【石子と羽男】4話のネタバレと感想|法廷で姉弟対決!

2022夏ドラマ
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【石子と羽男―そんなコトで訴えます?―】4話のネタバレと感想をまとめています。

電動キックボードでひき逃げをしたと訴えられた女性を、弁護することになった羽男。被害者の供述と依頼人の供述が食い違い、法廷では姉に突っ込まれ羽男の心は折れてしまう。くじけない女、石子と協力して真実を見つけ出すことはできるのか?

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【石子と羽男】4話のあらすじ

綿郎(さだまさし)が以前関わった堂前絵実(趣里)から新たな依頼が舞い込む。妹の一奈(生見愛瑠)が逮捕されたという。ある晩、一奈が運転していた電動キックボードと、新庄隆信(じろう(シソンヌ))が衝突する事故が起きた。当初、何事もなかったように新庄は立ち去ったが、帰宅後に容態が急変しICUに運ばれてしまう。

後日、警察はひき逃げ事件として捜査し、一奈を逮捕する。一奈は事故を起こした際、新庄に駆け寄り救急車を呼ぼうとしたというが、新庄はひき逃げされたと訴えていた。

石子(有村架純)羽男(中村倫也)は示談の可能性を探るが、新庄は応じる気配はなかった。そして法廷で争うことになり、検事はなんと羽男の姉・優乃(MEGUMI)で……。

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【石子と羽男】4話のネタバレ

ひき逃げかひき逃げでないかを争うだけでなく、裁判における優乃の真の狙いが最後に分かるという二段オチの回です。

今回の依頼

綿郎(さだまさし)が2年前に交通事故の損害賠償請求の件で依頼を受けた、堂前絵実(趣里)という女性から新たな依頼が舞い込む。妹の一奈(生見愛瑠)がひき逃げで逮捕されてしまったので、助けて欲しいという依頼だった。

絵実は両親を交通事故で亡くし、自身も事故で両目を失明していた。その際、綿郎が何とか役に立ちたいと思い、依頼を受けた経緯があった。

一奈が電動キックボードで帰宅をしていると、路上駐車していたワゴンの陰から男性が飛び出してきて衝突してしまう。地面に倒れた男性に一奈は駆け寄り、救急車を呼ぼうとしたが男性は大丈夫と言って立ち去ってしまった

翌日、やはり心配になった一奈が警察に行くと、相手が意識を失っていることを知らされ、そのまま緊急逮捕された。

被害者の新庄隆信(じろう(シソンヌ))は自宅に帰宅後、容態が急変して意識を失い救急車で運ばれた。妻の和可葉(西山繭子)が警察に連絡したところ、ちょうどやってきた一奈を逮捕した状況だった。

警察は一奈が事故後、何もせずに現場を立ち去ったのではないかと疑っていた。その場合、救護義務・報告義務違反となり、いわゆるひき逃げになってしまう。そうなると数年単位の実刑判決を食らう可能性があった。

一奈は免許は持っていて自賠責には加入しているが、任意の保険には加入していなかった。羽男(中村倫也)が一奈に接見に行くと、ひき逃げなんてしていないと否定する。しかし、被害者の新庄はひき逃げされたと主張していた。

姉弟対決勃発

羽男は示談に持ち込むため、現場近くの防犯カメラ映像を見せてもらおうとするが、弁護士に提出する義務はないと断られてしまう。

事故の状況を確認できず、依頼人が嘘をついているのではないかと思い始める羽男。偶然、姉の優乃(MEGUMI)と出会い、自分が案件を担当することになったという。弁護人が羽男でよけいな苦労をしないで済むと言い、被害者は示談する気がないことを伝える。

そして今回、過失運転致傷罪と救護義務違反で起訴すると告げた。つまり法廷で姉弟対決することになった

公判の日、優乃は事故の状況を周辺の防犯カメラ映像を見せて説明する。路上駐車していたワゴン車にはドライブレコーダーはなく、通りを映すカメラの映像だった。2人が衝突した瞬間は映っていないため、救護があったかどうか分からなかった。優乃は現場から立ち去るまでの時間を考えれば、何もしていないと考えられるという

羽男の反論が始まる。被害者は横断歩道のない場所を渡ろうとしていたこと。路上駐車の車の陰から、歩行者が飛び出してくるのは予測しづらい状況だったこと。などを含め、被害者側にも過失があったのではないかと返す。

過去の判例でも加害者側の過失が低いと認められた事例を示し、一奈にこれまで交通違反で捕まったり、警察に嘘をついたことはないかを確認した。すると一奈は「ありません」と答えた。

今度は優乃の反対質問が始まる。一奈は未成年の頃に、交際していた男性と自転車に2人乗りをして歩行者と激突した事故を起こしていると指摘する。その時一奈は通報せずに逃げていた。目撃者からの通報で事故が発覚し、逮捕されていたのだ

さらに優乃は畳み掛ける。一奈は逮捕された時に身に覚えがないと言っていたが、防犯カメラの映像があると知るとすぐに嘘だったと認めていた。交通違反も警察に嘘もついたことがないと言っていたが、明らかに虚偽であると指摘した。つまり、一奈の供述には信用性がないと結論付けた

嘘をつかれていた羽男はショックを受け、何も言い返すことができないまま閉廷した。

高額な示談金

羽男は優乃がこんな事案に首を突っ込んでくることが不思議だった。何か思惑があるのではないかと考えるが、それが何なのかは分からなかった。

やがて新庄の妻・和可葉から連絡が入り、夫が示談に応じてもいいという。ただし、今すぐ1000万払うならという条件だった。高額な金額にその金額は難しいと思うと新庄に伝えるが、頑なに譲ろうとしなかった。

羽男が絵実にその話をすると、自宅を売れば何とかできるかもしれないという。だが、一奈は反対した。嘘をついている相手に払うなんて嫌だと言っているうちに、一奈はふとあることを思い出す。それは新庄に駆け寄った時、何か甘酸っぱいニオイがしたということだった。しかし、ニオイがしたことをどう証明すればいいのか、羽男はまた頭を悩ませた。

新庄に示談金を支払えないと伝えに行った時、あの晩、あの場所で何をしていたのかをたずねる。新庄は答える義務はないと言って応じなかった。

打ちのめされる羽男

うまく行かない交渉に羽男の心は諦めの方向にまた動いていた。石子(有村架純)が何とか励ましていると、そこに優乃がやってくる。「あんたが未熟だったら、依頼人が不幸になるんだよ。人の人生、背負う覚悟持ってやってる?そうじゃないんだったら、弁護士辞めたほうがいい」と叱咤した。

それを横で聞いていた石子が「いくらご家族でもそこまで言うことは…」と割って入ると優乃は「身内に甘すぎるっていうのも考えもんだよね」と言って立ち去ってしまった。

事務所に戻ると大庭蒼生(赤楚衛二)がある情報を教える。被害者の妻・和可葉の父は東京地検の元検事正だったのだ。優乃が駆り出された理由はそういうことかと合点がいった。

もしかすると優乃が言っていた「身内に甘い」というのは、検察についてだったのではないか。石子はふとそう思った。

羽男の心が折れまくり、心配した石子は羽男を飲みに誘う。そこは「そば処 塩崎」だった。たまには親睦を深めるのも“相棒”として必要かと思ってと声をかける石子に対し、羽男は相棒なんて大げさだと零す。そこへ、2人で来ているのを面白く思わない塩崎啓介(おいでやす小田)が、間に割って入ったりして場が和んだ。

綿郎もまた羽男の様子を気にかけていた。共にジムのマシーンで汗を流しながら、声をかけて励ました。

怪しい店

思い直した羽男は、事故現場周辺で再び聞き込みを始める。すると新庄のことを覚えていた人が現れた。7月22日にかなり酔っていた新庄にぶつかられたと言い、甘酸っぱいリンゴみたいなニオイがしたという。一奈と同じ証言だった。

新庄がやってきた方向に行ってみると、突き当たりに扉があった。しかし、そこは看板が出ていない店だった。やがて客らしき人物がチャイムを鳴らし、紹介者の名前を言うと扉が開いた。

そこで石子が新庄の紹介で来たと言うと扉が開いた。中は違法カジノ店だった。さらにリンゴのような甘酸っぱいニオイがする。それは水タバコのニオイだった

店員は新庄に確認をしたが紹介した覚えはないと言っているといい、石子と羽男を捕まえようとする。間一髪のところで大庭が警察だと言って突入し、その後、本当の警察がなだれ込んできた

姉弟対決再び

羽男は再び法廷で新庄に質問する。違法カジノに実は行っていたのではないかと。水タバコの甘酸っぱいニオイがしたという証言があるが、それでも行っていないのかと。新庄はあくまで否定し続けた。

すると羽男は妙な引き伸ばしを始める。遅延させようとしていることに気付いた優乃は、裁判長に訴えてやめさせようとした。その瞬間、石子が法廷に現れて羽男にSDカードを渡す。

石子が来るのを待っていた羽男は、受け取ったものを証拠として提出した。それは、事故現場から少し離れた場所で路上駐車していたトラックのドライブレコーダーの映像だった

その場で再生する羽男。新庄をはねた後、救護に駆け寄る一奈の姿がはっきり映っていた。一奈はさらに救急車を呼ぼうとするが、新庄は手を振って拒んでいるようだった。これにより、一奈がひき逃げではないという証明をした。さらに、被害者が虚偽供述をしていると指摘した。

ドラマの結末

ひき逃げではないことが証明されたお陰で、一奈は釈放された。ただ、無罪というわけにはいかないだろうと羽男は伝えた。その後、懲役2年、執行猶予3年という判決が出た。そして、ひき逃げについては無罪となった

事務所に優乃がやってきた際、石子は真意についてたずねる。最初から違法カジノの存在を知っていたのではないかと。しかし、検察の身内が通っていたため、上層部にもみ消される可能性があった。そこで、摘発するためにあえて羽男に内情を暴かせ、警察が動くしかないように仕向けたのではないかと。

実際、裁判後に一斉摘発が行われて新庄も逮捕された。すべて優乃の思惑で裁判は動いていたのではないか、石子がそう指摘しようとするが、優乃は話をはぐらかし「弟をよろしくね」と言って去っていった。

入れ替わりに塩崎が「力を貸してください!訴えるかもしれません!」とやってきた。

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【石子と羽男】4話のまとめと感想

違法カジノの帰りにひかれた男が、それをバレないようにするため、嘘をついていたという話でした。

罪としては人をはねているのだから、悪いのはもちろん一奈でしょう。しかし、被害者の虚偽により、もっと大きな罪にされてしまうところでした。被害者もも妥当な金額で示談すればいいものを、1000万なんて金額を言うものだから、結局違法カジノに行っていた罪で逮捕されます。石子と羽男のお陰で本来受けるべき罰を、それぞれがちゃんと受けたという結果になりました。

今回の話はここで終わりではなく実はこの裁判自体、検事の優乃の思惑が隠されていました。被害者の妻の父親が検察関係者だったため、上から優乃には圧力がかかっていました。しかし、優乃は違法カジノを摘発したかったのです。

そこで、石子と羽男に今回の事件を調べさせ、違法カジノの存在を表に出し、警察を動かざるをえない状況に持っていかせます。身内には甘い検察の体制を良しとせず、優乃は自分の正義を羽男の力を借りて貫きました。ただ、そのことに石子は気付きますが、羽男はどうも気付いていないようです。

石子と羽男の距離が近付き、“相棒”と羽男は最終的に呼びます。恋愛関係になるのかもしれませんが、話の中心はあくまで法廷であって欲しいものです。

次週は塩崎が依頼を持って来るようです。

【石子と羽男】4話のいいセリフ

答えが出なくてもさ、歩き続けてればいつか必ず、何か見つかる。

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