2月29日に放送された【アリバイ崩し承ります】5話「ダウンロードのアリバイ」のネタバレと感想とロケ地をまとめました。
三ヶ月前に殺害された被害者の家から、新たに白骨遺体が発見される。三か月前の事件の犯人は捕まらないままの、未解決事件のアリバイを崩すことができるのか?時乃と大学生の頭脳対決が始まる。
【アリバイ崩し承ります】5話のあらすじ
身元不明の白骨化した遺体が、ある一軒家の庭から発見された。そこは、3ヶ月前に殺害され、その事件の犯人がいまだに見つかっていない未解決事件が起こった場所だった。那野県警捜査一課係長・牧村匠(勝村政信)が担当している、因縁の事件だ。
公式HPから
牧村は、さっそく管理官・察時美幸(安田顕)と刑事・渡海雄馬(成田凌)と現場へ。検視官の樋口秀人(柄本時生)の調べで、掘り起こされた穴から、死後十数年が経過した遺体とともに『和田』と刺繍された洋服の切れ端が出てきた。
その後、捜査線上に、白骨遺体の息子で天才大学生・和田英介(板垣瑞生)が挙がる。動機は、亡き父親の復讐。しかし和田には、3ヶ月前の事件当日、脆弱だけど決して崩せないアリバイがあった…!
一方、手柄を立てて警察庁に返り咲きたい察時は、今回も時計店の店主でアリバイ崩しの名人・美谷時乃(浜辺美波)に、和田のアリバイ崩しを依頼する。
はたして時乃は、脆弱なアリバイを崩し、未解決事件の真相に迫ることができるのか…!?
【アリバイ崩し承ります】5話のネタバレ
富岡真司殺害犯
和田英介
動機
13年前に行方不明になった父が会社の金を使い込んだというが、和田は富岡が殺害して濡れ衣を着せたに違いないと思っていた。そこで富岡の家に行き拘束して鈍器で殴って殺害。父親の復讐を果たした。
アリバイ崩し後の真相
和田が古川を自宅にあげたのは11月20日ではなく、11月19日だったに違いないと時乃は推理する。
古川と19日に遊んでいた和田は、ダウンロードを日付が変わってすぐの0時頃にダウンロードした。日付が変わればダウンロードすることが可能だった。
元々和田は部屋の時計を15分ほど遅らせておき、ゲームに夢中になっていたため時計が遅れていることに気づかなかった。もし、古川が時計が遅れていることに気づいたら、その後の犯行を取りやめて別の日にすればよかった。
だが、古川は時計が遅れていることに気づかなかったので、犯行を実行する。日付が変わってすぐにダウンロードし、古川に聴かせることで本当にダウンロードしたと印象付けた。その時、スマホの時計も遅らせていた。こうして古川は23時46分にダウンロードしたと思い込んだ。
何ヶ月もたったことで古川の記憶が曖昧となり、ましてや毎週のように遊びに行っていたため、11月20日に行ったのか11月19日に行ったのか分からなくなっていた。
しかし、古川は曲をダウンロードしたことを覚えていた。曲は11月20日だけ配信された曲なので、古川は20日に遊びに行ったと思い違いをする。
時計を15分遅らせることで、古川の記憶の中の日付を1日ずらすことに成功したのだった。
その後、ダウンロードをもう一度11月20日の午後11時46分にした。一度は古川の目の前で、もう一回はアリバイ作りのために。
日記に挟まっていたレシートも同じで、19日に購入した時刻と同じ時刻に同じものをもう一度買った。その後、和田は富岡を殺害しに自宅に行った。
死亡推定時刻が20日夜と特定してもらうため、殺害後すぐに匿名で110番通報をした。あとは古川の記憶が曖昧になるのを待つだけだった。
和田は父親の遺体がいつか富岡の庭から発見され、その時自分が捜査線上に上がるのを分かっていた。だが、それはすぐではない、時間の経過により証人の記憶が曖昧になるのを利用したアリバイトリックだった。
すぐに復讐を実行しなかったのは、もし自分が捕まれば母親が悲しむと思ったからだった。しかし、母親が亡くなったことで復讐を止めるものはなくなってしまったので実行した。
ネタバレまとめ
- 古川を家に上げたのは11月19日
- ダウンロードは2回していた
- 15分時計を遅らせて古川の記憶を1日ずらさせた
- 記憶が曖昧になるのを利用したアリバイトリック
【アリバイ崩し承ります】5話の感想
今回の犯人は序盤ですぐ分かります。ただ、アリバイをどうやったら崩せるかということが一番のネックでした。人の記憶の曖昧さを利用したアリバイ作りというのが面白かったです。また、せっかく時計屋の時乃が出てきてるのに、時計を使ったトリックがないなと思っていたら、今回は時計を使ったトリックだったので良かったです。
どう見ても米津玄師っぽいビジュアルの明城徹郎の歌が、察時の心に刺さるのかと思えばやっぱりズルを隠したままにするようです。牧村の事件を最初は横取りしようとしたり、みんなが歌っていると怒鳴ったりと結構嫌な男です。ちょっとバカっぽいしチャラいけど、もはやジュニアのほうがいい人のような気がします。
【アリバイ崩し承ります】5話のアリバイ
今回のアリバイは人の記憶が時間がたつにつれ、曖昧になるという部分を利用したものでした。時系列を比較してみます。
死亡推定時刻:11月20日21時頃
最初の時系列
- 11月20日
AM10:00-PM4:00大学で講義を受ける - PM5:00頃学食で古川と食事
- PM6:43コンビニで買い物
- PM7:00古川と一緒に帰宅してゲーム
- PM11:46曲をダウンロード
- AM0:00前古川帰宅
実際の時系列
- 11月19日
AM10:00-PM4:00大学で講義を受ける - PM5:00頃学食で古川と食事
- PM6:43コンビニで買い物
- PM7:00古川と一緒に帰宅
- 11月20日
AM0:01曲をダウンロード - AM0:15前古川帰宅
- PM6:43コンビニで買い物
- PM9:00富岡を殺害
- PM9:10110番通報
- PM11:462回目の曲をダウンロード
【アリバイ崩し承ります】5話のロケ地
分かったところを記載しています。
相模女子大学
和田の通う大学
【アリバイ崩し承ります】5話のその他気になったこと
- 桃の節句が祝日じゃないことに文句言う鑑識
- お内裏様はジュニアのこと
- みんなで歌っていたら下手くそと怒る察時
- インターポール配信とかネットに疎い察時
- 入浴中に電話をしては興奮するジュニア
- 牧村も一緒に食事と言われガッカリするジュニア
- 時乃は音楽の専門家設定
【アリバイ崩し承ります】5話のまとめ
アリバイのトリックといえばちゃんとトリックなのですが、このトリックを成立させるには“時間”が必要だったというオチでした。
見るからに米津玄師っぽい風体の歌手の明城徹郎の曲は、ドラマ内でも何度もかかります。みんなに人気のようで度々「ズルをするのはやめにしよう」と入ってきます。時乃にアリバイ崩しを頼む=ズルなわけですから、察時の心にチクチクと突き刺さります。しまいには犯人にまでズルをしていると見破られます。
犯人は殺害したことに後悔はないが、唯一の親友を騙したことに後悔していると言います。察時は事件を解決しても、称えられはしても署内に慕ってくれる人はいません。何が一番大切なのか?考えさせられる回でもありました。
時乃も言うように公にしてやればいいのでは?と思いますが、察時はやはり隠しておきたいようです。いつか明るみに出たらそれこそ大変なことになりそうな気がします。今回の話では察時が結構嫌な男な回でした。
Abema TVでオリジナルストーリーを配信することが決定しました。時乃の幼少期・中学生時代を描いたものです。番組終了後の3月7日(土)24時5分からと3月14日(土)24時5分から全2話で配信されます。
次回は3月7日23時15分から放送予定です。