【下剋上球児】2話のネタバレと感想|南雲先生の秘密が明らかに

2023秋ドラマ
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【下剋上球児】2話のネタバレと感想をまとめています。

監督を引き受けることになった南雲は、山住の提案で部員たちの基礎体力がどれぐらいか調べることにする。それを元に練習試合のスタメンを決めるが、控えになったことで試合に来ない生徒が出てしまう。9人ギリギリの人数で試合に挑む越山高校だが、とうとう負傷者が出てしまい試合没収の危機が迫り……。

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【下剋上球児】2話のあらすじ

正式に越山高校野球部の監督に就任した南雲脩司(鈴木亮平)は、部の目標を決めるため部長の山住香南子(黒木華)と話し合うが平行線をたどっていた。そこで選手たちの現状を見てから決めることにし、まずは基礎体力測定をすることにした。

その結果はあまりにも低く、さらに部員は10人しかいない状況だった。南雲はもう1人ピッチャーが必要だと、最近学校に来ていない根室知廣(兵頭功海)の事を気にかけ自宅を訪問する。一方山住は以前から目をつけていた、久我原篤史(橘優輝)の説得を続けていた。

賀門英助(松平健)のはからいで、強豪高の星葉高校との練習試合が組まれることになった。相手はすべて1年生のチームだということが気に入らない犬塚樹生(小日向文世)だが、南雲は受ける事に決めた。

試合のスタメンを発表すると、自分が控えになったことを野原舜(奥野壮)は怒り、部に来なくなってしまう。本当にギリギリの9人しかない状況で、試合に挑むことになってしまった。

試合当日、チームメイトを信頼できない犬塚翔(中沢元紀)は、サインも無視して1人で意気込む。だが、強豪高の前ではそれも通用せず、点数を次々に取られてしまった。

南雲はそこで翔に替えて、根室を投手として起用した。なんとか踏ん張る根室のお陰もあり、ようやく迎えた得点のチャンスに椿谷真倫(伊藤あさひ)は、顔面からヘッドスライディングをしてしまい負傷退場となる。

このまま没収試合になってしまうかと思った時、山住はピンチを救って欲しいとある人物に頼み……。

←1話3話→

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【下剋上球児】2話の見逃し配信

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本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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2話のネタバレ

南雲監督誕生

南雲脩司(鈴木亮平)は部長の山住香南子(黒木華)と、部の目標を巡って話し合っていた。強豪高にいた山住は目標は高いほうがいいといい、野球は勝ってなんぼだという考えだった。南雲はまずは1勝することを目標とし、野球は楽しんでやるものだという考えだった。

2人の話は平行線をたどり、なかなか目標が決まらなかった。そこで部員たちの現在の能力を見て、改めて目標を立てることに決めた

正式に野球部の監督となった南雲は、選手たちに挨拶をする。大会まではあと80日、まずは体力測定をするといい、選手たちは文句を言いながらも始めた。

コンビニのイートインスペースで、南雲と山住はテストの結果を確認する。それはあまりにも低い結果だった。ピッチャーの犬塚翔(中沢元紀)におんぶに抱っこでは勝てないと山住は嘆き、南雲ももう1人ピッチャーが欲しいと同意した。

さらに練習試合を組みたくとも、どこの高校も大会まで練習相手が決まっていた。そこで賀門英助(松平健)監督に頼んでみてはどうかと山住が提案するが、南雲はあまり乗り気ではなかった

元夫登場

南雲美香(井川遥)は元勤めていた会社の同僚のウェディングパーティーに出席するため、東京へ行っていた。パーティーには元夫の小柳晴哉(大倉孝二)も来ていた。美香は話しかけられても無視を続けていたが、今晩うちに泊まっていかないかと誘われ、呆れて小柳を連れ出す。

実の息子である青空(番家天嵩)に、誕生日のプレゼントを渡して欲しいという。今度東京に来る時には、青空も連れて来てくれといいながら、その場を離れていった。

美香はもらったプレゼントを捨てるわけにも行かず、持って帰ることにする。別の友人からは小柳と別れて正解だと言われ、その場では同調するがどこか引っ掛かっていた。

スカウト

山住は中学時代から目をつけていた、久我原篤史(橘優輝)がサッカー部に全然顔を出していないと聞きつけ、授業終わりに再び野球部にスカウトする。

中学時代の陸上選手権大会の記録保持者である久我原は、星葉高校も受かっていたが、練習がきついと聞いて越山高校に来ていた。山住の概算だと塁間を3秒台で走れるイチロークラスの選手だという。懸命に野球部に来て欲しいと誘うが、社会に出たら部活なんて何の役にも立たないといって断った。

その頃南雲は根室の家を訪問しに向かっていた。ここ数日学校に来ていないのは、祖母の具合が悪かったからだった。ちょうど帰って来た姉の柚希(山下美月)を紹介する間もなく、港の手伝いをしに根室は出て行ってしまった。

柚希の話では根室は試験会場で緊張のあまり腹痛を起こした結果、近所の高校に入れなかったという。大好きな野球だけは続けさせてあげたいが、野球はお金がかかり色々買ってあげられなかった。根室の家は両親を早くに亡くし、祖母の年金と柚希の美容院での稼ぎで生活していたが、それでも足りなくて根室は時々港の手伝いのバイトをしていた。

南雲が港に向かうと漁師たちが人手が足りないと騒いでいた。南雲は手伝うと志願し、根室と同じ船に乗って作業の手伝いをした。

夕方まで仕事を手伝った南雲は、話があるといって根室と2人で港で話し始める。ピッチャーをやってみないかと誘うが、根室は翔みたいにはやれないと断る。翔を助けるためにやって欲しいと説得すると、根室はそれならばと引き受けた

南雲は去り際に何か困ったことがあったら、何でも言ってくれといい「どんなことにだって、解決策はあるんだよ。一緒に考えよう」と励まして帰った。

自宅に戻った南雲に美香は、元夫からもらった青空の誕生日プレゼントがあるが、どうすればいいかと相談する。南雲は自分が買ってきた同じものを引っ込めて、こっちをあげようと提案した。美香はそんな南雲の手を握りながら、「こういうとき、必ず自分が引くよね」と切なげに言う。南雲は「引けない時だけ、引かなきゃいいんだよ」と諭した。

スタメン発表

学校の職員室に朝行くと、犬塚樹生(小日向文世)がなぜか来ていた。賀門監督から星葉の1年生チームと練習試合をやらないかと言ってきてくれたと、山住が報告する。樹生は1年生チームとなんてやれるか、断れと猛反対だった。南雲は決断を迫られ、考えた末に受けた

体育館に部員を集め、練習試合のスターティングメンバーを発表する。野球初心者の椿谷真倫(伊藤あさひ)がスタメンで、自分が控えになったことに野原舜(奥野壮)は怒る。椿谷は入部以来、めきめきと成長しているから選んだのだと山住が説明するが、野原は納得できず出て行ってしまう

野原は試合当日も来なかった。ギリギリの部員9人で試合に挑まなくてはならなくなった。誰1人怪我などで欠くこともできない状況だった。

練習試合開始

樹生が高校の放送部にかけあって、練習試合を実況してもらうことにした。前監督の横田宗典(生瀬勝久)もゲストとして呼ばれていた。

翔は1人で気負っていた。前回の草野球チームとの練習試合で、守備が壊滅的なチームだと分かったからだ。打たれなければいいんだと、1人で全てを背負い込んでいた

相手チームの児玉拓海(羽谷勝太)と江戸川快斗(清谷春瑠)は、翔がいたクラブチームのチームメイトだった。野球では誰にも負けないんだ、証明してやると気張る翔を見て、南雲はまずは外して投げろとサインを送るが翔は無視した

4番打者の江戸川の打席になり、サインを送るがまた無視をし翔は渾身の球を投げて三振に取った。結果的には良かったが、ファールボールすら自分で取りに行ってしまう、翔の集中力はやがて切れてしまう。再び江戸川の打席になると、ホームランを打たれてしまった。その後も満塁ホームランを打たれ、5点をこの失った

ピッチャー交代

伝令を出したくても1人足りないため出せない。困った山住は試合を見に来ていた久我原に声をかけ、来てもらうことにした。南雲はピッチャーを根室に交代させ、翔をそのままライトに変えた。

翔が打たれているのに無理だという根室に南雲は、翔に時間をやってくれと頼んだ。マウンドに上がった根室は、相手チームのピッチャーである児玉と対戦する。サイドスローで投げる球は球速は遅いが、打ち取られた児玉は違和感を覚えていた。賀門は球速は遅いが打ちにくいピッチャーだと、根室を見ていう。その後も根室は打たせて取るピッチングで、何とか無失点に抑えた。

越山高校の攻撃になり、ベンチに戻って来た選手たちに南雲は声をかける。翔は自分のせいで点を取られたと頭を下げると、日沖誠(菅生新樹)がお前1人だけの試合じゃない、俺たちの試合だと笑っていった。

落ち着きを取り戻した翔に南雲も、「周り見てみろ。こんだけいるぞ」といい、翔はチームメイトたちの顔を見る。試合は1人でやっているんじゃないと翔はようやく分かった

秘密兵器

越山高校はまだ1点も取れていない状況だった。ようやくデッドボールでランナーが出た。チャンスと見た南雲は椿谷の打順でバントのサインを出すが、椿谷はサインを覚えていなかった。構わずスイングする椿谷に、さらに分かりやすいサインを送るが無視して振ってしまう。

目を瞑って振ったバットに偶然当たり、ボールが内野に転がっていくが2塁はアウトになってしまった。椿谷も慌てて走り出し、ヘッドスライディングをすると1塁はセーフになった。

しかし、顔面から突っ込んでしまったため、椿谷は顔から鼻から出血してしまう。山住が応急処置に向かい、怪我の状況から試合続行は不可能と判断し、椿谷を保健室に連れて行こうとする。

これにより選手が1人足りなくなり、試合が継続できないと思った瞬間、山住は伝令に呼び寄せた久我原に向い「ピンチを救って、その足で」と頼む

南雲は選手たちに目を閉じるよう命じる。試合に勝つイメージをしようといい、「試合終了。8対7で越山高校の勝ち」と声をかけイメージさせる。そして「すべては思ったとおりにしかならないんだよ」といって諦めず全力でいけと選手たちを送り出した。

久我原は椿谷の血と土に汚れたユニフォームを着て1塁に立った。久我原に盗塁させるため、楡伸次郎(生田俊平)にサインを送るが、彼もまたサインがよく分かっていなかった。結果的に盗塁することは成功し、今度もまた南雲はサインを送る。

楡はそのサインの意味は分かっていたようで、状況的には考えられないはずのバントをして相手チームを驚かす。久我はその俊足を活かし、3塁を回りホームに戻ってくる。判定はセーフでようやく1点取ったとチームメイトは喜んだ。

しかし、3塁に球が投げられアウトの宣告がされる。久我原は3塁ベースを踏んでなかったのだ。南雲はそのことを笑い、チームメイトもみんな笑って楽しげな雰囲気だった。

試合終了

今回の練習試合は18対0で負けた。試合終了後に南雲が賀門に挨拶しに行くと、めちゃくちゃな野球だといいつつ「強くなるぞ、あいつら」と言ってくれた。そしていつでも胸を貸すと、今後も練習試合の相手になってくれることを約束してくれた。

南雲は翔に賀門監督がこのチームは強くなると言っていたが、自分もそう思うと告げた。江戸川と児玉は帰り際、翔に頑張れとエールを送って帰った。

試合には来なかったが見に来ていた野原を見つけた山住は、手招きしてチームに合流させる。今年の夏こそ1勝だと、日沖はみんなに言った。野球の面白さを知った久我原は、野球部に入ることを決めた

南雲は根室を送りに港まで車を走らせる。別れ際、自分が昔使っていたグローブをあげた。自分はもらっても何もお返しができないと遠慮する根室に南雲は「こういうのはな、大人になってから誰かに何か返せばいいんだよ」と励ました。根室はもらったグローブを大事に抱え、船の上から深々と頭を下げた。

自宅に戻りグローブの内側に“乾坤一擲”と書かれているのに気付く。意味が分からずネットで姉が調べてみると、イチかバチかの大勝負という意味だと説明された。グローブを見てしみじみと「かっこええ…」と根室はつぶやいた。

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2話の結末

南雲は山住を店に呼び出し、話をすることに決めた。まさか監督をやめるのかと山住が切り出すと、そのまさかだと南雲は認めた。野球部は思っていたよりも可能性がある、だから監督をするわけにはいかないという。意味が分からない山住は、どうしてなのかと食い下がった。

すると南雲は「僕はは本物の教師じゃありません」と衝撃の告白をする。大学4年の秋に教員採用試験には受かったが、単位が足りず大学を卒業できなかったのだという。しかし、採用されるには教員免許とか卒業証明書が必要なはずだと山住は不思議に思っていた。

南雲は「偽造しました」とまたも驚きの告白をしてきた。教師になってからの3年間、不正に高校教師を名乗っていたと南雲は暴露する。困惑する山住は南雲先生らしくないと言うが、自分のことが分かっていないだけだと南雲は否定した。

卒業できないと分かった時、妻は妊娠中で仕事を辞めていた。家族を養える安定した仕事が欲しかったため、偽造を思いつき自分で教員免許を作成した。それを聞いた山住は、無免許で教師を名乗るのは犯罪ではないかと問う。それが監督を続けられない理由だと、南雲は詳しく説明する。

部員たちはみな強くなりたいと思い始めていて、そんな彼らを指導する資格はないと南雲はいう。教師として正しい事を言えば言うほど、自分に返ってくるからだ。

他に誰か知っているのかと山住がきくと、誰にも話さずに今年で教師を辞めるつもりだったと南雲は明かす。賀門監督は大学のOBなので、卒業できなかったことを知るのも時間の問題だろうと危惧していた。

なぜそんな大事なことを自分に話すのかと、山住は混乱していた。南雲は山住に部を託したかった。部員たちを見捨てずに大事に育ててやって欲しいとお願いするが、自分にはできないと困ってしまう。南雲は立ち上がって「僕は山住先生の熱意を尊敬しています」と頭を下げて願った。

その頃、椿谷がバッティングセンターで練習するが、まったく球がバットに当たらなかった。そばにいた他の客がそのことをからかい、ザン高のザンは残飯のザンだといって侮辱する。同じく店にいた日沖壮磨(小林虎之介)が、バットを手に持って男たちに近付き「ザン高のザンは斬撃のザンだ」とバットを振りかぶった。

山住の電話が鳴るが、南雲の衝撃の告白を聞いていたため、取れないでいた。日沖の兄は家を飛び出しどこかに電話をかけながら、暴れたら学校追い出されると心配しながら走った。

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【下剋上球児】2話のまとめと感想

南雲の秘密は実は教員免許を偽造していたという話でした。

監督に正式に就任したかと思ったら、やっぱりやめると南雲は山住に言います。その理由が実は無免許教師だったということでした。あまりにも衝撃的な話過ぎて山住でなくても困惑します。もし逮捕されたとしても、恐らく執行猶予はつくと思いますが、教師にはもうなれない気がします。

そうなると監督としてのみ野球部に関わるのか、それとも裏技的なことを使って正式な教師になるのか?いずれにしても、3年後の野球部には南雲はいるので、どうにかして部に戻ってくるのでしょう。

相変わらず勝てない越山高校野球部ですが、少しずつ動き始めました。根室がピッチャーとしてデビューし、新たに久我原が部に加わりました。野原も戻ってきたので、部員は現在11名在籍していることになります。ここに少なくともあと日沖の弟は加わる予定です。

その日沖の弟である壮磨は、ドラマ終わりに暴力沙汰でも起こしそうな雰囲気です。部には所属しないが、野球はどうも好きなようで、バッティングセンターによくいます。そこで椿谷が絡まれているのを見て、バットを持って近付いていきました。

暴力沙汰を起こしたとしても退学にはならないことも、壮磨が3年後に部にいることから確定しているので、どうやって物事を治めるのかに注目です。

普通に野球部の生徒たちが問題を起こしたり、悩みを抱えながら強くなっていくという話ではなく、主人公やその家族にも色々問題があるので今後どうまとめていくのかが楽しみです。

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