ドラマ【トップリーグ】1話ネタバレ感想|元ネタはロッキード事件?

2019秋ドラマ
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2019年10月5日からWOWOWで始まった【トップリーグ】は、埋立地から古い金庫が見つかるところから始まります。その中には1億5千万もの大金が手付かずで入っていました。一体誰が何のために埋めたのか?戦後最大の疑獄事件と言われるある事件が関係しているのか?

【トップリーグ】の見逃配信はWOWOWのオンデマンドで視聴できます。
本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況はWOWOW公式サイトにてご確認ください。

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ドラマ【トップリーグ】1話のあらすじ

「都内の埋立地で大金が入った金庫を発見」このニュースが後に2人の記者の運命を変えることになる。大和新聞経済部から政治部に異動した記者の松岡直樹(玉山鉄二)。初めて参加した近藤官房長官(小林薫)の定例会見でこの金庫に関し見解を求めると、なぜか近藤の目に留まり懇談会に誘われる。一方、松岡の元同僚で週刊誌記者の酒井祐治(池内博之)は金庫の謎を追う中で昭和史に残る一大疑獄事件とのつながりを見つけ出す。

公式HPより

ドラマ【トップリーグ】1話のネタバレ

  • 2014年、都内の埋立地から1億5千万が入った金庫が発見される。中は聖徳太子の万札で手付かずのピン札の状態だった
  • 経済部の記者である松岡は、希望していた部署に異動と思いきや、上の事情で政治部へと異動させられる
  • 同期の酒井は現在週刊誌の記者になっていた。発見された金庫のことが気になり、捜査一課の刑事柴田に探りを入れる。すると金庫の金は日本不動産信用銀行の帯封がついていたことが分かる
  • 松岡は官房長官の質疑応答の場に行かされ、そこで関係のない質問をし同じ番記者から白い目で見られる
  • 会社に戻った松岡に阿久津は「トップリーグに入れ」というが、それが何を意味しているのか松岡は分からなかった
  • 酒井はかつて日本不動産信用銀行の総務部長だった久保民男という人物に接触をする。だが、何も話は聞けなかった
  • 柴田と飲んでい酒井はあの金はクラスター事件の金ではないかと話をする
  • 松岡は取材が終わって帰ろうとすると番記者に呼び止められ、“合わせ”が終わっていないと言われ、そのルールに従う。すると番記者の中の数人が、携帯をチェックしどこかへ向かって行く
  • 松岡はその後をつけて行き、ホテルの玄関そばでタクシーの中で見張る。時間差で入っていく番記者たち、その後に官房長官も入っていくのを見た
  • 灰原とその話をしていると、それは“トップリーグ”の人たちだと思うとトップリーグの意味を教えてくれた。そして阿久津は永田町全体のトップリーグだという
  • 大畑は酒井と一緒に久保に話を聞きに向かう。久保に酒井の考えた推理を話したところ、久保は“最後の藁”の話をする。それは金庫の金が日本にとっての最後の藁という意味のようだった
  • いつものように取材をしていた松岡の携帯に一通のメールが入る。それは懇談会の誘いだった
  • 指定された場所に向かい、官房長官と数人の記者とで酒を飲みながら話しをする。いわゆるトップリーグへ一歩足を踏み入れた瞬間だった
  • その後、阿久津から連絡が入り指定された店へ向かう。そこにはさっき会ったはずの官房長官が待っていた
  • 酒井がテレビを見ていると、ニュースで強盗殺人が起きたと速報が入る。その犠牲者の1人は取材をしていた久保だった。

ドラマ【トップリーグ】1話の感想

初回から何やらキナ臭い話が出て来て、今後大変なことが起こりそうな予感がします。

番組内で“クラスター事件”と言っている事件は、事件内容からロッキード事件のことだと思われます。その関係の金だとしたら、やっぱりロクな目にあいそうもない気がします。

登場人物たちの関係性を紹介するような初回で、まだ詳細についてはあまり語られません。松岡と酒井、この2人の関係性が同期ということは分かりますが、酒井がなぜ辞めたのか?については、具体的な話が謎です。

その話が分かった時、松岡がどういった行動に出るのか?元々政治部にいた酒井なので、何か辞めたくなるようなことが起きて、松岡もそういう状況になるのではないかと想像します。

初回から事件を隠蔽するために人が死に始めているので、今後もっと人が死ぬのか?死ぬ以上に大変なことが起きるのか?そんな不安がよぎりますが、こういった話は好みなので楽しみです。

今回は“トップリーグ”の説明や政治部の内容と、ロッキード事件とクラスター事件の比較などについてまとめました。

ネタバレ前提となりますので、未視聴の方はご注意ください。

クラスター事件とは?

金庫から出て来た金の帯封から推理して、酒井はある事件を思い出します。それが戦後最大の疑獄事件と言われているクラスター事件でした。ではどんな事件だったのでしょうか?

まず、金を束ねていた帯封には“81NFB46148311”と書かれていました。

この数字とアルファベットは、日銀がいつどの銀行に割り当てたかを示しています。

  • “81”は1981年
  • “NFB”日本不動産信用銀行の略

日本不動産信用銀行という通称日不銀という銀行は、暴力団や政治家と繋がりがあったという銀行です。“政治家の財布”などと呼ばれていたようです。

また、入っていた一万円札が旧札の聖徳太子だったことから、少なくとも1984年以前に埋められたと思われると推理します。

1981年は昭和56年なのですが、この数年後にクラスター事件が発覚します。

昭和59年に発覚した事件。当時アメリカの最大航空機メーカーのクラスター社が、航空機を売り込むために巨額の金を日本の政財界にばらまいた。時の総理大臣まで逮捕された。

どこかで聞いたことがあるような事件内容です。

クラスター社がばらまいた金のルートは3つあります。

  • 日亜ルート(5億)日亜航空→族議員と運輸官僚
  • 帝都ルート(5億)帝都商事→総理大臣etc
  • 筒美ルート(30億)筒美忠生→政治家

日亜ルートと帝都ルートは関係者が逮捕され、一応決着がついたことになっています。ですが、筒美ルートについてはいまだに全容がわかっていません。

筒美忠生という人物は何者なのか?番組内でいくつか記事が出てきたので紹介します。

日本の黒幕 戦後最大の政商 筒美忠生(政治団体「魂進会」総帥)

筒美の暗躍は、国内ばかりに止まらなかった。日墨国交実現においても日本政界の根回し役として関わっていた。ジャパン・マネーがメキシコに流れ込むと、その差配役の一人として日墨ビジネスの仕切り役となり、日本財界にも睨みをきかせた。
このように筒美が「フィクサー」として戦後日本の闇に君臨する上で土台になったのは、現在の価値で650~780億円にもなると言われる隠匿資産である。戦中、空軍航空本部の嘱託として物資調達のための「筒美機関」を台湾で運営し、その過程で大量のダイヤモンドやプラチナを貯め込んでおり、1億7500万ドル相当の資産を有するに至ったと思われているのだ。

この人物のモデルとなったのは児玉誉士夫という人です。ロッキード事件にももちろん関わりがあります。
裏社会から表の政治の世界までフィクサーとして活躍していた人物です。

この本を読みましたが面白かったです。戦後史を知るのにも役立ちます。

ロッキード事件とクラスター事件を比較

クラスター事件は内容を聞く限り、ロッキード事件にそっくりでした。その2つの事件がどれぐらい似通っているのか、比較してみました。

クラスター事件ロッキード事件
発生年昭和59年昭和51年
受注元アメリカの航空機メーカークラスター社アメリカの航空機メーカーロッキード社
総理大臣田巻総理大臣が逮捕田中総理大臣が逮捕
航空会社ルート日亜ルート全日空ルート
商社ルート帝都ルート丸紅ルート
謎ルート筒美ルート児玉ルート
フィクサー筒美忠生児玉誉士夫
銀行日本不動産信用銀行日本債権信用銀行

これ以上の疑獄事件が今後出て来ることがあるのか?そんな規模の事件です。

最近関西電力の金品授受問題が表沙汰になりましたが、それが小さな規模のように感じるぐらい、このロッキード事件は動いた金や人の数が桁違いです。

ドラマ内でも語られるかも知れませんが、ロッキード事件の話は色んな書物が出ています。

個人的にはこの本が面白かったです。アメリカ側から見たロッキード事件に関する話が書いてあり、興味深い内容の本です。

トップリーグと政治記者のルール

タイトルにもなっている“トップリーグ”ですが、そもそもどういう意味なのか?ドラマ内で教えてくれました。さらに政治記者たちの間で、様々なルールや特権などがあることも分かります。

トップリーグとは、自分の担当する政治家に徹底的に食い込んだ記者のこと。特別な情報を直接もらえて、電話1本メール1本で政治家のの本音を聞きだせる特権を持っている。

ということを、灰原から松岡は教えてもらいます。では上司である政治部長の阿久津はトップリーグなのか?
阿久津は永田町全体のトップリーグで、常に首位打者だと灰原は言います。
非常に怪しい人物です。どこまで何を知っているのか?政治家と結託して記事を操作し、世間を欺いている可能性すらあります。

政治部の番記者にはルールがあることもわかります。松岡は配属されたことで、他の会社の記者にそれを教わります。

  • 官房長官の発表の際には、内容に関係する質問をするだけ
  • 懇談会に呼ばれるのはごく一部の記者
  • そこで初めて政治家の本音が聞ける
  • “合わせ”という政治部の決まりごとがある

この“合わせ”というのは、質問をした後、政治家が発言した言葉を一言一句違わないように各社合わせるというものです。

松岡は「横並びの記事しか書けないじゃないか」と文句を言いますが、林が逆に同じでないと困ると教えてくれます。なぜか?

  • 政治家は全部計算して喋っている
  • ライバルにどう伝わるか、地元の有権者にどう映るかを
  • 正確に記事にするのが政治部の仕事

選挙で選出されて政治家になるわけですから、あっちの記事とこっちの記事で言っているニュアンスが微妙に違うと、有権者たちは混乱するということでしょう。

トップリーグにではどうやったら入れるのか?それは、向こうからお呼びがかからないと入れません。松岡は今回、メールをもらってごく少数の人が集う懇談会に呼ばれます。

そこで話すことは普段表で目にする政治家とは違い、もっとくだけていて具体的な内容が語られました。何の実績もない松岡がなぜ呼ばれたのか?それは全く不明です。阿久津の根回しでもあったのか?次回以降で説明されるかもしれません。

「最後の藁」とは?

酒井が取材をしに行った久保民男が語ります。この久保という人物がどういう人物なのかも合わせてまとめました。

  • 久保民男(81歳)
  • 日本不動産信用銀行の元総務部長
  • 1970年から15年間総務部に所属
  • 日不銀は20年前以上に破綻
  • 特命担当という総会屋や暴力団担当があった

久保が特命担当だったかは分かりませんが、総務部の部長だったので大口の取引先を教えてくれと酒井が聞きます。しかし、久保は答えません。再度酒井が訪ねた時、酒井は久保に自分の推理を話します。

  • 金庫から見つかった金はクラスター事件の金では?
  • 筒美忠生が絡んだ筒美ルートの金
  • 筒美はクラスター社から賄賂をもらっていた
  • 日本政府に対潜哨戒機を買わせるために
  • 政治家たちに裏金をばらまいた
  • その裏金の出所の一部が日本不動産信用銀行では?

それを聞いた久保は『最後の藁』のたとえ話をします。

アラブの遊牧民たちはラクダに荷物を載せて砂漠を行き来している。ラクダはのんきな見てくれだけでなく、屈強な生き物なんです。僅かな水だけで何百キロもある荷物を載せて、何ヶ月も歩いていくんです。しかし、ラクダも血の通った生き物です。当然限界はくる。最後に1本の藁を載せただけで、背骨が折れることだってあるんです。

何百キロもの重さに耐えられるのに、一本の藁を載せた途端背骨が折れてしまう。このことを現在の日本の状況にたとえているのか、この金のことが明らかになった瞬間、日本は崩れてしまうといったことが言いたいようです。

もっとも国は生き物ではないので、死ぬとか生きるとかそういったものではありません。国が混乱して大変なことになるということが言いたいのでしょう。

その後、池袋で強盗殺人事件が起きます。その時の被害者が久保です。久保は何者かによって刺殺されてしまいました。口封じに殺されたのでは?そんな雰囲気を匂わせて今回は終わります。

ドラマ【トップリーグ】1話のロケ地

レストランARGO

メールが来て行った場所

bar segredo

阿久津に呼び出されて行った店

ドラマ【トップリーグ】1話のその他気になったこと

  • 不倫していない俳優には全く興味がない茂森
  • 「カレーまんとピザまんのどっちがいい?」と聞かれ「肉まん」と答える酒井
  • 「じゃあカレーまんをどうぞ」と渡す大畑
  • 裏も何も表もよく分からないという松岡

ドラマ【トップリーグ】1話のまとめ

見つかった金庫の中にある金が、どうやらあってはならい金のようで、いまさらそのことを出されても困る金のようです。

そのせいでか、酒井が取材をしに行った久保が何者かに殺害されてしまいます。口封じで殺害されたのでは?と思いたくなるタイミングです。

政治家と記者、その距離感がどうやら個々にあるようで、真実を知るためには近づかなければならないようです。松岡は望んだわけでもないのに、トップリーグに抜擢されます。

酒井はそれが嫌で新聞社を辞めたのか?「飲み込まれていくんだよ。自分でも知らないうちに。どんどん深みにとられてく」と。抽象的な言葉を意味深に理由として大畑に言います。

今後、松岡が政治の世界に飲み込まれていくのか?その時、どういう対応をするのか?そんなことが気になりました。

次週は10月12日22時から放送予定です。

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