【ボイス 110緊急指令室】1話ネタバレ感想|横浜女子大生連続殺人事件とは?

2019夏ドラマ
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7月13日に日本テレビ系で始まった【ボイス 110緊急指令室】は、初回からハードな展開で緊張感がありました。限られた時間の中で被害者を救出することができるのか?この回で解決するのかと思ったら、次回に続く話となっていました。

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【ボイス 110緊急指令室】のキャスト

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【ボイス 110緊急指令室】1話のあらすじ

3年前、横浜―。検挙率トップを誇る港東署強行犯一係の係長・『ハマの狂犬』の異名を持つ樋口彰吾(唐沢寿明)はその日、犯罪グループの張り込み中、妻・未希(菊池桃子)からの着信に気づくものの、業務を優先してしまう。その着信が妻からのSOSだとは知らずに……。
その頃、再開発地区では、謎の殺人鬼に追われ恐怖の中で息を潜める未希が、110番に助けを求めていた。
港東署の緊急指令室で未希のSOSに応じた警部補・橘ひかり(真木よう子)は、その声に緊急性を感じるが、一度切れた通話にコールバックしたことで殺人鬼に居場所を知らせ、電話越しに未希が惨殺される一部始終の音を聞いてしまう―。後輩の石川透(増田貴久)から事件の連絡を受けた樋口は、同期の強行犯二係・沖原隆志(木村祐一)の制止を振り切り、惨殺された妻の姿を目の当たりにして言葉を失うのだった。
1ヶ月後。法廷には未希殺害の被疑者・相良(平原テツ)の姿が。事件当日は泥酔状態で何も覚えていないという相良に対し、検察側の証人として証言台に立ったひかりが、相良の声が電話で聞いた犯人の声ではないと証言する。通話記録を調べればわかると話すひかりだが、提出された証拠には犯人の声は記録されておらず……。相良の犯行を確信する樋口は、ひかりの証言に逆上し、法廷は混乱に包まれる。
3年後―。交番勤務に配置換えになった樋口は、かつての同僚たちからも煙たがられるほど落ちぶれていた。一方、科捜研で難事件を解決し実績を積んだひかりは、自ら希望を出し港東署の緊急指令室長に就任。被害者を迅速に救出するためのチーム、“ECU(Emergency Call Unit)”の設置を警察幹部たちに提案する。ひかりは樋口を新しいチームの現場リーダーにするつもりだと話すが……。
そんな中、緊急指令室に若い女性・萩原夏美(吉川愛)から通報が入る!事態が一刻を争うことを察知したひかりは自ら指揮を執り、樋口に指示を出すが……!?通報者の身に危険が迫る緊迫のカウントダウンはすでに始まっていた!!

公式HPより引用
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【ボイス 110緊急指令室】1話のネタバレ

  • 3年前、樋口たち強行犯係は犯罪グループを摘発するため張り込んでいた。その時、妻の未希からの電話だったか取らずに逮捕へ向かう。
  • その頃、未希から110番通報が入る。場所の特定をするために会話をするが、犯人に追われていて途中で切ってしまう。切れた電話にコールバックをしろといわれてひかりはためらうが、結局かけ直してしまう。着信音で隠れている未希を見つけた犯人は、容赦なく未希の顔面を鉄のおもりのようなもので殴り撲殺する。電話が切れていなかったため、ひかりは殺害の一部始終の音を聞いてしまう。
  • その後、石川から連絡を受けた樋口が妻の遺体がある現場へ向かう。無残な姿となった妻を見た樋口は、その亡骸を連れて帰ろうとしたり殺害の事実が受け入れられない状態だった。
  • 容疑者として浮上した相良の身柄を確保に向かう樋口は、部屋の中を探し血のついたコートを見つける。そして怒りのあまりに相良の顔を何度も殴る。
  • 一ヵ月後、法廷で証言台に立ったひかりは相良の声を聞くと「彼は犯人ではありません」と断言する。そして音声データを再生し比較しようとしたが、なぜかデータの一部が消去されていた。
  • 相良の弁護をしているような発言に怒る樋口、傍聴席から立ち上がりひかりに文句をいい、相良にも襲い掛かろうとしたせいで退廷させられる。
  • 3年後、保釈された相良はそのまま逃亡し、行方がわからなくなっていた。樋口は交番勤務に配置換えをされ、かつての同僚からも煙たがられる。それでも諦めずに樋口は一人で今も相良を追っていた。
  • 一方その頃、港東署の緊急指令室室長にひかりは就任した。そして“ECU”という独自の部署を設置することを提案する。
  • 再び港東署に戻ってきたひかりに対し、樋口は文句を言いに行く。だが、緊急事案が発生しその場でECUが対応することになる。元々チームに誘うつもりだった樋口にひかりは出動を命じるが従わない。その間も被害者の助けを求める声が聞こえ、樋口は自分の正義感に従って出動をする。
  • 樋口と石川の二人が現場に向かい、ひかりからの指示を受けて監禁されている建物を探す。その間も夏美はいつ犯人が戻ってくるかわからない状況で会話を続ける。
  • 連れ去られた時に見えた景色などをヒントに次第に範囲が狭まっていくが、まだたどり着けずに違う場所を探している樋口たち。“キラキラ光るもの”が見えたという言葉に、ネオンか何かかと探し続ける。ひかりは他の人には聞こえない“ある音”を聞いていた。しかしそれが何かはまだわからなかった。
  • 夏美が監禁場所から下の階へ向かい、部屋に入った時にスマホにつけていたアクセサリーを落としてしまうが気付かずに行ってしまう。やがて戻ってきた犯人がその存在に気付き、夏美を見つけて暴行を加える。
  • 戻って来た犯人の動作の音で持っているものなどを推理したひかりは、この犯人が「横浜女子大生連続殺人事件」の犯人ではないかと推測する。そしてそのことを樋口に告げると、そういう犯罪者なら監禁場所は「港商店街跡地」が一般人の立ち入りもないので選ぶはずだと推理する。
  • そして“キラキラ光るもの”が水槽であることに気付き、“ある音”は水の音だとひかりは確信する。商店街にはアクアショップがかつてあり、そこに監禁されているはずだと樋口に告げる。
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【ボイス 110緊急指令室】1話の感想

【サイン】に続き今シーズンの韓国ドラマ原作もの第2弾です。どちらのドラマもハードな始まり方をします。韓国ドラマはハードな始まり方をするのが定番なのでしょうか?地上波なので放送できる範囲はあると思いますが、ボイスは犯罪者がちょっと異常な感じの人が出てくるせいでハードさが増してます。

また“タイムリミットサスペンス”ということもあって、分刻みで自体がどんどん悪化していきます。その緊張感はまさに手に汗を握るもので、一見コントのようにも見える怯える被害者が犯人のすぐそばで隠れているというのもまた恐怖です。テレビを見ながら「早く逃げろ!」とか言いたくなるようなタイプのドラマでした。

主演の唐沢さんの無表情でボコボコ人を殴るというシーンは、見ていてコッチの人が犯人なんじゃないかというぐらいの凄みがありました。もう一人の主演である真木さんは、冷静に対処をしているのですが、やっぱりちょっと焦ったりして、樋口に「深呼吸しろ」と言われたりします。

ただ、なぜひかりが音が聞こえるのか?などは後で説明が入るのだとは思いますが、人物の説明を初回はしてくれません。よくわからないで見ていると“超能力もの”のドラマなのか?と勘違いしそうです。また、初回は1話で完結するのかと思ってみてたら、次回に続いたのでビックリしました。シリーズもののドラマでもないのに強気な脚本できたなぁと思いました。

あまり説明のないドラマなので、ドラマ内に出てくる資料とかからわかったことを書きます。

樋口彰吾とは?

この物語の主人公の一人です。冒頭から悪党を相手にハードな立ち回りをします。

  • 元・港東署強行犯一係の係長。“ハマの狂犬”の異名を持つ
  • 妻と息子の3人家族
  • 妻が3年前、何者かによって撲殺
  • 容疑者として逮捕した相良は保釈後に逃亡
  • 現在は交番勤務
  • ひかりのことを快く思ってない
  • 石川は強行犯時代の後輩
  • 沖原は同期で同僚だった
  • 仕事終わりに志津の店によく行く

“ハマの狂犬”ってあだ名も凄いですが、とにかくボコボコ人を殴るわ蹴るわでバイオレンスです。銃であろうがナイフであろうが、怯まずに立ち向かってボッコボコにします。妻が殺される際に「調子に乗るからだ」と言われて殺害されますが、樋口のせいで殺されたんじゃないか?と思わせる暴力刑事です。

妻の死後3年たってもまだ相良のことを探しています。ひかりとは妻が死んだきっかけになったコールバックと、裁判での証言のせいもあって因縁があります。今回もひかりの命令には従うつもりはないようですが、被害者の助けに応えるために出動します。

橘ひかりとは?

この物語のもう一人の主人公です。彼女が転属してきた時のプロフィールがドラマ内で出てきました。いわゆるキャリア組のエリートです。

  • 所属:港東警察署
  • 氏名:橘ひかり
  • 生年月日:昭和61年9月29日生まれ(33歳)
  • 未婚
  • 血液型:A型
  • 現階級:警視
  • 採用区分:国家公務員(Ⅰ種)
  • 最終学歴:大学卒業
  • 資格:普通自動車免許
  • 特技:音声分析
  • 前任:科学捜査研究所・音声分析研究員
  • 家族関係:
    • 実父 橘修二 享年60歳 元神奈川県警察港東署地域課
    • 実母 橘峰子 享年38歳 専業主婦

父は今回はわかりませんが、樋口の妻を殺した犯人に殺害されてしまうようです。母が亡くなった理由はわかりません。

勤務経歴

年月日区分所属等
H22.4採用国家公務員(第Ⅰ種)試験合格
警察大学幹部教養
H23.4配置換え警察庁刑事局刑事企画課
H25.4昇任警察庁警部昇任
H26.4出向警視庁刑事部鑑識課
H27.10配置換え警察庁刑事局刑事企画課
H28.8配置換え神奈川県港東警察署地域課
H29.4配置換え神奈川県警察本部鑑識課
課長代理
H30.7昇任警察庁警視
配置換え神奈川県警察本部科学捜査研究所
管理官(音声分析研究室)
神奈川県港東警察署地域課

警察大学は主席で卒業したそうです。平成28年8月に港東署の地域課にいた時にあの事件が発生し、現在は緊急指令室室長となります。特技が音声分析ですから、科捜研でも音声分析研究室にいたようです。

今回説明がありませんでしたが、彼女が音が聞こえる理由は公式HPによると、

幼少期、事故で目をケガしてしまったが、同時に微かな音も聞くことができる絶対聴感能力が生じた。

ということだそうです。

ECUとは?

“Emergency Call Unit”の頭文字を取って“ECU”となります。これを設置したいとひかりは提案します。どんなものなのか?ドラマ内で説明してくれました。

  1. 通報者の生死を分ける時間=「クライシスタイム」における迅速な対応をする
  2. 通報が入り「コード0」が発令
  3. 通報から3分で現場到着
  4. 通報から5分で現場を確認
  5. 通報から10分で犯人を逮捕

コード0が発令されたらECUが出動し、10分で犯人を逮捕するのを目的としたチームのようです。よって、現場の刑事を指令室の下で使うということになります。そこで白羽の矢が立ったのが樋口ということになります。ひかりが指令室で無線を使って場所の指示をし、樋口が突入して確保という流れだと思います。

ドラマ内では初動捜査の対応が遅れた事案についても触れていました。

  • 平成30年9月 伊勢佐木町OL殺人事件
    • 被害者から「不審者な男につけられている」との通報を受けたが、場所の特定に時間がかかり被害者は死亡。
  • 平成31年1月 元町飲食店強盗殺人事件
    • 店内の警報機が作動し、捜査員が駆けつけたが、被疑者が被害者を人質に取り逃走。翌朝、被害者は遺体で発見。5日後に被疑者確保。
  • 平成31年2月 桜木町資産家殺人事件
    • 被害者から「窓の外に不審者がいる」との通報があり、捜査員が駆けつけたが、既に被害者は死亡していた。
  • 令和元年6月 横浜女子大生連続殺人事件(未解決)
    • 2人目の被害者から「男に襲われる」との通報があったが、途中で通話が途切れ、被害者の場所を特定できず後日切断された遺体で発見された。未だ被害者の特定に至っていない。

捜査員が実際どれだけ遅れたのかはわかりません。しかし、遅れたから死んだという事件の例としてあげています。なので相当遅かったのだと思います。なお、“横浜女子大生連続殺人事件”という事件については、次で詳しく説明します。

横浜女子大生連続殺人事件とは?

今回電話をしてきた夏美を監禁した犯人が、この事件の犯人ではないかとひかりは推測します。どんな事件だったのか?ドラマで出てきた情報をまとめます。

“横浜バラバラ連続殺害事件”
女子大生遺体で発見 3人目の被害者 頭部に複数の打撲痕


神奈川県横浜市南区の公園で、切断された遺体が発見された事件で、県警は遺体が行方不明となっていた大野千尋さん(20)であると発表した。大野さんは4日前の8日から行方がわからなくなっており、県警が捜査していた。殺害方法の特徴などから先月18日と28日に遺体で発見された、女子大生殺害事件との関連性が強いと見て県警は捜査している。
捜査関係者らによると、大野さんは8日の午後10時ごろにアルバイト先であるコンビニを出た後行方不明となった。

番組内より
  • 横浜市内の大学2年生 岩本美月さん(20)
    • 6月9日失踪6月18日発見
    • 母親に「アルバイトに行く」と言ったまま帰宅せず。
  • 横浜市内の大学1年生 朝倉恵さん(18)
    • 6月23日失踪 6月28日発見
    • 知人に「知り合いに会う」と言った後連絡が途絶える
  • 横浜市内の大学3年生 大野千尋さん(20)
    • 7月8日失踪 7月12日発見
    • アルバイト先のコンビニを出た後行方不明

今回誘拐した犯人が同一人物なら、4人目の被害者が出ることになります。被害者は頭に陥没骨折をし、遺体がバラバラに解体されていたそうです。よって、“大型ハンマー”と“多数の刃物”を所持していると思われる今回の誘拐犯が、この横浜女子大生連続殺人事件の犯人だとひかりは推理したわけです。

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【ボイス 110緊急指令室】1話のロケ地

YOUさん演じる志津の居酒屋として出てくる店です。

酔来軒

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【ボイス 110緊急指令室】1話のまとめ

前半から後半まで一気に駆け抜けていくどころか、後半になればなるほどスピードアップする初回でした。あっという間に一時間が過ぎていきます。「サイン」もそうですが架空の組織を作ってそれを舞台にする話は、細部にこだわっていないと安っぽく見えたり、整合性が取れなかったり後だしの設定が出てきがちです。その辺をうまいことやってくれれば、面白いドラマになると思います。

初回を見た感じでは飽きさせないように、スピード感と緊張感があって面白かったです。次週は犯人が捕まるのか?それともずっと続いていくのか?どっちにしても結果が知りたいので視聴してみようと思います。

今回のいいセリフ

失敗していい。失敗したからこそ気付くことがある。

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