【エルピス】4話のネタバレと感想|再審請求が棄却でまさかの事態に

2022秋ドラマ

【エルピス―希望、あるいは災い―】4話のネタバレと感想をまとめています。

恵那の画策で放送されてしまった冤罪のVTRが視聴者の反響もあり、第2弾を放送することになる。しかし、松本の再審請求が棄却されてしまい……。

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【エルピス】4話のあらすじ

『フライデーボンボン』の自身のコーナーで浅川恵那(長澤まさみ)は、勝手にVTRを差し替えて放送してしまう。スタッフが大慌てになり止めようとするが、プロデューサーの村井喬一(岡部たかし)はそのまま流すことを命じる。事前に知らされていたMCの海老田天丼(梶原善)は、第2弾も予定されていることを示唆した。

放送後、恵那の暴走にプロデューサーの名越公平(近藤公園)は怒り叱責する。恵那はただ黙って聞いていた。流す事を知らされていなかった岸本拓朗(眞栄田郷敦)は、恵那に文句を言うが相手にされなかった。放送後の反響は大きく、番組を見た被害者の同級生から感謝の電話をもらう。2人はますますやる気になった。

視聴率も良かったことから、第2弾の放送をする。そのせいか、松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の再審請求が棄却されてしまい……。

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【エルピス】4話のネタバレ

放送の反響は良い事ばかりだけでなく、再審請求が棄却されたことでかチェリーさんが自殺してしまいます。

反響

放送後の反響はネットでも好意的なものが多かった。視聴率も好調で第2弾の放送も決定だと、岸本拓朗(眞栄田郷敦)ははしゃぐ。だが、浅川恵那(長澤まさみ)は逆に怯えていた。上層部の反対を無視して数字を取ったことが、彼らの顔に泥を塗ったことになるからだ。

偶然局長(春海四方)と会った恵那は、さっそく放送について謝罪する。しかし局長は好意的な反応をした。実はプロデューサーの名越公平(近藤公園)は、局長に話を持って行ってなかった。名越は独断で却下していたのだ。制作会議で恵那は名越に頭を下げはするものの、第2弾は局長のお墨付きなのですぐに制作すると言ってやった。

恵那は「あらゆるものを私利私欲で分解し、全て惰性へ溶かし込むコンポストみたいな職場から、自分の仕事を取り戻してみせますよ。絶対に」と心の中で誓った。

怠慢

放送を見た新聞記者の笹岡まゆみ(池津祥子)が新たな情報を持って来る。最近起きた女子中学生が殺害された事件についての話だった。どうも神奈川県警がほとんど捜査をしていないというのだ。特別捜査チームも作られてはいるが、捜査員は退職間近の人ばかりを集めた形だけのものだという。

被害者の中村優香(増井湖々)の遺体には、暴行された形跡があったが着衣の乱れはなかった。つまり、暴行後に犯人が着せ直したのではないかと思われている。体勢も棺の中にあるように真っすぐに整えられ、腹の上で両手が組まれていた。それなのになぜか、右足の靴だけがなかった。

この遺体の特徴が12年前の井川晴美(葉山さら)の事件と全く同じ状況だった。素人の自分でも同一犯の犯行だと分かる、当然、警察だって分かっているはずだとまゆみは息巻く。だからこそ、県警は中村優香の事件を捜査したがらないのではないか、自分たちの過ちを認める事になってしまうから。と、まゆみは推理した。

怪しい目撃証言

12年前、井川晴美の遺体があった現場に恵那と拓朗は向かう。発見時晴美の遺体は真っすぐ横たわっていた。しかし、前日に大雨が降ったことにより、半分水に浸かった状態だった。そのため検出された体液はごく微量でかつ、状態も悪かったため当時の技術ではDNA鑑定ができなかった。

ただ、犯人の血液型がA型ということだけは判明した。松本の血液型もA型であり、犯行時刻のアリバイもなく、家出少女を自宅に住まわせていた。そして警察での自白と、さらに目撃証言もあったことから逮捕された。

証言をしたのは西澤正(世志男)という男だった。恵那と拓朗は現在の西澤の状況を遠巻きに確認する。妻に対してクラクションを鳴らして暴言を吐くような、いわゆる輩っぽい人物だった

別の目撃証言があったにも関わらず、それがなかったことにされたのはなぜか。西澤の目撃証言とはいったい何だったのか、恵那は疑問を感じていた。

開かずの扉

西澤の証言が嘘だとしたら、再審もありえるのではと拓朗は期待する。再審請求が認められるケースは年に2~3件しかないと、恵那はあまり期待していなかった。ならDNAを再鑑定したらどうだろうかと拓朗が提案するが、再鑑定には検察側の同意が必要だった。だから“開かずの扉”だと言われていると恵那は説明した。

拓朗は弁護士である母親の陸子(筒井真理子)に再審請求の話を聞く。経験上ほとんど可能性がないと言う陸子。10年たって棄却の通知がきたりするため、獄中でそのまま亡くなる人もいるという。むしろ、それが狙いなのではないかとさえ思っていた。

突きつけられた現実に拓朗は頭を悩ませた。陸子はそんな拓朗を宥めるように、風呂にでも入ってこいと促した。

絶望

2回目の放送も視聴率はよく、ネットメディアを中心に世間の話題として広がった。局長もご満悦でさらにコーナーの放送枠を伸ばすよう名越に指示した。

松本良夫(片岡正二郎)の弁護士である木村卓(六角精児)が恵那に会いに来る。頼んでいた再審請求が通った事例についての書類を持ってきてくれたのだ。話を聞こうと中へ促す恵那だが、木村は帰ろうとする。そして言いにくいことがあるといい、松本の再審請求が棄却されたと教えた。

なぜ今日なのか、突然のことに呆然とする恵那。自分たちの番組のせいなのかと問いかけるが、一切の事は分からなかった。知らせを聞いた拓朗はあの番組で放送されたからって、裁判所が逆上するとかありえないと憤る。誰が何のために焦っているのか、全く何も分からない状況だった。

恵那は村井が言っていた事を引き合いに出す。敵はどこにいるか分からない、ジャングルで棒を振り回しているバカなガキと一緒だということを。おもちゃみたいな正義感で、余計なことをするんじゃないと、今回身を持って知った。

大山さくら(三浦透子)には自分が伝えておくと恵那は言い、さらに村井と名越に特集を中止せざるをえなくなったと謝罪しに一緒に行こうと拓朗を誘う。拓朗はなぜ中止にしなければならないのか、他の可能性もあるはずだと拒んだ。呆れた恵那は「無理だよ。勝ってこないよ、君なんか」と言って一人で向かった。

その後、1人スタッフルームに残っていた拓朗に、1本の電話が入る。殺害された井川晴美と交際していたという男からの電話だった。手紙のやり取りをしていたという男は、今読み返してみると犯人ではないかという男の話が書かれていたという。当時警察にはそのことを話していないらしい。食いついた拓朗は手紙をファックスで送ってもらうことにした。

誘惑

以前、斎藤正一(鈴木亮平)が話したいことがあると言っていたことを思い出した恵那は、それが何だったのか教えてもらおうとメッセージを送る。斉藤は夜に家に行くと返信した。

やがてやってきた斎藤に恵那は、話そうと思っていた内容が何なのかたずねる。放送後に松本の再審請求が棄却されたのは、何か関係があるのではないかと思っていたからだ。斎藤は呆れたようにたまたまだろうと聞き流すが、恵那は負けじと食い下がった。

そして改めて何の話をしにきたのか問いただす。放送をやめさせたかったと斎藤は認めるが、なぜなのかを問うと「傷つくよ、君。知らないほうがいいこともあるんじゃないの?」とはぐらかした。そして恵那に迫る斎藤、恵那はやめてと拒んだ。

「じゃあさ、何でベッド買ったの?」と斎藤の一言に、恵那は抗う術をなくした。2人はまた関係を持ってしまう。自分の不甲斐なさを知った時、斎藤に抱かれたくなる。守られているような感じがしてしまうからだ。そんな自分の心理を斎藤は見透かしていた。かなうはずもないと恵那は諦めた

翌朝、インターホンの音が鳴る。拓朗が新情報を持って来たと家にまでやってきたのだ。ちょうどエントランスを抜けていく斎藤と遭遇し、恵那ではなく彼に入手した情報を見せる拓朗。ファックスは文字が所々掠れて読めないのだが、本物を後日送ってもらう約束だと話した。

呆れた斎藤は金銭の支払いをしたかを問う。手付けで5万、本物が送られてきたら15万払う予定だと答えた。本物は送られてこない、恐らくガセ情報だと斎藤は呆れた。

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4話の結末

拓朗は村井と焼肉を食べながら、ガセ情報を掴まされたことを伝える。ガセだと村井も言い、だから冤罪を生半可な覚悟でやるなと忠告したんだと教える。恵那はもうやめたいみたいだが、自分はまだやりたいと拓朗が伝えると、村井は「やれよ、1人でも。男だろ」と励ました。

自分は何に勝っているのだろうとつぶやく拓朗。母親にそう言われて育ってきたが、本当は何にも勝ててないんじゃないかと悩んでいた。むしろ、自分と母は勝ち組だと思い込むために、より負けてきたのではないか、そう思っていた。

話を聞いていた村井は会計を済ませ拓朗を連れ出す。ビルの屋上へ行き、近拓朗の通っていた中学校を見せた。2007年に2年生の生徒が自殺した時、村井はここからカメラを回して取材していた。あれは拓朗の同級生だろうと言い、その時拓朗はどのポジションにいたのかを問う。いじめるやつか、かばうやつか。それともありがちな見て見ぬふりをしたやつなのかと。

拓朗は言葉を濁してごまかそうとすると、村井は「逃げんな!おい、向き合えよ。自分が何に負けてきたのか、ちゃんと向き合え。それができねぇ限り、お前は一生負け続けて終わるぞ」と言って迫る。逃げられないと感じた拓朗は思い出して涙しながら「僕は…裏切ったやつです」と白状する。

友人だったのに、傷だらけの手を見せていじめを訴えてきたのに、でも自分がいじめられるのが怖くて、拓朗は誰にも言えなかったのだ。母親にそのことを伝えたが、やはり学校に言わなかった。いじめの主犯が学年で一番の有力者の息子だったからだ。

「僕らは負けたんです。決定的に負けて…それからずっと負け続けている」と語る拓朗。勝ち組でいたいがために、友達を見殺しにし、なかったことにしてきたと自責する。勝ち組とは何なのか、何にどう勝っているのか。拓朗は涙を流しながら憤った。

恵那は拓朗に訪れていた変化に気付かなかった。いつもと同じ、弱くて逃げてばかりの拓朗だと思っていた。恵那は収録が終わった後、拓朗に斎藤が家に来ていたことを誰にも言うなと口止めをする。拓朗は何も言わずただ、冷ややかな目で恵那を見た。恵那はその目を見て、自分の弱さを、愚かさを、情けなさを見抜かれたと思った。

さくらは恵那から再審請求が棄却されたのを聞いた後、自宅のベランダに出て外を眺めていたが、しばらくして飛び降りた。

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【エルピス】4話のまとめと感想

冤罪を世間に訴えたら、再審請求が棄却されてしまったという話でした。

世論を動かして再審に持ち込み、松本を釈放するのが目的だったのに、逆に裁判所の逆鱗に触れました。本末転倒なことになってしまいます。それだけでなくチェリーさんは絶望したのか、飛び降りてしまいました。生死については次回のあらすじを見る限り、“自殺を図る”とあるので生きているのかもしれません。

斎藤が何ともしたたかな男でして、恵那の心を見透かしています。核心に迫られそうになると、恵那を誘惑して黙らせます。誰でもコロリと落ちてしまいそうなぐらい、鈴木亮平さんの色気が爆発しまくりです。毎回2人のラブシーンがある意味見所になりつつあります。

ヘタレの拓朗が村井にはっぱをかけられ、過去と向き合い変化が生まれます。自殺してしまった同級生は友人だったのに、自分がいじめられたくなかったので裏切ったそうです。拓朗の母も波風を立てたくなかったのか、学校には言わず知らないふりをしたようです。勝つためにたくさん負けた、という言葉が印象深く考えさせられます。

誰にでもある人の嫌なところをわざわざ表に出して視聴者に見せ付ける、非常に泥臭いドラマです。セリフ単体で見ると決して洒落ていたり美しくもないのですが、映像と合わせて見る事で印象に残るものが多いのもこのドラマの特徴です。地上波よりもWOWOWで放送しそうなドラマだなと改めて思いました。

次回は11月21日に放送予定です。

【エルピス】4話のいいセリフ

自分が何に負けてきたのか、ちゃんと向き合え。それができねぇ限り、お前は一生負け続けて終わるぞ。

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