【シャイロックの子供たち】2話のネタバレと感想|100万円の行方

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WOWOWドラマ版【シャイロックの子供たち】2話のネタバレと感想をまとめています。

2話は西木が失踪する1ヶ月前の話で、100万円の紛失騒ぎが起きます。疑惑は帯封がロッカーから出てきた愛理に向かってしまい……。

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【シャイロックの子供たち】2話のあらすじ

ロッカーから帯封が出てきた営業課の北川愛理(西野七瀬)は、事情を聞くため支店長の九条馨(前川泰之)に呼び出される。まるで犯人扱いをされる屈辱的な対応に、愛理は悔し涙を流した。

そこへ上司の西木雅博(井ノ原快彦)が入ってきて、愛理を叱咤する。驚いた愛理が「私はやってません」と否定すると、西木は彼女を信じると皆の前で言いきった。だが副支店長の古川一夫(萩原聖人)は納得がいかない。そこで西木は刑事事件にするよう提案する。大ごとにしたくない古川たちは黙った。

西木はなぜ愛理の所に帯封だけ入っていたのか疑問に思っていた。そこで、愛理が誰かに恨まれているのではないかと考えるが、愛理には心当たりがなく……。

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【シャイロックの子供たち】2話のネタバレ

愛理は誰に恨まれていたのか?そして竹中が崖っぷちから、あることがきっかけで逆転します。

屈辱的な取り調べ

支店長の九条馨(前川泰之)は、北川愛理(西野七瀬)に今日一日の行動をできるだけ細かく書くようノートを渡す。分刻みで書き出しながら、屈辱的な扱いに愛理は思わず涙を流した。さらに副支店長の古川一夫(萩原聖人)は、愛理の口座明細を取り寄せて金の出入りを調べる。

金遣いが荒いだなんだ追求する古川、挙句の果てに財布を見せろと要求する。愛理は従うしかなかった。皆で愛理を犯人扱いしているところに、上司の西木雅博(井ノ原快彦)がやってくる。状況を把握した西木は「北川!」と一喝する。そしてやったのかやってないのか、はっきりしろと叱責した。

愛理は泣きながら「やってません!」と否定した。それを聞いた西木は表情を和らげ、やってないなら泣くなと励まし、彼女を信じると言い切った。だが、古川たちは納得しない。そこで西木は刑事事件にすればいいと提案した

なぜなら、帯封に愛理は一切触れてなかったからだ。そこにある指紋を調べれば、犯人が誰だか分かるだろうと。しかし、大ごとにしたくない古川たちは警察に訴えることはできない。この場は黙るしかなかった。

西木の推理

解放された愛理と西木は改めて事件の経緯を考える。

  • 同僚のキャッシュボックスから現金が紛失
  • 無関係の愛理のバッグから帯封が出てきた
  • 金を取ったらそのまま隠すはず
  • 帯封が邪魔なら捨てればいい
  • わざわざ愛理のバッグに入れる理由は?

そうして導き出された答えは、愛理が誰かに恨まれているのではないかという結論だった。しかし、愛理は全く心当たりがなかった。誰が入れたのか?謎は深まるばかりだった。

西木は業務課の滝野真(加藤シゲアキ)に、支店で金に困っている人物はいないかたずねる。犯人を突き止めるために、全員の預金明細を調べるつもりだと話した。

苦渋の決断

西木が支店長に呼ばれて部屋に行くと、既に営業課の課長や副支店長らがいた。なくなった100万円を補填することにしたという。支店長と副支店長が30万ずつ出し、課長が20万、課長代理である西木たちにも10万円出すよう呼びかける。そうして集めた100万円を男子ロッカーで発見したことにし、なくなったはずの100万円は戻って来たという筋書きを彼らは考えていた。

西木は改ざんになると反対するが、本部に言う事はできないと支店長はあくまで補填の方向で決めていた。もし断るのなら今すぐここを出ていって、聞かなかったことにしろと支店長に言われる西木。不正か正義か、二者択一を迫られてしまう。散々悩んだ西木が導き出した答えは、補填だった。

嫉妬

愛理は交際している業務課の三木哲夫(矢野聖人)から、話したいことがあると言われ昼食を共にする。三木は以前、融資課の半田麻紀(早見あかり)と交際していたというのだ。驚く愛理に三木は「動機がある人間は彼女しかいない」という。つまり、麻紀が愛理のロッカーに帯封を入れたに違いないと三木は考えていた

その話を聞いた愛理はすぐに西木の元へ向かう。現金紛失について切り出すと、西木は「現金は出てきた。解決した」という。にわかに信じがたい内容に愛理は戸惑い、麻紀のことを告げられずにいた。

ある日、女子ロッカーに行った愛理は、扉を開けようとすると麻紀が同僚と話しているのを聞く。愛理が盗んだに違いないという陰口だった。やがて扉が開いて出てきた麻紀に、愛理は「私がやったんじゃない」と反論する。やっていないと証明できるのかと言われた愛理が困っていると、西木が現れ「証明しちゃっていいのか?」と声をかけた

紛失した現金を触ったのは所という女性行員だけで、彼女以外の指紋はつきようがない。もし、他の指紋があったなら、それは犯人のものだと西木は麻紀に言う。追及された途端、麻紀は何も言えなくなってしまう。察した西木は麻紀以外にその場を外してもらった。

後に愛理は西木から話を聞く。帯封をロッカーに入れたのは麻紀だったことを。休憩室の床に帯封が落ちていたのを見て、嫌がらせを思いついたのだという。ただし、現金は取っていないと否定していた。この一件により麻紀は辞表を出した。

崖っぷちからの逆転

融資課の竹本直樹(三浦貴大)は困っていた。融資の契約が未だに取れずにいたからだ。古川は滝野真(加藤シゲアキ)と比較して罵り、何とか契約にこぎつけるようプレッシャーをかけた。竹中が取れずにいた客先の大城田工業へ行き、社長の大城田正隆(水田信二(和牛))に頼み込む。だが、社長は別の銀行からもっと低金利で貸し出すといわれていると言い出した

慌てて竹中は銀行に戻り、古川にそのことを話す。相手よりさらなる低金利を提示したいと頼むが、それでは儲けが全くないと古川は渋る。それでも竹中は稟議書を書くが、あまりに粗末な内容に古川も支店長もダメだしをした。だが、審査部を巻き込んで何とか掛け合うと、支店長が稟議を出すことに決めた。

やがて上からの許可も取れ、急いで大城田の所へ行った竹中だが、社長は首を縦に振らない。どうしても契約が取りたい竹中はその場で土下座をして頼み込む。すると社長は「そういうの嫌いなんですよ。ビジネスライクに行きましょう」と目もくれなかった。

西木は竹中を誘い飲みに行く。契約が取れない竹本は、滝野が羨ましかった。なぜ彼はあの業績を上げれるのか不思議でならなかった。西木は竹中の愚痴を聞き、それから励ました。同じ“バッテン”がついた者同士だと、寄り添うように声をかけた。

竹本は自宅に戻って眠りにつくがうなされる。目覚めては酒を飲み、極度のプレッシャーに耐えていた。知らぬ間に居間のソファで眠ってしまった竹中が目を覚まし、新聞の一面に「はるな銀行と三友銀行が合併」という記事を見て驚く。

銀行に行き大城田に電話をかけるが捕まらない。やがて向こうからやってきた。竹中が応接間で話を聞くと、合併によりあの金利では貸せないと向こうが言ってきたという。そして突然土下座をし、全額こっちで貸して欲しいと頼んできた

その一件の後、竹中は西木と屋上で笑い合う。かつて自分が土下座してもあしらった相手が、自ら土下座して頼み込んできたのだ。笑っているうちに緊張から解放された竹中の目から、自然と涙がこぼれ落ちる。西木は何も言わず竹中の肩を叩いた。

ドラマの結末

愛理が昼休憩をしていると同僚が慌てた様子でやってくる。紛失した100万円を上の人たちが補填したらしいという噂だった。愛理は西木の元に行き、100万円が見つかったというのは本当なのかと問いただす。西木は「バレたか」と観念して自分も10万円出したことを告白した。そして「従ってしまった自分が許せない」と悔やんだ。

西木が失踪した翌日。愛理は坂井寛(玉山鉄二)との面談で100万円を補填した話を聞かれる。噂は確かにあったが、それ以上は言えないと愛理は答えた。西木は帯封の指紋を市販のキットで検出しようとしていたと教え、本当の狙いは別のとこにあったのではないかと思うと言う。

きっと犯人をあぶり出すためのポーズで、そうすることで犯人が動き出すのを待っていたのではないかと愛理は考えていた。西木は犯人を見つけたと思うかと坂井に問われ、「私は見つけたと思います」と愛理は答えた

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【シャイロックの子供たち】2話のまとめと感想

嫉妬で嫌がらせを受けた行員と、やっと契約が取れた行員の話でした。

このドラマを見ていると『教場』を思い出します。クセのある登場人物たちが互いにけん制し合ったり、危ない橋を渡ったりするところにハラハラドキドキするからです。そして脱落者が出るという構成も似ています。西木はどの問題にも首を突っ込んでいて、問題を解決したり寄り添ったりします。そんな西木がなぜいなくなったのか、ますます謎が深まってきます。

ネタバレに書いていない今後に繋がりそうな短いシーンでは、西木の兄なのか資金繰りがうまく行っていないようで、命を絶ってしまいそうなとこまで追い込まれています。それと滝野の取引相手に西木は見覚えがあるようでした。滝野自身も電話で「無理です。困ります」と誰かと話していました。

なくなった100万円は誰が取ったのか?麻紀は帯封は入れたが、取ってはいないと主張します。これが事実なら他に誰が取ったのか、最終回まで引っ張るのか次回明らかになるのか非常に気になります。いずれにしても不穏な空気が漂い続け、不安を感じるドラマです。

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