NHK総合で土曜21時から全5回で放送される【サギデカ】の登場人物とキャストです。木村文乃さんが主演の特殊詐欺捜査を専門とする刑事ドラマとなっています。各回のゲストも合わせてご紹介します。
【サギデカ】の基本情報
- 放送局：NHK総合 毎週土曜21時
- 放送開始日：2019年8月31日(土)21時～21時49分（全5回）
- 再放送：NHK総合 毎週木曜0時55分
- 放送枠：土曜ドラマ
- 脚本：安達奈緒子
- 音楽：谷口尚久
- 制作統括：須崎岳（NHKエンタープライズ）、高橋練（NHK）
- 演出：西谷真一、村橋直樹（以上NHKエンタープライズ）
- 公式HP：https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/sagideka/index.html
【サギデカ】のあらすじ
捜査二課・知能犯担当の今宮(木村文乃)はがむしゃらかつ綿密な捜査を重ね、バイクを駆って犯人をどこまでも追い詰めていくような女性刑事。その内偵が功を奏し、同僚の森安(眞島秀和)らは振込め詐欺のアジトに突入、実行犯“かけ子”達の逮捕に成功する。しかし彼らも組織の末端に過ぎず、大金を手にする上層部の事を何も知らない。係長の手塚(遠藤憲一)は今宮に、かけ子の加地(高杉真宙)を釈放して泳がせる事を提案。彼が上と接触するのを狙う“突き上げ捜査”だ。それは今宮と加地の長い駆け引きの始まりだった…
公式HPより
そんな折、今宮の祖母・しのぶ(香川京子)が切り盛りする店に、著名な起業家・廻谷（青木崇高）が通うようになる。まるで境遇の違う今宮と廻谷だが不思議と意気投合し、お互いにとって憩いのひと時となるのだった。
「地面師詐欺」「投資詐欺」―― 今日的な事案にも向き合いながら、振り込め詐欺捜査に突き進む今宮だが、やがてさまざまなジレンマに直面する。「僕らは経済的強者である老人から金を獲り、社会に役立てている」と主張する加地。被害に遭うばかりでなく、時に共犯者に祭り上げられてしまう老人たち。目の前の被害を食い止めるか、泳がせて上を狙うか、究極の決断を迫られる刑事たち。それでも今宮と仲間たちは捜査手法を駆使し、狡猾(こうかつ)に逃げる詐欺グループの全貌を徐々に掴んでいく。そして今宮には、何としても首魁(しゅかい)を挙げたいと思う、もうひとつの理由があった。
『どうせ捕まえられない』とか、思ってんじゃねぇぞ―
【サギデカ】の主演は木村文乃さん
今宮夏蓮（演：木村文乃・幼少時：石川雅）
登場人物 今宮夏蓮（いまみや かれん）
特殊詐欺捜査を専門とする警部補。「振り込め詐欺犯は必ず捕まえる」という強い意思を持ち、がむしゃらかつ綿密な捜査で犯罪者たちに肉薄してゆく。最近ちょっと涙もろくて困っている。趣味はバイク。
キャスト 木村文乃（きむら あやの）
- 1987年10月19日生まれ
- 主な出演作品は『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II』(2018年TBS)『殺人分析班シリーズ』(2015年,2016年WOWOW)など
- NHKのドラマは初主演で『精霊の守り人 最終章』以来2年ぶり
- 刑事役は『殺人分析班シリーズ』で演じていて、新シリーズ『蝶の力学 殺人分析班』が11月から放送予定
コメント
刑事の役はこれまで何度か経験させて頂きましたが、今回は捜査二課、それも無意識下で背負わされた闇を抱えながらも、被害者、加害者どちらにも寄り添う事を選ぶ情の厚さのある主人公です。頼れるようで危なっかしいアンバランスさを、監督、スタッフそして頼もしく分厚いキャスト、さらに身に余る豪華ゲストの皆さんと作り上げ、視聴者の皆さんに楽しんでいただける作品に出来るよう邁進します。
公式HPより
【サギデカ】の登場人物とキャスト（警視庁捜査二課・南新宿分室）
森安真悟（眞島秀和）
警部補。勤勉で優秀、そしてイケメン。今宮に「あなたに人の気持ちは分からない」と言われたことがある。
戸山祐貴（清水尋也）
巡査長。所轄署から警視庁に上がったばかりの若手。頼りなさげだが、ひょうひょうと仕事をこなしてゆく。
向井有紗（足立梨花）
巡査部長。子育て中のためデスクワークが中心だが、情報収集やデータ分析で手腕を発揮する。
手塚賢三（遠藤憲一）
係長・警部。今宮たちを束ね、振り込め詐欺捜査の指揮を執る。加地を釈放して上層部と接触しないか探る「突き上げ捜査」を提案する。
北原宗一郎（鶴見辰吾）
管理官・警視。捜査に時間と予算がかかる事に若干頭を悩ませており、「突き上げ捜査」に乗り気でない。
【サギデカ】の登場人物とキャスト（振り込め詐欺グループ）
加地颯人（高杉真宙）
実行犯「かけ子」。不幸な境遇で育ち、社会でのし上がろうと詐欺に手を染めた。逮捕後も自らの正当性を主張するが、やがて今宮との間に奇妙な信頼関係が生まれてゆく。
“店長”の男（玉置玲央）
詐欺アジトのリーダー。加地をはじめ、普通の若者たちを精鋭部隊として鍛え上げる。
“番頭”の男（長塚圭史）
アジトを幾つも束ね、組織を実質的に取り仕切っている。冷徹な人物。
“首魁”の男（田中泯）
今宮たちが最終目標として狙う人物。どこの誰なのか皆目見当がつかない。
【サギデカ】の登場人物とキャスト（今宮の家族・友人）
今宮しのぶ（香川京子）
今宮夏蓮の祖母。幼い夏蓮を引き取り、女手ひとつで育てて来た。焼き鳥屋を経営。
廻谷誠（青木崇高）
著名なベンチャー起業家で、新薬の開発に打ち込んでいる。バイクを通じて今宮と知り合い、不思議と意気投合する。
【サギデカ】の各回の登場人物とゲスト
第1回
- 三島悦子（泉ピン子）
主婦。かつて振り込め詐欺に騙されたことがある。 - 三島和敏（金山一彦）
悦子の息子。再び詐欺に遭った母を責める。 - 静岡県山内市在住の元バンドマン（藤岡正明）
今宮夏蓮が捜査で訪ねた。劇中の『夜中の逃走』も歌唱している。
第2回
- 北村徳治（伊東四朗）
元・高校教師。 - 原田明美（筒井真理子）
北村の教え子。 - 北村の娘・志津子（広岡由里子）
- 松澤亮治（山内圭哉）
「シェイドツリー」代表 - 老紳士（津嘉山正種）
喫茶店で老人たちにシェイドツリー社への投資を熱心に勧める。
第3回
- 福田亜佐美（古川琴音）
クレジットカード詐欺師。 - 夏蓮の父（比留間由哲）
母と一緒に事故で亡くなっている - 夏蓮の母（佐藤夕美子）
父と一緒に事故で亡くなっている - 医師（塩野谷正幸）
夏蓮が相談しにいった医者 - 亜佐美の父（牧トオル）
亜佐美が子供のころ虐待していた - 亜佐美の母（冨樫真）
亜佐美と夫と一緒に車内に住んでる
【サギデカ】の原作と脚本
【サギデカ】は原作はなく、安達奈緒子さん脚本のオリジナルドラマです。『劇場版コード・ブルー』『透明なゆりかご』『きのう何食べた？』など、ヒット作品を多数手掛けている脚本家となります。
安達奈緒子
経歴
- 早稲田大学で演劇研究会に所属
- 日本脚本家連盟ライターズスクール68期を修了
- 2003年『僕らの未来に子供たちはイエスと言うか』で第15回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞
- 2004年フジテレビのスペシャルドラマ『冬空に月は輝く』で脚本デビュー
- 2011年フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』の脚本担当全10話を執筆
- 2012年フジテレビ月9枠で『リッチマン、プアウーマン』の全11話脚本を担当
主な脚本作品
- コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season（2017年7月 – 9月、フジテレビ）
- 劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-（2018年）
- 透明なゆりかご（2018年7月20日 – 9月21日、NHK総合）
- きのう何食べた?（2019年4月6日- 6月29日、テレビ東京）
コメント
このドラマはフィクションです。けれど詐欺によって財産を奪われ、生命をも奪われた人が現実に存在します。罪を償うために青春の一時を奪われ、それでも生きていこうとしている人がいます。その重さを考えると、ドラマという虚構に作り換えるのはとても怖い。一方でこうも考えました。わたしたちが真実を真実のとおりに理解するには複雑過ぎる世の中にあって、虚構はストレートに、起きていることの本質に思いを馳せるスイッチになり得はしないだろうか。
公式HPより
警察関係者の皆さまを初め、詐欺の現状を取材し続けている方々、当事者の方々が力を貸してくださいました。そして撮影現場チームは、虚構ゆえに作品に真実性を持たせるべく総力を挙げて取り組んでくださっています。
お金とは何か、善悪とは何か、なぜ人は人を騙し奪おうとするのか。共に考えていただけたらと思います。木村文乃さんの強い意志のある目は、現実の希望となってくれると信じています。
【サギデカ】の見どころ
特殊詐欺というタイムリーな題材を扱っていることと、『殺人分析班シリーズ』でも共演していた木村文乃さんと青木崇高さんが今作ではどういった感じになるのか？
原作のないオリジナルドラマなので、展開が一切読めません。ヒット作を連発する脚本家の安達さんの書く、刑事ものとはどういう感じなのか？そういったところにも注目が集まります。
また、各回のゲストが現在わかっているだけでも、泉ピン子さんや伊東四郎さんなどが出演します。ゲストとレギュラー陣の絡みも楽しみなドラマとなっています。