【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話ネタバレ感想|下駄の音が響きやって来たのは…

2019秋ドラマ
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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】の第2話は、一般的によく知られているお露が新三郎の所へ、幽霊となって訪ねていく話となります。訪ねて来たお露を新三郎は喜んで受け入れますが、それが元で命が危険になってしまい…

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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話のあらすじ

平左衛門(高嶋政宏)が士官を許した若者・孝助(若葉竜也)はかつて殺した浪人の息子だった。隣家の放とう息子源次郎(柄本祐)と深い仲になったお国(尾野真千子)は平左衛門を殺して偽の遺言状によって飯島家を乗っ取る悪計を巡らせるが、その謀略を孝助に聞かれてしまう。一方恋する新三郎(中村七之助)に会えないため病身となったお露(上白石萌音)は焦がれ死にしてしまう。しかし、新三郎への思いは捨てきれず…

公式HPより引用
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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話のネタバレ

  • 毎夜お国の部屋に忍び込む源次郎に、お国はこの家を乗っ取る話を持ちかける
  • 平左衛門を殺し偽の遺言で源次郎に後を継がせ、お国はその妻に収まるという魂胆だった
  • その話を孝助は盗み聞きしてしまう。見つかりそうになるが、バレずに部屋へ戻る
  • 新三郎に会えない辛さから体調を悪くしたお露のところに、やってきた山本に文の返事について聞く。山本は二人を別れさせたいため、「お気持ちにはお応えできませぬ」と言ってたと嘘を言う
  • それでも会いたいと言うお露に、一目だけ見たらもう諦めるという約束で、時々家の外にある川を見るといいと伝える
  • ある日、新三郎がお露の家から見える位置に釣り船を停泊させ、お露の姿を見に来る。それに気付いたお露も新三郎に声をかけ、再会できた喜びにお互い名前を呼び合う
  • しかし、潮の流れの関係でこれ以上は停泊できないと船頭に言われ、新三郎は僅かな時間で行ってしまう
  • お露は新三郎の姿が見えなくなると、突然息が苦しくなって「新三郎様…」と言い残して死んでしまう
  • 亡くなったお露の遺体は実家に戻り、亡骸を見た平左衛門は何が起きたのかとお米を呼ぶよう言う。しかし、お米もまた首を吊って後追い自殺してしまう
  • 山本は新三郎のところへ行き、お露が“焦がれ死に”したと伝える。そしてお前のせいだといい、紹介した自分も悪かったと悔いる
  • 平左衛門の家へ相川新五兵衛がやってきて、孝助を養子にもらいたいと直談判する。平左衛門はその場で返事をし、孝助を養子にやる約束を交わす
  • そのことを孝助に伝えるが、お国たちの計画を知っているため断る。そして真実を話そうとするが言えず、酒を控えることと養子を早く迎えるよう提言する
  • 夜中に下駄の音が響き新三郎の家の前に牡丹の燈篭をもったお米とお露がやってくる。新三郎の姿を見るなり喜ぶお露、泊まっていけという好意に部屋へ上がる
  • 新三郎の部屋へ忍び込むお露は会いたかった思いを告げ、新三郎もまたお露を抱き締め二人は明け方ま過ごす
  • 夜が明ける前に戻らないととお露は家を出ていき、また明日来ると約束をする
  • 孝助に源次郎と密会していることを知られたお国は外で会っていた。そこでまずは孝助を何とかしようと画策する
  • 新三郎はまたお露と夜に会っていた。それをたまたま見た伴蔵が興味本位で二人を覗く。そこで見たのは顔の皮が剥がれ落ちた、どう見ても人間ではない女と抱き合っている新三郎だった
  • 驚いた伴蔵は慌てて陰陽師の白扇堂勇斎の元へ駆け込む。それは人外の者に違いないという勇斎と、朝になって新三郎の家を訪ねる
  • 新三郎の顔には死相が出ていて、体を見ると死斑も出ていた。10日以内に必ず死ぬと断言する勇斎は、お露ともう会ってはならないと告げる
  • お露の墓に向かい辺りを見たところ、牡丹の絵が描かれた燈篭が置かれていた
  • 寺の住職である良石和尚と話し、護符とお経、秘仏の観音像を渡される。護符をあらゆる入り口に貼り、7日7、蚊帳の中でお経を唱えるよう言われる
  • 言われた通りに蚊帳の中で夜、お経を唱える新三郎。そこにお露が近づいてくる下駄の音が聞こえてきた
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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話の感想

2話目は1話目とは違い怪談部分が出てきます。相思相愛ではあったものの、身分の違いから仲を裂かれる二人、会えぬ苦しみからとうとうお露は死んでしまいました。

山本が勝手に忖度して二人を裂こうとしますが、普通に平左衛門に言ったら意外と結婚を許可されたような気もします。なぜなら、その後孝助を養子にと言ってきた、新五兵衛に身分の違いがあることを言っても許可します。

もっとも、身分が高いほうから欲しいとお願いしてきているので、立場的には逆にはなりますが、お露を可愛がっている平左衛門なら許可したのではないかと思えてなりません。

要するに二人を引き合わせた手前、平左衛門の逆鱗に触れたら殺されると思った山本が、保身で二人の仲を裂こうとしていたように見えます。

お国と源次郎のほうは着々と計画を練り、邪魔者を排除していこうと密会を続けます。自ら動いて殺害するのではなく、どうやって孝助を葬ろうとするのか?その計画は次回以降に分かると思います。

今回はお国が立てた計画と、お露を追い払うためにした行動などについてまとめました。

ネタバレ前提となりますので、未視聴の方はご注意ください。

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お国の計画

源次郎と肌が合うようで押しかけられた時以来、毎晩のように源次郎と密会を続けるお国にはある計画がありました。それはどういったものでしょうか?

飯島家乗っ取り計画

  • 源次郎以外の男に抱かれたくない
  • 駆け落ちは負け犬のすること
  • 旗本隠居の妾になる気はない
  • この家を婿養子に渡したくない

そういう理由で源次郎に「この家をお前様と二人で乗っ取る」と言います。

さらに源次郎にこのまま一生部屋住みの穀潰し。嫁の来てもないまま飼い殺しになるか、800万石の旗本の当主になるかだったら悩むまでもないと源次郎を煽ります。

ではどうやって乗っ取るか?お国にはある考えがありました。

源次郎に後を継がせると書かれた遺言を偽造して、平左衛門を殺害するということです。

しかし、毒殺は小姓組時代お毒見役をやってたからバレるし、剣の腕では当然敵わない。どうやって殺害するかはじっくり考えるとお国は直ぐに行動に移そうとはしません。

だが、そんな話を孝助に盗み聞きされてしまいます。それに気付いたお国は乗っ取るのは後にして、孝助を排除することを優先します。

孝助排除計画

話を聞かれたとはいえ、孝助は平左衛門への忠義心が高過ぎてお国の暗殺計画を言えません。その代わりに平左衛門へ提言をします。

  • 酒を飲みすぎないようにして欲しい
  • 養子を迎えて家の安泰を一刻も早くして欲しい

とだけ伝えます。これには、酒に酔ったところを襲われかねないということと、家を乗っ取ろうとしているお国の計画を阻止したいという気持ちの表れです。

今度はそれを盗み聞いていたお国が、まずは孝助を排除しなければ乗っ取りどころじゃないとなります。

  • 孝助は自ら片を付けようとしている
  • お国と源次郎を始末した後、自らも腹を切るつもりだ

と、孝助の強い覚悟をお国は察します。やられる前にやると、お国は孝助を何とかしようと考えます。

自ら手を下したら痛い腹を探られるというので、誰かを使ってやるのか、孝助を罠にはめるのか?そんな雰囲気の策を考えているようです。

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お露を追い払うためにした行動

伴蔵がお露の姿が人間のものではないと驚き、陰陽師の勇斎の元へ駆け込みます。では、新三郎が一緒にいた相手は何だったのか?

  • 新三郎を見て死相が出ているという
  • さらには死斑まで出ている
  • 10日以内に必ず死ぬ

どうやらお露が人間ではなく幽霊のため、新三郎は取り殺されそうになっています。そんなお露の霊は厄介だと良石和尚は言います。

なぜなら、ひたすら恋しいと思って来ているので、祈祷で鎮魂をしても無駄。新三郎をあの世に連れていくまで諦めないということです。

供養をしようがしなかろうが関係ないのです。新三郎と一緒にいたい、それがお露の望みだからです。

  • 7日後は祈祷が功力を表すという新月の夜
  • お露が成仏できるよう、その時に改めて満中陰の修法をする
  • それまで7日7晩を耐える

満中陰とは何か?調べてみたところ、“中陰が満ちる”四十九日の忌明けを迎え、死者が無事に成仏したことを言うそうです。

成仏していないお露を成仏させるため、祈祷の力が一番発揮される新月の夜に、四十九日の法要の時のようなことをするということなのか?ちょっとよく分かりません。

それまで耐えろと言われてもただ耐えるのも難しいので、良石和尚があるものを授けてくれます。

  • 雨宝陀羅尼経という珍しい経典
  • 寺の秘仏である海音如来像
  • 祈祷した護符

まず、あらゆる入り口に護符を貼り、蚊帳にこもって海音如来像を置き、経典に書かれた教えられた真言を唱える。これを7日7晩やれと言います。

教えられた真言は次のようなものです。

  • オン バソダレイ ソワカ
  • オン シリバソ ソワカ
  • オン バソ ソワカ

似ていて間違えそうなお経ですが、これが海音如来の真言ということだそうです。

新三郎は伴蔵に手伝ってもらって夜になる前に護符を貼り、蚊帳にこもって仏像を置き早速真言を唱えます。そこに下駄の音が鳴り響き、お露が近づいて来るところで今回は終わります。

新三郎は耐えられるのか?お露と一緒にあの世へ行ってしまうのか?次週以降も楽しみです。

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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話のロケ地

総本山 三井寺

谷中 新幡随院として出て来る場所です

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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話のその他気になったこと

  • 子供を身篭ったというとビビる源次郎
  • みなが不幸になるいいことがないと、お露と新三郎の交際を妨害する山本
  • 桶の蓋が一瞬開いて山本を睨むお露
  • 新三郎が殺したと責める山本
  • 偶然を装って来るお露の霊
  • 新三郎にはお露は普通に見えるらしい
  • 見事な死相、近々死ぬと本人前にして感心する良石和尚
  • 仏像がなくなったら寺は大損だが、貴殿は死ぬと脅す良石和尚
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【令和元年版 怪談牡丹燈籠】2話のまとめ

今回の話は前半部分は怖くはありませんが、お露が死んでからは怪談話となります。死んでも最初は可愛らしいお露ですが、顔が半分爛れたようになったかと思ったら、顔の皮がなく肉が剥き出しな状態になります。

そんな顔や姿なのに、新三郎には可愛いお露にしか見えていないらしく、抱き締めて一緒に幸せそうな気分でいます。傍から見たらそら恐ろしい状況なのですが、当の本人たちは全くもってハッピーです。

新三郎がお露と一緒にいられるなら、あの世でもいいかな。みたいに思い始めたりもしそうなぐらい、ずっと会えずにいた二人は求め合います。

それもこれも山本が二人の交際に反対して妨害したせいです。生前、思いを遂げられないがゆえに、幽霊になって会いに来てしまったわけです。恨んで山本を呪い殺しはしないのか?そんな展開も考えられそうです。

次回は10月20日に放送予定です。またちょっと怖そうな雰囲気の予告でした。

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