【イグナイト】2話のネタバレと感想|有名大学ラグビー部の隠蔽に火をつけろ

2025春ドラマ
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【イグナイト-法の無法者-】2話のネタバレと感想をまとめています。

有名大学ラグビー部でいじめを苦に自殺未遂した部員がいるという記事から、大学を相手に巨額の賠償金を狙いに行く轟たち。だが、事務所はいじめを暴くだけではなく、もっと大きな問題を暴こうとしていて……。

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【イグナイト】2話のあらすじ

東修大学ラグビー部員の西田真斗(藤江琢磨)がいじめを苦に自殺未遂をし、意識不明のままだというネットニュースを轟謙二郎(仲村トオル)は取り上げ、大学に巨額の賠償金を請求する裁判を起こそうと考えた。

宇崎凌(間宮祥太郎)は事務所の方針に納得いかないまま、大学の保護者説明会に潜入する。しかし、大学の説明に異を唱え、ラグビー部OBたちと喧嘩になってしまう。

その頃、高井戸斗真(三山凌輝)は轟が浅見涼子(りょう)から入手したある資料を元に、ある人物に接触をし……。

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【イグナイト】2話のネタバレ

いじめを認めずにいた大学側だったが、裁判が始まると一転して監督がいじめを認め始める。宇崎たちはいじめの事実だけでなく、部員たちに広がる薬物汚染の情報を実は掴んでいた。それを隠すために大学側は、いじめを認めて裁判を早く終わらせようとしていた。

高井戸が売人に接触し、部員との薬物の取り引きを自分がDJする店で行わせようとする。事務所のみんなで店で張り込み、現場を直接押さえようという作戦だった。しかし、宇崎は納得いかずに勝手に動き出し、取り引き現場に殴りこみ大乱闘となる。結果的に部員が薬物の所持をしていたところは押さえた。

裁判で宇崎が薬物のことを明かそうとすると、相手の弁護士が一時休廷を訴え、轟もそれに応じた。その結果、薬物の事案は明かされることなく、大学と示談となった。

納得がいかない宇崎は怒るが、実は轟は裁判前に被害者の両親と同じラグビー部の弟と話をしていた。弟の颯斗は兄がいじめで薬物の運び屋をやらされていたことを明かされたら、もし兄の意識が戻った時に一緒にラグビーができなくなるのではないかと悩んでいた。遺書にラグビーが弟としたいと書いてあったからだった。轟はその気持ちを汲んで、示談することを両親と颯斗に提示していた。

納得いかない宇崎

伊野尾麻里(上白石萌歌)は宇崎凌(間宮祥太朗)を呼び出し、前回の裁判からずっと浮かない顔をしていたためクラブへ誘った。店内では高井戸斗真(三山凌輝)が「DJ TomA」としてプレイしていたが、宇崎は踊らず暗い表情を崩さなかった。伊野尾は自らの意思で入所した以上は覚悟を決めて働くべきだと諭し、先日の異例の裁判手法に怒りを抱える宇崎に向き合った。

夜明けまで付き合わされた結果、宇崎は翌朝オフィスに遅刻した。火種会議はすでに終了し、メンバーは全員揃っていた。宇崎は「弁護士になれたとはいえ、ああした手法が今後も続くと思うと憂鬱だ」と呟いた。

轟謙二郎(仲村トオル)は、そもそもたきつけたのは宇崎自身だと反論する。宇崎は相手側に弁護士を潜入させる手法が問題だと問いただした。

斎藤美咲(土屋太鳳)が感謝の意を示していたことを持ち出し、轟は納得できないなら面接地獄に戻れと突き放す。宇崎は言い返すことができなかった。

今回の火種

東修大学ラグビー部の部員がいじめを原因とみられる自殺未遂を起こし、意識不明のまま回復の見込みがないと報じられていた。発端はSNSへの匿名投稿であり、本日初めて保護者向けの説明会が開催される予定だ。

轟は浅見涼子(りょう)に連絡を入れ、ある資料が欲しいと頼んでいた。そして事務所では大学全体を訴える方針を固めた。加害者個人の賠償能力には限界があるため、億単位の賠償金を支払わせるべく、大学という巨大組織を相手に損害賠償を請求する計画である。

若者が将来に手にするはずだった未来や収入、価値を大学に補償させるため、関係資料や証言の情報収集を進めている。宇崎には保護者説明会への参加が指示された。

異様な説明会

説明会に集まった関係者は、自殺未遂の被害者よりも大学の名誉維持に関心を寄せ、理事長の大倉一郎(モロ師岡)が「名誉は揺らぐことはない」と宣言すると拍手が起こった。宇崎はその反応に呆れを覚え、顧問弁護士の松本裕士(岩永ひひお)が「いじめと認定できる事実はなかった」と報告書を読み上げるのを聞いた。

理事長が保護者からの質問を募ると、「皆で一丸となって戦おう」と声を上げる者が現れ、被害者の両親だけが拍手をしなかった

その場に耐えかねた宇崎は挙手し、内部調査が具体的にどのように行われたのかを問いただした。弁護士は学内での聞き取りを中心に調査したとだけ答え、関係者個人の情報は明らかにしなかった

説明会終了後、宇崎は「次の試合が大事だ」というラグビー部OBの男と言い争いになる。命の問題より試合を重視する態度に「伝統のせいで人が死にかけたらどうする」と詰め寄ってもみ合いになった。職員に制止される中で、「まともな調査もしないで『いじめはなかった』なんて、自分たちの都合で片付けるな」と怒りを露わにした。

一方、轟と伊野尾はマスコミに扮してラグビー部員への接触を試みたものの無視され、高井戸はチア部の女子に事情を聞こうとしていた。車に戻った宇崎は顎に怪我を負っており、「ラグビー部のOBと揉めた」と伊野尾に報告した。自殺未遂という深刻な事態よりも、大学関係者が次の試合を気にする姿勢に、宇崎の怒りは収まらなかった。

約束

宇崎は真斗の弟・颯斗(宮近海斗)に声をかけた。颯斗は「兄貴は練習についてこられなかっただけだ」と淡々と言い放つ。宇崎は「それだけで全てを投げ出すと思うのか」と問い返すと、颯斗は「自分に負けたんだ。弱い者が残れるほど甘い世界じゃない。みんなの将来がかかっている試合を絶対に勝たなければならない。邪魔しないでくれ」とだけ告げて去っていった。

宇崎は病院へ向かい、真斗の病室を探した。そこで見舞いに来ていた飯山(塩﨑太智)に案内され入室すると、「彼の無念を晴らしたい。真斗に何が起きたのか、真実を知りたい」と切り出す。飯山は沈んだ顔で「真斗はもう、しゃべれませんよ」と告げる。宇崎は「だからこそ、顔を見届けて、必ず明るみに出してやる」と約束したが、飯山は「無理だ」と首を振る。

しかし宇崎が酷い話だと憤りを露にすると、元ラグビー部員だった飯山は深く頭を下げ、「僕が逃げたことは取り返しがつかないし、二度と前に進めないかもしれない。せめて真斗の無念だけでも晴らしてほしい」と懇願した。

すると宇崎は約束した。

「任せて。俺こういうの許さないって決めてるから」

遺書の存在

宇崎は伊野尾に制止されながらも西田家を訪れ、真斗のいじめ問題を裁判で争うよう父親の智彦(永倉大輔)に迫った。だが父親は大事な試合を理由に一蹴し、いじめをデマ扱いして部そのものの存続を懸念するばかりだった。

真斗が意識不明のまま思いを伝えられない状況を訴えた宇崎に対し、父親は「弱かったから仕方ない」と言い放ち、母親の雅子(山本郁子)は一言も発せずに沈黙を貫いた。

家を出る際、母親から「二度と来ないでほしい」と告げられ、伊野尾が遺書の有無を尋ねると、母親は否定してその場を去った。

事務所へ戻った伊野尾は、母親が宇崎の言葉の中で「証拠」や「誰にも思いを伝えられない」という言葉に反応していたと話す。そこから遺書の存在を察知し、轟に報告した。轟は遺書が見つかれば勝負に出る意向を示した。

轟と宇崎は理事長の元を訪れた。轟は真斗の母親から委任を受けていると主張し、真斗が残した遺書の提示を求めた。松本は委任の事実を否定しつつ遺書を確認すると、学校の関与やいじめへの言及はいっさいないことを指摘した。轟はこれを受けて示談交渉は断って部屋を後にした。

歩きながら宇崎は両親の正式な委任を、得ていないまま行動したことを危惧した。轟は現時点では確かに違法だと説明し、「嘘を本当にひっくり返さないと」と告げ、以後の対応を宇崎に一任した。

ついに点火

宇崎は西田家を再び訪れ、真斗の遺書を父と母に突きつけた。なぜ真相を隠蔽し、握り潰そうとするのかと問い詰める。遺書には苦しみと果たせなかった思い、そして弟への深い愛情が綴られていた。真斗は自らの無念を胸にいじめに耐え抜き、最後に心が折れて自身で決着をつけてしまったのだ。

そこへ颯斗が帰宅し、初めて遺書の存在を知る。激昂した颯斗は父に掴みかかる。

「こんなんで成功して、嬉しいわけねえだろ!」

怒りに震えながら崩れ落ちた。母は声を失い、ただ涙をこぼす。

宇崎は颯斗を諭す。

「残酷だけど、君も見て見ぬふりをした一人なんだよ。もう遅いかもしれない。それでも今から正しい行動を取るべきだと思う

颯斗は意を決する。

「弁護士さん、俺…訴訟したい」

真実を法廷で明らかにする覚悟を固めた。

裁判開始

事務所のメンバーは裁判所へ向かった。最初にラグビー部員が証言台に立ち、大学の顧問弁護士の松本から「練習中の暴力をいじめと呼べるのか」と尋問を受けるが、真斗への暴行が日常的に行われていたと証言した。

続いて飯山が轟の尋問を受け、真斗と自分へのいじめは確実にあった。主導していたのはキャプテンの内藤(久遠親)だ。グラウンドだけでなくウェートトレーニング中にも暴行を受けた。ジャージやユニフォームを水浸しにされ、スパイクに尿をかけられたと詳細を語った。

飯山は部を辞めたものの、真斗は「弟は俺に憧れてラグビーをはじめた。だからかっこう悪いまま終われない」と言っていたと証言。辞めた後も、真斗は自殺前日の夜に一度だけ「抱えきれない」と涙ながらに相談してきたことを明かした。

また、真斗が夜にクラブへ行ったという噂については「そんな場所には行っていない」と否定した。これらの証言により、真斗への組織的ないじめの全容が初めて裁判で明らかになった

本当に隠したかったこと

休憩後、松本は監督の上山哲郎(中村公隆)に「いじめはあったか」と問い、監督は「あったのかもしれない。監督である私が怠っていた」と答えた。続いて伊野尾が「学校が遺書を管理していたことを知っていたか」と詰め寄ると、上山は「最初に遺書を見つけたのは両親で、部の未来を案じて預かった」と経緯を説明し、「隠蔽の意識があったかもしれない」と認めた。

宇崎は監督に対し「なぜ今になっていじめを認めるのか」と迫り、監督は「飯山の証言を聞いて間違いを悟った」と弁解するも、宇崎は「猿芝居はやめろ」と苛立ちをあらわにした

ラグビー部には一部、特殊な鎮痛剤を使用している学生がいた。部でも当初は治療目的で使用していたが、やがて選手たちが快楽に溺れ、4年生の中で中毒者がまん延していった

「あなたたちが抱える本当の闇はいじめではなく、学生の薬物使用だった」

宇崎の糾弾は続く。いじめの認定で裁判を幕引きしようとするのは、国から50億円の補助金を受け続けるためだと告発し、真斗にその薬を運ばせたのが、最も非情ないじめと鋭く追及した。松本は「証拠はあるのか」と返すのが精一杯だった。

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裁判の結果

裁判前に高井戸は麻薬の売人である松田一樹()を脅し、薬を誰に売ったか吐かせたうえで取引の日時と場所を指定した。当日、高井戸がDJを務めるクラブで轟らが張り込みを行い、内藤が現れた。取引を見届けるためそのまま進行させたが、宇崎が動き出し、部屋の中で拳を交えたことをきっかけに乱闘へ発展した。その混乱の中で宇崎は内藤のポケットから薬を取り出し、証拠を押さえた

その後、裁判は松本が休廷を申し出、轟も一時休廷を求めた。

事務所へ戻った宇崎は示談に応じた轟を叱責し、証拠を提示すれば勝てたはずだと詰め寄る。轟が「勝つとはどんな状態か」と問うと、宇崎は「関係者の違法行為をすべて暴き、裁判に勝利すること」と答えた。

しかし轟は、高井戸の麻薬取引を公開すればラグビー部そのものが終わり、若者たちの未来も断たれると指摘する。宇崎は「被害を飲み込んで成功しても意味がない」と譲らず、轟は「原告にお前の意思を押し付けるな、バカ!」と激怒した。真剣にぶつかり合う両者の対立が鮮明となった。

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【イグナイト】2話の結末

轟は裁判に先立ち、真斗の両親と事前に面談し、今回の訴訟で「いじめの追及だけにとどめるのか、薬物問題も追及するのか」を問いかけた。真斗はどれだけ強要されても薬を拒み続けていたが、薬の件を明らかにすると真斗が運び屋をしていたことが明らかになってしまうと父親は懸念した。轟は「真斗の名誉は必ず守る」と断言した。

「兄貴が悪いことに加担したのは事実です。でも無理やりだってきいたら、何が正解だか分からなくて……でもはっきりしているのは、もし兄貴が目覚めたら、また一緒にラグビーがやりたいってことです。ここにそう書いてくれてるんで、俺も同じだから。都合のいい話ですね、どうすりゃいいんだろう」

遺書に記された文を見ながら悩む颯斗に対し、轟は「私から提案がある」と切り出した

轟は「これがベストな選択だ。文句は一切受け付けない」と告げた。宇崎は「これ以上ここにいられない」と言って立ち去ろうとするが、轟は「お前はすでに俺の手のひらの中なんだよ」と告げた。

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【イグナイト】2話のまとめと感想

薬物の運び屋をさせるといういじめを苦に、自殺未遂した兄の名誉を守るため、示談に応じたという話でした。

示談という結末になりました。正義感の強い宇崎は納得できず轟と口論になり、事務所を出て行こうとします。しかし轟は「お前はもう手のひらの上なんだよ」と告げました。これがどういう意味かは、現時点ではまだ分かりません。次週以降明らかにされると思います。

2話目まで見たところ、正義感の強い宇崎が説得する→訴えを起こすという流れです。しかし、宇崎は事務所のやり方に反対しているので、今後このやり方ができるのか?個人的には毒には毒を方式で、悪には正義ではなく悪で対抗する「仕事人」方向でいって欲しいものです。

【イグナイト】2話のいいセリフ

残酷だけど、君も見て見ぬふりをした一人なんだよ。もう遅いかもしれない。それでも今から正しい行動を取るべきだと思う。

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