【サギデカ】3話ネタバレ感想|今宮夏蓮の過去と廻谷の秘密

2019夏ドラマ
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【サギデカ】第3話「掌中の娘」は時々フラッシュバックしていた夏蓮の過去がわかります。そして首魁の存在と繋がっている相手が誰かということもわかる回でした。

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【サギデカ】3話のあらすじ

加地(高杉真宙)は番頭(長塚圭史)の指示で、店長(玉置玲央)とともに大金を遠方へ運ぶことになる。そこは加地の故郷だった。一方、お年寄りから言葉巧みにキャッシュカードを奪い取る、亜佐美(古川琴音)という若い詐欺師が逮捕される。彼女が組織的な犯罪ではなく、両親と家族三人、生活費を稼ぐための詐欺だったことを知った今宮(木村文乃)は、なぜか気分が悪くなってしまう。そんな折、手塚(遠藤憲一)がある理由で、しのぶ(香川京子)の焼き鳥店を訪れる…

公式HPより
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【サギデカ】3話のネタバレ

  • 加地といつもの場所で密会していた夏蓮が取引はやめると言う。加地が一本でもアポ電をかけたら、警察が犯罪を教唆したことになるからだという。それに、何のしがらみもない加地なら、詐欺をやめることもできるだろうといって別れる。
  • その頃、所轄が張り込んでいた家に銀行協会を名乗る女が現れた。逮捕しようとすると車をぶつけて事故を起こす。その車の中には両親も乗っていた。
  • 調べてみると車の中で一家が生活をしていたことがわかった。取調べをする夏蓮が親に言われてやっていたのかと聞くと、亜佐美は過去に虐待を受けていたが、両親は今は自分の言いなりだからという。復讐のためかと問う夏蓮に亜佐美は「あなたがいてくれてよかった」と、両親に言わせたかったと言う。その話を聞いていた夏蓮は不意に泣き出してしまう。
  • 手塚は北原からしばらく夏蓮を捜査から外すよう指示される。そのことを聞いた夏蓮は猛反発するが、祖母のしのぶがケガをしたと聞き、結果的に外れることになる。
  • しのぶが店を開ける手伝いをしていた夏蓮は、自分の両親の話を不意にする。だが、しのぶは話したがらない。ちょうどそこに廻谷が来たのを見て、連れ出してくれと言い夏蓮は廻谷とツーリングに向かう。
  • 学生時代のあだ名は“グリちゃん”だったと、フラれた話などをして談笑する夏蓮と廻谷。戻ろうとバイクに向かった先で、電話ボックスが目に入った夏蓮は子供の時のことを思い出す。そして図書館へ向かい両親が死んだと思われる事故を探す。
  • “金奪い逃走中 橋から転落 夫婦ともに死亡”と書かれた記事を読む夏蓮。自分の両親は犯罪者であること、そして自分も協力をしていたことを知って愕然とする。
  • しのぶに記事のコピーを見せた夏蓮は「ごめんね」と謝る。しのぶは「あなたが謝ることではない」と言って慰めた
  • 捜査に戻った夏蓮の元にアポ電強盗の一報が入る。現場は血溜まりが床に出来ていて、被害者は意識不明の重体だという。憤る夏蓮へさらなる情報が入り、加地のところの店長が関わっている可能性があるという。
  • 加地を任意で呼び出す夏蓮、取調べで店長の行方を問う。以前とは違う強引な取調べに加地は驚き理由をたずねる。すると夏蓮は自分は犯罪者の娘だ、両親のことを思うと犯罪をする側の気持ちを考えてしまう。でもそれは警察では許されない、だからこうするしかないという。だが、加地は口を割らずに店長の行方は教えなかった。
  • 加地に店長から電話がかかってくる。「やるつもりなかったんだ、殺しなんか」と事件に関与していたことを告げる。切羽詰まっている店長の声を聞いて心配になった加地は、迎えに行くといって夜の海へ向かう。
  • 携帯を鳴らしても出ない店長に不安になる加地、そこに落ちていたスマホは店長のものだった。海に店長は全裸で浮かんでいた。
  • 番頭が首魁に振り込めはそろそろ限界が来ると伝え、首魁が電話をかけた先は廻谷だった。
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【サギデカ】3話の感想

今回は事件そのものの内容よりも、夏蓮の過去を解明する話がメインになります。時々フラッシュバックして苦しむ夏蓮の姿が、今までも何度か出てきました。その理由もですが、過去がどういったものだったのかということもわかります。

このドラマは本当に考えさせるドラマでして、犯罪者は悪とただレッテルを貼って逮捕して終わりというドラマではありません。なぜ悪事に手を染めたのか?そういったことまで追求し、そんな人たちに夏蓮は寄り添います。

二課という関係上、金銭がらみの話が多いので、純粋に欲望のために悪事に手を染める者もいれば、生活に困窮したり、存在価値を確かめるために手を染める人もいます。犯罪はもちろん犯罪です。ですが、原因を知らないことには改善もできないので、犯罪者の話を聞くことは大事だと考えさせられます。

また、首魁の存在がわかり、さらにその上なのか相談役なのか、そんな人物も出てきます。その人物と最後、どうやって終わるのか?今から楽しみです。

今回は夏蓮の過去をメインに、首魁とその先の人物について書きます。ネタバレの詳細となりますので、未見の方はご注意ください。

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今宮夏蓮の過去

時々思い出してはトラウマのように苦しむ夏蓮でしたが、その理由が今回分かります。結論から言いますと夏蓮の両親は共に犯罪者でした。なぜ犯罪に手を染めたのか?目的は“金”でした。

  • 1989年8月に台風で土砂崩れが発生し、工場に被害
  • 工場の借金がどうにもならない状況
  • 夏蓮に電話をかけさせ、両親が示談金を受け取りに向かう詐欺をする
  • 1990年8月8日に長野県上田市で乗用車が橋から転落
  • 乗車していた両親共に死亡
  • 新聞の見出しは“金奪い逃走中 橋から転落 夫婦共に死亡”
  • その後、夏蓮はしのぶの元に預けられる

台風以前から結構火の車っぽいようで、平成に元号が変わったことで印刷の仕事が増えたのか、どうにか立て直せるかもしれないと父が語ります。

台風で工場が被害を受けたのか、借金がどうにもならない状況に陥ります。そこで何やら怪しい仕事に手を出し、その男に持ちかけられたのが、今でいう“振り込め詐欺”です。

詐欺の手口

  1. 雨の中電話ボックスから電話帳見て幼い夏蓮が電話
  2. 「もしもし おばあちゃん? 助けて」と話す
  3. 切られた場合は次にかける
  4. 引っかかった年寄りにはさらに続ける
  5. 「お父さんがね 車で人をひいちゃったの。それで警察に連れていかれちゃったの」と話す
  6. 父が弁護士を名乗って電話を代わる
  7. 話がつくと金を取りに父と母で向かう

この時代にこんなことを、しかも子供を使ってやっていました。2人が金を受け取りに行くとき、夏蓮は自宅で留守番です。その後、父と母は事故にあって戻ってきませんでした。どうやら逃走中の事故らしく、さらにこの1回だけの犯罪でもなさそうな雰囲気でした。

大きな話題になったのか、祖母の家にマスコミがやってきて「あなたの息子は、幼い我が子に犯罪の手伝いをさせたんですよね?」と言われます。祖母はただ謝るしかなく、死んだのは天罰だと思うと答えます。

夏蓮は自責の念に駆られ、自分がウソの電話をかけたから両親が死んだと祖母に謝ります。祖母は責めることはなく、もう忘れなさい、思い出さなくていいと言います。

夏蓮は自分で自分の記憶をそうして封じていたのです。それが今回やっと向き合って調べ、全て思い出します。その後の夏蓮は犯罪者の娘でありながら、警察官であるジレンマでおかしくなります。

任意で加地を取り調べする時のことです。

私ね、犯罪者の娘なのよ。その犯罪者だった両親を死なせてる。それから、ずっと無意識のうちに私は犯罪というものに興味を持ってて、だから警察官になった。
両親のことを考えると、罪を犯す者にも道理があるって思ってしまいたくなる。だけど、警察官は罪は絶対的に憎まなければいけない。犯罪者に道理なんかない!絶対に許されない!

そんな話を突然されて加地も驚きます。感情的な夏蓮に向かい加地はこう言います。「僕も死なせてますよ。弟を」と。そして店長の居場所について言いませんでした。夏蓮もこれ以上、追求できませんでした。

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首魁と廻谷の関係は?

前回終わりに田中泯さん演じる謎の人物が出てきます。今回もまた出てきたのですが、エンディングで“首魁”の男としてキャスティングされていることがわかりました。そして、首魁が電話をしていた相手は廻谷でした。

そこでどういう関係なのか、現在わかっていることから推察してみます。

  • 次回予告を見ると、首魁が廻谷に「振り込め詐欺に代わる新しい詐欺を考えて欲しい」と言います。ブレーン的な関わりなのか?
  • 次回のあらすじで“新薬承認の折衝に行きづまった廻谷は、とある人物にひそかに会いに行く…”のとある人物が首魁だとしたら、首魁が上との仲介役なのか?
  • 廻谷は治験をするために金銭が必要なので、首魁に詐欺の方法を教えて、金をもらっているのか?

いずれにしても廻谷は犯罪者の可能性が高くなってきました。しかし、夏蓮と出会ったのは偶然だったのか?それとも探りを入れているのか?ここら辺も謎です。

最終的に廻谷も逮捕するのか、最終回の終わり方が気になります。

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【サギデカ】3話のその他気になったこと

  • 涙もろい理由は“加齢”
  • 静岡に向かう車の場違い感
  • 店長のポールダンスが凄い
  • 捕まえた泥棒と抱き合って泣いてたことがある手塚
  • 廻谷のあだ名は“グリちゃん”
  • 雰囲気がダサいと言われる廻谷
  • 初対面の人に大体スルーされる廻谷
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【サギデカ】3話のまとめ

夏蓮の過去がわかり犯罪者にも寄り添う理由は、両親のことを思うと理解できるからでした。犯罪に引かれるから警察官になったという夏蓮、犯罪者を見ることができるからなのか、悪いことをしないようになのか、ちょっと変わった理由で志望しました。

振り込め詐欺がとうとう押し込み強盗のようになり、いよいよこの詐欺の手法も終わりが近づきます。新たな手口を模索するために首魁が相談するのは、なんと廻谷という展開になります。廻谷はなんのために首魁と通じているのか?その関係性は次回少し分かりそうです。

最終回に廻谷は逮捕されるのか?加地も逮捕されるのか?サギデカの次回も楽しみに視聴したいと思います。

今回のいいセリフ

孤独なのは、悪いことじゃない。

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