【下剋上球児】6話のネタバレと感想|南雲の処分が決まり甲子園予選が開始

2023秋ドラマ
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【下剋上球児】6話のネタバレと感想をまとめています。

南雲が起訴か不起訴かが決まる。山住が監督に就任し夏の甲子園の予選が始まるが、相手高校は昨年ベスト8の強豪高だった。以前、山住がいた高校の生徒から、彼女がなぜ学校を辞めたのかを聞かされ動揺する部員たち。波乱の予選の結果は……?

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【下剋上球児】6話のあらすじ

楡伸次郎(生田俊平)が部員たちに、南雲脩司(鈴木亮平)の処分を軽くするために嘆願書を提出しようと呼びかける。部員たちはみんなで協力して署名を集め、結果2000人近くの人が署名した。

南雲の弁護士である榊原(伊勢志摩)は、南雲に不起訴になったことを伝えると同時に、嘆願書を見せた。そこには、南雲が以前教えていた生徒たちの名前もあり、代表には校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)の名前もあった。

越山高校野球部は監督が決まらず、犬飼樹生(小日向文世)は横田宗典(生瀬勝久)と山住香南子(黒木華)と一緒に話し合う。山住は自分がやると志願し、野球部の監督に就任することになった。

2017年の甲子園予選組み合わせ抽選が行われ、越山高校の1回戦の相手は、去年ベスト8の五十鈴高校に決まった。部員たちがコンビにで話していると、五十鈴高校野球部の椎野(松本怜生)という生徒が話しかけてくる。

彼は以前、山住がいた横浜青隆高校にいた生徒で、山住がなぜ学校を辞めたかを部員たちに教える。それを聞いた部員たちは動揺して南雲に電話をかける。そこで楡が1回でも勝ったら、監督に戻ってきてくれないかと願うと、部員たちも口々に南雲を戻すと意気込む。

果たして予選1回戦の試合結果は……?

←5話7話→

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6話のネタバレ

前途多難

南雲脩司(鈴木亮平)の処分は嘆願書もあったお陰で、不起訴と決まった。その事にひどく感謝した南雲だが、面接に行っても仕事が決まらずにいた。

南雲は青空(番家天嵩)を連れて、東京にいる美香(井川遥)の所へ顔を出す。すると小柳晴哉(大倉孝二)も現れ、3人で話をすることになった。実子である青空のことを心配する小柳は、南雲の事を非難し続けるが見かねた美香が反論した。

もうすぐ1年になるから戻って来て欲しいと願う青空、南雲も仕事をすぐ見つけるから戻って来て欲しいと願った。

野球部の資料を返そうと山住香南子(黒木華)と居酒屋で待ち合わせた南雲だが、そこに犬塚樹生(小日向文世)がやってくる。謝罪をしようとする南雲だが、樹生は一切聞き入れず南雲を店から追い出してしまう

南雲は相変わらず仕事が決まらないが、それでもめげずに面接を受け続けていた。すると、野球部員たちから電話が入り、山住がなぜ前の学校を辞めたか知っているかと聞かれる。何も知らない南雲だったが、部員たちは以前山住と同じ高校にいた椎野(松本怜生)という生徒から、淫行で辞めたと聞かされていた

そんなことをするはずがないと南雲は動揺する生徒たちに、予選前にバカな事を考えるなと諭す。すると楡伸次郎(生田俊平)が「1回でも勝ったら、戻ってきてくれへん?」と問いかける。資格がなくても監督だけならいいでしょと、他の部員たちも言い始めた。

南雲は涙ぐみながらも約束はせず、取れるアウトは取っておけと試合のアドバイスを送り、電話を切った。

予選開始

2017年の甲子園予選が始まる。監督として山住は選手たちに「頼りない監督かもしれない。試合中気付いたことがあったら何でも教えて。みんなの経験、私に分けて」と言って送り出した。

山住は横浜にいた時の椎野との会話を思い出す。練習についていけないという椎野に山住は、諦めずに続けてみようと声をかけて励ました。立ち上がって行こうとする山住の袖を掴む椎野だが、山住は握手をして離れた。

その後、学校外で椎野と会っているということが問題となり、野球部の監督に「椎野に何をした?」と聞かれ、部活のことで相談に乗っていたと山住は答えた。しかし監督は椎野がホテルに連れ込まれたと言っていると言ってきた。

試合が始まりエースの犬塚翔(中沢元紀)の立ち上がりがあまりよくなかった。打者の椎野が打った球はゴロになるが、守備が乱れている間に2点先制されてしまう。南雲も試合を見に来ていたが、スタンド席で応援はせず、通路から隠れるように観戦していた。

この回は結局3点取られてしまい、しばらくの間3点差のまま試合が続く。南雲がいることに気付いた部員たちが、手を振ると南雲も拳を上げて応えると、南雲は席に座って観戦をする。そこへ美香もやってきて一緒に試合を見ることになった。

南雲は美香に物流の会社が決まったと教えると、美香は喜ぶと同時に三重へやってきた時の話を始める。美香の母親が余命1年となった時、実家に帰りたいと言ったら、南雲はどう思うのかと心配していた。しかしすぐに南雲は「三重に行こう。三重で教員試験を受ける」と言ってくれた。

美香は「何でそんなにすぐに決められるん?」ときくと「1日でも長く、お義母さんのそばにいて欲しかった」と答えた。その答えに美香は感極まってしまった。

白熱する試合

越山は相手ピッチャーの椎野を攻略できずにいた。ふと椿谷真倫(伊藤あさひ)が椎野の投球を見ていて癖に気付く。手の位置によって投げる球種が違ったのだ。攻略の糸口が見えたのを切欠に越山高校の反撃が始まる。

ついに7回の表に根室知廣(兵頭功海)がホームランを打って同点に追いついた。その後も越山の猛攻は続き、ノーアウト満塁になった。椎野のピッチングは乱れ、押し出しで1点を追加し逆転した

いよいよ9回の裏の最終回を迎え、越山は守りきれば勝ちというところまでやってくる。山住が翔に声をかけると、最後までやらせて欲しいと翔は志願した。

選手たちもファインプレーで翔のピッチングの後押しをし、まずは1アウトを取った。だが、続くバッターにはヒットを打たれてしまう。次の打者はヒット性の当たりを打つが、富嶋雄也(福松凜)が必死に追いつき外野には抜けさせなかった。

飛び出したランナーを挟んでアウトにしようとするが、なかなかすぐにアウトにできない。スタンドで見ていた南雲が立ち上がり指示を出すと、まずは打者をアウトにした。さらに野原舜(奥野壮)が必死に走り、残るランナーをタッチアウトに取る。

越山高校は12年ぶりに1回戦を4対3で勝った。勝利に歓喜する部員たち、南雲もスタンドで声を出して喜んだ。選手たちがそばにやってきて、約束を覚えているよなと声をかけると、南雲は次も勝てとだけ返した。

その様子を見ていた美香は自分もあなたのところに戻ろうかなと言い、南雲は青空が待っていると答え美香の帰りを望んだ。

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6話の結末

試合後、相手チームとの健闘を讃えあう場で、椎野は涙ながらに「お前らの監督、生徒に手出してクビになった」と言い出す。山住は冷静に「私はそんなことしていない。仕事を辞めたのはそれが理由じゃない」と否定した。

「その生徒が、何を考えてるのか、何にも分からなかったから。分からなかった自分が情けなくて辞めたの」と山住は辞めた理由を答えた。椎野はただ涙を流すだけで、何も言い返すことができなかった。

山住は「皆さんの分まで精一杯頑張ります。ありがとうございました!」と、相手高校に深々と頭を下げて礼をした。

山住が地元のテレビ局にインタビューを受け、「越山でもやればできるということを、生徒たちが証明してくれた」と語っていた。

樹生は病院に目の検査に行っていた。医者が早めに手術を受けることを勧めるが、樹生は「嫌だ」と言い出す。「翔くんが見えなくなるのは…嫌だ」と樹生は告げた。

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【下剋上球児】6話のまとめと感想

南雲は不起訴になり、越山高校野球部は12年ぶりの1回戦を勝利したという話でした。

2018年に甲子園へ南雲が監督で出場するのは既定路線なので、そんなに感動しないかと思ったら、やっぱり喜んでいる部員を見ると嬉しくなるものです。南雲も思わず声を上げて喜びました。

このドラマの登場人物は挫折や失敗をしている人が多く、そんな人たちが甲子園を目標に少しずつ前を向いていきます。南雲は無免許だとバレて以来、仕事がまるで決まりませんでした。しかし、ようやく就職が決まります。そして監督として再び来て欲しいと、部員たちに望まれます。

出来すぎた話といえばそうですが、南雲の誠実さがやはり皆の心を動かします。美香が語る南雲の話がいつもいい話で、義母の余命が分かった時、南雲は迷わず動きました。美香はなぜすぐできるのかと驚きますが、南雲の答えは至ってシンプルです。愛する人の望みを叶えてあげたい、ただそれだけなのです。迷いはありません。

山住がまるで未成年に手を出したみたいな噂が出てきますが、彼女もまた誠実な人でした。生徒の狂言を責めるのではなく、彼の気持ちが分からなかった自分を罰して辞めます。

南雲しかり山住しかり、自分に厳しく言い訳をしない人であることは、現実難しいかもしれません。いつも損をするし誤解されやすいでしょう。しかし、こういう人たちは、間違いがあってもやり直せる人物なのだろうと思いました。なぜなら、周りが放っておかないからです。

樹生の目が見えなくなってしまうのか?それとも無事手術をして回復するのか?新たな問題がまた出てきたようです。

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