【しあわせな結婚】7話のネタバレと感想|犯人は叔父?それとも……?

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【しあわせな結婚】7話のネタバレと感想をまとめています。

考が警察に自首し逮捕される。ネルラも幸太郎も休職せざるをえなくなり、自宅で嵐が過ぎ去るのを待つよう篭っていた。最悪な状況でも幸せを感じる2人だが、黒川は考の供述に違和感を覚えていて……。

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【しあわせな結婚】7話のあらすじ

鈴木考(岡部たかし)が警察に自首し、黒川竜司(杉野遥亮)が取り調べを担当する。ネルラ(松たか子)を助けるために布施夕人(玉置玲央)殺害したと供述するが、黒川はどこか釈然としなかった。

考が逮捕されたことによりネルラは休職し、原田幸太郎(阿部サダヲ)もテレビの仕事をはじめキャンセルが相次ぎ、休業することになった。家の外にはマスコミが張り込み、外に出られず2人は自宅に篭ることになってしまう。

行方が分からなかった画商の三杉孝俊(森本のぶ)が見つかり、警察で事件についての話をする。ネルラが殺したと思ったという三杉、その理由は布施が最後に描いた絵にあるというが……。

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【しあわせな結婚】7話のネタバレ

布施が最後に描いた絵は切り裂かれていたが、描かれたものは全て実物のものをモチーフに描かれていた。当時の現場写真と見比べ、絵に描かれたものの中で唯一なかったのは燭台だった。

考は燭台で殴って殺し、凶器は捨てたと証言していた。そこで黒川が凶器の絵を描くよう考に求め、布施の絵にあった燭台と見比べると全く別物だった。つまり、考は殺害していない可能性が高まる。

一方、就寝中のネルラたちの家に非常ベルの音が鳴り響く。慌てて外に出ると、出火しているのはレオの部屋からだった。

ネルラが気を失っているレオを起こそうとした時、15年前の記憶がふと呼び起こされる。考がの「お前はやってない。この人を殺したのは俺だ。いいか」という諭す声が聞こえた。思わずネルラは固まった。

考の供述

鈴木寛(段田安則)は考(岡部たかし)の置き手紙を手に、慌ててネルラ(松たか子)の家に駆けつけた。彼は皆を集め、手紙の内容を読み上げた。

その頃、考は警察で黒川竜司(杉野遥亮)の取り調べを受けていた。彼は自首を決意し、あの日の出来事を語り始めた。布施夕人(玉置玲央)の好物であるクロワッサンを焼き、アトリエを訪れた時、2階から物が倒れる音を聞き、不吉な予感を覚えた。

そこでは布勢が倒れているネルラに覆いかぶさり、首を絞めようとしていた。考は彼女を助けるため、そばにあった燭台で布勢の頭を背後から殴った。仲の良い二人だと思っていたのに、なぜこんな事態になったのかと混乱しながらも、次の瞬間、自分を守りたいという思いが勝り、布勢の遺体を階段から落として事故に見せかけた。そして凶器は帰り道に川へ投げ捨てた

黒川が「なぜネルラを置き去りにしたのか」と問うと、考は携帯の着信音が鳴った時、ネルラが目を覚まそうとしたのを見て、咄嗟に逃げたと答えた。彼は「君の命を守るために布勢を殺した」と告げられず、事故死に偽装したほうがネルラのためだと思ったと語った。

事件後、ネルラが疑われた時には自首を考えたが、レオ(板垣李光人)を思うと決意が揺らいだ。そして何より、自分がかわいかったのだと自省した。警察が事故死と結論付けたため、そのまま沈黙を続けてしまったが、再捜査でネルラが再び疑われることがあってはならないと考え、15年前の過ちを償おうと決意した。

手紙の最後には「どうかネルラをよろしくお願いします」と記されていた。寛は「正当防衛にはならないのか」と口にし、原田幸太郎(阿部サダヲ)が弁護を担当すると言って面会に向かった。残った3人は考が残したおにぎりを見つけ、ネルラがそれを手に取って夢中で食べた。レオは思わず涙を流し、ネルラは彼を抱き寄せながらも、食べる手を止めなかった。

面会の場で考は幸太郎の申し出を断り、「もうここには来ないでください」と深く頭を下げた。その日の午後、考の家に家宅捜索が入り、夜には布勢夕人殺害容疑で逮捕状が出され、彼は逮捕された

世間の風当たり

夜、ネルラは幸太郎と共に床につき、心の奥で「あの時見た足は、考ちゃんだったんだ」と思い返していた。余計なことは考えない方がいいと幸太郎に言われ、ネルラは「幸太郎さんがいてくれてよかった…」と呟きながら静かに眠りに落ちた。

翌日、学校に向かうと教頭(小手伸也)から遠回しに登校を控えるよう促される。ネルラは「しばらく休めというのならそうする」と答えた。

幸太郎は事務所へ行くと、倉澤ちか(堀内敬子)と編成局長の毛利秀俊(新納慎也)が待っていた。幸太郎が「降板しろという話か」と問うと、毛利は「しばらく出演を休んでほしい」と告げる。幸太郎が了承すると、ちかが「梶原さんのときはあんなに頑張ったのに、どうして自分の時はすぐに諦めるの」と反発した。さらに「妻の家族のことなど関係ありません!原田さんを切るなら私も辞めます」と声を荒げる。だが幸太郎は毛利と同意見であり、ちかの奮闘は受け入れられなかった。結局、毛利が強引にちかを連れて帰った。

その後も仕事の損失は続いた。顧問交代の要請や講演のキャンセルが相次ぎ、幸太郎は諦めるしかなかった。

昼食の席で臼井義男(小松和重)は幸太郎に「やはりとんでもない女と結婚したな」と語り、彼の経歴に傷がついたのだから疫病神だと言い放った。そして「休んだ方がいい」と忠告した。事務所の入るビルの前には、すでに多くのマスコミが押し寄せていた

ステイホーム

考は国選弁護人の林和夫(駒木根隆介)と面会し、自らが犯人であることを認めたと伝えた。

一方、刑事たちは会議を開き、状況を整理していた。考は犯行を全面的に認めていたが、凶器の燭台は未だ発見されていない。自宅から押収された品々からも、決定的な証拠は見つかっていなかった。しかし解剖結果と考の供述は概ね一致しており、黒川は供述に矛盾がないか思案する。「無我夢中で2回殴ったと言うが、本当にそうか」と。そんな中、別の刑事から画商の三杉が見つかったとの報告が入った。

朝、幸太郎はネルラと共にニュースホープを視聴した。彼は出演を休み、代わりに結城護(片桐仁)という学者がコメンテーターとして登場していた。ちかは早速「霊長類的視点」という切り口がキャッチーな彼を気に入っていた。ネルラが窓の外を覗くと、大勢のマスコミが押し寄せていた。四面楚歌の状況に追い込まれた彼らは、この日から自宅に籠もる生活を始めた

2人は掃除に熱を入れ、幸太郎はこっそりゴミを捨てに行ったり、変装して買い物に出かけたりした。料理も一緒に作り、家族そろって食卓を囲んだ。しかし空気はどこかぎこちなかった。ネルラは「今は危機的状況だ」と切り出し、幸太郎がずっと独身だったことを思えば、女性と共に過ごすのは辛いのではないかと口にした。幸太郎は「意外と分かっているな」と感じつつも、「ネルラとなら大丈夫だ」とごまかした。

2人は考の件については口に出さず、事件に呑まれないよう普段以上に明るく振る舞った。夜には一緒にホラー映画を観て盛り上がった。

新婚旅行

翌朝、ネルラはベッドの上で膝を抱え、不安げに「働かなくて生活は大丈夫なのか」と口にした。幸太郎は「大丈夫だ、いざとなればマンションを売ればいい」と答え、ネルラを励ました。そして「これからは自分のために生きるんだ」と告げると、ネルラは新婚旅行に行きたいと言い出し、行き先は日光に決まった。

東照宮を参拝し、華厳の滝を眺めた。意外にも周囲の人々は幸太郎に気づかず、2人は静かに観光を楽しむことができた。ホテルではネルラが「こんな最悪な状況でも幸せを感じてしまう」と言い、幸太郎も上機嫌で「延泊しようか」と提案したが、残念ながら満室だった。

帰宅すると、自宅前に群がっていたマスコミの姿はすでになかった。ネルラたちが寛たちにお土産を渡すと、レオは「引っ越そうと思う」と切り出した。考の置き手紙を読んで、ここを出た方がいいのではないかと考えたのだという。ネルラに「一人になりたいの?」と問われ、レオは「それもあるかもしれない」と答えた。

画商の証言

黒川は事件当時の写真を眺めながら思案していた。そこへ三杉孝俊(森本のぶ)が姿を現した。彼は事件の後、画商としての仕事が行き詰まりニューヨークへ渡っていたが、帰国するとエンバーのマスターから探されていると聞き、黒川のもとを訪れたのだった。

三杉は「てっきりあの女にやられたと思っていた」と語った。その理由は、布勢が最後に描いた絵にあるという。布勢は絵が完成したら正式にネルラと結婚するつもりだと話していたが、その絵を見た三杉には、死の原因が女にあるとしか思えなかった。事件後、彼は布勢の作品をすべて引き取り、今も保管していると明かした。

黒川は三杉のもとを訪ね、布勢の最後の絵を目にした。三杉は「この引き裂かれた絵を見たとき、すぐに分かりました。布勢はあの女が原因で死んだと」と断言した。

黒川は絵の写真を撮って帰り、当時の現場写真と照らし合わせた。そこに描かれていたのは布勢の想像ではなく、実際に家にあった物であった。ただし、燭台だけが絵にはあるのに現場写真には存在しなかった。考が凶器に使ったと供述していた燭台である。

黒川は考に面会し、凶器が本当に燭台で間違いないかを問い質したうえで、「その燭台を描いてほしい」と依頼した。だが、考が描いた絵にあった燭台は、布勢の絵に描かれていたものとは異なっていた。

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【しあわせな結婚】7話の結末

夜、突然非常ベルが鳴り響き、ネルラたちは驚いて飛び起きた。鳴っていたのは自分たちの部屋ではなく、レオの部屋だった。慌てて駆けつけると、室内は煙に包まれていた。水をかけて消火を試みる中、レオは意識を失って倒れていた。ネルラは必死に呼びかけ、彼を起こそうとした。

その瞬間、脳裏によみがえったのは考の声だった――「お前はやってない。この人を殺したのは俺だ。いいか」――ネルラはその記憶に縛られ、思わずその場で動きを止めてしまった。

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【しあわせな結婚】7話のまとめと感想

考が逮捕されるが凶器が違い、ネルラは事件の記憶をまた一つ思い出したという話でした。

考は恐らく犯人ではないでしょう。だとすると誰なのか?やっぱりネルラなのか?という新たな疑問が湧きます。考が諭していたのはネルラに対してなのか、それとも別の誰かに対してなのか?はっきりと分かりません。

また、レオはなぜ倒れていたのか、事故での出火なのかそれとも放火なのかと、こちらも何があったのか分かりません。

マスコミも気付けばいなくなり、あんなに熱く怒っていたちかも、新たなコメンテーターに夢中です。人の心の移り気さを描いているのと同時に、ずっと過去に囚われていた鈴木家の問題が対照的に描かれていました。

犯人になりえる人物が後出ししないのであれば、非常に限られてきます。ネルラが犯人でなければ誰なのか?レオか寛か、それとも黒川か?もしくは警察関係の人たちか?できれば後出し以外の結末を望みたいものです。

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