ドラマ【トップリーグ】5話ネタバレ感想|松岡の父と近藤官房長官の因縁

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WOWOWドラマ【トップリーグ】の第5話目は5年前と同様に松岡の葛藤が再び始まります。しかし、松岡の決断をあっさりと邪魔する新たな敵の登場に加え、松岡と近藤官房長官の間にはただならぬ因縁があったことも分かり…

【トップリーグ】の見逃配信はWOWOWのオンデマンドで視聴できます。
本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況はWOWOW公式サイトにてご確認ください。

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ドラマ【トップリーグ】5話のあらすじ

5年前、疑獄事件の真実を葬り去った松岡はトップリーグとしてスクープを連発。一方、灰原は民政党の不正献金疑惑をつかみ記事を出そうとするのだが圧力によりこの件の取材を禁じられてしまう。「力が欲しい」と嘆く彼女に近藤は政治家にならないかと提案。灰原は正義と権力のはざまで揺れ動く。ある日、疑獄事件を追い続ける柴田が松岡を訪れる。松岡は事故死したと聞いていた父親とある人物との衝撃的なつながりを聞かされる。

公式HPより
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ドラマ【トップリーグ】5話のネタバレ

  • 5年前と同じように真実ではなく民政党を守るための記事を出すことに、松岡は疑問を感じ阿久津と話し合う。しかし、5年前に自分で選んだんだろうと言われて松岡はそれ以上反対できなかった
  • 灰原に記事を書かせるのではなく自分が書くことにし、灰原をこれ以上関わらせないように松岡はする
  • 近藤官房長官と話しをした結果、真実を暴くことは芦原総理が一番望まないはずだといい、総理一人に責任を押し付ける方向は変わらなかった
  • 柴田は酒井のところに行き、これ以上好き勝手やらせていいのかと詰め寄るが、酒井は関わろうとしない
  • 外された灰原は直接総理と話そうとして名刺を渡すが、秘書がそれを見て松岡に垂れ込む
  • 松岡は総理と直接会って話しをし、記事は出ないということを約束する
  • 松岡は灰原に今回の件は忘れろと告げる。どうあっても先手を打たれる状況に、灰原も施設にいる母のこともあって了承する。政治部からは外さないが近藤番からは外れてもらうことを松岡は伝えた
  • 阿久津は近藤と会って話をし、松岡の牙はまだ抜けていないという。ただ、松岡を社会的に抹殺する準備はいつでもあると伝えた
  • 柴田は大畑と会って酒井の話をする。酒井はまだ諦めていないというと、大畑は松岡の家に行って資料を取り戻すという
  • 大畑は松岡の妻藍子と取材と言って会う。子供が帰って来て風呂場へ行く隙に、大畑は松岡の書斎に忍び込む。資料は見つからないが代わりに娘が入院していたことが分かった
  • 大畑は酒井と会って松岡がなぜ5年前記事を書かなかったのか、その理由は子供の命はないと脅されたに違いないと伝える
  • 苦悩する松岡が帰宅し藍子は大畑が来たことを伝える。慌てた松岡は資料があったのを確認して安心する。その様子を見ていた藍子が辛そうな松岡を見て心配する
  • 酒井から連絡があり大畑から娘のことを聞いたと告げる。巻き込んで悪かったと謝罪し、自分でもそうしたと思うと慰めた
  • 散々悩んだ松岡はついに決意する。真実を出そうと。そこで、藍子に電話をしてしばらく実家に身を潜め、記事が出るまで安全な場所にいてもらいたいと願う。藍子は了承し、松岡の背を押した
  • 灰原は近藤官房長官と2人で会い、政治家になることを打診される。父親のこともあり、労働問題の改善を強く願う灰原の前に大きな餌がぶら下がった
  • 記事を書き直した松岡はさっそく夕刊の記事を差し替える命令をする。しかし、ウェブニュースのほうで既に総理の不正献金疑惑が出てしまってい
  • 松岡は芦原総理へ電話をし、記者会見で真実を話して欲しいと告げる。そこに近藤がやってきて、会見で訂正するかそれとも民政党を守るか選択を迫られる
  • 記者会見に来た芦原総理は全て一個人の問題とし、民政党を守るほうを選択した。それを聞いていた松岡が真実を話すよう迫るが、会見場から追い出されてしまう
  • ウェブニュースを出したのは阿久津の指示を受けた灰原だった
  • 松岡の元に柴田がやってきて、父親の件で話をする。松岡の父はかつて政治家の秘書をやっていて、交通事故で亡くなったという話をする。何も知らなかった松岡は動揺する。さらに柴田は本当に事故だったのかと疑念を抱き、同じ政治家の私設秘書を近藤官房長官がしていたことも教える
  • 松岡は酒井の所へ行き、筒美ルートの裏金についてもう一度調べ、全てを明らかにして自分が記事を出すことを宣言した
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ドラマ【トップリーグ】5話の感想

話が急展開します。後出しのような設定で松岡の父の話が出てきます。誰のどんな言葉よりもこの因縁が決定的に松岡の心を正義に駆り立てました。恐らく松岡はもうどんな妨害があったとしても、記事を出すために躍起になると思われます。

正義が悪に寝返るという展開は松岡だけでなく、灰原もその闇に飲まれます。望んでいるものが強くある人は、それを提示されると弱いものです。あっさり寝返ってしまいました、残念です

酒井と松岡、二人でタッグを組んで事件の真相に挑むのか?松岡一人ではちょっと心細い気がします。

父親の件があったから近藤官房長官は松岡をそばに置いた、そんな雰囲気が漂っています。松岡の実力でトップリーグに入ったわけではないとは思ってましたが、もっと深い因縁が関係していたようです。

今回は松岡の父の話と、松岡に正義感が戻った理由、松岡が出そうと思った記事と実際に出た記事との比較などについて掘り下げます。

ネタバレの詳細になります、未視聴の人はご注意ください。

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松岡の父と近藤官房長官の因縁

柴田が松岡について気になったらしく、探偵なのか調査を依頼します。松岡家の家族構成から松岡の父の真相まで、まとめてみました。

松岡家の家族構成

続柄氏名年齢職業
本人松岡直樹41大和新聞本社政治部勤務
松岡藍子38フリーライター
松岡咲希8小学3年生
松岡周介没32森山泰造議員秘書
松岡美優紀没48主婦

松岡の父の真相

松岡は母から父は近所の修理工場で働いていて、過労死したと聞いていました。あまり父のことを語りたがらなかったそうです。松岡はずっとそう思っていましたが、真相は全く違うものでした。

  • 当時民政党幹事長の森山泰造の秘書
  • 1981年に交通事故で死亡(松岡当時3歳)
  • 近藤官房長官も同じ頃に私設秘書をしていた

調査報告書についていた写真は、松岡、近藤、森山、幸田の4人が一緒に写っている写真です。それぞれ現在どういう状況かについても報告がありました。

  • 松岡周介:1981年、交通事故にて死亡
  • 近藤道家:2019年、内閣官房長官
  • 森山泰造:1998年、老衰にて死亡
  • 幸田元紀:2014年、池袋の強盗殺人事件で死亡

もう、近藤官房長官しか現在生きていません。当時のことを知る人物は誰もいないのです。この松岡父の交通事故について、柴田が言うには横断歩道を渡っていたところに、運転ミスをした車が突っ込んできて死んだと言います。柴田は本当に交通事故なのかなと疑念を松岡にぶつけます

クラスター事件が明るみになるのが1984年(昭和59年)で、その3年前の1981年(昭和56年)に周介は亡くなってます。ここで1話に話が戻りますが、金庫の金の帯封は1981年です。周介が亡くなった年の金だということです。

冒頭で雨の中、埋立地に金庫を埋める男は2人登場します。例えば近藤と幸田で埋めていた場合、当時反対した周介が殺されたから2人で埋めたと考えられます。もし幸田と周介で埋めていたとするなら、なぜ周介だけその年に殺したのか?という疑念が生まれます。近藤と周介で埋めたとするなら、埋めた後に周介だけなぜ殺したのか?という疑念がやはり生まれます。

幸田は2014年まで生きていたので、少なくともそれまでは口を閉ざしていたことは確実です。当然、近藤官房長官も口を閉ざしています。では周介は?口を開いた人物だから死んだ、そう思ってしまいます。松岡はこれを知り、酒井の所へ行って自分が真相を暴くと宣言しました。

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松岡が立ち上がったわけ

5年前、家族を守るために記事を握りつぶした松岡ですが、この間の5年は新聞記者ではなかったと語ります。本来正義感の強い男です。苦しい5年間だったと想像ができます。それでも家族のためを思い我慢してきました。ですが、色々な人物からアイデンティティについて指摘され、松岡はとうとう立ち上がります。

灰原の指摘

松岡君はどうするの?これからも近藤官房長官の言いなりになって、今後もこういう記者であり続けるの?

藍子の指摘

人の暮らしを守るのが新聞記者の役割だって、だから新聞記者になったんだって、今もそう思えてるの?

酒井の指摘

もう忘れろよ。世の中正義感だけじゃ生きていけないしな。

これらの言葉を聞いた松岡は、記者とは何か?自分とは何か?について考えます。子供の命は守りたい、だけど真相を闇の中に葬るのは性分に合わない。何より、今後もこういう記者でいいのか?散々悩んだ挙句、決断します。

この5年間ずっと俺は、新聞記者じゃなかった。もう一度取り戻したいんだよ。そのためにも今、どうしても出さなきゃいけない記事がある。

妻藍子にそう告げると藍子も「こっちの事は心配しないで、沙希は私が守る。新聞記者として信念を貫いて」と背中を押します。肝の据わったいい奥さんです。惚れます。

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松岡と灰原の記事比較

当初松岡は芦原総理一人に罪を着させる記事を出すつもりでしたが書き換えます。それを出そうとしたところ、ウェブ版のほうで記事が出てしまいます。その記事を書いたのは近藤官房長官に政治家にならないか?と大きな餌を見せられた灰原でした

松岡の記事

民政党に巨額の不正献金疑惑
帝東商事による民政党への総額10億円以上にも及ぶ不正献金疑惑が本紙の調査で明らかになった。現時点で判明しただけでも帝東商事は、民政党の政治資金団体、民政党協会に総額23億3000万円余りを不正献金していた。その不正献金の窓口は民政党の代表的な派閥の私設秘書が交代で務めていた。

灰原の記事

【速報】芦原総理に不正献金疑惑!
芦原恒太郎首相が2016年から3年にわたって帝東商事から個人的に不正に献金を受けていたことが帝東商事社員の内部告発によって発覚した。芦原首相は政治資金規正法で禁じられている法人からの献金を総額9億円受け取っていたこおが大和新聞の調べで分かった。
告発した社員によると、芦原総理の個人事務所宛に、帝東商事から数度に渡り不正な献金がされたという。芦原総理は帝東商事の会長と長年の付き合いがあり、献金を受ける見返りとして帝東商事に便宜を図っていた。

まず、金額が全然違います。そして、個人ではなく民政党の団体に献金しています。完全に総理だけがもらっているような書き方となり、記者会見で総理は民政党を守るため自ら認めます。この結果、総裁選への出馬もやめ、東京地検が任意で聴取することになりました。

灰原は完全に近藤に取り込まれてしまったわけです。政治家になって労働環境を改善したい、その思いがこの記事を松岡に先んじて出させます。松岡は今更これを暴露しても仕方なくなり、筒美ルートの金の真相を暴く方向へ舵を切ります。

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ドラマ【トップリーグ】5話のロケ地

わらやき屋 上野広小路店

松岡と灰原が飲んでいた店

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ドラマ【トップリーグ】5話のまとめ

次回で最終回となりますがここに来て急展開となります。次回だけで全てまとまるのかと思いますが、何とかなるのでしょう。

死んだ人たちの真相、金庫の金が何なのか?そこら辺が明らかになるといいのですが、一部揉み消されるのかもしれません。さすがに金と殺人どちらも立証されたら、民政党は無くなり新たな党を立ち上げることになってしまいそうです。

灰原と松岡の立場が逆転し、灰原は松岡を妨害するのか?それとも正義に目覚めるのか?関わりを避けている酒井も参戦するのか?そこら辺が鍵になりそうです。松岡一人だけではこの巨悪は倒せません。協力が必要だと思います。

次回最終回は11月9日放送予定です。

今回のいいセリフ

松岡の牙はまだ抜けていない。

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