【オクトー】9話のネタバレ感想|まさかの自首

2022夏ドラマ
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【オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜】9話のネタバレと感想をまとめています。

父親と直接対決をすることになった風早は、真実を果たして知る事ができるのか?前回の事件の真相が分かり、物語は次回へと続きます。

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【オクトー】9話のあらすじ

15年前の事件を調べる心野朱梨(飯豊まりえ)風早涼(浅香航大)は、東神奈川署にいた元刑事・棚田雅彦(モロ師岡)に事情聴取をすることにした。何も答えない棚田だったが、朱梨は彼の目に【恐怖】の色が現れているのを見た。

そこで雲川幸平(山中崇)がある作戦に出る。その結果、棚田の口から語られる事実に、風早は父親の平安衛(船越栄一郎)と対決することを決める。風早と平安の対決の結末は……?

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【オクトー】9話のネタバレ

風早が平安と対決した結果、平安の口から15年前の真相が語られます。そして平安は自ら公表することを決めますが……。

真犯人は誰なのか?

15年前、心野朱梨(飯豊まりえ)の父・陽介(豊本明長(東京03))は、個人的に綿貫猛司(こがけん)を追っていた。事件が起きた際、手のひらに傷があったことから綿貫の犯行ではないかと、警察は判断した。傷のことは警察だけが知る情報だったからだ。陽介は綿貫に口封じのために殺され、運悪く居合わせていた母親も殺害したのだろうと考えられていた。

仮に綿貫が犯人ではなく小野寺大伍(片桐仁)が犯人だった場合、動機は何だったのか。朱梨が悩んでいると、薬物横流しがバレるのを恐れて口封じしたのではないかと、雲川幸平(山中崇)は語る。だが、陽介の遺品にはそのような記録はなかった。

身内の不祥事を保管しているはずもなく、物証を見つけるのは困難な状況だった。そこで雲川は「物証がないなら、やることは1つだ」とある作戦を立てた。

作戦開始

朱梨と風早涼(浅香航大)は棚田雅彦(モロ師岡)という、15年前に東神奈川署の刑事三課課長だった人物を聴取する。父親のことが知りたいと朱梨は棚田に聞くが、棚田は覚えていないと言って答えなかった。だが、朱梨は棚田の目に【恐れ】の色が出ていることに気付いた。

なぜ父の話をするのが怖いのかと、朱梨がさらに質問する。棚田は相変わらず覚えていないと言って答えない。隣室で聴取の様子を見ていた雲川が、たくさんの資料ファイルを持って入ってくる。それらは押収薬物のリストや、保管倉庫への入退室記録だという。そのどちらにも、当時課長だった棚田の指示だとメモ書きがあったという。

さらに雲川は小野寺が横流ししていた相手の組織の記録だ、と言ってファイルを見せる。動揺する棚田に小野寺と組織の間に立っていた人間が、ウチの刑事だったと説明すると、棚田は自分が仲介していたことを認めた。

そんな資料がよく残っていたと驚くと、雲川は何も書かれていないファイルを見せた。何も物証がないからカマをかけたのだ。

陽介は小野寺が横流しをしていたことを気付いていた。そのことを棚田に聞きに来たことがあった。そして小野寺も陽介が知っていたことを知っていた。その直後に両親は殺害された。

親子対決

風早は父親の平安衛(船越栄一郎)と対決することを決意する。ある場所に平安を呼び出し、薬物の横流しをしていたのは小野寺だと教える。そして陽介もそれを認識していたと伝えると、初耳だと平安は驚いた。

恐らく横流しに気付いた陽介は、小野寺と話して辞表を書くよう迫ったのだろうと風早は言う。だが、小野寺は納得せず、口封じのために陽介を殺害し、綿貫の犯行に見せかけるため、手のひらに傷をつけたのだろう。その後、平安が陣頭指揮を執り、綿貫に逮捕状を出す。結果、被疑者死亡で事件は幕引きされた。

その時、既に真犯人が小野寺だと平安は気付いていたのではないか。風早は根拠として、自分に渡した資料について話す。雲川の仕業に見せかけていること以外、かなり詳細に書き込まれていた。どこかに詳しいメモがあって、それを遺したのは陽介なのではないかと指摘する。

平安は小野寺のことに目をつぶれば、結果的に綿貫を罪に問う事ができる。綿貫を追っていた陽介の思いを継ぎ、遣り残したことの片をつけたかったのだという。風早は「それが、仲間を殺された真相よりも大切なものだと?」と呆れた。

朱梨に近付いたのも姉の紫織(松井玲奈)がいつ、記憶を取り戻すかもしれないと警戒してのことだった。それを知った風早は「それで15年もあいつを騙し続けたのか!」と怒った。そして今までの会話を録音したレコーダーを手にし、全て公表すると迫る。だが、平安は「無駄だよ」と告げた。

思い出の場所

公表しようとしたところで、全て握りつぶされると身をもって知っているだろうと、平安は風早に言う。しかし風早は納得しなかった。人生を狂わされた人がいる。真実を知ろうと、今も必死に闘っている人がいる。自分の憧れていた父親は、そんなことも分からない男だったのかと涙ながらに訴えた。

すると突然風早は「この場所、本当に覚えてないのか?」とたずねる。そこは母親と別れる前に、一度だけ平安が連れてきてくれた場所だった。眼下に広がる東京の街を見せながら平安は幼い風早に「警察という仕事は、ここで暮らすひとりひとりの生活を守るためにある。常に自分が正しいと思うことをしろ。誰がなんといおうと、自分の正義を曲げるな」と言った。

そんな父に憧れ、追いつきたくて風早は警察官になった。あの言葉は嘘なのか、これ以上幻滅させないでくれよ。本当にこれでいいのかと必死に訴えかける。平安は過去を思い返し、脱力して床に座り込んでしまった。そして「こんな証拠だけだ無理だ。お前の力だけじゃ無理だ」と言い、自らの手で公にすることを約束した。

平安は風早を抱き締めて「つらかったな、涼。俺みたいになるんじゃないぞ」と慰め励ました。

平安の決断

平安は風早との約束を守るべく記者会見を開く。15年前に起きた事件について、綿貫は無関係だったこと。そして、小野寺を全国指名手配することを発表した。さらに、隠蔽を行ったのは個人の判断であり、全責任を負って警察庁次長を辞任すると告げた。

会見を終えた後、朱梨は平安を待っていた。申し訳なかったと謝罪する平安に朱梨は、本当の事が知れたことと、平安が認めてくれたことを感謝した。しかし、父が小野寺に関するメモを遺していたのは、誰のためだったのかと疑問に思っていた。

もしかしたら平安に見せるため、心から平安を信じていたのかもしれないと朱梨は結論付けた。実は朱梨は平安が姉の見舞いに来るたびに、ずっと【罪悪感】の色が見えていた。

遅れてやってきた風早は立ち去る平安に向け、いつか一緒に酒でも飲めたらと声をかける。「そうだな」と平安は答えた。

残された謎

朱梨と風早は戸田大和(濱田龍臣)に、父親のふりをして手紙を送った人物を突き止めていた。それは東海林隆三(住田隆)だった。きっかけは聞き込みの際、東海林から見えた【不安】の感情だった。その後、アリバイを証言した友人に再び話を聞き、偽証を頼まれていたと証言を得る。

東海林は家長敏則(水澤紳吾)や鴨居圭(田野良樹)に借金があった。動機として十分だった。さらにある写真を見せると、余計に東海林は不安を感じだす。「こんな恐ろしい凶器の写真見せられたら、誰だって不安に……」と口走る。

なぜシャベルも凶器だと思うのか。家長殺害の凶器が、一緒に発見されたシャベルであることは報道されていないと朱梨は教える。そして「遅いです。今さら【後悔】しても」と目から見えた色を指摘した。

その後、大和に父親が無実だったことを伝える。複雑な心境の大和に風早は同情し、それでも真実を見つけた意味はあったと思うと伝えた。そして3人で缶コーヒーを飲むと、大和は父の淹れたコーヒーの味を思い出していた。

大和と別れた後、風早はこないだ父から見えた色は何だったのかを問う。それは【愛】の感情だったという。誰に向けられていたのだろうと悩む風早に、そんなの1人しかいないと風早である教えた。

いよいよ小野寺逮捕に向かい朱梨たちは気を引き締める。すると、自首をしてきた人物がいるという。それは小野寺本人だった。

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【オクトー】9話のまとめと感想

平安が全てを公表して小野寺が指名手配された途端、自首してきたという話でした。

意外とあっさり平安が隠ぺいを公にし、辞職してしまうのが驚きでした。ラスボスかと思ったらどうやら違うようです。小野寺に至っては自首してきますし、何らかの目論見があるのは明白です。こうなると誰が黒幕なのか?平安、雲川が違うとなると、残されているレギュラーキャストは医者の甲本ぐらいしかいません。

もっとも、唐突に実は誰かの血縁者とか出てくるかもしれませんが、さすがにそれは後だし過ぎて萎えそうです。この回で最終回でもよさそうな展開なのに、あえてもう1話あるということは、それなりの謎が明かされそうです。

そのままなかったことにされるのかと思っていた、大和へ手紙を出した人物が分かったのはよかったです。ただ、ちょっと脈略もなく唐突に挿入された感はありますが、気になる謎は回収してくれました。

姉の紫織の感情が最後に戻るのか?朱梨は警官を続けるのか?など、最終回の展開が今から気になります。

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