【フィクサー3】1話のネタバレと感想|新シーズン開始!今度は誘拐と都知事選

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WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン3】1話のネタバレと感想をまとめています。

東京湾埋立事業に関わる浜潮建設の社長の娘が、誘拐される事件が発生。それと同時に都知事選が始まり、冤罪被害者の渡辺が立候補する。

なぜこの時期に事件が発生したのか?設楽は驚きの手段を取るが……。

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【フィクサー3】1話のあらすじ

都議会のドンと呼ばれる黒羽真二郎(石坂浩二)の40周年記念パーティーの取材を、ジャーナリストの沢村玲子(内田有紀)はしていた。そこには民自党幹事長の須崎一郎(小林薫)もやってきていた。

須崎は黒羽に党が推す予定の都知事選候補者である、政治評論家である川本栄太(徳重聡)を紹介した。遅れてやってきた設楽拳一(唐沢寿明)は、渡辺達哉(町田啓太)を紹介する。

華やかなパーティーの裏側で、今後の都知事選を占う水面下での争いが繰り広げられていた。

やがて、浜潮建設社長の氏原巧巳(加藤雅也)の娘である早紀(大友花恋)が、拉致されてしまう事件が発生する。犯人は動画で埋立事業中止をするよう声明を出した。

そこで設楽は驚きの手段で、事件の早期解決を図ろうとするが……。

2話→

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1話のネタバレ

開幕

ジャーナリストの沢村玲子(内田有紀)は、都議会のドンである黒羽真二郎(石坂浩二)の40周年記念パーティーの取材をする。パーティーには民自党の幹事長である須崎一郎(小林薫)もやってきて、スピーチをした。政財界の著名なメンバーが集まる中、須崎は黒羽に人気の政治評論家である川本栄太(徳重聡)を紹介した。

黒羽自身もスピーチを行い、前都知事の横宮三朗の不祥事に触れ、新たな女性リーダーの出現を示唆するが、詳細な名前は明かさなかった。設楽拳一(唐沢寿明)も遅れてパーティーに参加し、黒羽に挨拶をする。設楽は連れて来た渡辺達哉(町田啓太)を紹介し、黒羽は彼と乾杯した。周囲の人々はこの様子を注視し、状況を探るような目で見ていた。

浜潮建設の社長・氏原巧巳(加藤雅也)の娘である早紀(大友花恋)が、大学の帰りに何者かに拉致されてしまった

始動

設楽の部屋には須崎や玲子が集まり、今後の方針を話し合っていた。設楽は渡辺に政治信条を須崎に教えるよういう。渡辺は人が誤って裁かれることのない社会、風通しのいい社会を目指していると語った。須崎は都知事選で名前を覚えてもらうことの重要性を強調した。玲子の調べでは現在民自党が推薦する川本が最も都知事に近い位置にいるという。

須崎は前都知事の横宮の不祥事の責任を取り、前面に立てない状況だった。代わりに責任者になったのは、副総理が指名した加納弘樹(大倉孝二)デジタル大臣だった。加納は川本の先輩だった。

都議会を支配する黒羽は副議長の四方田正美(高嶋礼子)を推していた。正美は板橋区で熱心な保育士として知られ、黒羽にスカウトされて都議会議員に当選した。特に子育て世代のママから圧倒的な支持を受け、少子化対策の熱弁は有名だった。

民自党の推す川本が黒羽の推す正美に負けると、国が都に負けるということになる。だから民自党は必死で選挙戦を繰り広げるだろう、と設楽たちは予想していた。

なぜ須崎は自分を応援してくれるのかと、渡辺が聞くと何も答えずに笑って須崎はその場を去った。そこで玲子が渡辺に教える。須崎は表向きは党が推薦する川本を支持しているが、裏で渡辺を応援するということは、川本を落選させたいのだと。なぜかは追々分かると設楽は告げた。

適任者

一方、黒羽は四方田とクラブでホステスはべらして飲んでいたが、設楽のことが気にかかって不機嫌だった。設楽は要注意人物だといい、前総理の殿村や前都知事の横宮の件、さらには本郷の最期に立ち会った男だと警戒していた。そんな設楽が紹介してきた渡辺についてよく調べるよう、部下に命じた。

早紀は男に空き家に連れてこられた。小岩井俊(白州迅)という男に、目隠しをとるよう言われ、早紀は大人しく従った。

須崎が去った後、玲子と設楽が今後の計画を渡辺を交えて話す。冤罪に巻き込まれた青年として、動画を配信した後、立候補を名乗り出るのはどうかと玲子は提案する。設楽は賛同するが、民自党に邪魔されないように、味方を引き入れることが必要だと忠告した。そのための適任者がいると設楽は言う。

設楽が行った先は、殿村茂(永島敏行)のところだった。殿村と設楽は海辺で話をしながら、渡辺を候補者にすることを教える。今度の都知事選は、ただでは済まないと思うという殿村に、だからチャンスだと思ったと設楽は不敵に笑った。

声明

【声明】東京湾埋立事業を中止せよというタイトルで動画が配信される。囚われた早紀を映しながら、浜潮建設の社長の娘を誘拐したと犯人は語る。

そして、東京湾埋立事業の中止を19日以内に正式発表しろ。できなければ、浜潮建設社長氏原巧巳の長女・氏原早紀は死ぬという。浜潮建設は極秘裏に埋め立て建設を請け負い、計画を進めていた。東京湾にレジャー施設を作ることは、自然を奪い都民に甚大な不利益をもたらせる。すぐに中止せよとの声明を出した。

警視庁捜査一課では、動画を見ながら事件について話し合っていた。誘拐は事実だし、水面下で確かに埋立事業も進められていたと板倉晃司(小泉孝太郎)は報告する。本当は環境破壊が目的ではなく、金を巡る内部告発の可能性もあると板倉は推理した。中条真(久世星佳)の命令で特殊班と連携し、慎重に関係者に当たることになった。

自身のWEBメディアを開設した玲子は、ネットニュース番組の撮影を開始する。そこで渡辺との対談を配信した。次回は川本に話を聞く予定だ。だが配信が突然切れてしまう。再開すると早紀が誘拐されたという速報を入れた。

設楽と一緒に配信を見ていた渡辺は、都知事選どころじゃなくなるかもしれないと不安視した。設楽はそれを狙っているのかもしれないとつぶやいた。

事件を知った須崎は氏原社長に連絡するよう部下に命じる。一方、黒羽は静観の姿勢を取った。

任命

中条と板倉が浜潮建設に行き、社長と本部長の大貫英一(古田新太)に事情を聞く。社長はどうか娘を助けてほしいとお願いした。大貫が警察には自分が事情を話すといって社長に休むよう促す。社長は部屋を出て行き、裏で須崎と落ち合っていた

実は犯人から接触があったと社長はいい、メールでやりとりをしないかとメッセージが来たという。メールには警察には知らせるなと、知らせたら娘を殺すと書いてあった。埋め立て事業は一旦見送ったほうがいいかという社長だが、須崎は渋る。

須崎は車に戻り、設楽に警察に知らせたほうがいいか迷っていると電話する。設楽は犯人はしたたかだという。なぜなら動画で警察の目を引き付けておきながら、陰で直接社長と連絡をとるような人物だからだ。

須崎が設楽に連絡した理由は、常識ではこの事件は解決できないと思ったからだった。そして設楽なら奇策を提案してくれると思い連絡をした。ぜひお役に立ちたいと設楽は答えるが、その前に優先順位を教えて欲しいという。娘の救出か、埋立事業の推進か、それによる利権かを。須崎の本音を聞いてから考えるという。3つとも手放すわけにはいかないと須崎が即答すると、設楽は笑いながら引き受けるといい、非常識な私に任せてくださいと交渉役を買って出た

敵情視察

母親の響子(斉藤由貴)が渡辺の事務所に差し入れにきた。応援すると言っている議員が16人いると、渡辺は響子に嬉しそうに教えた。それは設楽を通じて殿村が動いてくれた結果だった。「当選したら設楽を見返せる。そうなったら、言えるだろ」と渡辺はいう。響子は任せると言い、「私にとっては何であれただの息子だから、勘違いしないよう頑張って」とエールを送った。すると事務所の前に車が停まり、黒羽が差し入れを寄越して去っていった

その後、黒羽は側近を集めて、裏切らないよう釘を刺す。さらに忠誠を誓うよう強要した。側近たちは恐々として忠誠を誓った。もし四方田以外を推したら、除名処分にしようと思っていたといって黒羽は笑い飛ばした。

渡辺が設楽のもとを訪れ、黒羽が敵情視察にきたと報告する。そこにいた玲子が、黒羽がどういう人物なのか教える。都議会の4割を握っていて、彼に目をつけられた一巻の終わり。民自党にすら牙をむく権力を持っているという。設楽は逆に黒羽に目をつけられたのは、渡辺がそれだけ脅威だと認められたということだといった。

誘拐事件がネックだと玲子は不安視していた。もし解決が長引けば、報道は都知事選よりもそればかりになってしまうからだ。無名の候補の名前が取り上げられる機会が減ってしまうと、玲子は事件の早期解決が渡辺が当選する条件だと考えていた。

設楽は犯人との交渉役を引き受けたと2人に教え、「裏の人間には裏の人間にふさわしい役目がある」と、選挙戦が終わるまでに事件が解決するよう知恵を絞ると約束した。

不信

設楽は浜潮建設に須崎と一緒に行き、社長と大貫と会う。大貫は設楽に任せることに反対するが、社長は任せると答えた。そこで犯人からのメールを見せてもらう。

【娘を誘拐した】
警察を含む第三者に伝えてはならない
警察にしゃべったら、娘を殺す
今後の交渉はこのメールのみで行う

という内容のメールだった。

2人とも本当に犯人に心当たりはないのかと設楽がたずねるが、残念ながらありませんと社長は言い、大貫は無言のままだった。

部屋を出た設楽を追い、大貫は手を引いて欲しいと懇願する。その必死さに設楽は埋立事業について、警察に知られたくないことがあるのではないかと大貫に問う。何も答えない大貫に設楽は、探るつもりはないから安心して欲しいといい、早紀の救出を最優先すると笑って去った。

交渉開始

部屋にやってきた板倉に、社長宛てで犯人からメールが実は来ていたことを設楽は伝える。なぜ刑事の自分に教えるのかと問う板倉に、設楽は板倉は口が堅いし、信念のためなら警視庁を裏切れる人物だからと答えた。

設楽はメールの送信元から犯人の居場所を探って欲しいと頼む。板倉は後輩のサイバー課の人間に頼んでみると答えた。そして、これからメッセージを送るといって画面を見せる。

【氏原早紀 誘拐事件について】
氏原社長の代理でこのメールを送っている。
私は警察ではない。
そして、あなたの考えに賛同している。
K

という内容だった。メールを見た板倉は、何も要求せず、まず相手の信頼を得る。特殊班も顔負けだと舌を巻いた。

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1話の結末

小岩井がゲームをしてると、設楽からのメッセージが届く。早紀があなたは何者なのかきくと、「悪く思うな、お前をこんな目にあわあせたのは国なんだよ」と小岩井は答えた。小岩井はすぐに『こっちの要求はひとつだ 埋立事業を中止しろ』と返す。

設楽は『都知事選が始まるタイミングで事件を起こしたのは、何か目的があるのか?』と送る。すると『答える必要はない 氏原早紀を助けたければ中止を発表しろ』と送られてきた。設楽は『早紀さんには何の罪もない。私にアイデアがある。聞いてみないか?』と送った。

その頃、四方田が都知事選の出馬表明をし、川本も出馬表明をした。渡辺も出馬表明をすると駅前で街頭演説を始めた。

さらに設楽は『人質を交換しないか?きっと納得してもらえる身代わりを提案する』と送った。

2話→

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【フィクサー3】1話のまとめと感想

浜潮建設の社長娘が誘拐され、都知事選が始まりました。

新シーズンは誘拐事件が起き、それと同時に都知事選に渡辺が出馬します。事件を解決するため、設楽は交渉役を買って出ます。もちろん、善意の行動ではなく、渡辺を選挙で勝たすために事件を早く片付ける目的です。

新たな登場人物として、都議会のドンである黒羽が本郷的立場になりそうです。さらに浜潮建設の本部長である大貫が、いかにも怪しい動きをします。新シーズンも相変わらずキャスティングがいいです。

誘拐犯の小岩井は何のために行ったのか?単独犯とも思えず、黒幕がいそうな予感がします。そして設楽は人質の交換要員として、恐らく自分の息子である渡辺を差し出しそうな雰囲気です。

もし渡辺が生きて帰ってきたとしたら、都知事に当選することは確実でしょう。命を賭けた都知事選になりそうです。

2話→

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