【FBI:特別捜査班】8話「主権を有する者」のネタバレと感想をまとめました。
今回は拉致から救出までの話ですが、いつも以上に緊迫する場面が多い回でした。
“権利”とは何か?“自由”とは何か?アメリカならではの考えを持った家族が登場します。
【FBI:特別捜査班】8話のあらすじ
ロシアの領事館から化学者をしていたヴィクター・ベニオフが何者かに連れ去られる。彼の作った化学兵器で多くの人が亡くなったため、娘のカーチャに対してOAは冷たい態度を取る。マギーは彼女は被害者だというが、OAはまったく同情しなかった。
使用された弾丸からロシアの特殊部隊が持つアサルトライフルが武器だと判明する。NYでそういった武器を扱う密売人は数人しかおらず、その中の1人にATFに協力を得て逮捕し情報を得る。
その人物はフレディ・パットン・カーニックという男だった。彼の経歴を調べたところ、母親が死んでから家族離散状態にあることがわかる。父親は脱税や警官殺しで逮捕され、“主権を有する者”と主張する人物だった。
他の兄弟もフレディ同様に父親の影響を強く受けた人物で、一種のカルト宗教のような状態だった。ただ一人妹だけは自宅を出てソーシャルワーカーをしていることを突き止める。
マギーたちが妹の家にいくとそこにフレディが来ていた。妹は兄弟が何に関与しているかは知らず、ただ時々家に来るから泊めていたという。マギーは彼女の心に寄り添い、今後起きるかもしれない犯罪行為を止めるため情報を引き出す。
FBIは兄弟たちがいる建物に強制捜査をしようと作戦を立てる。そして作戦実行のとき、マスコミの車が現れて情報が漏れていることが判明する。建物に近づく捜査官たちに、兄弟の銃撃が始まり1人負傷してしまう。
マギーたちは無事帰還できるのか?ベニオフの行方はどこなのか?
【FBI:特別捜査班】8話のネタバレ
拉致から始まり銃撃戦や交渉と緊迫したシーンが続く回です。家族とは権利とは何か?それぞれの言い分を主張します。
1:拉致事件発生
ロシア領事館からヴィクター・ベニオフが拉致される事件が発生します。このとき、警護にあたっていた3人が犠牲になりました。
拉致されたベニオフとはどんな人物なのか?
- モスクワで化学者をしていた
- シリア政府の化学兵器開発を手伝ったといわれてる
- その後180度転換して今はアメリカ政府の元で働いている
- 暴露本の出版で身の危険が迫ったため、警護がついた
シリアで撒かれた毒ガスを作ったといわれる人物です。
OAに限らず警護していた人たちも、まったく納得していない状態でした。なので、娘のカーチャに対してOAは冷たい態度を取ります。
しかしマギーは彼女は被害者だ、子供は親は選べないといって寄り添います。そんなカーチャから聞いた話はこうでした。
- 父はモスクワを出るチャンスが欲しかったからシリアに行った
- 罪滅ぼしをしようとして暴露本を書いた
妻は既に死亡していますが娘をロシアから連れ出したいために、シリアへ行ったということです。
その娘にビザをあげるということで、ロシア領事館に呼び出されたところ、裏口から出たタイミングで拉致されました。
ロシア政府自体が関与しているのか?きな臭い話になります。
ロシアの関与はあるのか?
遺体から摘出された弾が、ロシアの特殊部隊が使う武器から発射されたものと特定されます。
ますますロシアの関与が疑われてきました。
ロシアがベニオフを暗殺しようとしていたのではないか?そんな疑念が浮かび、デイナは個人的にロシアの高官であるペトロフに会いに行きます。
彼は開口一番「我々ではない」と否定します。
しかし、デイナは完全に信用はせず、もしベニオフが国外を出たらあなたたちを国外退去にする。と脅しをかけました。
ロシアの関与はあるのかないのか?まだわかりません。
毒ガスを作ったロシアの化学者が拉致される
2:売人逮捕
ATFからの情報でNYであの銃を売っている可能性があるのは2人で、そのうち1人は理由はいえないが違うといいます。
残る1人である男のところには4年間ATFの捜査員が潜入していたため、マギーが銃を買いに行く繋ぎをつけてもらいます。
そして男から銃を買おうとしたタイミングで、やつをみんなで取り押さえました。
聴取
聴取は珍しくジュバルが担当します。
- 違法取引を14件確認取れている
- 1件につき8~10年の刑になるから一生刑務所だ
- 誰に売ったか話せば4件だけを事件にする
と、取引を持ちかけます。
ただし、コーヒーを入れてくる前に決めろというと、名前は分からないが射撃場にカメラをつけていたことをいいます。
銃を売った相手が判明
3:銃の購入者特定
カメラ映像から浮かび上がった人物は、フレデリック・パットン・カーニックという人物でした。
フレディリックには兄2人と妹1人がいて、母親の死後、父親は脱税と警官を殺して逮捕されます。
この家族はとんでもない家族でした。
- 父 マイク(現在拘留中)
- 母 ? 2008年に死亡
- 長男 サミュエル
- 次男 デイヴィス
- 三男 フレディリック
- 長女 エリザベス(ソーシャルワーカー)
父親はいわゆる“主権を有する市民”を主張し、納税をしないので逮捕しに行くと「自分の土地から出ていけ、撃つぞ」といって本当に撃ったため逮捕されます。
そんな父親を息子たちは崇拝し、一種のカルト宗教のような状態です。
唯一まともな娘は家を出て現在ソーシャルワーカーをしています。
母親の死後、ますますおかしくなってしまったそうです。
カルト宗教のような家族がベニオフ拉致犯
4:容疑者逮捕
マギーたちはフレデリックの行方を追い、妹の所に話を聞きに行きます。
すると、家の中から物音が聞こえ、窓からフレデリックが逃げて行きました。
OAが追いかけて取り押さえますが、父親同様に何やら文句をいいだして喚きます。
取り調べをしても訳の分からないことをいうばかりで、まったく話になりません。
そこで、妹にマギーが聴取します。
- これから事件が起きたらあなたも共犯者
- いずれFBIは彼らを見つける
- 危害を加えないよう教えてくれたらいう
と、半分脅しのようなことをいって居場所はどこか聞きだします。
ベニオフがそこにいるかはわからないが、自分たちが住んでいた場所を彼女は教えます。
作戦会議
FBIはベニオフを奪還するため、彼らを逮捕するため突入作戦を立てます。
彼らがなぜベニオフを拉致できたのか?
それは書店から領事館までずっとつけていたからでした。ロシアは関与していなかったのです。
相手はいったいどんな人物なのか?デイナが分析します。
- 息子たちはカルト宗教の教祖のような父親を崇拝している
- 恐らく死も覚悟でFBIと対峙するはず
- 過激で終末論的思想を持ち武装している
なので強制捜査は緻密かつ素早く行動して欲しいと告げます。銃撃戦になることも必至で、捜査員たちにも緊張が走ります。
家族の一人が逮捕され、自宅を強制捜査をすることに
5:作戦実行
父親のマイクにも話を聞きますが、彼は逮捕されて以来一言も発してません。FBIは強制捜査を独断でします。
現場の責任者はジュバルです。マギーとOAは建物に銃を持って他の捜査官たちと一緒に近づきます。
一台の車が作戦本部に近づいてきたので止めると、中にはテレビ局のカメラマンがいました。
なぜマスコミが?強制捜査が入るという情報があったからといいます。
情報が漏れていたということです。マギーたちの身に危険が迫ります。
- 建物から5人の人物が出てくる
- 捜査官の一人が銃撃される
- マギーが反撃し1人を撃つ
- OAが駆けつけてけが人を搬送し撤退
作戦は失敗に終わります。ベニオフはどこにいるのかまだわかりません。
父親のマイクと幼馴染という、保安官のクレイ・カーリーから話を聞きます。
- 前からおかしかったが、結婚してからトラブルが増えた
- 政府を敵対視してて拡声器でよく叫んでいた
- 学校のカリキュラムや移民への抗議をしていた
- 息子を逮捕すると逆恨みされた
- 保安官代理や他の職員も地元出身なので、関わってないとはいえない
マイクは昔からヤバいやつだったということがわかります。
建物から5人出てきたが息子は2人のはず。残りの3人は同じような考えを持つ人物と、その息子2人だといいます。
交渉人が到着するまではまだ時間がかかる。そこでマギーが交渉人をやったらどうだ?とOAが提案します。
銃撃戦になり捜査員が負傷
6:マギーの説得
交渉人の代わりにマギーが建物に近づき拡声器で呼びかけます。
何かできることはないか?そう呼びかけるとマギーが撃った長兄のサミュエルが、拡声器かマイクで姿を見せずに答えます。
何をいうかと思ったらアメリカの連合規約を読み上げるだけです。
これは合衆国憲法が定められる前のの法規となったものになります。
現在の政府に文句がある彼らにとっては、この規約こそが自分たちの信じる法でした。
時々うめき声を上げて痛がるサミュエル、心配してマギーは声をかけます。
そしてマギーは妥協案を提示します。
ベニオフを解放すれば、私たちはあなたたちの土地から消えるし逮捕しない。
すると窓に小さな子が2人出てきます。子供がいるとは知らなかったマギーは焦ります。
子供たちが連れ去られ叫び声が聞こえた瞬間、マギーは走り出します。
離れた場所で見ていたOAも急いで彼女を援護しに駆けつけます。
その結果、中にいた4人を確保し、子供は無事保護できました。
中にはもう1人いたはずだけど、どこに?
敷地内にあるもう一つの建物にいるのではなないか。OAがそっちへ向かいました。
突入して4人を拘束したがベニオフは見つからない
7:ベニオフ発見
建物内は毒ガスのようなものが漂っていました。
その片隅にベニオフは拘束されていました。
OAは彼を救出し外へ出ます。
しかし、もう1人の兄弟である次男のデイヴィスはいません。
- 連中は娘の写真を持っていた
- 青酸ガスの装置を持っている
- 街へ「最後の審判」をしに行くといっていた
娘を人質に取られ毒ガスを作らされていたベニオフは、最初は無害なものを入れようとしていました。
しかし、家畜で試すというので青酸ガスを入れたそうです。
建物内には無残に殺害された家畜が横たわっていました。
デイヴィスはどこにいるのか?マギーたちが街へ向かいます。
ベニオフを発見するが、デイヴィスは青酸ガスを持って街へ
8:最後の審判とは?
街へ向かったというデイヴィスがどこにいるのか?ヒントは“最後の審判”でした。
父親が有罪になったことで怒りを覚えたため、判決を下した裁判官を殺害しにいこうとしていたのです。
それに気づいたマギーたちが、彼がどこにいるのか探します。
すると、ある一室から人々の悲鳴が聞こえてきました。
デイヴィスは青酸ガス装置を片手に持ち、逆の手にスイッチを持っていました。
OAはとっさにある“ウソ”をつきます。
この法廷の上に父親がいる。
ガスを発生させれば父親も巻き込むことになる。だからバカなマネをやめろ。という説得を始めます。
さすがに騙されないだろう、と思ったらデイヴィスは散々悩んだ結果、装置を置いてスイッチから手を離します。
もしかしたらデイヴィスはこんなことしても父親は助からない、どこかでそう思っていたのかもしれません。
そうでなければ父に強く洗脳されている人物でしょう。
OAの機転によりデイヴィスを無事逮捕
9:物語のラスト
ベニオフと娘のカーチャは再会できました。
そんな2人を横目にマギーは、OAのウソを信じそうになったといいます。
マギーにはウソはつかないよ、とOAはいいながら彼女の服装などを褒め称えたりして笑い合いました。
一方、デイナの自宅の前に停めてあった車から、ロシアの高官であるマクシムが現れます。
デイナは彼のことを脅しましたが、結局ロシアは今回の事件に何も関係がありませんでした。
そのことに対してマクシムは「失礼ではないか?」といいにきたのです。
デイナは素直に不快な思いをさせたことに対して謝ります。
マクシムは彼女に「これだけは忘れないほうがいい。我々も君たちのことは見ている」と告げて去ります。
- ベニオフと娘が再会
- ロシアはFBIの動向を見ている
10:【FBI:特別捜査班】8話のネタバレまとめ
犯人
- サミュエル・カーニック
- デイヴィス・カーニック
- フレディリック・パットン・カーニック
動機
父親が逮捕されたことを納得できず、有罪判決を出した裁判官を殺害しようと考えた。そのために毒ガスを作る化学者である、ベニオフを拉致してガス発生装置を作らせた。
【FBI:特別捜査班】8話の補足
冒頭でデイナがいう事件の話について調べました。
ルビーリッジの事件
1990年に情報提供者になることを拒んだランディー・ウィーバーに嫌疑をかけ、その後裁判所に出廷するよう求めたが出廷しなかったため連邦保安局が連行しようと試みる。
1992年アイダホ州のルビーリッジにある小屋に立てこもったウィーバー家と銃撃戦になり、保安官と14歳のサミュエル・ウィーバーが死亡。その後引き継いだFBIの狙撃手が発砲して、ウィーバーと友人が負傷、妻のヴィッキが死亡した事件。
ウェイコの事件
1993年にテキサス州ウェーコ近くにある、ブランチ・ダビディアンという終末思想を思想体系とするセクトに、FBIが強制捜査をしようとするが反撃を受け51日間の膠着状態が続いた。
その後、FBIは突入をするが信者は投降せず建物から出火する。この結果、ほとんどの信者が焼死し、76人の死者を出した事件。
オクラホマシティの事件
1995年に発生したオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件。元陸軍兵士のティモシー・マクベイらがオクラホマシティ連邦地方庁舎を爆破し、168人が死亡、800人以上が負傷した事件。
マクベイはアメリカ政府の横暴であるブランチ・ダビディアンの事件と、ルビーリッジの事件を爆破の動機として挙げた。
【FBI:特別捜査班】8話のその他気になったこと
- 私服で駆けつけるOA
- 女性嫌いだという対象者に「完璧」と喜ぶマギー
- 仮名は“ジェーン・ドウ(名無しの権兵衛)”
- スライディングタックルで被疑者を捕獲するOA
- 「君が正しい」という部分をあと2回は聞きたいマギー
- 痛がるダンに「声を出さないで」と無茶いうマギー
- 人を操っているとはいっていないというOA
- マギーに指示を与えずぼーっとしているジュバル
- おそろいのジャケットで出勤を提案するOA
- 実はデイナのポジションを狙っていたジュバル
【FBI:特別捜査班】8話の感想とまとめ
アメリカならではの考え方を題材にした話でした。
アメリカという国は日本とは違って合衆国です。そして自由や権利というものを大切にしています。銃を所持する権利もある国ですし、日本とはまるで違う考え方があります。
なかなか理解しがたい話ですが、カーニック家のような考え方を持って住んでいる人たちがいます。それを脅威に感じて強引な強制捜査をすると、ルビーリッジやウェイコの事件のような悲劇が起きた歴史がありました。
現在もアメリカでは人種差別問題で各地でデモが起きています。アメリカには根深い問題があることが現在進行形でも分かります。
毎回何かを訴えてくるような話が多いですが、見終わった後にそんなにゲンナリはしない作りになっています。
テレビドラマを通じてその国の問題や考え方、文化などに触れられるのも海外ドラマの良いところです。
仕事の功績をアピールしたいなら政治家になるのね。
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