【ゼイチョー】9話のネタバレと感想|相楽副市長が市にやってきた理由が判明

2023秋ドラマ
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【ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~】9話「地元を守る父娘と公務員の反撃!」のネタバレと感想をまとめています。

徴税禁止リストにのっているはずの会社がなぜか外れていて、饗庭たちはその会社を捜索しようとするが、みゆきの市商店街の人たちに反対されてしまう。市民の気持ちを優先するか、徴税吏員の仕事を優先するか、饗庭たちが出した答えは……?

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【ゼイチョー】9話のあらすじ

徴税禁止リストの存在が携わっていた鷺沼宏樹(猪塚健太)の口から明らかにはなったが、上に存在を認めさせることができなかった。そこで饗庭蒼一郎(菊池風磨)は、市役所の記録と対象企業の口座記録を照らし合わせることを提案する。

だが、問題は記録上滞納にはなっていない企業の、口座記録をどうやって入手するかだった。

みゆきの市商店街にあるそば屋の店主、守谷哲明(野添義弘)が住民税と固定資産税の滞納をしていたため、饗庭と百目鬼華子(山田杏奈)は臨宅に向かう。

以前、日比野みのり(石田ひかり)が相楽グループの捜索をした関係で、取引先の業者が潰れたりして困っていると守谷は訴える。「みゆきの市に相楽あり」と言われるぐらい、市は相楽グループのお陰で成り立っていた。

守谷の娘である香澄(金澤美穂)は町おこしNPOの代表を務めており、自治会長を務める父と一緒に商店街をまた以前のように、相楽と共にすると語っていた。

饗庭たちが部署に戻ると、滞納者の中に気になる法人があると、鷺沼から声をかけられる。それはサガラトノサキ製作所という相楽グループの会社で、5年間で約2億円の滞納がある会社だった。

以前は徴税禁止リストにのっていた会社なのに、なぜ外されたのか?饗庭は今なら捜索ができるといい、反撃開始をするが……。

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9話のネタバレ

徴税にクレーム

相楽グループの電子部品メーカーである、サガラトノサキ製作所は、法人市民税、固定資産税、都市計画税、従業員たちの市・県民税を滞納していた。5年間で総額約2億円の滞納だった。

鷺沼宏樹(猪塚健太)が以前リストを作成していた時、この会社は禁止リストにのっていたという。なぜ、今リストから外されたのか、不思議に思いながらも饗庭蒼一郎(菊池風磨)は百目鬼華子(山田杏奈)と共に臨宅へ向かう。

社長の外崎潤平(高橋努)と面会するが、全く動じることなく市役所の方の間違いではとシラを切る。華子は外崎の滞納するはずがないという発言に噛み付き、リストにのっているから大丈夫だという思い上がりに憤る。

外崎はまるで相手にせず、華子の名字をからかう。それにより華子は怒りに火がついた。部署に戻って早速捜索の準備をしようと意気込む華子だが、戻ると北沢敬之(六角慎司)が臨宅したことに怒っていた

相楽耕史郎(板尾創路)から市長の米田保(佐戸井けん太)にクレームの電話が入り、今後一切臨宅や捜索は禁止だと忠告される。当然、口座情報を調べることも却下された。

市の収入

サガラトノサキに手が出せない状況に華子は苛立つ反面、捜索すれば商店街の人たちにも影響が出る可能性を心配する。

鷺沼の調べではリストにのっている滞納金は、約50億円もあった。その分、市民に回す事ができるのにと華子は嘆いた。

みんなは税収が減るにも関わらず、なぜ徴税禁止リストがあるのか疑問に思う。地方税の他に市に入る税と言えば、国から入る地方交付税があった。橘勝(光石研)はさすがにでも、50億はもらっていないと思うと答えた。

徴税せずに地方交付税をもらって市を運営するのは、明らかにコスパが悪いと誰もがそう思った。

なのになぜ、徴税を禁止するのか疑問に思った饗庭は、奥林礼二(結木滉星)の病室に行き、母親に頼んで日記を借りた

一方、耕史郎はサガラトノサキがなぜリストから外れたのか調べるよう、市長に命じていた。

立ちはだかる市民

商店街で餅つき大会が行われ、徴税課の職員も手伝いに行った。浜村宰(白州迅)は香澄を見て、彼女が相楽グループの社員と話しているのを盗み聞きしに行く。

そこへ饗庭がやってきて、何をしているのか聞いた。浜村が以前、商店街の店を臨宅した時、香澄を見かけたが相楽の人たちと話していたと教える。

浜村はその時に立ち退きの話が出ていると、店の人から教えてもらっていた。その理由はあることが原因だと、饗庭に事情を説明した。

その後、部署に戻った華子はやっぱり納得できないと言い出す。これでは徴税禁止リストがあってもなくても一緒ではないかと憤っていた。

すると饗庭は今からサガラトノサキに捜索に行こうという。急な提案に驚きながらも、徴税課の職員たちは会社へ向かった。

入り口を抜けた先には、守谷ら商店街の人たちが立ちはだかっていた。捜索をするのを待って欲しいと言ってきたのだ。

相楽の真実

饗庭たちは場所を商店街の集会所に移して話し合うことにする。守谷はサガラトノサキを見逃して欲しいと言い出し、他の人たちも同じ意見だった。

差し押さえの話はどこから聞いたのかと饗庭がきくが、守谷はそんなことはどうでもいいといって答えない。相楽のお陰で生活が出来ている、相楽との関係は必要不可欠だと訴えてくる。

そして娘たちの代に相楽と力を合わせれば、きっと昔のように戻ると守谷は力説した。そこに浜村が娘の香澄を連れてやってくる。香澄に真実を話させようとするが、語らないので代わりに饗庭が説明を始めた。

実は相楽にはこの商店街一帯を壊して、ショッピングセンターを建てる計画があった。香澄は誘致に関して相楽と何度も打ち合わせをしていたと明かす。

真実を知らされてざわつく商店街の人たちに香澄は、相楽がこんな商店街はもういらないと言っているのだと、厳しい現実を突きつける。

必死になって守っているのは、お父さんたちだけだと香澄は言うと、みんなを裏切っていたのか?と守谷は動揺する。

それは違うと饗庭が香澄が本当にしていたことを教える。ショッピングセンターができるのは避けられそうにもないと思った香澄は、相楽との交渉役を買って出た

立ち退き後に住民が近くに住めるようにしたり、再就職先を用意してもらったり、いい条件で町を出られるように交渉していたのだ

饗庭は商店街の人たちは人任せだと非難する。真実を知った守谷は、結局一番商店街のことを考えていたのは、香澄なのだろうと思い直す。自分たちは叶いもしない夢を見ていただけだと認めた。

再建プラン

消沈してしまった商店街の人たちに、浜村が商店街の今後に関するプランが書かれたプリントを配る。そこには3つの柱が書かれていた。

1.若者の移住の受け入れ
2.地元の銀行と協力した事業再生
3.親族に頼らない事業の継承

課題は高齢化による後継者不足であり、それを解決するためのプランだった。相楽グループに頼りっぱなしではなく、クラウドファンディングなどを利用して、予算を組めるようになると饗庭も提案する。

守谷は市役所の人がどうしてここまでするのかと驚くと、橘は自分もみゆきの市民だ、単純に商店街が元気になれば嬉しいと語った。

誰に頼るとか誰を助けるとか、大事なのはそこではない。みんなを助けることができるなら、使える手は全部使う。「みなさん、公務員ナメないでくださいね」と饗庭は告げた。

自らプランを提示した浜村だが、うまくいくかどうかはみんな次第であり、なんの保証もないと付け足す。結局は相楽を頼ったほうが良かった、なんてことになるかもしれないと心配するが、商店街の人たちは既にやる気になっていた。その様子を見た華子も安心した。

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9話の結末

部署に戻って来た饗庭たちは、商店街の人々が納得してくれたことに安心した。華子は「本当はみんな分かっていた、特定の企業の徴収を見逃してほしいなんて間違っている」と言う。ショッピングセンターの件は、香澄がはっきり断ることになった

サガラトノサキの家宅捜索にこれで心置きなくいける。そう思った饗庭たちが出かけようとすると、相楽義実(本郷奏多)副市長がやってきた。

屋上に饗庭と華子を呼び出した副市長は、捜索の必要はないという。なぜならもう会計課に滞納分が納付されたからだった。

それを聞いた饗庭は相楽の父が動いたに違いないとすぐに思った。市長に圧をかけたのも、徴税課を妨害して金を用意するための時間稼ぎだったのだろうと考えた。

守谷に捜索する情報を流したのも、恐らく相楽側の誰かかと副市長にきくが、何も答えず「話はそれだけだ」と言って去ろうとする。

「地方交付税は相楽の力だよな?」と饗庭が声をかけると、副市長の足が止まる。リストによって減った税収を補填するため、より多くの交付税がみゆきの市に配分されているに違いない。もしそうなら、国への影響力がある相楽の父親が関わっているはずだと饗庭は推理する。

ふと華子はもし饗庭の言う通りだとしたら、国側にも協力者が必要なのではないかと疑問に思う。なぜその人はみゆきの市のためにそんな不正をしたのか、謎は深まる。

「それ、多分これ書いた人なんだよね」と、饗庭が奥林の日記を取り出して見せる。饗庭は日記を読んでみて分かったことがあった。直接的な単語は出て来ないが、明らかにみゆきの市としか思えない街の特徴が書いてあった。

どうして奥林が飛び降りたのか、やっと分かったと言う饗庭。奥林はみゆきの市に関わる、資料の改ざんをしていた

饗庭は副市長に「お前が奥林にやらせていたのか!」とキレる。副市長は「俺は…奥林のためにも父の不正をただす。だからみゆきの市に来たんだ」と明かした。

サガラトノサキが徴税リストから外される直前、最後にアクセスして編集したのは、相楽副市長だった。それを知った父親は怒りが爆発した。

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【ゼイチョー】9話のまとめと感想

商店街再生のために相楽と手を切らせ、徴税課が協力するという話でした。

大企業がある街だとこの商店街のように、その企業によって街が支えられていたりすることがあります。なので、不正をだから見逃して欲しいと商店街の人が訴えてきますが、他人任せだと饗庭は指摘します。

仮にここで見逃したとしても、ショッピングセンターが建つことで住民はみんな立ち退きです。そうとも知らず、相楽の力を借りて商店街を再建するんだ、と彼らは息巻いていました。

結局自活できていなければ、振り回されるばかりです。自分の人生を自分で決めず、他人に決めさせることに饗庭は呆れもしたのでしょう。なので、商店街の人たちは人任せだと非難しました。

税収が減るのになぜ見逃し続けるのか?そのからくりは、地方交付税にありました。さすがに50億はもらっていないと橘は言いますが、奥林を巻き込むことでうまくやっていたようです。

その苦しさに耐えかねたのか、奥林は飛び降りをしたのかもしれません。だから饗庭は相楽副市長に対して怒ります。

ですが、相楽副市長は不正をただすためにやってきたと明かしました。次回最終回ですべて徴税できるのか?どうやって終わるのかが楽しみです。

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