【遺留捜査7】8話のネタバレと感想|テグスの謎

2022夏ドラマ

【遺留捜査シーズン7】8話のネタバレと感想をまとめています。

アパートで住人の絞殺遺体が発見され、手には透明の糸のようなものを握っていた。被害者の指紋が7年前に起きた未解決強盗殺人事件の容疑者と一致し、当時事件を担当した雨宮はある人物を思い出すが……。

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【遺留捜査7】8話のあらすじ

アパートの住人楠見武(徳井優)が絞殺遺体で発見され、現場に臨場した糸村聡(上川隆也)が気になった遺留品は、遺体の手に握られていた細い透明な糸のようなものだった。

被害者の指紋と7年前に起きた未解決強盗殺人事件の容疑者の指紋が一致する。その時、事件を担当していたのは雨宮宏(永井大)だった。雨宮によると当時、強盗と争う声を聞いた大学生が、強盗犯を取り押さえようとするが逃げられてしまったという。

7年前の事件と今回の事件、何らかの関わりがあるのかもしれない可能性を考え、佐倉路花(戸田恵子)は当時の事件関係者にも話を聞きに行くよう命じる。

一方、糸村は遺留品から事件の謎を解き明かそうとするが……。

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【遺留捜査7】8話のネタバレ

7年前の事件と今回の事件、その2つの事件の裏側にあった事実が、意外と考えられている回です。

今回の遺留品と事件詳細

  • 被害者:楠見武 54歳
  • 遺体発見現場:自宅アパート
  • 死亡推定時刻:昨夜22時~0時の間
  • 死因:絞殺
  • 第一発見者:宅配業者
  • 遺留品:透明な糸

宅配業者が荷物を置こうとしたら、窓の隙間から被害者が倒れているのが見えて通報し、遺体が発見された。直接の死因は絞殺ということだった。糸村聡(上川隆也)は遺体の手に握られている透明な糸のようなものに注目する

被害者を調べたところ、7年前に起きた強盗殺人事件の容疑者の指紋と一致する。雨宮宏(永井大)は当時その事件を担当していた。

7年前の事件

雨宮の話では7年前、西京区に住む嶋野駿夫(児玉頼信)宅に深夜犯人が押し入った。物音を聞いて夫妻が明かりをつけると、そこで犯人と遭遇してしまう。声を聞いて駆けつけた大学生の宮平瞬(玉城裕規)が、犯人を取り押さえようとするが逃げられてしまう。

嶋野の妻は心臓に持病があり、事件のショックで発作が起きてしまうが、強盗犯が薬の入ったバッグを持って逃げてしまったため亡くなってしまった。

現場に残った指紋はデータベースに引っ掛からず、有力な容疑者が出なかった。盗品を売りに出されるかと張っていたが、それも空振りだったため事件はそのまま迷宮入りしてしまった。

その犯人の指紋と今回の被害者である楠見の指紋が一致した。楠見は個人で配達業を営み、嶋野の家にも出入りしていた。7年前の事件と今回の事件に何らかの関係がある可能性を考え、佐倉路花(戸田恵子)は雨宮と沖田悟(戸塚純貴)に聞き込みをするよう命じた。

関係者への聞き込み

雨宮と沖田は早速、7年前の事件被害者である、嶋野に話を聞きに行く。楠見とは確かに面識があったが、ここ最近は見ていないという。嶋野にアリバイを確認すると、事件当時は自宅で寝ていたと答えた。

一方、糸村と神崎莉緒(栗山千明)は、楠見が最後に立ち寄った店へ聞き込みに行った。酒屋の柴崎奈々美(尾本祐菜)がいうには、20時頃にお店を閉めるのを手伝ってもらっていた。少し疲れている様子だったといい、足がフラついていたと証言する。

柴崎に遺留品を糸村が見せるとテグスではないかという。アクセサリーを作ったりする際に、こんなようなテグスを使うと柴崎は答えた。だが、楠見にはアクセサリー作りの趣味はなかった。

雨宮たちは嶋野の家を後にすると、宮平が働く焼き鳥屋へ向かう。楠見は店の常連で週に1~2回来ていた。楠見が亡くなったことを告げアリバイを確認すると、店で働いていたと証言する。

雨宮はさらに楠見があの時の強盗だったと教えると、あまり関心がない様子だった。雨宮は当時、感謝状を宮平に持って行っていた。宮平は受け取るどころか怒って破り捨てた。なぜなら、あの事件で手首を負傷し、ボクシングを断念していた。

そんな経緯があるにも関わらず、宮平はどこか吹っ切れているようだった。年明けに自分の店を出すんだと嬉しそうに語った。雨宮は本当に宮平が吹っ切れているのか疑問に思っていた。一時はメダル候補とも言われていた宮平が、事件をきっかけにボクシングを断念し、何の遺恨もないはずがないと。

糸の鑑定結果

村木繁(甲本雅裕)から糸の鑑定結果が知らされる。テグスであることと、経年劣化から見て10~20年前のものだということが分かった。それを聞いた糸村は「やっぱり」と言い、今までの聞き込みから得た情報から何かを確信した。

糸村は追加で楠見の部屋で発見した、丸い小さな物体の鑑定をお願いした。

死因は2つ?

楠見の死因は首を絞められたことによる窒息だが、それは“直接”の死因だった。それとは別に脳内出血の痕があったことが判明する。柴崎がフラついていたという証言は、ここから来たものだと考えられる。

脳内出血の原因は恐らく外傷によるもので、死亡する2~3日前に負った可能性が高かった。それを聞いた雨宮はふと宮平の拳が傷ついていたことを思い出す。もしかしたら宮平が楠見を殴ったのではないかと疑念を抱いていた。沖田は客観的に見て宮平が怪しいと考えるが、雨宮はそんなはずはないと否定し、急いで宮平に話を聞きに行く。

一方、神崎が柴崎から聞いた情報を報告する。ひと月ほど前に、楠見が大沢という司法書士と言い争っていたという。柴崎が店を年末に出すために、楠見は色々相談に乗っていた。ある日、司法書士と柴崎の話に同席した楠見は、土地の値段の安さに疑問を抱いた。

司法書士は理由をつけて説明するが、楠見は怪しいと感じていた。契約書自体が偽物なのではないかと感じ、「奈々美ちゃんは娘みたいなもんなんです。この子をだますと許さないぞ!」と怒った。

話を聞いた佐倉は宮平の店にも、大沢が出入りしていることが気になった。さらに娘という言葉を聞いて楠見の過去を思い出す。楠見は12年前に離婚して娘とも別れていた。ところが7年前、突然100万円が妻の口座に振り込まれたという。

楠見の娘は持病があり、その治療のための費用を工面するため、強盗を働いたのではないかと佐倉は推察する。そこで糸村は村木に鑑定を依頼中の真珠の球と、握っていたテグスが盗んだ時の品だったのではないかと考えた。

楠見が盗品を売っていないのなら、どこから100万円は出てきたのか?残る盗品はどこへ消えたのか?糸村に新たな疑問が浮かんできた。

遺恨

雨宮は宮平の店に行って、楠見を殴ったのか確認をする。7年前の強盗犯だとは知らなかったという宮平だが、拳の傷はどういうことなのか追求される。殴っていないと否定する宮平だが「…忘れられるわけないですよ」と言い、今でも吹っ切れていないことを白状した。

宮平は7年前、手首を痛めてからずっと今まで、あんな事がなかったらもっと違う人生だったのではないか、と考え続けていた。湧き上がる悔しさに思わず机を拳で何度も殴っていた。それでケガをしてしまっていた。

ただ4~5日前に楠見がやってきた日、いつもよりかなり飲んだ楠見は「これ、受け取って…」と言って封筒を差し出してきた。中を見ると札束が入っていて、驚いた宮平がどうしてと問うと「すまなかった…。こんなはずじゃなかったんだ…。あんな騒ぎになるはずじゃなかった…」と言って詫びた。

楠見が強盗犯だと知った今、あの言葉の意味が分かったと宮平は言う。お金で償いのつもりだったのかもしれないが、盗んだものを売って作ったお金だと怒った。

詐欺師逮捕

佐倉は司法書士の大沢隆こと三浦一平(佐渡山順久)を逮捕し聴取する。柴崎がオープンする予定の店の土地売買契約書の土地の持ち主が違かった。それっぽい契約書を作り、土地代だけかすめて逃げるつもりだったのだ。三浦は他県でも同じ手口で詐欺をしていて、司法書士という肩書きも嘘だった。

楠見は詐欺師だと見抜き、三浦に直接会いに行って文句を言う。柴崎だけでなく宮平のことも騙そうとしていることに気付き、若者の夢を食い物にするなと怒った。すると三浦は楠見を殴り、その衝撃で後頭部を壁にぶつけてしまった。楠見の脳内出血はこの時に起きたものだった。

殴っただけで殺してはいないと殺害を否定する三浦、では誰が殺したのか?佐倉は頭を悩ませた。

真珠の鑑定結果

村木に追加で頼んでいた真珠の鑑定結果は、特に何の変哲もない真珠だった。しかし村木はある事に気付く。それは真珠にすすがついていることだった。恐らく10年くらい前についたものだという。

そこで糸村は捜査資料を珍しく読み、10年前に嶋野の家でボヤ騒ぎがあった事が分かった。放火の疑いもあったが、原因は分からずじまいだった。

10年前にボヤが起き、3年後に強盗被害。もしそれが偶然じゃないとしたら?捜査員たちに嫌な予感が走った。やがて鑑識からの報告で、楠見の部屋で被害者以外の毛髪が発見されたという。犯人のものか、急いでDNAの照合をしてもらうことにした。

犯人の正体

宮平は楠見が言った「あんな騒ぎになるはずじゃなかった」という言葉が引っ掛かっていた。7年前、助けに入った自分が強盗を取り逃がした時、ある事が気にかかっていた。そこで宮平は嶋野の家に行き、直接疑問をぶつける。

強盗に入っておいて騒ぎになるはずじゃないってどういう意味なのか?と嶋野にきくが、とぼけて答えない。宮平はあの強盗事件は嶋野が仕掛けたのだろうと指摘した。嶋野が駆けつけた警察に、薬の入ったバッグを持って逃げたせいで妻は死んだと証言したことに疑問を感じていた。妻を最初から殺すつもりだったのではないかと突っ込む

なぜならあの時、薬を求めて台所を見た妻を無視していたからだった。そのことを宮平は思い出していた。すると嶋野は逆ギレして宮平に襲い掛かる。そこへ雨宮たちが駆けつけ、その場で嶋野を逮捕した。

事件の真相

嶋野を取り調べる佐倉は7年前の事件についてまず話す。娘のことで金が必要だった楠見に、家に盗みに入るよう指示をしていた。裏口の鍵を開けておくから、適当に金目のものを盗むよう告げ、前金として100万現金で渡した。

嶋野は最初から強盗騒ぎを利用して妻を殺害する計画を立てていた。10年前のボヤも不審火を装って殺そうとしたが、失敗に終わっていた。証拠はどこにあるとキレる嶋野に、7年前の事件の立証は難しくても楠見殺害の証拠はあるという。楠見の部屋から見つかった毛髪、それは嶋野のものだった

なぜ、楠見を殺したのか?それは楠見が7年前の罪を償うため、自首をしようとしていたからだった。嶋野のことは絶対に言わないといい、自分一人で強盗を計画して入ったと警察に言うと、楠見は嶋野に伝える。

その後、慌てた嶋野は楠見の家に行き、考えが変わらないかたずねる。盗品は売らずに取ってあるので、これが証拠になるはずだと楠見は見せた。決意が固い事を察した嶋野は、楠見に襲い掛かり首を絞めた。動かなくなった楠見を見て、盗品を持って行こうとした矢先、楠見は真珠のネックレスを掴むがバラバラに引きちぎれてしまう。まだ息があることに気付いた嶋野は、再び首を絞めて息の根を止めた。

3分タイム

糸村は宮平に3分だけ時間をもらえないかと声をかける。今回は雨宮が一緒に話を聞いた。楠見の部屋には新品のスウェットや靴下や肌着など、ダンボールいっぱいの日用品が届けられていた。それは、7年前のあの日の事を楠見が忘れた事がなかったからだという。

そして宮平の店に出入りするようになったのも、決して偶然ではなかった。娘のためにしたこととはいえ、楠見はずっと宮平に謝りたいと思っていた。店に通ったのは彼なりの罪滅ぼしだった。そんなことをしてもどうにもならないことは、楠見自身もよく分かっていた。

しかし、宮平に少しでも前を向いてもらいたいと願っていた。だから、宮平が自分の店を持つという話を聞いた時は、とても喜び心から応援した。そんな時、大沢に騙されていると気付いた楠見は、何とかして止めようとした。今度こそ宮平の未来を守ろうとしたのだ。

同時に楠見は過去を清算し、身の回りを片付けていた。コツコツ貯めたお金を宮平に渡し、7年前の罪を残らず償おうとしていた。身の回りの整理も、新品の日用品をそろえたのも全て、自首をして留置所に入る準備だったのだろうと糸村は語る。

過去はかえることはできないが、楠見は罪を少しずつでも償うため、過去と向き合う決心をしたのだろう。楠見が最後に握り締めていたこのテグスは、その決心のかけらだと糸村は言う。それ以上に宮平の未来を案じ、守ろうとした楠見の優しさのかけらでもあったのだと糸村は思っていた。

楠見の思いを知った宮平は涙を流す。そんな宮平に一緒に聞いていた雨宮は「終わりじゃないよ。お前はまだ生きてるだろ。生きてる限り、終わりじゃない。だから諦めるな!」と励ました。

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【遺留捜査7】8話のまとめと感想

若者の夢を壊してしまった犯人が、少しずつ償いをして最後に自首しようとしたら、共犯者に殺害されてしまったという話でした。

楠見は娘を救うために悪事に手を染めてしまいます。その結果、前途洋洋な若者の夢を壊してしまいました。自分が幸せになるために、人を不幸にしてしまったのです。しかし彼はそのことをずっと悔やんでいました。

娘を何とか救いたいと思っていた楠見に、嶋野という悪魔が囁きます。妻殺害計画の手伝いをさせたのです。出入りの業者の楠見が金に困っていることを知っていたので、そこに付け込んだのです。案の定、楠見は誘いに乗ってきました。そんなお金で生きながらえたところで、娘も微妙な気持ちになりやしないかと思いますが、楠見はそう思わなかったようです。

宮平は7年前に助けに入って捻挫したことで、ボクシングを諦めます。捻挫なら治ったのではないか?とふと思いますが、なぜだかやめてしまいました。そして新たに店を出そうとしますが、詐欺にあうところでした。それを阻止したのが夢を壊した楠見というのも因果なものです。

過去に起きたことは変えられないので前を向けと言われても、やはりそう簡単にはいかないものだと思える話でした。次週は最終回に向けた前後編に分かれた話になるようです。

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【遺留捜査7】8話のいいセリフ

早く行きたければ一人で行け。でも、遠くまで行きたければ仲間と行け。…って 誰かが言ってました。

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