【相棒19】19話のネタバレと考察|暗号解読用に静の手紙を全文掲載

2021冬ドラマ
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2021年3月11日に放送された【相棒シーズン19】19話「暗殺者への招待」のネタバレと考察をまとめています。

初回に登場した加西が再び登場します。上からの圧力により無罪放免となった加西を、右京さんは逮捕することができるのか?今回は前編となり話は完結せず、次回最終回へ話は持ち越されます。

事件のネタバレとあらすじを簡単にまとめ、残された謎について考察してみました。暗号のような静の手紙も全文掲載しています。

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【相棒19】19話のあらすじ

麗音(篠原ゆき子)の銃撃を命じた加西周明(石丸幹二)は上からの圧力により無罪放免となった。実行犯である朱音静(日南響子)は逮捕され、取調べを受けていた。そこに弁護士の中郷都々子(織田梨沙)が現れ、彼女の弁護を担当することになった。すると静は供述調書を“保留”と言い始め、一切供述をやめてしまった。

加西にそそのかされて転落死した息子の母親・万津蒔子(松永玲子)は、静の面会にやってきて彼女に差し入れをしていた。右京(水谷豊)冠城(反町隆史)は静と話すこともできなかったため、彼女の様子を蒔子にたずねて様子を探っていた。

静は起訴されるとようやく供述を始めた。殺人については全面的に認めるが、加西周明の関与はでたらめだったと供述し直した。検察は新たな供述のほうが都合がいいため、彼女の言い分を採用することにした。

右京は静が供述を変えたのは、恐らく金と引き換えだったのではないかと推理する。しかし、金の受け渡しはどう行われたのか、静はどうやって確認できたのかが謎だった。

そこで右京と冠城はある人物に目をつけるが……。

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←18話最終回→

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【相棒19】19話のネタバレ

19話のネタバレは以下の3つです。

  1. 金銭を受け取った人物
  2. 殺しの依頼
  3. ドラマの結末

今回は事件が完結しません。次週最終回へ続きます。

1.金銭を受け取った人物

右京が目をつけたのは、静に面会に来ていた蒔子だった。彼女が絶大な信頼を寄せている人物、それは蒔子に他ならないと右京は思っていた。そこで、彼女から直接話を聞き出そうと会いに行く。

蒔子は嘘をつけない人物で、静が供述を変えたことを聞くと急に慌てだす。金で供述を変えたと思っていると右京が話し、金銭を受け取ったのは蒔子だと考えていると伝えた。すると、蒔子は怒り始め2人を追い返した。恐らく静の将来のことを考えて、蒔子は金銭を授受したに違いない。右京はそう考えていた。

実は弁護士の都々子が蒔子の所を訪ね、金を振込んだから静に入金されたことを伝えて欲しいと言ってきた。それと同時に渡された手紙を見て、蒔子はある決心をする。静に面会に行った日、「あなたの言うとおりにしてみるわ」と告げた。

金銭を受け取ったのは蒔子だった

2.殺しの依頼

ある日、蒔子は右京と冠城を呼び出し「静の金を使い込んだ」と言ってきた。それは、ネットで殺し屋を雇い、加西を殺すよう依頼したというものだった。

そこで右京たちは加西を呼び出し、直接殺し屋に命を狙われていると伝える。一度は笑い飛ばす加西だったが、すぐに冷静になり右京たちにボディガードをするよう命じる。右京は警察に出頭すれば一番安全だと言うが、その手には乗らないと加西は拒んだ。そして、加西は家までの護衛を右京たちに頼んだ。

蒔子は伊丹たちにもネットの闇サイトで殺し屋を依頼したと告げる。だが、殺し屋とのやり取りは残っておらず、母親のパソコンはハッキングされているのではないかと考えた。依頼の金額は2千万、半分の1千万を先払いし、残りの1千万は成功したら払う約束だという。

金は新聞紙に包んでコンビニの袋に入れて公園のゴミ箱に捨て、それを殺し屋が回収するという渡し方だった。その後、受け取ったと連絡が入り、朗報を待てと言われた。蒔子は怖くなったのか、殺し屋を止めて欲しいと警察に来たのだった。

加西を暗殺するため蒔子が殺し屋を雇った

3.ドラマの結末

右京たちは警察の駐車場で国家公安委員長で衆議院議員の鑓鞍兵衛と話をする。加西が逮捕されないよう圧力をかけたのは、鑓鞍ではないかと単刀直入に右京は聞く。なぜそう思うのかと問う鑓鞍に、右京は甲斐が副総監に会ったとき自分たちのことを「おたくの若い衆」と言って釘を刺したという。

自分たちのことを「若い衆」というのは、今まで鑓鞍以外いなかった。副総監がなぜ急に言い出したのか気になった。そこで思ったのが口調の伝播だった。直前に会っていた人物の口調や特徴的な表現が耳に残っていて、思わず自分も使ってしまったのではないかと。

副総監は加西を逮捕しないと決める前、鑓鞍と会って話していたのではないか。よって、副総監に圧力をかけたのは鑓鞍ではないかと右京は思い至った。自分は圧力はかけていないと言う鑓鞍、副総監が忖度したかは本人にきけと取り合わない。だが、加西が殺し屋に狙われているという、内閣情報調査室からの情報を右京たちに教えた。

右京は内調の柾庸子と会い、公園のゴミ箱から袋を回収する男の姿を捉えた映像を見せられる。男を職員が尾行をしたが見失い、殺し屋の存在が確認取れただけだった。加西に相応の罰を与えたいという同じ目的なので、情報の共有をしないかと庸子は右京たちに持ちかけた

内調に情報共有を持ちかけられる

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【相棒19】19話の考察

今回は前編なので事件は解決しません。次週の最終回で全てが明らかになります。そこで、今回の残された謎について考察し、最後どう終わるのかを勝手に予想しました。

1.最終回のあらすじ

まずは次週のあらすじを見ていきます。

加西 (石丸幹二) が殺し屋に狙われているという情報をめぐり、内閣情報調査室の柾庸子(遠山景織子)から協力を持ち掛けられた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。内調でも“加西不逮捕”の件を調査していたというが、右京はさらに上の権力者から、指示があったのではないかと疑う。いっぽう、加西の気まぐれで殺されかけた麗音(篠原ゆき子)は、鑓鞍 (柄本明) が衣笠副総監(杉本哲太)に加西の警護を要請した件も含めて、美彌子(仲間由紀恵)に不満をぶつけていた。同じ頃、麗音銃撃事件は単独犯で、加西は関係ないと供述を翻した静 (日南響子) が、加西からの金銭授受に蒔子(松永玲子)を利用している疑惑が浮上。しかし、当の蒔子は、黙秘の構えを見せていた。そんな中、内調を動かしているのは、官房長官の鶴田(相島一之)とにらんだ右京と亘は、鶴田から事情を聞く。すると、加西は政界に深く食い込んでいて、特に鑓鞍とは昵懇の関係にあると証言する。

暗殺の標的になりながら大胆な行動に出る加西
いっぽう、静と蒔子が共謀する裏には意外な理由が!?
陰謀渦巻く“加西暗殺計画”が驚がくの事態を招く!

『相棒』公式HPから引用

ここから考えられるのは以下の4つです。

  • 内調は加西不逮捕の件を調査していた
  • 内調を動かしているのは鶴田官房長官
  • 鑓鞍と加西はズブズブ
  • 静と蒔子には真の目的がある

ということが分かります。

ここから分かるのは、鶴田は鑓鞍が邪魔だと思っているのではないか?ということです。加西が鑓鞍の資金源であることから、加西を排除し鑓鞍を更迭させようと狙っている可能性があります。

また、静と蒔子には加西を暗殺したいという目的以外に何か、もっと別の目的があると考えられます。

2.静の手紙

今回、一番の鍵となるのが静が蒔子に宛てた手紙です。映像を見て解読したものを全文引用します。

赤字が“×”がついていた部分です。

お母さんへ

とつぜんごめんなさい。
もって言っておけばよかったんだけど、面会室
じゃ話せないこともあるから。
だからお母さんが今会ってるその弁ご士さんにお
ねがいしたの。
あたしなんかを助けてくれるお母さんには、
心から感しゃしてる。
幸矢を想うとむねが苦しくなる。ときどき彼に会
いたくて泣きたくなるような日もあるくらい。
でもあたしたちのこれからを考えたらこれしかないと
ってうから。きょう力してほしい。本当にごめんな
さい。
それに、あたしがたよれるのはお母さんだけだから。
世の中まちがってると思う。あの男ときょう力するのもこれで
さいご。まちがったことはもうしたくない。
あたし、あやまちの中にこそ真実があると思うの。
お母さんありがとう。
あたしの『想い』伝わったかしら。
また会うのたのしみにしてるわ。

静より。

この手紙の鍵になるのはマーカーが引いてある「あたし、あやまちの中にこそ真実があると思うの。」です。“あやまち”=“×”の部分を読むと真実が分かります。そこの部分を読むと「ねっとでころしややとってほしい」となります。

それを見た蒔子が面会しに行った時、「全部わかってくれた?」ときかれて「うん、全部」と答えました。さらに「でも、できるやろか?」と蒔子は言い、「平気よ。お母さん普通にパソコン使えるもの」と言います。その後、蒔子はパソコンで闇サイトを見つけて依頼をするというシーンが描かれました。

しかし、本当にこれだけのための暗号なのか?気になるのは『想い』をわざわざ強調しているところです。また、改行も妙な改行のしかたをしているのも気になるところです。まだ何か隠されているのかもしれませんが、現時点では自分は分からないので、ぜひ興味のある人は引き続き解読してみてください。

3.残る謎

残る謎について考察していきます。大きく分けて主に3つの謎が残されています。

  • 殺し屋は誰か?
  • 静と蒔子の真の目的は?
  • 権力者たちの思惑は?

1.殺し屋は誰か?

そもそも殺し屋は本当にいるのか?という疑問がドラマを見ていると湧いてきます。なぜなら、蒔子にネットを使いこなせる技術があるのか微妙だからです。

蒔子は伊丹刑事に「よくそんなもんで探し当てましたねえ」と言われ、「正直見つかるとは思いませんでしたけど、思いの外順調に…」と答えます。そして、メールが時間が経つと勝手に消えることから、「相手ハッキング技術あるみたいだな」と伊丹刑事は言い、「その殺し屋、お母さんのパソコンに勝手に出入りしてたんじゃないかな?」と言います。

『相棒』でハッキング技術があるといえば、真っ先に青木が思い出されます。それと同時に内調も動いているので怪しいです。よって、誰かが蒔子のパソコンをハッキングし、闇サイトに導いて依頼するよう仕向けたのではないか?と推測できます。

殺し屋がメールの返信をしている姿は後ろ姿で顔は見えず、ゴミ箱から回収する映像でも顔は分かりません。もちろん、本当に殺し屋はいるかもしれませんが、この依頼自体は誰かに仕掛けられたものなのではないかと考えました

2.静と蒔子の真の目的は?

息子を亡くした母親と恋人を奪われた女性、この2人が共謀して行うとなれば、普通は復讐でしょう。しかし、次週のあらすじでは“静と蒔子が共謀する裏には意外な理由が!?”とあります。この文章だけ見ると意外なのは目的なのか2人の関係性なのか、どちらに意外な理由があるのかは分かりません。

意外な理由をいくつか考えてみました。

  • 加西暗殺を別の誰かに頼まれた
  • 加西がわざと暗殺騒ぎを起こして、本当の敵をあぶりだそうとしている

辺りを考えました。

1つ目は加西暗殺を実は別の誰かが企み、静と蒔子も恨みがあるので引き受けたという説です。内調辺りからの依頼なら、引き受けたことで金だけでなく、静の罪を軽くしてやるという保証を得た可能性もありそうです。

2つ目は加西自身が騒ぎになることを楽しんでいるという説です。暗殺騒ぎを起こすことで、自分を消したいと思っているのが誰か、確かめようとしているという説です。

仮に意外な理由が2人の関係性だとしたら、よくあるのは血縁関係とかそういうのでしょう。

3.権力者たちの思惑は?

ここでいう権力者とは鑓鞍・鶴田の2人を指します。鑓鞍は加西とズブズブなので、加西を逮捕させたくないという思惑が当初からありました。しかし、鶴田はどうやら内調を動かして、加西不逮捕の事件を探っていたようです。

鶴田が加西をあまり快く思っていないのは、ネオジパングを加西が売却した際のやり取りから分かります。加西が売却したときに鶴田は「焼け太りだね」と言います。それを鑓鞍と加西が会食している時、「焼け太りだって声も聞こえる」と鑓鞍が言うと、加西は「そんな事言う奴、ろくなもんじゃありませんね」と言い、鑓鞍は「だよねえ」と共感しました。

鶴田は加西を快く思っていないのと同時に、鑓鞍のこともよく思っていない可能性があります。そして鑓鞍もまた鶴田をよく思っていないでしょう。ただ、鑓鞍は内調の情報がどうやら耳に入っているようなので、保身のためどこで加西を裏切るかは分かりません。

いずれにしても、加西が目障りな存在になりつつあるのは確かです。そこで、暗殺騒ぎが起きているどさくさに紛れて、誰かに加西を本当に殺させようとしている可能性があります。

4.最終回の予想

次回のあらすじでは「陰謀渦巻く“加西暗殺計画”が驚がくの事態を招く!」とあり、予告編では「あなたの想像を超える衝撃の結末」と煽っています。

想像を超えるかつ衝撃の結末なので、加西が死んで終わるのかもしれません。加西暗殺計画自体がどうやら陰謀であることから、関わっているのは国なのか?と臭わせます。

そこでいくつか結末を考えてみました。

  • 蒔子が加西を殺す
  • 内調の陰謀で加西が消される
  • 売却した仮想国家の住人に、今度は加西が狙われる
  • 裏切った鑓鞍が加西殺害を指示
  • 追い込まれた加西が自殺

果たしてそれが衝撃の結末なのか分かりませんが、有力なのは加西暗殺を内調を使って鶴田が指揮し、加西は何者かに殺されて事件は闇の中に葬られる。という結末が考えられます。

その場合、右京さんたちが暴くことはできず、鶴田は今後度々登場しては陰謀をめぐらすことになるでしょう。そうなると鑓鞍は力を失い、新たな反撃に出るため水面下で行動するようになるのか。

どういう結末だとしても、麗音の無念や蒔子の無念が晴れることはなさそうな予感がします。

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【相棒19】19話のまとめと感想

シーズン初回に起きた事件の完結編の前編でした。

事件の規模がだんだん大きくなり、国も事件に絡み始めます。最終的には加西暗殺計画まで出てきました。相棒お得意の陰謀もちらつかせ、もし加西が殺害されたとしても、犯人は適当な人が捕まり、真相が暴かれない予感がします。

仮に加西が生きていた場合、再び登場するとは思いますが、なかなかに破滅的な人物なので、いつかのタイミングでは死んでしまいそうです。

静の手紙の暗号が実はもっと深い意味がありそうな気がしてなりません。しかし、現時点では自分の頭で解けないので、全文を掲載しておくのでみなさんで予想してもらえたらと思います。

バッドエンドが確定しているような、そんな雰囲気の前編でした。

次回最終回は3月17日21時から拡大スペシャルで放送予定です。

【相棒19】19話のいいセリフ

善人は正直。そして正直は顔に出ます。あなたは嘘が大の苦手。およそ人をだます事などできない。

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