『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2』第7話では、警察官が銃撃される事件を追う中、SSBCの小山田勝也が突然姿を消します。
捜査の結果、小山田は警察に恨みを持つ男に誘拐され、監禁されていることが判明。普段は防犯カメラやデジタル情報から犯人を追うSSBCが、今回は仲間の行方を追うことになります。
この記事では、小山田がなぜ誘拐されたのか、SSBCがどうやって居場所を突き止めたのかを整理しながら、いつもとは少し毛色の違った第7話を振り返ります。
3行まとめ
- 警察官・永原が銃撃され、その捜査中にSSBCの小山田が矢作圭一に誘拐される
- 小山田は架空の仮想通貨名やイヤホンを使い、自分の居場所につながるヒントを残した
- SSBCは監禁場所を突き止めて小山田を救出し、逃走した矢作も確保した
『大追跡 Season2』の各話のあらすじや犯人、デジタル捜査、ゲスト出演者については、全話まとめ記事で随時更新しています。
→【大追跡 Season2】全話あらすじ・ネタバレまとめ|犯人・動機・デジタル捜査一覧
第7話「消えた相棒」のあらすじ
警察官の永原貴則が何者かに襲われ、拳銃で撃たれる事件が発生。
SSBC強行犯係も捜査に加わりますが、その途中で小山田勝也が突然行方不明に。小山田はドライブレコーダーを確認しようとした際に犯人と接触し、そのまま連れ去られた。
犯人は、かつて警察学校を退校させられた矢作圭一。警察への恨みから同期の永原を襲撃し、小山田を監禁して1億円を要求する。
小山田は「スローチェイン」という架空の仮想通貨名や、城から借りていたイヤホンを利用してSSBCへ手掛かりを残す。
さらに、犯人からの電話に入っていたドローンの飛行音から、奥多摩にある空き家が監禁場所だと判明。青柳たちは小山田を救出した。
逃走した矢作も、小山田がポケットへ忍ばせたイヤホンの位置情報から甲府市にいることが分かり、その後確保された。
小山田はなぜ誘拐されたのか
警察官が銃撃される事件が発生
事件の始まりは、雪が谷台交番勤務の警察官・永原貴則が何者かに襲われたことでした。
永原はアンダーパスで胸を撃たれ、現場の壁には血文字で「I am 警殺官」と残されていました。
犯人が警察に強い敵意を持っている可能性が浮上し、SSBC強行犯係も防犯カメラ映像の解析に加わります。
小山田はドラレコ確認中に犯人と遭遇
小山田と城は手分けして、事件現場周辺の防犯カメラやドライブレコーダーを調べていました。
小山田は駐車されていた車のドライブレコーダーを確認しようとしますが、そこへ男が現れ、スタンガンで襲われてしまいます。
その後、小山田と連絡が取れなくなり、伊垣たちは事件に巻き込まれた可能性を疑い始めました。
犯人は警察を逆恨みしていた
意識を取り戻した永原の証言から、犯人が矢作圭一だと判明します。
矢作は2014年に警視庁へ採用され、永原と同じ警察学校へ入校しましたが、成績不振によってその年の9月に退校させられていました。
一方、同期の永原は成績優秀でした。
ドラマでは矢作の過去について詳しく描かれませんでしたが、警察への恨みと永原への逆恨みが犯行につながったと考えられます。
小山田の誘拐も、警察そのものを標的にした犯行の延長でした。
小山田はどうやってSSBCに居場所を知らせたのか
城のイヤホンを監禁中も持っていた
小山田が行方不明になったあと、SSBCは防犯カメラ映像から連れ去りに使われた車を追跡します。
しかし車は盗難車で、その後の足取りもなかなかつかめません。
そこで城が思い出したのが、小山田に貸していたワイヤレスイヤホンでした。
位置情報を確認すると青梅付近にあることが判明。そこから更新は止まっていましたが、小山田が連れ去られた方向を絞り込む手掛かりになります。
「スローチェイン」という存在しない仮想通貨を伝える
監禁された小山田は、矢作が身代金として仮想通貨を要求していることを利用します。
以前、捜査二課にいた経験があるとして、確実な仮想通貨を教えると矢作に伝えた名前が「スローチェイン」でした。
しかし、そんな仮想通貨は実在しません。
「スローチェイン」は事件の前に城が小山田へ話していたバンド名です。
矢作が警察側へその名前を伝えたことで、城は小山田からのメッセージだと気づきます。
直接連絡できない状況で、小山田は城にしか分からない言葉を使い、自分がまだ生きていることを知らせたのです。
電話の音声からドローンの飛行音を発見
矢作からかかってきた電話の音声を解析すると、背後からドローンの飛行音が聞こえていることが分かりました。
そこで警察は、周辺で飛行していたドローンを調査します。
農薬散布用や撮影用などを調べた結果、観光PRの撮影でドローンが飛ばされていた場所が浮上しました。
ドローン映像から奥多摩の監禁場所を特定
伊垣たちが観光PR用のドローン映像を確認すると、小山田を連れ去った盗難車と同じ車が映っていました。
これによって奥多摩方面へ運ばれたことが分かり、警察はかつて矢作の祖母が住んでいた空き家を発見。
中には監禁され、負傷した小山田がいました。
青柳たちが矢作を確保
小山田は救出されましたが、矢作は警察が近づいていることに気づいて逃走していました。
しかし小山田は、揉み合いになった際に城から借りていたイヤホンを矢作のポケットへ忍ばせています。
その後、イヤホンの位置情報が再び接続され、矢作が山梨県甲府市にいることが判明。青柳たちはその情報をもとに追跡し、矢作を確保しました。
小山田を探すために使われたイヤホンが、最後には犯人を追うための発信機代わりになったのです。
コラム|今回はなぜいつもの『大追跡』と違って見えたのか
普段はモニター越しに犯人を追うSSBC
『大追跡』では、防犯カメラやデジタル情報を使い、SSBCが離れた場所から犯人の足取りを追っていく展開が基本になっています。
現場を走り回る捜査一課に対して、SSBCは映像やデータを分析し、犯人の居場所につながる情報を見つけ出す側です。
ところが第7話では、その構図が途中から逆転しました。
今回は捜査員自身が誘拐された
警察官・永原の銃撃事件を捜査していたはずが、途中から小山田自身が事件の当事者になります。
普段は事件を外側から追っているSSBCが仲間を救出する側に回ったことで、今回はいつもより救出劇の色が強くなりました。
前回の第6話でも仁科の婚活相手が未解決事件の捜査線上に浮かんでおり、Season2後半はSSBCメンバー自身が事件に巻き込まれる展開が続いています。
防犯カメラを探す側だった小山田が「探される側」になる
事件現場周辺のドライブレコーダーを探していた小山田が連れ去られ、今度は仲間たちが防犯カメラや位置情報を使って小山田を探す。
この立場の逆転が、第7話をいつもと違って見せた大きな理由でしょう。
しかも小山田は、ただ救助を待っていたわけではありません。
「スローチェイン」やイヤホンを利用し、監禁された側からも手掛かりを残していました。
それでも展開は相変わらずかなり強引
ただし、事件の見せ方が変わっても、『大追跡』らしい強引さまで変わったわけではありません。
最初に捕まえた加瀬沢を犯人と決めつけかけたり、八重樫が突然「犯罪者は北に逃げる」と言い出したり、小山田のイヤホンを城が思い出したことで捜査が一気に進んだりと、今回もかなり力技です。
さらに、犯人からの電話に偶然ドローンの音が入り、その飛行情報を調べたところ、撮影映像に盗難車まで映っていました。
仲間が誘拐されるという緊迫した題材でいつもとは違う雰囲気を出しながら、捜査の進み方はしっかりいつもの『大追跡』。
異色回でありながら、妙にこのドラマらしい第7話でした。
まとめ|SSBCが仲間を追跡する異色の第7話
第7話は、普段は犯人を追うSSBCの小山田が誘拐され、仲間たちがその行方を追うという、これまでとは少し毛色の違う回でした。
小山田自身もただ救助を待つのではなく、監禁された側から手掛かりを残していたのが今回ならではのポイントです。
一方で、八重樫の謎理論や、一気に監禁場所へ近づいていく捜査など、展開の強引さは相変わらず。
前回の仁科に続いて今回は小山田が事件の当事者となりました。次回以降もSSBCのメンバーが事件に巻き込まれていくのか、気になるところです。
