『孤独のグルメ シーズン11』第2話では、東京都港区西麻布のインド料理店「インディアンレストラン西麻布 by KENBOKKE」を舞台に、タンドリーチキンとマトン・マサラを中心とした“スパイス料理”が描かれました。
一見するとシンプルなインド料理の定番構成ですが、五郎の食べ進め方を追うと、そこには「香ばしさから入り、酸味で整え、最後に混ぜて完成させる」という明確な流れが存在しています。
この記事では、お店の場所や料理を整理したうえで、五郎のセリフを手がかりに、その食べ方と味の組み立てを詳しく解説します。
実際に訪れた際に再現できるよう、ライタの使い方や食べ合わせのポイントまで含めてまとめました。
※『孤独のグルメ シーズン11』の全話のお店・料理一覧は、以下の記事でまとめています
▶ 孤独のグルメ11 店まとめ|全話の訪問店・料理一覧を見る
3行まとめ(結末がすぐ分かる)
- 西麻布のインド料理店で、タンドール料理とマトンカレーを中心に構成
- 香ばしさ→スパイス→酸味→混ぜることで、味が完成していく流れ
- ライタとパパドを使った“後半の組み立て”によって、最後まで美味しさが更新される回
お店はどこ?「インディアンレストラン西麻布 by KENBOKKE」(港区西麻布)
東京都港区西麻布にあるインド料理店「インディアンレストラン西麻布 by KENBOKKE」は、本格的なタンドール料理とスパイスカレーが楽しめる店です。
雑居ビルの中にあり、一見すると場所が分かりづらい構造ですが、扉の先には落ち着いた空間が広がっています。店内には白いテーブルクロスが敷かれており、丁寧なサービスとともに“きちんとした食事”を楽しめる雰囲気が特徴です。
五郎はメニューに並ぶ多彩なカレーやタンドール料理に迷いながらも、最終的にタンドリーチキンを軸に据え、カレーや付け合わせを組み合わせていくスタイルを選択しました。
この店の魅力は、単品の完成度だけでなく、組み合わせによって味が変化していく点にあります。
■ 店舗情報
- 店名:インディアンレストラン西麻布 by KENBOKKE(旧店名:嶮暮帰)
- 住所:〒106-0031 東京都港区西麻布4丁目11-28 麻布エンパイアマンション 2F
- 電話:03-3498-7080
- 営業時間:
月・火・水・木・金・土・祝前日・祝後日
11:30 – 14:30 L.O. 14:15
17:30 – 22:30 L.O. 21:30 - 定休日:日・祝日、年末年始不定休
- アクセス:東京メトロ日比谷線六本木駅徒歩10分、東京メトロ日比谷線広尾駅徒歩10分
- Googleマップ
五郎が食べた料理まとめ(第2話)
- パパド
- ラッシー
- 海老のタンドール
- タンドリーチキン
- ライタ
- マトン・マサラ
- サフランライス
他の回で登場したお店や料理もまとめています
▶ 孤独のグルメ11 店まとめ|他の話を見る
第2話あらすじ(ネタバレあり)
井之頭五郎は、西麻布の電器店「ワガヤデンキ」で仕事を終える。
都心でありながら生活感の残る街並みに触れたあと、公園で一息ついた五郎は空腹を覚える。
店を探して歩く中で見つけたのは、雑居ビルの中にあるインド料理店。
場所が分かりにくく迷いながらも入店した五郎は、見慣れないメニューに戸惑いながら注文を組み立てていく。
その食事は、香ばしいタンドール料理から始まり、スパイスカレー、そしてライタによる味の調整を経て、最後はすべてを混ぜ合わせることで“ひとつの完成形”へと収束していくのだった。
五郎の食べ方を解説|インド料理の“正しい組み立て”
① パパドで軽く始める|食感と香ばしさでスイッチを入れる
最初に五郎が口にするのはパパドです。
「ちょいえびせんぽくて楽しい」
軽くてパリパリとした食感と、ほんのりした香ばしさ。
ここで胃を刺激し、食事へのスイッチを入れていきます。
さらにラッシーを合わせることで、口の中を整えながら次の料理へとつなげます。
② タンドールで“香ばしさのピーク”を作る
続いて登場するのが、タンドリーチキンと海老のタンドールです。
「これはうまい!笑いが出るほどうまい」
炭火の香ばしさと、ヨーグルトベースのスパイスが染み込んだ肉。
ここで一気に満足度のピークを作ります。
ポイントは、ここを“単体でしっかり味わう”こと。
後のカレーやライタと混ぜる前に、素材そのものの完成度を体験する段階です。
レモンを絞ることで、脂とスパイスに軽い酸味が加わり、次の展開への準備が整います。
③ ライタで味を整える|酸味という調整役
ここで重要になるのがライタです。
「タルタル風ヨーグルトみたいな」
ヨーグルトと野菜の酸味が、スパイスの強さを和らげ、全体のバランスを整えます。
海老のタンドールにつけることで、“タンドール+酸味”という新しい味が成立します。
ライタは単なる付け合わせではなく、“味をリセットしながら次へ進めるための装置”です。
④ マトン・マサラで本体を作る|スパイスの層を楽しむ
メインとなるのがマトン・マサラです。
「じわじわとインドが押し寄せてくる」
羊肉の旨味にスパイスが重なり、時間差で味が広がっていく構造。
ここではライスと合わせることで、ようやく“食事の中心”が形成されます。
さらにライタを加えることで、スパイスに酸味が入り、味が一段階持ち上がります。
⑤ 混ぜて完成させる|カレー・ライタ・ライスの統合
後半、五郎はカレーとライタをご飯にすべてかけて混ぜ始めます。
ここで食事は“個別の料理”から“ひとつの料理”へと変化します。
「辛さに酸味が加わって完成する気がしている」
スパイス(刺激)と酸味(調整)が合わさることで、味が一体化し、より深い満足感が生まれます。
さらにパパドを砕いて加えることで、食感が加わり、最後の仕上げとなります。
⑥ ラッシーで締める|味をリセットして終える
最後はラッシーでフィニッシュ。
スパイスと酸味で構築された味を、やさしくリセットして食事を終えます。
この“締めの飲み物”まで含めて、一連の流れが完成しています。
味変まとめ|今回の“美味しさの仕組み”
今回の食事は、「混ぜることで完成する」構造です。
タンドールで香ばしさのピークを作り、カレーでスパイスの層を重ね、ライタで酸味を加えて整える。
そして最後にすべてを混ぜることで、味が一体化します。
特に重要なのはライタの存在です。
スパイス料理における“酸味”が、味の広がりと安定を同時に担っています。
またパパドによる食感の追加も、満足度を底上げする重要な要素です。
つまり今回の美味しさは、「スパイス+酸味+食感」をどう組み合わせるかによって成立しています。
ふらっとQusumi|もう一軒で見える「はるね」の本質
「ふらっと久住」では、同店の別の魅力が語られます。
ライムピクルスやチキンティッカマサラなど、より本格的なスパイス料理が登場し、インド料理の奥行きがさらに広がります。
特に印象的なのは、ライムピクルスの存在。
強い酸味と辛味が合わさることで、ご飯との組み合わせがまるで梅干しのように感じられるという発見があります。
また、料理に合わせて白ワインを提案するなど、インド料理の楽しみ方の幅が広がっている点も特徴的です。
そして今回、オーナーの方やシェフの方が、ドラマ本編にも登場していました。
まとめ|“混ぜて完成する”インド料理の醍醐味
第2話で描かれた食事は、単品の積み重ねではなく、最終的に“混ぜて完成する”構造でした。
香ばしさ、スパイス、酸味。
それぞれを段階的に重ねたあと、最後に統合することで、ひとつの味が完成します。
五郎の食べ方は、その場の判断で選んでいるように見えて、結果として非常に理にかなった流れになっています。
インド料理は「何を食べるか」だけでなく、「どう組み合わせるか」によって印象が大きく変わります。
その奥深さと楽しさが、この一話には丁寧に描かれていました。
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