【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】のキャストとあらすじ|尾野真千子主演で初の全編映像化

2019秋ドラマ
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NHK BSプレミアムで2019年10月6日からスタートする、【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】のキャストと原作の紹介です。落語好きな人なら実は長編であることはご存知だと思います。今回初めて一部ではなく全編を映像化します。

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【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】の基本情報

  • 放送局:NHK BSプライム 毎週日曜22時
  • 放送開始日:2019年10月6日(日)22時00分~(全4話)
  • 12月にBS4Kで放送
    • BS4K「完本 怪談牡丹燈籠」 前編「因の巻」/後編「果の巻」(各119分)
  • 放送枠:プレミアムドラマ
  • 脚本・演出:源 孝志
  • 音楽:阿部海太郎
  • 語り:神田松之丞
  • 制作統括:千野博彦、伊藤 純、川崎直子、八木康夫
  • 公式HP:https://www4.nhk.or.jp/P5858/

【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】のあらすじ

時は寛保三年、剣客で知られた旗本の青年・飯島平太郎は、訪れた本郷の刀剣商で酒に酔った浪人に絡まれ、若気の至りから斬り殺してしまう。幕府によっておとがめなしとの裁定となったものの、全てはこの事件が発端となる。

時は流れ20年後、平太郎は家督を継ぎ平左衛門となり、妻との間には可憐な一人娘・お露が生まれていた。しかし妻は若くして病死、奥方付きの侍女だったお国は、やがて家内を取り仕切り、平左衛門の愛人となり権力を握っていくことになる。

ある時、壮健な若者・孝助が士官を願い出てやってくる。実は孝助は平左衛門とは不思議な因縁で結ばれた男であった。一方なかなか縁談に応じず父を困らせていたお露は、医師・山本志丈の仲介により、美男の浪人・新三郎と運命の恋に落ちる。それは許されざる恋だった。

公式HPより

【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】の主演は尾野真千子さん

お国(演:尾野真千子)

登場人物 お国

飯島家の奥方付きの侍女。主君を殺し、家の乗っ取りを策する悪女。

キャスト 尾野真千子

  • 1981年11月4日生まれ
  • 2011年の連続テレビ小説『カーネーション』のヒロイン役でブレイク
  • 主な出演作
    『Mother』(2010年日本テレビ)『最高の離婚』(2013年フジテレビ)など
  • NHKのドラマは主演した『夏目漱石の妻』以来3年ぶり

尾野真千子さんのコメント

──お国を演じるにあたって心掛けられたこと
悪女だけではない人になりたかったですね。たしかに一言でいうと悪女ではあるんですけれど、でもそれだけではない、悪女になるに至った理由や、それでも人を愛したという事実も、きちんと演じたいと思いました。

──源次郎 役の柄本 佑さんとのお芝居について
すごく楽しくて、やりやすかったです。恥ずかしがることもなく、気持ちよく芝居ができました。柄本さんとは、本番直前までずっと芝居とは関係ないことばかりしゃべっていたんですけれど、そうやってしゃべることでお互いに緊張をほぐしていたんだと思います。そうすることでコミュニケーションもとれたし、本当にとても気持ちよくお芝居できました。

──みどころをお聞かせください
3組の男女にそれぞれのお話があって、それぞれが人間ドラマを繰り広げるんですけれど、決してオムニバスというわけではなく緻密につながっているので、その人間ドラマを見てもらいたいですね。単純に「怪談」とひとくくりにされるものでもなくて、それぞれの恋愛、それぞれの人間ドラマがしっかりご覧いただきたいところです。それから、ロケでもセットでも、京都でしか撮れないなって思う現場でしたね。映像にすごくこだわっていて、着物の帯やメイクなども隅々まで見ていただきたいです。それぞれのシーンの気持ちに合ったメイクをして、細かく変えているので、そういう繊細な映像美もじっくりお楽しみいただけたらうれしいです。

公式HPより

【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】の登場人物とキャスト

宮辺源次郎(柄本佑)

旗本・宮辺家の次男坊

柄本佑さんのコメント

──脚本の印象は

「怪談牡丹燈籠」は、落語や歌舞伎でもたびたび取り上げられてきた古典の題材ですけれども、原作では、今回ぼくが演じた「源次郎」ってダメダメな男なんですよね。その源次郎のキャラクターを今回、演出の源監督が膨らませてくれたので、新鮮でおもしろいなと思いました。その一方で、今回の源次郎は、オリジナルとはかなり違うものの、いわゆる「色悪」と呼ばれる原案のキャラクターから生まれていることは確かなので、歌舞伎の牡丹燈籠を何度も見ました。あとは悪役が出てくる時代劇、特に色悪の要素を含む作品を見て、身の回りを時代劇にしておくようにしましたね。

──お国役・尾野真千子さんとの共演について
尾野さんとは、ガッツリ組んだのは今回が初めてだったんですけど、この人すごいなって思いました。言葉で表現するのが難しいんですけど、いっしょにやっていて、スクリーンや画面の世界の中だけで完結しているなというか。その世界の中だけで収めてくるんですよね。たとえば、俳優のタイプによっては、スクリーンからあふれ出てくるような演技に、オーッて圧倒されちゃう方もいるじゃないですか。でも尾野さんはその逆で、スクリーンの中で演られていることが気になって観客が思わず覗き込みたくなっちゃうタイプだと思うんですよね。自分の世界に人を惹きつける力がある方だなと思ったし、僕が気になるのはそういう俳優のタイプなんです。

──みどころをお聞かせください
源次郎としては、殺陣でしょうか。今回の作品は、ぼくが今まで出たどの作品よりも、時間的には一番長く殺陣をやっているので、みどころの一つに感じていただきたいです。源次郎は、居合の名手という設定なので居合も練習しましたし。それから、僕はじめてだったんですけど、今回、額の横側の皮膚を上げて、目をつっているんですよ。それがどう映っているのか自分でも気になっていて。あと、まあ今回のような役はなかなかやったことないので、自分自身としても見るのに勇気がいるなって思っています(笑)

公式HPより

黒川孝助(若葉竜也)

平左衛門を父の仇と知らず飯島家に奉公し剣に打ち込む若い武士

若葉竜也さんのコメント

──黒川孝助はどんな役ですか

自分の嫁を残して復讐のために長い旅に出るって、なかなかだと思うんですよ。もし孝助がただの善人だったら、お国と源次郎の2人を許して、愛する人のそばにいると思うんですけど、その生活を捨ててまで、2人を追いかけて殿のために復讐を果たすというのは、ある種の狂気性すら感じさせますよね。演じる上でも、泣いたり笑ったり照れたり、といった孝助の可愛らしい部分はストレートに出したんですけど、ほかのしぐさや佇まいに関しては、ずっと殺気みたいなものを持ってないといけないなと思っていました。ただニコニコ、善人で真面目で正義だっていう人ではなくて、なんか気味悪いよねみたいなもの、そういうのを持っておきたいなと思って演じました。そういう熱量の違いは意識していたつもりです。

──宿命の相手となったお国について
尾野真千子さんが演じるので、お国が綺麗なのはわかっていましたけど、尾野さんの爆発的じゃないグロテスクさみたいなのが、お国にすごく合っているなと感じました。尾野さんは、爆発させるタイプの役者ではないと思うんです。でもドロッとしているものがあふれ出ちゃう瞬間みたいなのが、尾野さん素敵だなって思っているところで、お国に少し同情してしまう瞬間もあって。だからお国もただの悪じゃないんですよね。ただの悪と正義じゃなくて、あくまで何かグロテスクなものを持った人間同士が向き合うという感じでしょうか。最後に孝助はお国から、今回の牡丹燈籠を象徴するようなセリフを言われるんですけど、本当にこのセリフがこの作品のすべてだなと思って受け止めました。

──みどころをお聞かせください
きっと、演じた自分たちがみどころだと思うところって、すごく身内的なものになってしまうと思うんですよね。なので、視聴者の方がそれぞれに「ここがおもしろかった」という部分を見つけてもらえるのが僕はいちばんうれしいですね。「共感した」でもいいし、「嫌悪感を抱いた」でもいいし。それぞれのみどころと向き合ってご覧いただけたらうれしいです。

公式HPより

萩原新三郎(中村七之助)

美男の若い浪人

中村七之助さんのコメント

今の時代ならではの解釈がとても面白い脚本だと思いました。新三郎は運命的な恋をして人生が激変し、真実の愛を知ってしまったがゆえに悲しい結末を迎えます。愛を貫く姿は、はかなくも美しく、とても演じがいがあります。私にとっては久しぶりの映像作品です。見てほしくないような恥ずかしい気持ちもありますが、見逃せない作品になると思います。どうぞお楽しみください。

公式HPより

お露(上白石萌音)

平左衛門の美貌の一人娘

上白石萌音さんのコメント

人間の愛憎が交差する物語に、文字を追うだけで心が乱れました。そしてみなさんと初めて顔を合わせて読み合わせをした日の緊張と感動のまま、現場でも濃密な時間を過ごしています。ひとの真ん中を覗いてしまうような感覚の怪談になると思います。先輩方の背中を追って精一杯努めます。

公式HPより

お米(戸田菜穂)

お露の侍女

山本志丈(谷原章介)

新三郎の友人の医師

伴蔵(段田安則)

新三郎の下男

お峰(犬山イヌコ)

伴蔵の妻

飯島平左衛門(高嶋政宏)

旗本で剣の達人

高嶋政宏さんのコメント

脚本を読んで、とにかく興奮しました! レ・ミゼラブルのように極悪人だけが幸せになるわけでも、ゾンビのように屍人との戦いに明け暮れるだけでもない! その根底には本格時代劇がある!紛れも無く、そこには正義がある! 物語の流れの中に楔のように所々に打ち込まれるエロス。その構成の妙により、まるでボディブローのように効いてくる、この奇跡の作品! 皆さんの眼でお確かめください!

公式HPより

【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】の原作

【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】は、初代三遊亭圓朝が作った落語の怪談噺が元になっています。

浅井了意による怪奇物語集『御伽婢子』や深川の米問屋に伝わる怪談、牛込の旗本家で聞いた実話などを元に作られました。

この『御伽婢子』は中国明代の怪奇小説集『剪灯新話』に収録された小説『牡丹燈記』を翻案したものです。
若い女の幽霊が男と逢瀬を重ねているうちに幽霊であることがバレ、幽霊封じをした男を恨んで殺すという話となります。

圓朝はこの幽霊話に仇討や殺人、母子再会などを加えて、人間関係が複雑に絡み合うドロドロしたドラマに仕立て上げました。

よく知られる“お露の亡霊に取り憑かれた新三郎の悲劇”は、本来の長編から前半の中心部分を切り取って作られたものになります。実際の牡丹燈籠は長編人情噺で、今回放送するドラマでは全4話で長編をドラマ化します。

六代目三遊亭圓生はこの長編を4つに分けて演じてました。

  • お露と新三郎の出会い「お露新三郎」
  • お露の亡魂が新三郎に通い祟りをなすくだりの「お札はがし」
  • 伴蔵の悪事の下りの「栗橋宿/お峰殺し」
  • 同じく伴蔵の悪事の下りの「関口屋のゆすり」

初代圓朝の「怪談牡丹灯籠」の速記本は22個の章に分かれています。ネタバレになりますので、ご注意ください。

  1. 飯島平太郎(のちの平左衞門)は、刀屋の店先で酒乱の黒川孝藏に絡まれて斬り殺す。(「発端/刀屋」)
  2. 医者の山本志丈の紹介で、飯島平左衞門の娘・お露と美男の浪人・萩原新三郎が出会い、互いにひと目惚れする。(「臥龍梅/お露新三郎」)
  3. 黒川孝藏の息子・孝助が父の仇と知らず、飯島家の奉公人になる。平左衞門は気づいたが、黙って孝助に剣術を教える。
  4. 萩原新三郎はお露のことを想い、悶々とする。店子の伴蔵と釣りに出かけ、お露の香箱の蓋を拾う。
  5. 飯島平左衞門の妾・お国は、平左衞門の留守中に隣家の息子・宮邊源次郎と密通する。黒川孝助が見咎め、喧嘩になる。
  6. 死んだと聞いたお露が萩原新三郎の前に現れる。
  7. 相川新五兵衞が飯島平左衞門宅を訪れ、自分の娘・お徳と黒川孝助との養子縁組を持ちかける。
  8. 人相見の白翁堂勇斎が萩原新三郎宅を訪ね、死相が出ていると告げる。お露が幽霊であることがわかり、仏像とお札で幽霊封じをする。
  9. 宮邊源次郎とお国は邪魔な黒川孝助を消すため、一計を案じるが失敗に終わる。
  10. 伴蔵と妻のお峰が百両で萩原新三郎の幽霊封じの仏像とお札を取り外してやる、と幽霊のお露に持ちかける。
  11. 飯島平左衞門の金百両が何者かに盗まれる。お国はこれを利用し、黒川孝助が疑われるように工作する。
  12. 伴蔵と妻のお峰は幽霊から百両を受け取り、萩原新三郎の身辺から仏像とお札を取り去る。(「お札はがし」)
  13. 飯島平左衞門の機転と計らいで黒川孝助の濡れ衣は晴れたが、孝助は平左衞門を間男の宮邊源次郎と間違えて刺してしまう。平左衞門は自分が孝助の父の仇であることを告げ、孝助を相川家へ逃がす。(「孝助の槍」)
  14. 萩原新三郎死亡。
  15. 飯島平左衞門は深手を負いながらも、宮邊源次郎を殺しに行くが、反対に殺されてしまう。源次郎とお国は飯島家の金品を盗んで逃走する。黒川孝助はお徳と祝言をあげるが、亡き主人・平左衞門の仇を討つため源次郎とお国を追う。
  16. 萩原新三郎の葬儀を済ませたのち、伴蔵と妻のお峰は悪事がばれるのを恐れて、伴蔵の故郷・栗橋に引っ越す。
  17. 伴蔵は幽霊にもらった百両を元手に荒物屋「関口屋」を開いて成功し、料理屋の酌婦と懇ろになる。酌婦は、飯島平左衞門の元妾のお国だった。伴蔵は、お国との仲を咎めた妻のお峰を騙して殺す。(「栗橋宿/お峰殺し」)
  18. 死んだお峰が伴蔵の使用人たちに乗り移り、伴蔵の悪事をうわ言のように喋り出したので、医者を呼んだところ、その医者は山本志丈だった。事の次第を知った山本は伴蔵にお国の身の上を暴露する。お国の情夫宮邊源次郎が金をゆすりに来るが、逆に伴蔵に追い返される。伴蔵は栗橋を引き払い、山本と江戸に帰る。(「関口屋」)
  19. 仇が見つからず、孝助はいったん江戸へ戻り、主人が眠る新幡随院を参り、良石和尚に会う。婿入り先の相川家に戻ると、お徳との間に息子・孝太郎が生まれていたことを知る。
  20. 伴蔵は悪事の発覚を恐れて山本志丈を殺すが、捕えられる。孝助は良石和尚の予言に従い、人相見の白翁堂勇齋を訪ね、そこで偶然、4歳のときに別れた母親おりえと再会する。すると、孝助が探していたお国が、母親の再婚相手の連れ子であり、源次郎とともに宇都宮に隠れていることを知る。
  21. 母おりえがお国と源次郎の隠れ場所に手引きしてくれるというので孝助は宇都宮に出向くが、おりえは、夫に義理立ててお国と源次郎に事の次第を話し、2人を逃す。
  22. 母おりえは孝助に事の次第を話し、自害する。孝助は二人を追い、本懐を遂げる。

映像化作品

【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】の見どころ

今まで物語の一部分を抜粋して映像化していましたが、今回初めて長編の『牡丹燈籠』が映像化されます。

ワイヤーアクションや特殊メイクも駆使して映像化するとのこと、それらを使ったどんなシーンが見れるのか?

俳優さんも演技に期待できる人たちが揃っているので、クオリティは高いものと想像できます。

ドロドロの愛憎劇が繰り広げられ、人間の欲望剥き出しにした争いは、幽霊よりもある意味人のほうが怖いという結果になりそうです。

いつの時代も変わらない愛や欲望。時代劇の設定ですが、現代の私たちが見ても共感できて楽しめる内容です。

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