【FBI:特別捜査班】2話のネタバレと感想|グリーンバードの正体は?

FBI:特別捜査班 海外ドラマ
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【FBI:特別捜査班】2話「緑の鳥」は、食べ物を食べた人たちがバタバタと倒れる事件が発生し、マギーとOAが現場に駆けつけます。

その裏側にある事実は、少女たちを使った国際的なテロ組織の犯行でした。

なぜ少女たちは実行することになったのか?マギーがその理由に迫ります。

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【FBI:特別捜査班】2話のあらすじ

金融街の昼食時間に広場で食事をしていた人たちが、バタバタと突然倒れて苦しみだす。マギーとOAが駆けつけて購入した店の防犯カメラを調べたところ、少女がサラダバーにスプレーをまいているのを発見した。

少女の行方を追っていったところ、彼女自身も毒にやられて意識不明の状態だった。PCを調べた結果、闇サイトを通じてISに勧誘されていたことが分かった。

今度は彼女の友人に話を聞いて犯人とやり取りをし、おびきだして逮捕しようとFBIは考える。しかし、犯人から会いに行くというので、少女におとり捜査をしてもらわなければならないことになってしまう。犯人を確保し、少女の身の安全を守ることができるのか?

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【FBI:特別捜査班】2話の犯人

ドラマのオチを先に知りたい人はこちらからどうぞ。

グリーンバードの正体

ハリド・バルフム

事件の真相

化学兵器を作るプロであるバルフムは、アメリカ全土で毒物をまくテロを考えていた。
まずは手始めにニューヨークで実行することに決める。

闇サイトで行き場のない十代の少女の心の隙間につけこみ、イケメン聖戦士のふりをして甘い言葉を囁く。
彼女たちの恋心をくすぐり、実行し終えたら結婚しようと約束して、毒入りスプレーを散布することを命じる。

言われたとおりに実行する少女だが、5回押すと毒針が飛び出して自分も死んでしまう仕組みのスプレーだった。
バルフムは何人もの少女に、そうして甘い言葉を囁いて勧誘していたのだった。

最後の少女であるバッシーの持ち物から、フェリーのチケットが見つかる。
バルフムは彼女にだけは毒針が出るスプレーではなく、普通のスプレーを渡していた。

そこでマギーとOAはフェリー乗り場へ急行し、そこにいたバルフムを発見。

OAは潜入捜査官時代に、バルフムが爆破した現場に行ったことがあり、あまりにも酷い惨状を知っていた。

女性を人質に取るバルフムに向け、ためらいなく銃撃するOAの弾は額を撃ち抜きその場でバルフムは即死した。

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【FBI:特別捜査班】2話のネタバレ

毒物混入事件発生

金融街でランチを取る人たちが突然倒れて苦しみだす。通報を受けたマギーとOAは現場に急行した。
防護服を来て搬送している職員に構わずマギーは近づき、彼らが食事を買った店をレシートから突き止める。
そこの店の防犯カメラを確認してみると、サラダバーにスプレーを噴射する少女の姿が映っていた。

毒物の内容は合成テトロドトキシン、通称TTXと呼ばれるものだった。普通の少女がそんなものを入手できるはずがない、マギーたちは裏に何があるのか考える。

すると、毒物をまいた少女が病院に運ばれたと連絡が入った。
彼女の名前はキャロライン・サボティック。16歳の少女で、現在意識不明の重体だった。
母親に話では5年前に父親が出て行ってから荒れ、学校でイジメを受けていたという。

その後、キャロラインは亡くなってしまう。スプレーを5回押すと毒針が飛び出し、毒をまかせた後に口封じをする仕組みだった。

キャロラインがなぜその場にいたのか?彼女のPCを調べた結果、闇サイトの「ダーク・ジハード」にアクセスしていたことが分かる。
それは、ISがやっているサイトだった。

キャロラインの父はイスラム教徒で、出て行ってしまった後、興味を持ったキャロラインが母にイスラム教のことを聞く。
母は父親のことを思い出したくなく、「ネットで調べて」といった。だから、キャロラインは自分で調べてたどり着いたのだった。

FBIでの分析

キャロライン、イスラム教徒の父親、イスラムのテログループ、この3つを繋ぐものは何か?FBIで分析をする。

  1. 少女は親の目が届かず、誰とも親しくなかった
  2. ネットの過激なコミュニティでその怒りをぶちまけてた
  3. イスラム教を調べ始め、暴力を支持するサイトにのめり込み、寂しさを埋めていた
  4. ダーク・ジハードのサイトにたどり着き、ISに勧誘された

キャロラインのSNSには、犯行当時に「今日は楽しくなる」という書き込みがあった。
みんなの反応は彼女を誹謗中傷するものばかりだったが、一つだけ緑の鳥のスタンプが押されているだけの書き込みがあった。

「殉教者の魂は楽園の緑の鳥の腹の中」といって、ジハード戦士がよく使い、鳥は彼らの象徴だとOAが語る。
この書き込みをした人物は誰か?捜査に動く。

タラの証言

キャロラインの数少ない友人の1人である、タラのところにマギーとOAは向かう。

闇サイトのことはキャロラインから聞いて、自分も見に行くようになった。そこにいる人たちは賢くて優しい。
だから、そこで勉強も始めたという。それは、中東に行ってISの花嫁になるためのものだった。

キャロラインは向こうに行く予定だったという。相手はグリーンバードというハンドルネームの人物だ。
計画を手伝った後に結婚をするつもりだったらしい。

グリーンバードとは誰なのか?タラは写真を見せてくれた。

なぜ少女たちは手伝うのか?

マギーがgoogleで「セクシーIS」と画像検索したら、30秒で教えてくれた写真の人物が出てきた。
OAはイケメン聖戦士に勧誘をさせているに違いないと考える。

マギーは疑問に思っていた。なぜ、彼女たちがISに入るのかと。OAはその仕組みを説明する。

  • ISは混乱している人を見つけて秩序を約束する
  • 混乱に乗じてもっといい道があると説得する
  • 社会での高い地位と尊敬を約束する
  • 向こうは楽園だと教える

十代の若者が自分が何者なのか、必死で知りたいと思っている心の隙間を狙う巧妙な手口だったのだ。

FBIの作戦

ISの通信でダーク・ジハードに触れているものがないか、調べてみた結果、ある人物が浮かび上がってくる。
それはハリド・バルフムという化学兵器のプロだった。

グリーンバードをおびきだすため、タラになりすましやり取りをする作戦に出る。

FBI:キャロラインの死について悲しい
グリーンバード:最高の殉教者になった
FBI:自分にできることは何かないか
グリーンバード:次のステップに行きたいなら僕を信じて
FBI:信じる。次は何するの?
グリーンバード:ライトハウスパークの水辺で会おう
FBI:どうやってみつければ?
グリーンバード:こっちから見つける(タラの写真を添付)

タラはグリーンバードに写真を送っていた。こうなったら、タラ自身に行ってもらうしかない。少女におとり捜査を要請した。

おとり捜査

タラは自分がテロリストに直接会うことに恐怖を感じていた。
そこで、OAが確かに怖いだろうけど、ここでやらないときっと後悔すると励ます。
マギーもキャロラインの無念を晴らすのも、やつの犯行を止めるのもあなたしかいないと、それぞれ彼女を励ました。

覚悟を決めたタラは沢山の捜査員たちが配備された中、一人で水辺で相手が来るのを待ち続ける。
やがて現れたのは男性ではなく女性だった。
すぐにでも取り押さえたくなるところを、主任のデイナが計画を聞きだすまで、タラに頑張ってもらうと指示する。

タラは勇気を振り絞り彼女から情報を聞きだす。
スプレーが置かれている場所を聞いた瞬間、捜査員たちが飛び出してタラの身を守り犯人を取り押さえた。

取り調べ

彼女の名前はニタ・カヤリというパキスタン生まれでコネチカット育ちの人物だった。
彼女が黒幕の可能性はないのか?マギーが聞くと、グリーンバードはサイトにログインしているし、バッグにあった皮膚片は男性のものだったという。

回収されたバッグの中は次のターゲットの場所と、毒針が仕込まれたスプレーだった。逮捕したカヤリはグリーンバードではなかった。
依然、行方が分からずIPからも辿れない状況なため、カヤリに話を聞くことにする。

グリーンバードとどういう関係なのか?と問うと、彼はパートナー、運命の人と答えるカヤリ。
マギーは甘い囁きが書かれた文章を読み上げ、それはタラに送っていた内容だと教える。
グリーンバードはカヤリに送っていた内容を、丸々タラにも送っていた。

自分だけが愛されているわけではないと知ったカヤリの心は揺らぐが、協力することはできないという。
なぜなら、彼の居場所も名前も知らなかったのだ。

そこでマギーたちは他に会った少女がいないか、話を聞くことにした。
3人の少女に会ったというが、名前は分からなかった。

カヤリのIDでログインしようにも、既にサイトは閉鎖され書き換えられていた。
そこにはFBIへの挑戦状のような動画が公開されていた。

再びカヤリに話を聞くマギーたち。
会った日時や特徴を教えて欲しいと願い、刑が軽くなるよう司法機関に交渉すると約束する。
そして教えられた手がかりを元に、残り3人の少女の身元を捜す。

グリーンバードの正体

さきほどの動画の編集の癖やアップデートから、アリ・カラという人物が浮かび上がる。
彼はISのウェブサイト管理者で、傍受したやり取りの音声を流す。

OAがその場で言っていることを翻訳し、彼らの狙いが手始めにニューヨークを狙い、アメリカ中に毒をまこうと考えていることが判明した。

音声を分析した結果、アリ・カラとやり取りをしていた人物は、ハリド・バルフムだと分かった。

OAは以前、モスルの化学テロの捜査でバルフムを追っていた。
やつは塩素ガスでアパートを爆破したため、駆けつけたときには39人が窒息していた。
肌は紫色になり顔は焼けただれた酷い有様だったことを語る。

3人の少女のうち2人は学校にいたが、残る1人の少女の行方が分からなかった。

最後の少女の行方

残る一人の少女、ハキーマ・バッシーの行方を追っていたマギーたちは、本部から連絡を受ける。
メトロカードの使用歴から、ボローホール駅で降りたことが分かった。
そこはファーマーズマーケットが行われている場所だった。

急行したマギーたちはすぐに現場の人たちに食べ物を下に置くよう命じ、食べないように告げる。
しかし、既に発作が起き始めた人が出て、救急車を要請する。

ハキーマの行方を追って周辺を捜し、彼女を発見しすぐに確保する。
彼女自身も針で死ぬ可能性があったのに、スプレーには毒針が仕込まれていなかった。
グリーンバードは彼女には本当のことを告げていて、一緒にどこかへ行こうとしていた。

そこで荷物を漁ってみたところ、フェリーのチケットが発見される。
グリーンバードはそこにいる、マギーたちはフェリー乗り場へ向かった。

物語のラスト

沢山の人がいる乗り場で手分けして、グリーンバードことバルフムを捜すマギーとOA。
視線の先に怪しい人物を見つけ、OAはバルフムだと確信する。

しかし、やつはその辺にいる女性を人質に取り、すぐに投降するつもりはなかった。
銃口を向け続け狙いを定めているOA、自分が黒幕だと認めろというが、やつは認めない。
OAはためらいなく引き金を引き、バルフムの額に命中した。

カヤリの証言は量刑に考慮されることになったが、ハキーマは2人殺したことと、18歳の誕生日を迎えていたため大人として裁かれることになった。
バルフムは死亡し、やつの化学テロは2度と起きないとジュバルは言う。

できれば刑務所に入れたかったと語るOA、なぜなら死ねば殉教者扱いになるからだという。
マギーは少女たちがなぜISにのめり込んだのか、今も考えていた。
その結論として、誰かと繋がりたくてISにさえ近づく、それだけ彼女たちは苦しんでいたに違いないと感じていた。

マギーは一人部署に残りPCに向かいメールを書く。
それはタラへ宛てたもので、いつでも話を聞く、あなたは1人じゃない。あなたは大切な人よ。と書いて送った。

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【FBI:特別捜査班】2話の感想

今回の話はテロと少女が結びつく理由は何だったのか?というテーマの話でした。

思春期の少女たちが抱える悩みは、ネットがあるご時勢、見知らぬ悪人につけ込まれてしまいました。
それもよりによってISという、英語圏ならではの展開です。

日本でも座間の事件などがあり、少女の誰かと繋がりたいという気持ちを悪用したものが実際起きてます。
なぜ繋がりたいと思うのか?その背景には様々な環境や事情があるとは思います。
ただ、この誰もが経験する思春期という時期は、大人の常識というものは一切通用しません。

彼女たちは今そこにある世界がすべてで、そこで起きていることが苦しければ、誰かに伝えたいのです。
そして誰かに聞いてもらいたい、ただそれだけのことなのです。

大人の常識など持ち出して諭されたり、一過性のものだから耐えろとか、そんな話を聞きたいわけじゃありません。
寄り添ってくれる人がいれば、それで少しは救われます。

マギーはそんな彼女たちの気持ちに寄り添おうと、最後タラへメールを送りました。
こういうところが、この作品のいいところです。

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【FBI:特別捜査班】2話の補足

今回も気になったことをいくつか補足します。

ISとは?

今回の組織である“IS”は、イスラミック・ステートの略称です。日本ではイスラム国と訳されてます。イラクとシリアにまたがる地域で活動する、イスラム過激派テロ組織となります。

モスルとは?

OAが「モスルで潜入捜査」というセリフで出てきたのは、イラク北部にある都市の名前です。世界有数の石油産出地域で、ISがこの場所を占拠していました。後にイラクが奪還します。

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【FBI:特別捜査班】2話のその他気になったこと

  • ヘビメタファンだと思われるデイナ
  • アメリカの学校のイジメの内容がハード過ぎ
  • 殉教について学び直す必要があるグリーンバード
  • 学生におとり捜査をさせるFBI
  • しかも相手が来るまで帰れない
  • さらに情報を聞きだすまで助けは来ない
  • オタクじゃなくても分かるように「追跡できない」と通訳してくれるジュバル
  • google検索より早い、声のDNA検索
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【FBI:特別捜査班】2話のまとめ

ISが十代の少女を甘い言葉でスカウトし、テロを起こさせるという恐ろしい話でした。

行き場のない少女の苦しみを、優しい言葉で慰め恋心で操り、最後は口封じに殺害するという酷い計画です。

本来なら家族や友人が彼女たちの悩みを聞いてあげればいいのでしょうが、彼女たちはみな学校でイジメを受けていたり、親が無関心だったり高圧的だったりしました。
その結果、ネットに救いを求めて心の隙につけこまれます。

少年よりも少女のほうが誰かと繋がりたいと思う気持ちが強いようで、アメリカに限らず日本でも問題になっています。

彼女たちにしてみれば、イジメてくるクラスメイトや、話を聞いてくれない親よりも、テロリストのほうがいいということでしょう。

危うい少女たちを救うのは、身近な人であって欲しいと願うばかりです。

次回は5月2日23時から吹き替え版、字幕版は5月5日22時から放送予定です。

【FBI:特別捜査班】2話のいいセリフ

確かに怖いだろう。でもここでやらなきゃきっと後悔する。

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