【遺留捜査7】5話のネタバレと感想|プラスチック片の謎

2022夏ドラマ

【遺留捜査シーズン7】5話のネタバレと感想をまとめています。

人気フリマアプリの創業者が遺体で発見される。糸村が目をつけた遺留品は、小さな穴が2つ開いたプラスチック片だった。何に使われるものかも分からない遺留品の謎に糸村が挑む。

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【遺留捜査7】5話のあらすじ

人気フリマアプリ「ヌボル」の創業者・平中智樹(田中俊介)が、路地のゴミ箱で遺体となって発見される。長年海外生活をしていた平中だが、1週間前に帰国したばかりだった。現場に臨場した糸村聡(上川隆也)は、遺留品の小さな穴が2つ開いたプラスチック片に目を留める。

平中は10年前、現社長の若尾峻(石黒英雄)から会社を追放されていた。ヌボルが経営危機に陥った今、再び社長に返り咲こうとして会社を乗っ取りに来たのではないか?そんな疑念が浮かんでくる。

平中の狙いは何だったのか?遺留品から糸村が真相を紐解く。

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【遺留捜査7】5話のネタバレ

今回は登場人物が揃いも揃って酷い回です。

今回の遺留品

ゴミ箱に捨てられた遺体が発見され、糸村聡(上川達也)らが臨場する。現在分かっている状況は以下の通り。

  • 被害者:平中智樹 35歳
  • 死亡推定時刻:昨夜の19時~21時の間
  • 死因:頭部を殴られ即死
  • 凶器:コンクリートブロック

ゴミ箱の縁に繊維が付着しており、遺体を入れる時にでも引っ掛かったのか、犯人のものの可能性があった。糸村はそれに目もくれず、遺体が持っていた謎のプラスチック片に目を留める。小さな穴が2つ両端に開いている、楕円形の黄色いプラスチックだった

村木繁(甲本雅裕)に頼み、繊維を鑑定してもらったところ、スーパー200というウール生地だったことが判明する。スーパー200は高価なスーツなどに使用されているものだという。

一方、糸村が頼んだプラスチック片の鑑定は、ただのプラスチックという結果だった。糸村はその結果に満足いかず、村木にさらなる調査を頼んだ。

被害者の身元

所持していたパスポートから人物は判明したが、彼が何者なのかは不明だった。ちょうど1週間前にシンガポールから帰国したこと。海外のスマホを所持していたことから、パスポートの更新にでも帰国したのではないかと佐倉路花(戸田恵子)は考えた。

所持品の中に『ヌボル』という会社の名刺が見つかる。最近個人情報が流出したという、フリマアプリの会社だった。沖田悟(戸塚純貴)はその名前を聞いて、社長が結構ヤバい奴だと言いだす。雨宮宏(永井大)はなぜそんなことを沖田が知っているのか問うと、知り合いに聞いたと歯切れの悪い返答だった。

持っていた名刺のヌボルのロゴが現在のもと違っているのに気付き、糸村が説明する。そのロゴは13年前の創業当時のもので、10年前から今のデザインに変わっていた。つまり、平中が所持していた名刺は、10年以上も前のものだった

糸村はさらに平中がヌボルの創業者だと、ネットで調べた結果をみんなに見せる。驚く一同だが、雨宮と沖田は早速ヌボルに聞き込みをしに行くことにした。

遺留品の手がかり

ヌボルの受付で話を聞いたところ、平中は確かに会社を訪れていた。社長の若尾峻(石黒英雄)と面会を希望したが、若尾が断ったという。そこで平中はメモを受付に渡し、その場を後にした。

一方、神崎莉緒(栗山千明)と糸村は平中が滞在していたホテルに向かう。最初は2泊の宿泊予定だったが、チェックイン当日の夜に6日延長したという。なぜ急に延泊することになったのかは不明だった。

部屋で手荷物を調べてみても特に目ぼしいものは見つからない。糸村は爪磨きのヤスリに気付き、遺留品のプラスチック片と同じ色の粉が付着していたことに気付く。さらにアメニティのブラシが同じ黄色だったことが気にかかった。

「ameyasumi」というホテルの近所にあるレストランの、5周年記念品が置いてあった。生前に平中が立ち寄った可能性があるため、神崎と糸村はその店を訪ねることにした。

創業仲間

雨宮と沖田は直接社長の若尾に聞き込みをしに行く。そこに専務の植木翔吾(青柳尊哉)もいた。2人は平中と一緒にヌボルを立ち上げたメンバーだった。

平中が遺体で発見されたことを知らされた若尾は、確かに1週間前に来たが断ったと言い、その翌日に待ち伏せされて会ったという。用件についてたずねるが、若尾は濁して答えなかった。事件当夜のアリバイをたずねても答えたくないと拒んで行ってしまう。

その頃、糸村たちはレストランに話を聞きに行っていた。店員が言うには1週間前に若い女性と一緒に来店したという。そして支払いはその女性がした。カードの情報からワカオエミカという人物が浮かび上がった

10年前の因縁

若尾が立ち去ってしまったため、雨宮と沖田は植木に話を聞く。10年前、若尾が平中を会社から追い出したという話だった。

3人で立ち上げたヌボルだが実質、平中の会社だった。平中はアイデアも斬新でカリスマ性もあった。会社は急成長を遂げたが、平中は社員たちに対する不満を所構わずぶつけた。それをフォローするのが若尾と植木の役目だった。

しかしそれも限界になり、若尾はみんなの前で平中に「これからのヌボルにお前は必要ない」と言い放つ。平中はわかったと言い、去り際に「もしヌボルを潰すようなまねしたら、その時は覚悟しておけよ。俺はいつでも見てるからな」と告げた。

きっと平中はヌボルを取り返しに来たのだろうと植木は言う。なぜなら、今の若尾はあの時の平中と同じ状態だったからだ。

深まる遺留品の謎

村木からさらなる鑑定結果を糸村は聞く。結晶性プラスチックのポリプロピレンだと言い、日用品などに多く使われていると教えた。遺留品とホテルにあったヘアブラシ、ヤスリについていた粉、これらの成分も一致した。

つまり、ホテルのアメニティであるヘアブラシの柄の部分をヤスリで削り出したものが、この遺留品ということになる。では削り出したこれは何なのか?村木に糸村がたずねるが、そこまでは知らないと相手にされない。

2人のやり取りを聞いていた滝沢綾子(宮﨑香蓮)が、欠片に穴が開いていることから、アクセサリーか何かではないかと助言した。

怪しい関係

レストランのカードでの支払い記録から浮かび上がった女性は、若尾恵美香(小宮有紗)というヌボルの社長若尾の妻だった。神崎と糸村が彼女に話を聞くと、平岡は自分が中学時代の家庭教師だったという。さらにヌボルに父親の会社がその縁で出資もしていた。

若尾と結婚してからは一度も連絡を取っていなかったが、平中の方から会って話がしたいと言われたという。会社の状況が知りたかったらしい平中に、恵美香は冗談で乗っ取るつもりじゃないのかと言った。すると平中は「だったらどうする?」と答えた。そのことを夫には言っていないという。

糸村はボトルシップに目を留め、若尾が作ったものなのかたずねる。若尾は工作みたいなことが得意だと恵美香は答えた。

事件当時のアリバイを確認すると、知り合いと食事をしていたという。その相手の名前はなんと村木繁だった。

個人情報流出

雨宮と沖田はさらなる聞き込みで、3ヶ月前に若尾は木口和哉(中村凛太郎)という若手社員をクビにしていたことが分かった。理由は個人情報を流出させたからだった。

クビになった木口にも話を聞いたところ、自分はハメられたと主張する。データはちゃんと管理していたし、社長にその説明もしたが聞いてもらえなかったという。あんな奴が社長ではあの会社も終わりだと木口は言う。

その件もあって社内での若尾の立場は、かつての平中のように危うくなっていた。そこへ自分が追い出した人間が現れたら、会社を奪いに来たと思っても不思議ではないと佐倉は言う。殺害動機としては十分だった。

村木がマッチングアプリ?

恵美香が会っていた相手が村木だと分かると、村木はみんなに尋問される。自分ではない違うと何度も否定しても、話を聞いてくれなかった。佐倉は村木の証言で犯人が特定できたらお手柄だと言い始め、村木もだんだんその気になってしまう。

見かねた沖田が突如「申し訳ございません!私が村木繁です」と名乗り出た。沖田は偽名でアプリに登録し、恵美香と会っていたのだ。以前ヌボルの話を聞いたというのは、恵美香から聞いた話だった。これで恵美香には事件当時のアリバイは成立した。

しかし、沖田は気になることがあった。そこで直接恵美香に話を聞きに行く。あの日、19時に待ち合わせをしたのになぜ20時に来たのか?平中の殺害現場から店へは30分あれば来れるため、恵美香にも犯行は可能だと沖田は指摘する。

自分は殺していないという恵美香に沖田は、若尾が半年前に新調したスーツはどこにあるかたずねる。勝手に探せばと言われ、沖田たちはクローゼットを調べ始めた。

容疑者に聴取

平中の遺体が発見されたゴミ箱に付着していた繊維を調べた結果、若尾が半年前に購入したスーツの生地と一致した。佐倉は若尾に聴取を始める。犯行時間どこにいたのか、中々答えない若尾に佐倉は自分の推察を話す。

若尾は確かに平中に会った時、ヌボルを何とかしてやると言われた。会社を奪いに来たのかもしれないが、今さら平中にそんな事ができるはずないとも思っていた。だが、若尾は平中に怯えていたのではないかと佐倉は指摘する。だから殺害したのではないかと問い詰める。

若尾は観念して「金を借りに行っていたんです」と白状した。殺害時刻の頃、金策に走っていた若尾は大阪の会社に頭を下げに行っていた。なぜ言わないのかと呆れる佐倉に、これ以上社員に不安を与えたくなかったからだと若尾は説明した。

では、なぜ若尾のスーツの繊維片が現場に残っていたのか?佐倉は疑問に思った。

遺留品の謎が解明

糸村は平中が海外のスマホを使うため、Wi-fiスポットに立ち寄っていたのが気になっていた。そこで接続履歴から彼の足取りをたどる。そのうちの1つに恵美香の父親が経営する会社があった。

話を聞くと今のヌボルを救って欲しいと出資を求めてやってきたという。会社から離れた人間なのになぜと思ったという。平中は過去に出資していたところを、全て回るつもりだったようだという

その後、糸村はある店へ行く。そこの店主は平中がバックパッカーをやっていた時、アルゼンチンで知り合った人物だった。日本に戻ったら立ち寄るという約束を果たしに訪れた。

糸村は黄色いプラスチック片を見せる。すると「それが出来上がったら、釣りに誘う」と平中は言っていたと教えてもらった。

事件の真相

沖田が若尾の家でスーツを探していたが、どうしても見つからない。恵美香を説得して沖田はある情報を聞きだす。それは、スーツを交際相手にあげたという。恵美香は夫に構ってもらえない寂しさから、浮気をしていたのだ。その相手は植木だった。

沖田と雨宮は植木を連行し取り調べが始まる。木口が流出させたとされる個人情報を、本当は植木が売っていた。植木は株で失敗して借金があり、穴埋めのために顧客の情報を売っていた。そしてその罪を木口に着せた。

植木の家から若尾のスーツが発見され、そこに平中の血痕も検出された。証拠を突きつけられた植木は、観念して自供を始める。

若尾は個人情報が流出したことについて、徹底的に調べなおすと息巻いていた。バレてしまうと焦っていた矢先、平中が現れた。平中は自分が個人情報を売ったことに気付くだろう。そう思った植木は平中と会う。やはり、自分がやったとバレていた。

店へ移動する際、人気のない裏路地の方へ向かい、もう一度組んでやり直そうと平中を説得する。しかし、駄目にしたのはお前だろうと断られた。さらに若尾の足元にも及ばないと言われ、植木は殺害を決める

コンクリートブロックを手にし、背後から頭を殴って殺害した。たまたまゴミ箱に入った平中を、凶器もろとも隠すように片付けた。その際、スーツが端に引っ掛かり繊維が残ってしまった。

自分が若尾に劣っているはずがないと言う植木に、佐倉は「あなたが裏切ったのよ。仲間だった2人を」と叱責した。

3分タイム

創業した事務所の外に若尾はいた。3人で写った写真をそこから捨てると、やってきた糸村が拾い上げる。植木のせいで全て終わりだと嘆く若尾に、3分でいいから時間をくれないかと頼んだ。

渓流に移動して糸村はプラスチック片を見せる。平中が途中まで作ったものを、自分が代わりに最後まで作ったといって見せたのはルアーだった。この場所は今から13年前、起業前に弱気になっていた平中を励ますため、若尾が誘って一緒に釣りをしに来た場所だった。平中はもう一度、この場所に来るつもりでルアーを作っていた

10年前、平中が去り際に言った言葉は、植木に向けて言ったものだった。当時、植木は会社の金を横領していた。そのことに気付いた平中は、返済を約束させ見逃す代わりにある条件を出した。自分と若尾が対立したら、どんな事があっても若尾について会社を支えろ、という条件だった。そして自らが会社から追放されるように仕組んだ

恐らく平中は自分の力に限界を感じていたのだろうと糸村は想像する。ヌボルを成長させるため、自分が悪役になって会社を出て行こうと決めた。会社を退いた後、平中は海外で事業を始めるがうまくいかなかった。実業家の道を諦めた平中は、その後海外を旅して回った。

その道中で知り合った人に平中は、「本当にすごいのは若尾なんだよ。ヌボルがここまで成功したのは、間違いなくあいつがどんな時も諦めずにきたからだ」と語っていた。しかしヌボルに問題が起きているのを知った平中は、日本に帰ってきた。

最初はひと言励ますだけのつもりだったが、思った以上に状況が悪く、かつての自分のような立場に若尾がなっていることを知って支えようと決意した。そこで滞在を延長し、かつての出資元に回っていた。

平中がなぜルアーをわざわざ手作りしたのか?それは若尾とかつて釣りをした時に理由があった。あの時、若尾はゴミからルアーを作り出した。そして「駄目になったっていいんだよ。もう一度、作り直せばいい。俺たちなら何度だってやり直せる」と語った。

その時のことを思い出した若尾は「見てろよ…平中」と誓い、後にヌボルは再び生まれ変わる宣言を発表した。

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【遺留捜査7】5話のまとめと感想

会社を乗っ取りに来たと思った創業者が、実は出資先を探し回ってくれていたという話でした。

3話と同じように被害者がワザと悪役を引き受け、実は陰ながら支えていた話です。いい話風にまとめていますが、登場人物がみんな酷い人たちばかりです。

若尾は才能はあるのかもしれませんが、人の話を聞かずに社員をクビにし、妻のことはほったらかしです。植木は一度ならず二度も金に困って悪事に手を染め、友人の妻と不倫関係になります。恵美香も夫がいながら、寂しさを紛らわすために夫の友人と不倫し、さらにはマッチングアプリで浮気をします。

平中も才能の限界を感じ、なぜか社員に八つ当たりをするという妙な悪役ぶりを発揮します。しかし、彼の最大の過ちは植木を仲間に入れたことなのではないか?と、結末を見ると思わざるえません。

個人情報を流出し、社員を不当に解雇し、創業者同士で争って殺人事件を起こすような会社が、生まれ変わりますと言われてもピンときませんが、登録者数は戻って来ているようです。

最後の3分タイムでの回想シーンで若尾が言う「ゴミになったってもう一度使えるんだ」という言葉が、ゴミ箱で発見された平中を思うと何とも空しく感じる回でした。

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【遺留捜査7】5話のいいセリフ

己の限界を認める事で、初めてその限界を超える事ができる。…って 誰かが言ってました。

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