【シャイロックの子供たち】3話のネタバレと感想|盗んだ犯人が判明

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WOWOWドラマ版【シャイロックの子供たち】3話のネタバレと感想をまとめています。

3話は西木が失踪する2週間前の話で、100万円紛失の件で支店に検査が入ります。支店長の恐ろしさが分かると同時に、西木はついに盗んだ犯人にたどりつきますが……。

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【シャイロックの子供たち】3話のあらすじ

西木雅博(井ノ原快彦)は1人支店に残り、夜遅くまで犯人捜しをしていた。行員の預金を見ていた際、三木哲夫(矢野聖人)の残高が異常に少ないことに目を留める。

本部人事部の坂井寛(玉山鉄二)は検査部の黒田道春(水橋研二)に、100万円の件で長原支店に検査に入るよう提言する。黒田も怪しいと睨んでいたため、すぐに検査に入ることになった。

急に検査が入り行員たちはみな驚く。黒田は支店長の九条馨(前川泰之)と副支店長の古川一夫(萩原聖人)を問い詰める。だが、九条は黒田と2人きりになるとある取引を持ちかけた。その結果、異常はないと判断される。

その後も犯人捜しを続ける西木は、2人きりでその人物と会おうとするが……。

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【シャイロックの子供たち】3話のネタバレ

支店長の恐ろしさと、100万円を盗んだ人物が判明します。そして最後に衝撃の展開になります。

容疑者

1人支店に残って指紋採取を続ける西木雅博(井ノ原快彦)に、北川愛理(西野七瀬)は声をかけて先に帰った。ふと物音を聞いた西木が、裏口に向かうが誰の姿もない。帰宅しようと降りてきた竹本直樹(三浦貴大)に遭遇し、他に誰もいないか確認すると、三木哲夫(矢野聖人)が10分前に帰宅したと言う。

西木は念のために竹本の口座を確認するが、問題はなかった。だが、三木の口座を確認すると、残高の少なさに思わず目を留めた。

後日、愛理を屋上に呼び出し三木のことを聞く。彼は実家が不動産屋をしていて、金に困っていないはずだと愛理は言う。そこで西木は三木の口座の残高が異常に少ないこと、定期預金もなければカードローンをしていることを伝える。

西木が他の行員を調べてきた結果、ダントツで三木が金に困っているという。金銭事情を初めて知った愛理は驚くと同時に、100万円を盗んだのは彼なのかと疑念が湧いてくる。そこで、2人で会って食事をしようと誘うが、三木は理由をつけて断った。

休憩室で滝野真(加藤シゲアキ)に会った西木は、なぜ帯封がここに落ちていたのかと話し始める。捨てたのではないかと答える滝野に西木は、恐らく犯人は盗んだ後にここに来て、慌てていたのか何かの拍子で帯封が落ちたのだろうと話す。犯人の目星はついているのかと問われ、「目星は大体ついている」と西木は答えた

立ち入り検査

坂井寛(玉山鉄二)はここ最近の長原支店がおかしいと思っていた。そこで検査部の黒田道春(水橋研二)に頼み、徹底的に調査をして欲しいと頼む。黒田も100万円が見つかった経緯に疑問を感じていたため、すぐさま検査に向かうことを決めた。

長原支店に検査部が訪れ、その場で立ち入り検査が入った。部下たちは書類を押収して異常がないか調べ、行員に聞き取りを行う。一方黒田は支店長の九条馨(前川泰之)と副支店長の古川一夫(萩原聖人)と別室で話した。100万円が発見された経緯がとても信じられないと言い、部下たちに支店長らの預金口座調べるよう命じる。

その結果、合計するとちょうど100万円になる出金が見つかった。証拠を元に追及をする黒田に、古川は土下座して見逃してもらおうとする。だが、九条は涼しげな顔をし、2人きりにして欲しいと古川を追い払った。

8年前の疑惑

九条は「取引だ」と不意に言う。そして黒田に検査をする資格はないと言いきった。さらに、自分のことを覚えていないのかと九条は黒田に問う。まるで記憶にない黒田だが、九条はさらに話を続ける。8年前、黒田が蒲田支店の営業課課長代理だった時、九条は検査部にいた

ある日、蒲田支店のATMの管理調査で検査に九条は行った。その時、九条をATMまで案内したのが黒田だった。床に帯封が落ちているのを見つけた九条は、すぐさま拾い上げて懐にしまい「ゴミは拾っといてくださいよ」と言った

黒田はここからは推測だと言って話を続ける。金曜の夜、黒田はATMから金を抜き出したのだろうと。そして月曜の朝に検査部が来る前にATMに戻したのだと。なぜなら、落ちていた帯封は“西東京競馬場”のものだった。つまり、黒田は盗んだ金を競馬に使い、当たったことで盗んだ分をATMに戻したのだ。

黒田が「何を証拠にそんなこと言ってんだ!」とキレるが、九条には切り札があった。「私はまだ、あの時の帯封を持ってるんですよ」と言って、引き出しからビニール袋に入った帯封を取り出して見せる。さらに、黒田の預金口座も調べていた。現に1千万ほど残高が増えていた預金残高の写しを見せる。

証拠を突きつけられて黙る黒田に九条は囁く。「忘れることもできるんですよ、黒田さん。公表されればあなたは懲戒免職だ。銀行に時効はありませんからね」と。

密室での取引を終えた結果、検査は問題なしとなった。現金紛失についても報告書とおりとなり、お咎めはなかった。狐につままれたように行員たちは驚き、西木は課長に何があったのかを内密に聞く。支店長が話をつけたらしいと言うが、真相は分からないし知りたくもないと教えた。

親友の面影

黒田から問題なかったと報告を受けた坂井は納得がいかなかった。なぜなら盗んだ犯人はまだあの支店にいるからだ。詳細を言えない黒田は逆ギレし「じゃあ警察に被害届でも出したらどうだ!」と捨て台詞を言って去った。坂井は西木に電話をし何があったのか聞かせて欲しいと願う。西木もまた話したいことがあると告げた

会食の席で西木は取引があったと伝える。実際のところどうなのか、坂井に問われた西木は想像に任せると明確な答えを示さない。小山の件以来、副支店長と支店長の2人は問題があると、坂井は睨んでいた。そして人事評価システムも同様に問題があると語る。

西木は「でしたらそれを是正してください。真面目に働いている人間が馬鹿を見るような組織は、いずれ内部から腐っていきます」と願った。坂井はそんな西木の言葉に、亡き親友である河野彰彦(窪塚俊介)を思い出す。西木は河野に似ていると語り、仕事の話抜きでまた飲もうと約束した。

後日、坂井は河野の墓参りに行った。そこに偶然河野の妻が来ていた。夫が亡くなった今、娘が生きる支えだと言う。夫が最後の日「行ってくる、またね」と笑顔で出て行ったのが忘れられなかった。

墓前に手を合わせた後、坂井は河野のことを思い出す。河野は坂井に人事のことで相談していた。部長と折り合いが悪く、別の部署への異動を願い出ていた。だが、坂井の力ではどうしようもなかった。その場を取り繕うような言葉をかけ、問題を先送りにするしかできなかった。

その後、河野はビルの屋上から飛び降りて死んだ。遺体安置所で対面した坂井はショックを受ける。その帰路、悔しさと自己嫌悪に持っていた鞄で橋を叩きまくる。取り返しのつかない事になってしまい、悔し涙を流すしかなかった。

犯人が判明

愛理はその後、三木と話す事ができた。時計をしていないことを指摘すると、三木は飽きたので売ってしまったという。嘘だと見抜いた愛理は、三木が置かれている状況を聞き出した。それを西木に報告する。父の会社が不動産投資に失敗したため、三木は家計を助けていたのだ

盗んだのは三木ではないとするなら誰なのか?西木はまた1人残って調べる。やがてあるものを見た西木は「これは…」とつぶやき、更衣室で対象者に「全部調べた。とにかく話がしたい」と電話をかける。

西木がバーで待っていると現れたのは滝野だった。席に着くなり「盗んだ100万、どうしたんだ?」と西木は問う。だが三木は何も答えない。西木はさらに「伊島工業を使ってお前が何をしたかも分かっている。証拠もある」と迫る。

滝野が「何とか内密に…」と願うが、「それは無理だよ。自首しろ」と警察に出頭することを勧めた。滝野は突然立ち上がりどこか行こうとするが、西木は腕を掴んで「逃げんのか?」と問う。家に遅くなると電話をかけるだけだと言う滝野、店を出ると伊島社長に電話をし全部バレていると教える。すると伊島は俺に任せろと言い「消えてもらう」と告げた

ドラマの結末

西木が失踪してしまい竹本が代理で仕事をしていた。西木のPCの検索履歴を見ると、やたらと伊島工業を調べていた。確かに西木は失踪直前、何かを調べていたと愛理は思い出す。別の行員が伊島工業へ郵便物を届けに行こうとするのを代わり、愛理が書かれた住所へ向かう。

するとそこはとても優良企業とは思えない、古びた雑居ビルだった。呼び鈴を押しても誰も出て来ないため、仕方なく支店に愛理は戻る。担当の滝野に会ったので話を聞くと、社屋移転のためあのビルに間借りしているとのことだった。疑問に思う愛理だが、滝野は郵便物を自分が持っていくといって取った。

自宅に戻った愛理がテレビから聞こえてくるニュースに釘付けになる。「羽田沖で身元不明の男性遺体発見される」というニュースだった。

  • 男性は死後数日経過
  • 30代から40代の男性
  • 黒髪に短髪
  • 白のYシャツ・紺のズボン

遺体の特徴を聞いた愛理は、嫌な予感が走る。同じ頃、滝野はそのニュースを凝視していた。

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【シャイロックの子供たち】3話のまとめと感想

支店長が脅して不祥事をもみ消し、100万円を盗んだ犯人が分かると同時に謎の遺体が発見されたという話でした。

初回で支店長が引き出しの中を見てニヤニヤしていたのは、検査部時代に握った証拠だったことが分かりました。いつかの時のために、大事に取っておいたのです。それを使って今回は難を逃れました。どれだけの人数のどんな証拠を持っているのか?恐ろしい人物です。

西木の執念で滝野が犯人だと突き止めます。彼がなぜ100万円を盗んだのか、その理由についてはまだ語られません。それ以上に伊島工業と手を組んで、何かやらかしているようです。次回予告を見るとどうやら、架空融資を行っていたようです。そうなると、滝野の業績がよかった理由は、不正を行っていたからということになります。

この伊島工業の社長というのが只者ではないようで、バレたと滝野が報告すると「消えてもらう」と言います。その後、海で遺体が発見される流れになるので、西木が殺されたのではないか?という雰囲気に感じます。ただ、初回からそれは映っていたので、遺体が西木だとしたら初回に映さないほうが良かったのではとも思います。つまり、発見された遺体は西木ではなく、別人なのではないか?だとしたら誰なのかという疑問が残ります。

西木の妻も子供も出て行ってしまったようで、部屋は荒んでいました。時折電話で話していた人物との件で何かあったのか?それらを含めて最終回で全て明らかになるでしょう。次回は11月6日以降にならないと配信されないので、それまで楽しみに待ちたいと思います。

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