【科捜研の女21】7話のネタバレと感想|マリコの容疑者オーディション

科捜研の女 2021秋ドラマ
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【科捜研の女シーズン21】7話「犯人オーディション」のネタバレと感想をまとめています。

アイドルのオーディションに参加していた1人が、合宿所で遺体で発見される事件が発生。グループ内のメンバーが疑われ、マリコの容疑者オーディションが始まる!

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【科捜研の女21】7話のあらすじ

TT-Nimoという大人気アイドルグループの追加メンバーを決めるオーディションが行われ、最終審査に残った7人が共同生活を送る合宿所で遺体が発見される。

防犯カメラを確認したところ、当日の人の出入りは関係者以外なかった。マリコ(沢口靖子)は今現在合宿所にいるこの中に犯人がいると言う。

容疑者は全部で11人、前代未聞の科捜研による容疑者オーディションが開かれるが……。

←6話8話→

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【科捜研の女21】7話のネタバレ

人気アイドルグループの追加メンバーオーディションの最終審査に残った中から、マリコたちが調べて容疑者を徐々に絞り込んでいくという話です。

事件関係者

  • 松永大我…佐野岳
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 大橋剣人…松島庄汰
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 佐藤貞広…斉藤陽一郎
    プロデューサー・愛称「サニー」
  • 西尾ユズキ…川野快晴
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 今井のぶ子…岡部尚子
    合宿所の賄い
  • 豊原輝…清水学
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 岡山亜斗夢…祐楽
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 柳紗智子…加藤千果
    大我の元恋人
  • 有村理央…松原由希子
    ダンス講師
  • 佐藤光彦…西川すばる
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 井端空…澤田佳波
    アイドルグループ「TT-Nimo」オーディション参加者
  • 柳日菜子…小山紗愛
    紗智子の娘

容疑者は11人

合宿所で発見された遺体はオーディション参加者の1人である豊原輝でした。額には外傷があり、物干し台の土台の角にぶつけてできた傷だと判明します。

遺体のそばに謎の部品が落ちていましたが、何かは分かりません。さらに遺体の口に繊維片が発見され、マリコは採取して科捜研へ持ち帰ります。

出入り口の防犯カメラ映像を確認したところ、合宿所の賄いをしている今井のぶ子とプロデューサーのサニー、ダンス講師の有村理央の3人の出入りがありました。

その後、敷地の外に出た人が誰もいないことから、犯人はまだこの中にいる状態です。土門さんは今ここにいる全員を残し、捜査を開始することにしました。マリコたちは一旦科捜研に戻り物証を検証します。

容疑者の絞込み

犯行が行われた時刻を防犯カメラから割り出し、8時10分から9時の間だと分かります。その間にアリバイが確認できたのは、オーディション参加者の佐野光彦と井端空の2人です。彼らは掃除当番だったため、撮影用に設置されたカメラに姿が映っていました。

別の部屋ではディレクターとカメラマンも撮影用に設置されたカメラに映っていたため、彼らのアリバイも証明されます。現時点で容疑者は11人から7人になります。

被害者の死因は鼻口閉塞による窒息死だと判明し、口と鼻についていた繊維片はフェイクファーだと分かりました。

つまり、被害者の口と鼻をフェイクファーがついたもので塞いで殺害したことが判明します。

誰も合宿所に出ていないことから、凶器もまた合宿所内にあるはずと判断して、再びマリコたちは合宿所へ向かいます。

参加者の特徴

風丘先生は娘がTT-Nimoのファンであることから、オーディションに参加していたメンバーについて詳しく教えてくれました。

大橋剣人はリーダー的存在で昔は子役をやっていましたが、芸能界を一度引退しています。現在母親が車椅子生活を送っています。

松永大我は以前ヤンチャをしていた人物で被害者と同室でした。1人で居残り練習をするような努力家ですが笑顔が苦手です。

被害者の豊原輝は10代の頃からアイドルを目指していてオーディション慣れをしていたので、色々教えてくれたと大我は言います。

西尾ユズキは泣き虫で事あるごとに涙を流します。ダンスの最中に被害者に足を引っ掛けられ、嫌がらせを受けていたことが分かっています。

最終審査に残った7人のうち2人だけが選ばれるというオーディションで、その様子をネットで配信したりする企画でした。

容疑者をさらに絞込み

ピンクのフェイクファーがついたものを探しに合宿所へ行ったマリコたちですが、持ち帰ったものと見つかった繊維片はどれも一致しません。

被害者の靴裏の付着物を分析していた宇佐美が、さつま芋が検出されたと言います。合宿所でおととい彼らは干し芋作りをしていました。共同作業をする事で協調性を審査していたそうです。

しかし、臨場した時には干し芋などなく、合宿所の賄いをしているのぶ子に話を聞くと、自分が片付けたと証言しました。地面に散らばっていた干し芋を片付けていると、被害者の遺体を発見したのです。

そこでマリコたちは容疑者7人分の靴を借り、靴裏の付着物の鑑定を始めます。その結果、干し芋が付着していたのは4足に絞られました

容疑者の1人目はプロデューサーのサニーです。聞き込みをしたところ、あの日被害者の輝が話があると言ってきたそうです。

それはユズキがポケットにワザビを忍ばせているというタレコミでした。ユズキはワサビを舐めて泣き虫キャラを演じている、あんなヤツはアイドルに相応しくないと言います。

さらに他にも秘密を持っているヤツを知っていると言う輝ですが、サニーは今すぐ合宿所を出て行けと言いました。なぜなら、仲間を売るような輝こそアイドルに相応しくないからです。サニーはそう告げた後に立ち去りました。

2人目の容疑者は大橋剣人です。朝食後に敷地内を走っていると、落ち込んでいる輝を見つけます。どうしたのかとたずねたところ放っておいてくれというので、何を聞いても無駄だと思ってその場を離れました。

3人目の容疑者は松永大我です。輝が部屋に戻って来なかったから捜しに行った大我ですが、すぐにユズキが呼びに来たのでその場を離れました。

4人目の容疑者は西尾ユズキです。大我を連れて帰っただけだと言うユズキですが、輝が秘密を知っていたことからそれだけではないのではと疑います。今までも嫌がらせを受けていたのでなおさらです。

ユズキを問い詰めると彼はポケットから器用にワサビを取り、舐めているのを土門さんは発見します。本当にワサビを持っているのかと突っ込むと、ユズキは泣くのをやめて開き直りました。

ユズキは個性的なキャラが必要なんだと言い、アイドルになるためだったら何だってすると言います。輝が言うように裏表のある人物であることが分かりました。

凶器が判明

風岡先生は遺体の傍に落ちていた欠片に見覚えがありました。そこで娘からTT-Nimoのファンクラブの会報誌を借りて、あるページを見せました。

そこにはピンク色のファーがついたTT-Nimoのオリジナルグッズのぬいぐるみが載っていて、その角の部分が落ちていた部品と同じものだと判明します。

さらにファーを調べた結果、遺体に付着していたファーと一致したのです。つまり、このぬいぐるみと同じもので被害者は窒息死させられていたのです。

殺害の凶器がぬいぐるみという意外性に、いまいち納得がいかない科捜研のメンバーたち。そこでマリコはオーディションをしようと考えます。

犯人オーディション

マリコは4人の被疑者にポリグラフ検査を受けてもらうことにします。GKTという有罪知識質問法で行うことにし、犯人しか知りえない事実を認識しているかどうかを調べます。

つまり、凶器がぬいぐるみだと知っている者が犯人だということです。

やり方は「殺害に使った凶器は○○○ですか?」とぬいぐるみ以外の物でたずねます。その質問に混ぜて「ぬいぐるみですか?」と聞き、その時の反応を機械で計測します。

すると剣人に反応が現れます。彼は子役時代に映画の中で、父親をぬいぐるみで殺す中学生の役を演じていました。だからぬいぐるみが凶器かと聞かれて、撮影当時の事を思い出したと言います。

役で演じたからといって反応が出るものなのか?と呂太が聞くと、ポリグラフ測定器は激しく感情が動けばなんらかの反応が出るとマリコは答えます。

真犯人だから反応したのか、過去の体験で反応したのか。今の段階では判別がつかない状態です。ただ、出演した映画と同じぬいぐるみが凶器の殺人が、身近で起きる偶然なんてあるのかと、マリコは疑問に思いました。

もう1人反応したのは大我でした。彼がぬいぐるみに反応した理由、それは娘に買ってあげたものだったからです。

剣人と大我、2人がオーディションに合格しました。容疑者はこの2人に絞られます

大我の過去

大我が以前つきあっていた彼女が子供を実は産んでいると知って会いに行きます。しかし、何の目標もなくフラフラしている大我に彼女は言いたくなかったのです。

娘はTT-Nimoのぬいぐるみを欲しがっていたので、大我は買って贈ろうと考えていました。

ある日、TT-Nimoが追加メンバーを募集しているのを知り、大我は自分がもし入れたら娘が見てくれるんじゃないかと思い、オーディションを受けることにしたのです。

審査が進むごとに本気でアイドルを目指している人たちに圧倒され、もっと練習しないとと思い、人生で初めて努力をするようになりました。

大我は以前買っておいたぬいぐるみのポケットに娘の写真をしまい、「パパ頑張るからな」と語りかけます。それを同部屋の輝が聞いていたのです。

事件の日、輝を迎えに行った大我は彼がぬいぐるみを持ち出したのを知ります。輝はプロデューサーに大我が子持ちだとチクると言います。大我は「言いたかったら言え」と告げて、迎えに来たユズキと一緒に戻りました。

その後、輝に娘の写真だけは返してもらおうと思って戻ると、輝の遺体とぬいぐるみを発見します。自分が疑われると思った大我は、凶器のぬいぐるみをカラーコーンの中に隠しました。

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事件の真相

凶器のぬいぐるみのポケットの中に血液指紋が発見されて、犯人は剣人だと特定されました。

事件の日、大我と輝のやり取りを盗み聞きした剣人は、人の秘密を密告するなんてやめろと注意します。

すると輝は偉そうにリーダー面するな、家庭内暴力やってたくせにと言い返します。剣人は子役の仕事がなくなった頃から、母親に八つ当たりで暴力を振るっていたのです。しかも、母親が車椅子になったのも剣人の暴力が原因でした。

なぜ輝が知っていたのか?それは、剣人の住んでいる町内に輝の親戚が住んでいて、家庭内暴力の話を聞いていたのです。

ユズキも大我も剣人もみんなアイドルに相応しくない、ネット上げてしまおう。と言い出す輝を止めようとすると、倒れて物干し台の土台の角に額を打ちつけてしまいました。

苦しむ輝を見た剣人は「このまま死んでくれたら」と思い始め、昔出演した映画を思い出して持っていたぬいぐるみで口を塞いで殺害したのです。

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7話の結末

オーディションは中止になってしまい、大我は2ヶ月間やってきたことは無駄だったとガッカリします。するとマリコは生配信の時にあった応援の書き込みを見せます。「大我がんばれ」と書き込まれたメッセージは、父親だと知らない娘が書き込んだものでした。

大我が努力している姿を見て、元彼女も見直したのです。努力する男になった今の大我なら、娘を会わせてもいいと土門さんに告げていたといいます。

マリコはきっと娘さんのアイドルになれると大我を励ましました。

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【科捜研の女21】7話のまとめと感想

秘密を暴露されることを恐れた参加者が、ライバルを殺害するという話でした。

揃いも揃ってくせ者揃いのオーディションです。実は子持ち、実はDV、実は嘘泣き、実は仲間を売るというトンデモな人たちが最終選考に残っていました。

過去に何があったのか身辺調査はしないのか、ある意味純粋に今の実力で勝ち取るオーディションだったとも言えます。

とはいえ、デビューしてから暴露されたら、事務所としては結構な損失になるのではないかとも思います。リスクを減らすためにも事前に身辺調査をしておいたほうが無難かもしれません。

人間性と才能は別物かもしれませんが、アイドルという存在はマリコも言うように、応援する人がいてこそです。更生する過程を応援するならともかく、内緒にしていて後で分かったら幻滅しそうです。

警察の捜査も容疑者オーディションのようなものだと思わせる回でした。

次回は1週お休みして12月16日20時から放送予定です。

【科捜研の女21】7話のいいセリフ

アイドルって応援してくれる誰かがいるからアイドルなんだと思う。

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