回は時間拡大で放送するようです、楽しみに次回も視聴したいと思います。

今回のいいセリフ

私は何千もの遺体を見てきましたが、殺された人間たちの無念の顔は、絶対に忘れる事はありません。

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