【ジャンヌの裁き】3話のネタバレと感想|冬の宝石に隠された謎

2024冬ドラマ
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【ジャンヌの裁き】3話「セクハラ事件解決の鍵は空白の5分!?」のネタバレと感想をまとめています。

今回選んだ事件は広告代理店に勤めていた女性が、上司と会社をセクハラで訴えるが不起訴になった事件だ。被害者の女性はその後、屋上から転落して亡くなっていた。いつも冷静なふみが、この事件に対して熱くなる理由は彼女の過去にあり……。

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【ジャンヌの裁き】3話のあらすじ

今回検察審査会で取り上げる事件は、広告代理店に勤めていた岡崎夏菜(永井理子)が、会社と上司の江口紀夫(渋江譲二)をセクハラで訴えるが、証拠不十分により不起訴になった事件だ。

不起訴決定後、夏菜は会社の屋上から転落死してしまう。事件性がないことから、自殺と断定された。

申立人は夏菜の両親だった。夏菜は亡くなる5分ほど前にSNSに“イーダスの弓矢”と投稿していた。

さらに追記されていたアドレスを調べたところ“冬の宝石”と書いてあり、パスワードでロックされていた。

近藤ふみ(桜井ユキ)は今回から審査補助員となり、早速被疑者の江口に話を聞くことになった。だが、いつもは冷静なふみがなぜかキレてしまう。その理由は彼女の過去にあった。

←2話4話→

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【ジャンヌの裁き】3話のネタバレ

今回の事件

今回取り上げる事件は『江東区広告代理店セクハラ事件』だ。今回から近藤ふみ(桜井ユキ)が審査補助員となった。

  • 発生発覚時間:2023年10月13日18:05分ころ
  • 発生場所:江東区越中島
  • 被疑者:江口紀夫
  • 被害者:岡崎夏菜
  • 申立人:岡崎夏菜の両親
  • 事件概要:広告代理店創麗社の社員、岡崎夏菜が創麗社と直属の上司・江口紀夫を不同意わいせつで告訴。
    その後、証拠不十分で不起訴になった。不起訴決定後、告訴した岡崎夏菜は会社の屋上から転落死亡が確認され、事件性がないことから自殺と断定された。

申立人は岡崎夏菜(永井理子)の両親、岡崎幸助(加門良)と妻の愛子(紫城いずみ)だ。

自殺と断定されたものの遺書はなかった。代わりに亡くなる5分前にSNSに“イーダスの弓矢”という投稿とURLがあった。

URLを押すと“冬の宝石”という画面が出てきて、パスワード入力欄があった。両親が色々やってみたが解除できなかったという。

セクハラは証拠不十分で不起訴となったが、夏菜はセクハラの証拠となる音声か何かを持っていたという。だが、どこにも見つからなかった。

被疑者の言い分

越前剛太郎(玉木宏)は亡くなった夏菜の上司・江口紀夫(渋江譲二)を呼んで話を聞く。夏菜が亡くなった時、江口は新作CMの試写会に参加していた

最期まで人騒がせだといい、そもそもセクハラなんてありもない言いがかりだと江口は不満げだった。そんな江口に対してふみは突っかかる。

剛太郎はもしセクハラがなかったのなら、なぜ彼女は訴えたのかを問うと、逆恨みだと江口は言う。

夏菜と同期入社の宮本由理香(森高愛)の企画を採用したら、夏菜が逆恨みをしてセクハラだと言ってきたということだった。

ふみは堪忍袋の緒が切れ「よくそんなこと言えますね。彼女は亡くなってるんですよ!」と声を荒げる。

まるで悪びれずに「真実ですから」と言い放つ江口にふみは、持っていた書類を床に叩きつけると部屋を出て行ってしまった

思いも寄らぬふみの態度に審査員たちも戸惑い、不信感を抱き始めた。

セクハラ事件の詳細

剛太郎は自宅に戻り、前妻の草壁佐和子(優香)と寿就一(音尾琢真)の3人で食事をする。佐和子と寿から今回のセクハラ事件について、より詳しい話を聞く事ができた。

不起訴にしたのは桧山派の検事だった。セクハラで訴えられた江口は、社長の息子で社内で絶対的な権力があったという。

夏菜の証言によれば、職場の飲み会で必ず隣の席に座らされ、帰りも送るとしつこかった。

しまいにはホテルに誘われたが、直属の上司なので気を遣ってはっきり言えなかった。江口はそこに漬け込んでいた。とうとう夏菜は警察に訴えることにした。

夏菜の死後、スマホのデータがすべて消去されていた。誰かが意図的に消したと思うと寿は言う。

佐和子の情報では夏菜が亡くなる数日前に、由理香と屋上で言い争っていたという目撃証言があった。

ふみの過去

剛太郎のスケッチに描かれていたふみを見て、佐和子は6年前に桧山卯之助(田中直樹)検事に向かっていった女性ではないかと思い出す。そしてその時の事件内容について話した。

ふみがなぜ今回の事件に入れ込むのか、剛太郎はようやく理由が分かった。

6年前、ふみの姉の近藤かすみ(森レイ子)は、セクハラを受けて上司を告訴した。だが、証拠不十分で不起訴となり、その後かすみは自殺した。しかもあるはずの証拠が消されていた

ふみの姉の事件と今回の案件はそっくりだった。事件を不起訴にした検事は桧山だった。

しかし、ふみは何よりも一番許せないのは自分だと語る。姉が苦しんでいた時に、ふみは自分の事でいっぱいいっぱいだった。

かすみが亡くなる直前、自宅で居眠りをしていたふみに電話が入る。ふみは電話を取り逃がしてしまい、かけ直すと姉の死を知らされた

「姉はずっと不安を抱えていたのに、私を気遣って何も話してくれなかった。そして最後に助けを求めてきたとき、私は電話に出ることすらできなかった。気づいてあげられなかった」とふみは後悔する。

そして自分のせいだと責め続け、何かできることはないか考えた。そうしなければ生きていてはいけない気がしたからだった。

そこでふみは弁護士になり、姉のように困っている人の力になれば、何か変わるかもと思ったが何も変わらなかった。

「結局、私は何もできない」と自責するふみに剛太郎は、そんなことないと否定し「僕は今、あなたの力になりたいと思います。一緒に闘わせてください」と切り出した。

アリバイ崩し

データを消した可能性が一番高いのは、動機もある江口だろうと剛太郎は考えていた。ただ、江口には試写会に参加していたというアリバイがある。

試写会というのは途中で席を外したりすることはできないのか、消すタイミングがなかったのかを探るため、審査員総出で検証してみることにした。

江口が参加していた試写会の上映時間は5分だった。試写室から屋上まで、5分以内に往復できないかを検証する

だが、どうあがいても5分を切る事ができなかった。改めてフロアの見取り図を見る審査員たち、もしかしたら別のルートで行って通り抜けができたのかもしれないと、考え始めた。

その頃、ふみは事務所の所長に呼び出され、張り切りすぎだと注意される。どうやら桧山から横槍が入ったのを察したふみは、笑い出して「今はっきりと見えました、自分の目的が。もう逃げません!」と宣言した。

ふたご座の意味

剛太郎とふみは由理香を屋上に呼び出し、夏菜の最後の投稿であるイーダスの弓矢について話をする。

イーダスとはギリシャ神話に出てくる人物で、イーダスの矢によってふたご座のカストルが亡くなる。ふたご座はギリシャ神話のカストルとポルックスをかたどっている。

夏菜のSNSのアカウントにはカストルの文字があり、由理香のSNSのアカウントにはポルックスの文字があった。つまり、2人は双子のように仲が良かったのではないかと、剛太郎は考えていた。

確かに昔はそうだったと由理香はいう。一緒にふたご座流星群を見ながら、いつか2人で見たこともないCMを作ろうと夢を語ったこともあった。

最初に仕事で抜擢されたのは夏菜だった。その頃由理香は別の部署にいて、負けないように必死に頑張った。やがて2人で会う時間は少なくなった。

ようやく4ヶ月前に江口に由理香の企画が抜擢され、夏菜と同じ部署に異動の内示が出た。

夏菜から話があると言われ屋上に呼び出された由理香は、夏菜の話を聞く前に内示が出た事を話してしまう。

すると夏菜は「どうして決まった時にすぐ話してくれなかったの!」と怒って行ってしまった。

後で分かったことだが、江口は夏菜の企画を突然中止にし、由理香の企画を無理矢理ねじ込んでいた

数日後に夏菜が自殺したのを知り、江口をセクハラで訴えていたのもその時初めて知った。

イーダスの弓矢と書き込んであるのを知り、まるで自殺に追い込んだのは自分だと、責められているような気がしたと由理香は語る。

それを聞いた剛太郎は「正義は今かも知れません」と言い、夏菜は自殺ではない可能性があると教えた。

パスワード解除

剛太郎たちは由理香を審査員たちがいる部屋に招く。実証の結果、会社にある抜け道を使うと、屋上から試写室まで往復5分を切ることが出来たことを教える。

ただしこれはあくまで状況証拠であり、起訴に持ち込むには物証がやはり必要だった。夏菜の持っている音声データがなければ起訴は不可能な状況である事には変わりない。

夏菜が最後に残したメッセージ『イーダスの弓矢』は由理香へのメッセージで、由理香にしかその意味は分からないと剛太郎は言う。

万が一に備え、夏菜が隠したデータを入手するには、パスワードを解除するしかなかった。『冬の宝石』という言葉に由理香は以前、夏菜と一緒に夜空を見上げて話したことを思い出す。

星を順番に繋いでいくと、冬のダイヤモンドができあがるという話を夏菜としていた。由理香は画面に描かれた正座をタップして、ダイヤモンドを作り上げていく。

するとその瞬間、ロックが解除されて隠されていたファイルが見つかった。1つはセクハラの証拠音声で、もう1つは「由理香へ」と書かれたファイルだった。

由理香が中を見てみると、亡くなる前日に2人の名義で作成された新CMの企画書だった。企画書の最後、夏菜からのメッセージが書かれていた。

由理香へ
江口に会って謝罪してほしいと連絡した。
もし、私に万が一のことがあったら、このデータをお願い。

この前はごめんなさい、由理香の企画が通ったこと、素直に喜べなくて。
前に江口が口を滑らせたことがあったんだ。
由理香のこともターゲットにしてるって。
由理香も江口からセクハラの被害に遭ってたんだよね?

このデータには、その時の会話も録音されている。
だから私が勝手に公にするわけにはいかない。
由理香は私よりずっと繊細だからきっと苦しませてしまう。

それから、一緒人企画を考えるって約束、覚えてる?たたき台作ったから、
由理香がブラッシュアップしてね

夏菜

夏菜は由理香の事を心配して、証拠の音声データを提出しなかったのだ。全てを知った由理香は涙を流しながら「夏菜…」とつぶやくと、すぐに涙を拭って笑った。

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事件の真相

審査員たちは今回起きた事件の事を推察する。夏菜が亡くなった日、江口に謝罪をしてもらおうと屋上に呼び出す。

江口は試写会を抜け出して急いで屋上に行くと、夏菜にデータを寄越すよう迫り揉み合いになる。そして夏菜は屋上から転落死してしまった。

その後、江口はスマホのデータを初期化し、何食わぬ顔で試写会に戻った。

江口は事故だと主張しそうだと考える審査員もいたが、CM発表会をアリバイに使うあたり、計画的な犯行だった可能性もあると言う審査員もいた。

剛太郎は起訴相当に票を入れ、わこ(糸瀬七葉)と蛇塚保(山本龍二)以外は起訴相当に投票した。その結果、起訴相当で決定した

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【ジャンヌの裁き】3話の結末

後日、江口が出社すると社員たちはざわめきだっていた。社員の1人が江口にネットニュースを見せる。そこには「発覚!!創麗広告社がセクハラを隠蔽 犯人は、社長の息子」という佐和子の書いた記事が載っていた。

江口はすぐに父親の所へ助けを求めに行くが、桧山は見切りをつけたのか連絡が取れなくなっていた。

剛太郎が無事終わった事にほっとしていると、ふみから「さんぷうみなみのファンが待ってるんじゃないですか」と話しかけられる。自分の正体を知っているふみに驚いた剛太郎は、誰にも言わないように頼んだ。

ふみは「ありがとうございました。今回の件…一人では解決できませんでした。あなたがいてくれて、良かったです」と礼をいった。

なぜ剛太郎が今回手伝ったのか、それはふみの姉がさんぷうみなみの漫画が好きだと言っていたので、他人事に思えなかったからだった。

「もう、自分を責めないでください」と剛太郎が言うとふみは「まだ終わりにはできません」と言う。

桧山が不起訴にする案件には何か裏があり、その真実を掴むまでは終わりじゃないと語る。剛太郎は「僕も一緒にやります」と約束した。

寿は車の中で過去に桧山が不起訴にした事件で、検察審査会にかけられたリストを佐和子に見せる。議決はほとんど不起訴相当ばかりだった。

明らかに不当な不起訴と思われる事件でも不起訴にしていた。寿は検察審査会に裏切り者がいるに違いないと考えていた。

その頃桧山は「これでよろしくお願いします」と言いながら、札束を何者かに渡していた。「あなたの力があれば、千人力です」と桧山は語る。その人物は検察審査員の書類を持っていた

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【ジャンヌの裁き】3話のまとめと感想

セクハラ被害を訴えていた女性が転落死したのは自殺ではなく、殺害された可能性があるという話でした。

昨今、現実世界でも、過去のセクハラ被害を訴える人が増えてきています。

今回の事件でもそうですが、証拠がないと立件しづらいようなので、被害を受けたら必ず証拠を保管しておきましょう。

ふみの過去が分かり、桧山がどうやら審査員を買収している雰囲気です。桧山は自分にとって利益がある人物をどうやら優遇しているようで、利用価値がないと分かるとすぐに切り捨てます。

不起訴にした事件の中には起訴できるものでも、あえてしないでいたものが含まれているようです。

剛太郎とふみがその不正を暴き、桧山を退かせるというのが最終的な目標になりそうです。

ドラマの性質上、勧善懲悪で終わるはずですが、今後も様々な困難が待ち受けていそうです。

【ジャンヌの裁き】3話のいいセリフ

今はっきりと見えました、自分の目的が。もう逃げません!

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