【下剋上球児】の視聴率とあらすじを更新しています。
鈴木亮平さん演じる弱小高校野球部の監督が甲子園を目指す、実話を元にした野球ドラマです。
【下剋上球児】のキャスト
主要キャスト
- 南雲脩司…鈴木亮平(青年期:平川丈)
三重県立越山高校の社会科地理・歴史担当。
36歳で教員免許を取得し、越山高校に赴任。
赴任して3年目に廃部寸前の弱小野球部の監督に就任。
かつて賀門が監督していた、静岡第一高校野球部で主将をしていた。
大学を野球の特待生で進学するが、1年目に怪我をしてしまい部と大学をやめる。
その後はジムのスポーツトレーナーをしていた。
妻の美香の間にできた娘のなぎさ、妻の連れ子の青空と共に、妻の実家に養父と5人で暮らしている。
三重県立越山高校
教諭
- 山住香南子…黒木華
家庭科教諭で野球部部長。
樹生に誘われて実家がある三重の越山高校に赴任。
以前は横浜の強豪高に所属し、選手たちの栄養面をサポートしていた。
野球が大好きで子どもの頃からデータをつけていたため、戦力分析が得意。 - 横田宗典…生瀬勝久
国語科・古典担当
野球部の顧問と監督を兼任していたが、定年が近付き後継者に南雲を指名する。 - 丹羽慎吾…小泉孝太郎
校長。以前は名古屋の進学塾に勤務していた。
4年前に越山高校に赴任。 - 服部秀紀…今里真
教務部主任。国語科・現代文担当。 - 和辻…森下じんせい
体育教師。 - 郷田…井上拓哉
情報科教師。サッカー部の顧問。 - 堀江愛子…上田遥
事務職員。
野球部員
- 犬塚翔…中沢元紀
2016年度入学。3年生。エースピッチャー。
樹生の孫。名門クラブチームの元エース。
第一志望の星葉高校に落ち、越山高校に入学。 - 根室知廣…兵頭功海
2016年度入学。3年生。投手、外野手。
柚希の弟。 - 椿谷真倫…伊藤あさひ
2016年度入学。3年生。内野手、主将。
野球初心者。 - 日沖壮磨…小林虎之介
2016年度入学。3年生。捕手。
誠の弟。兄の思いを継いで入部。 - 久我原篤史…橘優輝
2016年度入学。3年生。外野手。
中学時代は陸上部で、陸上大会の記録保持者。 - 楡伸次郎…生田俊平
2016年度入学。3年生。スラッガー、外野手。
久我原と同じ中学出身。 - 中世古僚太…柳谷参助
2017年度入学。2年生。スラッガー、内野手。
山住がスカウトして入部。 - 井内夏樹…井上遥
2017年度入学。2年生。 - 鈴村…鈴木蓮清
2017年度入学。2年生。 - 瀬戸陸斗…瀬名陽斗
2017年度入学。2年生。 - 成澤光明…成瀬充稀
2017年度入学。2年生。 - 松本淳之介…松谷優輝
2017年度入学。2年生。 - 三宅晶…三浦陽明
2017年度入学。2年生。内野手。 - 幸上朝陽…幸村太陽
2017年度入学。2年生。 - 阪大輔…中山翔貴
2018年度入学。1年生。投手、内野手。
鳥羽シニア出身。 - 三鬼まさる…青山俊雄
2018年度入学。1年生。内野手。 - 堀川佑…金城悠史
2018年度入学。1年生。 - 浜田正平…横浜翔希
2018年度入学。1年生。 - 北林琥太郎…スカリオン十座
2018年度入学。1年生。 - 種田和央…七種レオ
2018年度入学。1年生。 - 神野太一…郷馬健太郎
2018年度入学。1年生。
野球部OB
- 日沖誠…菅生新樹
2014年度入学。2016年度主将。壮磨の兄。
卒業後はスーパーに就職。 - 長谷川幹太…財津優太郎
2014年度入学。元幽霊部員。
卒業後は越山塗装工業に就職。 - 藤本大牙… 鈴木敦也
2014年度入学。元幽霊部員。
卒業後は農協に就職。 - 富嶋雄也…福松凜
2015年度入学。元幽霊部員。2017年度主将。
卒業後は大学に進学。 - 野原舜…奥野壮
2015年度入学。元幽霊部員。
卒業後は漁師の道へ。 - 紅岡祥悟…絃瀬聡一
2015年度入学。元幽霊部員。
卒業後は地元の飲食店に就職。
その他
- 宮沢…伊達さゆり
放送部員
周辺人物
南雲家
- 南雲美香…井川遥
南雲の妻。東京のアート系企業で働き、シングルマザーとして一人息子の青空と生活していた時に、南雲と出会い再婚。その後、長女のなぎさを南雲との間に授かった。 - 南雲青空…番家天嵩
美香の連れ子。南雲のことを「脩ちゃん」と呼んでいる。 - 南雲なぎさ…倉田瑛茉
南雲と美香の娘。青空の妹。 - 山崎七彦…中村シユン
美香の父。牡蠣の養殖業を営む。
犬塚家
- 犬塚樹生…小日向文世
地元の名士で大地主。孫の翔を溺愛するあまり、「犬塚ドリームグラウンド」を建設した。 - 犬塚杏奈…明日海りお
翔の母。樹生の娘。 - 犬塚敏生…吉田ウーロン太
杏奈の夫で翔の父。犬塚開発社長。婿養子。
星葉高校野球部
- 賀門英助…松平健
三重県内強豪の星葉高校野球部の監督。
南雲の高校時代の恩師。 - 江戸川快斗…清谷春瑠
2016年度入学。3年生。スラッガー。
名門クラブチームで翔とチームメイトだった。 - 児玉拓海…羽谷勝太
2016年度入学。3年生。エースピッチャー。
名門クラブチームで翔とチームメイトだった。
越山ドーマーズ
- 下川原祐一…鳥谷敬
草野球チーム「越山ドーマーズ」のメンバー。 - ジョンソン…新浜レオン
バッティングセンターの店員。ドーマーズのメンバー。 - 紺野毅…山本浩貴
クリーニング店の店主。ドーマーズのメンバー。
その他
- 根室柚希…山下美月(乃木坂46)
知廣の姉。他界した両親に代わり、知廣の面倒と祖母の介護をしながら美容師として働く。 - 青沼健太…きょん(コットン)
越山高校の近くにあるコンビニの名物店長。 - 小柳晴哉…大倉孝二
美香の元夫で青空の実父。
スタッフ
- 原案:菊地高弘『下剋上球児』
- 主題歌:Superfly『Ashes』
- 脚本:奥寺佐渡子
- 演出:塚原あゆ子、山室大輔、濱野大輝
- 音楽:jizue
- 公式HP
- 公式X
- 公式Instagram
- 公式TikTok
- 公式YouTube
【下剋上球児】の視聴率一覧
【下克上球児】の視聴率一覧と、グラフ推移を毎週更新していきます。
平均視聴率:9.63%
話数 | 放送日 | タイトル | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 2023年10月15日 | 弱小野球部が甲子園を目指す 3年間の軌跡と裏に隠された秘密 |
塚原あゆ子 | 10.8% |
第2話 | 10月22日 | 隠し続けた秘密を告白する時 | 10.7% | |
第3話 | 10月29日 | 夢の甲子園前に絆が崩壊!? 偽教師の決断 |
9.2% | |
第4話 | 11月5日 | 夏に1勝! 涙の公式戦がついに開幕…! |
山室大輔 | 8.0% |
第5話 | 11月12日 | 新監督登場で波乱!? 教師と球児を繋ぐ絆 |
10.1% | |
第6話 | 11月19日 | 先生と仲間のために 悲願の初勝利を…! |
塚原あゆ子 | 9.3% |
第7話 | 11月26日 | 監督復帰! 逆境を乗り越え夢を掴みとれ |
濱野大輝 | 8.6% |
第8話 | 12月3日 | まだ終わらせない! 仲間と誓う最後の夏 |
棚澤孝義 | 9.9% |
第9話 | 12月10日 | 魂を燃やせ! 最強の宿敵と運命の決戦! |
塚原あゆ子 | 10.2% |
最終話 | 12月17日 | 絆が繋いだ奇跡… 最高の仲間と甲子園へ |
9.5% |
【下剋上球児】の見逃し配信
『下克上球児』の見逃し配信は、TVerとTBS FREEで配信しています。無料配信終了後はU-NEXTで視聴できます。
本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
【下剋上球児】各話のあらすじ
放送終了後にあらすじを更新していきます。
1話
越山高校の社会科教師・南雲脩司(鈴木亮平)は、新しく赴任してきた教師で野球部顧問の山住香南子(黒木華)に野球部の監督をしてもらえないかと頼まれる。しかし、南雲は家族と過ごす時間がなくなってしまうことを危惧して断る。
しかも野球部は幽霊部員ばかりで、実質練習に参加しているのは、3年生の日沖誠(菅生新樹)ただ1人という状況だった。
地元の名士である犬塚樹生(小日向文世)は、孫の翔(中沢元紀)のため、畑をグラウンドに変えることに決める。翔は中学時代から注目されていたピッチャーだったが、学力不足で第一志望の星葉高校に入る事ができず越山高校に入学する。
やがて野球部に椿谷真倫(伊藤あさひ)、楡伸次郎(生田俊平)、根室知廣(兵頭功海)らが仮入部にやってくる。しかし、まだ9人には程遠い状況だった。
孫を甲子園に行かせると意気込む樹生は勝手に練習試合を組んでしまい、山住は困って南雲に相談するが……。
2話
- 倉林…林和義
居酒屋「四天王」店主。 - 乙津…谷恭輔
バッティングセンターで椿谷に絡んできた会社員。 - 元同僚…木村はるか、空美
美香の元同僚たち。
正式に越山高校野球部の監督に就任した南雲脩司(鈴木亮平)は、部の目標を決めるため部長の山住香南子(黒木華)と話し合うが平行線をたどっていた。そこで選手たちの現状を見てから決めることにし、まずは基礎体力測定をすることにした。
その結果はあまりにも低く、さらに部員は10人しかいない状況だった。南雲はもう1人ピッチャーが必要だと、最近学校に来ていない根室知廣(兵頭功海)の事を気にかけ自宅を訪問する。一方山住は以前から目をつけていた、久我原篤史(橘優輝)の説得を続けていた。
賀門英助(松平健)のはからいで、強豪高の星葉高校との練習試合が組まれることになった。相手はすべて1年生のチームだということが気に入らない犬塚樹生(小日向文世)だが、南雲は受ける事に決めた。
試合のスタメンを発表すると、自分が控えになったことを野原舜(奥野壮)は怒り、部に来なくなってしまう。本当にギリギリの9人しかない状況で、試合に挑むことになってしまった。
試合当日、チームメイトを信頼できない犬塚翔(中沢元紀)は、サインも無視して1人で意気込む。だが、強豪高の前ではそれも通用せず、点数を次々に取られてしまった。
南雲はそこで翔に替えて、根室を投手として起用した。なんとか踏ん張る根室のお陰もあり、ようやく迎えた得点のチャンスに椿谷真倫(伊藤あさひ)は、顔面からヘッドスライディングをしてしまい負傷退場となる。
このまま没収試合になってしまうかと思った時、山住はピンチを救って欲しいとある人物に頼み……。
第3話
- 畑山…渋江譲二
元慶政大学の司書。 - 警察官…もろいくや
壮磨の事情聴取をした警察官。 - 司会…西村俊彦
高校野球三重大会・組み合わせ抽選会の司会。
山住香南子(黒木華)に南雲脩司(鈴木亮平)は、教員免許を実は持っていない事を打ち明けた。あまりに重い真実に山住は聞かなかったことにして欲しいと戸惑う。やがて2人の携帯が鳴り続け、日沖の弟である壮磨(小林虎之介)が絡まれているというメッセージが入る。
南雲たちが警察に行くと、壮磨はその日のうちに帰された。事態を聞きつけた校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)も駆けつけ、学校で南雲に事情を聞く。壮磨は殴ってはいないと言い、はずみで突き飛ばしただけだと言っているというが、先方はケガをしている状況だった。壮磨は処分が決まるまで停学になった。
南雲は妻の美香(井川遥)に今年で教師を辞めるとは言えたが、免許を持っていないことはまだ言えずにいた。野球部にも顔を出さなくなり、横田宗典(生瀬勝久)に監督を代わって欲しいと山住に頼む。話を耳にした部員たちの間で、何があったのか不安が広がり始める。
南雲はあの日本当は何があったのか、バッティングセンターに聞き込みに行くうちに、真実に気付き始め……。
第4話
- 葛西…浅野和之
多気高校野球部の監督。 - 真鶴あすか…石井心寧
越山高校吹奏楽部の生徒。 - 観月…階晴紀
多気高校の投手。 - 実況…南波雅俊(TBSアナウンサー)
三重大会一回戦の実況を担当
高校野球選手権三重大会が開幕した。越山高校野球部の対戦相手は、同じ公立高校の野球部だった。事前に詳細な分析をしていた越山高校は、奇襲作戦で先制点を取る。エースの犬飼翔(中沢元紀)のピッチングも調子よく、無失点で抑え続けてきた。
しかし、相手の監督の作戦により、翔は疲労が溜まりストライクが入らなくなってしまう。やがて逆転をされてしまい、南雲脩司(鈴木亮平)は根室知廣(兵頭功海)にピッチャーを交代する。続く根室のピッチングも冴え、何とか追加点を取られずに済んだ。
1対2で迎えた9回の表、越山高校の攻撃が始まる。勝負の行方はどうなるのか?そして、南雲が下した決断とは……?
第5話
- 塩尻…町田啓太
越山高校野球部の新監督。仙台国際でコーチと監督を3年半勤めていた - 越前恵美…新井美羽
越山高校の生徒 - 寿竜矢…渋川清彦
南雲が小学5年生の時の担任 - 榊原…伊勢志摩
南雲の担当弁護士 - 蓮見…向里祐香
南雲の担当弁護士 - 保育士…平野舞
なぎさを預かる保育士 - 記者…結城駿
地方新聞の記者
南雲脩司(鈴木亮平)が警察に出頭したという話が、あっという間に街中に広まった。部員たちも事実を知ることになり、保護者への説明会が行われる。犬塚樹生(小日向文世)は南雲に裏切られたと憤り、本人をこの場に連れて来いと騒ぎ出す。他の保護者たちもみな、口々に南雲を呼べと騒ぎ始めた。
南雲は在宅聴取となり、弁護士の榊原(伊勢志摩)と蓮見(向里祐香)が話をしに家にやってくる。樹生が検察とも繋がっているので、彼の声が大きいと起訴されるかもしれないと不安を語る。榊原は南雲にもっと話して欲しいと頼み、南雲は自分がなぜ教師を志したのか重い口を開き始める。
樹生は野球部の新監督として、塩尻(町田啓太)を勝手に連れて来る。山住香南子(黒木華)は反対するが、樹生は聞く耳を持たなかった。塩尻は今の部員たちでは駄目だと言い、スカウトに力を入れる方針だった。南雲とは全く違う方針の塩尻に、山住は納得がいかなかった。
コンビニで塩尻が山住に根室知廣(兵頭功海)はピッチャーやめさせると話していると、偶然通りがかった根室が聞いてしまう。塩尻はその場で本人に直接話し、根室はショックを受けながらも方針を受け入れた。
南雲が自宅に戻ってくると、玄関先に根室にあげたグローブが置かれていた。後を追って話を聞いた南雲は、根室を励まして見送る。だがその後、根室が自宅に戻って来ないと、姉の柚希(山下美月)から連絡が入り……。
第6話
- 椎野…松本怜生
五十鈴高校野球部の投手。
山住がいた横浜青隆高校野球部員に所属していた。 - 所長…黒田浩史
「東運物流」の物流センター所長。 - 社員…持永雄恵
「大江戸不動産」の人事部社員。 - 監督…徳永邦治
横浜青隆高校野球部の監督。 - 主治医…相田雄一郎
犬塚樹生の主治医。 - 実況…新夕悦男(TBSアナウンサー)、土井敏之(TBSアナウンサー)
2017年三重大会一回戦、越山高校対五十鈴高校の実況アナウンサー。 - 吹奏楽部…中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部
- 五十鈴高校の吹奏楽部。
楡伸次郎(生田俊平)が部員たちに、南雲脩司(鈴木亮平)の処分を軽くするために嘆願書を提出しようと呼びかける。部員たちはみんなで協力して署名を集め、結果2000人近くの人が署名した。
南雲の弁護士である榊原(伊勢志摩)は、南雲に不起訴になったことを伝えると同時に、嘆願書を見せた。そこには、南雲が以前教えていた生徒たちの名前もあり、代表には校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)の名前もあった。
越山高校野球部は監督が決まらず、犬飼樹生(小日向文世)は横田宗典(生瀬勝久)と山住香南子(黒木華)と一緒に話し合う。山住は自分がやると志願し、野球部の監督に就任することになった。
2017年の甲子園予選組み合わせ抽選が行われ、越山高校の1回戦の相手は、去年ベスト8の五十鈴高校に決まった。部員たちがコンビにで話していると、五十鈴高校野球部の椎野(松本怜生)という生徒が話しかけてくる。
彼は以前、山住がいた横浜青隆高校にいた生徒で、山住がなぜ学校を辞めたかを部員たちに教える。それを聞いた部員たちは動揺して南雲に電話をかける。そこで楡が1回でも勝ったら、監督に戻ってきてくれないかと願うと、部員たちも口々に南雲を戻すと意気込む。
果たして予選1回戦の試合結果は……?
第7話
- 監督…前田幸長
伊賀商業高校野球部の監督。 - 脇坂…長島祥吾
伊賀商業高校野球部のピッチャー。 - 綱島…白石孝樹
伊賀商業高校野球部の選手。 - 来田…藤本由伸
伊賀商業高校野球部の選手。 - 監督…川﨑宗則
三重西高校野球部の監督。 - 同僚…枝光利雄
南雲の勤務先「東運物流」の同僚。 - 従業員…續木淳平
楡のバイト先「大谷自動車板金塗装工場」の先輩従業員。 - 店員…アサヌマ理紗
コンタクトレンズ店の店員。
2017年夏の甲子園予選大会で初戦を勝利した越山高校野球部だが、2回戦の相手は強豪高の伊賀商業だった。一時はリードしていたものの、楡伸次郎(生田俊平)のエラーを切欠に選手たちは動揺し、気付けば大敗していた。こうして越山高校野球部の2017年夏の予選は終わった。
南雲脩司(鈴木亮平)は無事運送会社に就職が決まり、その後横宗典田(生瀬勝久)に連れられグラウンドに行く。正式に監督として就任し、野球部を率いていくことになった。だが、今までスポンサーをしてくれていた、犬塚家からの援助がなくなり、予算的に苦しい状況に陥ってしまう。そこで南雲は日沖誠(菅生新樹)ら卒業生に相談し、遠征用のマイクロバスを手配することができた。
しかし、楡が部に顔を出さなくなってしまい、退学届が提出されていると知り……。
第8話
- 記者…武井壮
準決勝前の南雲にインタビューする記者。 - アナウンサー…安藤咲良
情報番組「おはようサン!」のMC。 - 実況…伊藤隆佑 (TBSアナウンサー)、初田啓介 (TBSアナウンサー)
- 吹奏楽部…木更津総合高等学校吹奏楽部
星葉高校の吹奏楽部。
楽算高校野球部がベスト8に進出したことで、地元は盛り上がっていた。次の対戦相手は春の大会で勝っている香良洲高校だったため、選手たちは楽勝ムードになっていた。監督の南雲脩司(鈴木亮平)と山住香南子(黒木華)は、浮かれている部員を見て喝を入れる。
楽勝かと思われていた試合は7回まで互いに点数が入らず、次第に選手たちは焦り始める。南雲は1点を確実にとるようにと選手に声をかけ、結果的に勝利しベスト4進出が決まった。
試合後、選手たちは強豪高の星葉高校の試合をすぐに見に行く。犬塚翔(中沢元紀)と同じクラブチーム出身の星葉のエース児玉拓海(羽谷勝太)は、投げてよし打ってよしの大活躍だった。終わってみればコールド勝ちで星葉高校は圧倒的な強さを見せた。
帰り際、翔が児玉に声をかけ、次の試合で負ける気はないと意気込むが、児玉は「何夢見てんの?」と越山を完全に格下扱いしてきた。だが、越山の選手たちは臆するどころか、逆に闘志に火がついた。
南雲は次の星葉戦をどう戦うか悩んでいた。そして山住に相談を持ちかけ……。
第9話
- 田中将大(本人役)
三重大会準決勝テレビ中継の解説者。 - 久我原の母…小林沙苗
- 医師…瀬野和紀
整形外科医。 - 自治会長…やす(ずん)
- 自治会メンバー…野口雄介、剛州、鈴木奈津子
三重県大会準決勝は南雲脩司(鈴木亮平)率いる越山高校と、賀門英助(松平健)率いる星葉高校の師弟対決となった。南雲は先発をエースの犬塚翔(中沢元紀)ではなく、根室知廣(兵頭功海)で行く事に決めた。対する星葉高校もエースの児玉拓海(羽谷勝太)はベンチスタートだった。翔が先発でないと分かると、犬塚樹生(小日向文世)はキレて自宅に帰ってしまった。
1回の表、根室が投げた第1球目はデッドボールだった。選手たちがベンチから声をかけても、スタンドの星葉高校の応援演奏にかき消されて届かない。それでも根室は気持ちを切り替え、なんとか投げ続けた。
簡単なキャッチャーフライに打ち取ったと思ったが、日沖壮磨(小林虎之介)は落球してしまう。そして星葉高校の4番バッターである江戸川快斗(清谷春瑠)が、外野フライを打って1点先制されてしまう。
その頃、山住香南子(黒木華)は横田宗典(生瀬勝久)に連れられ、病院で検査の結果を待っていた。様子を伝えようとする横田に山住は、何ともないと伝えるように頼む。
壮磨は自分が打った球が原因だとベンチで話すと、南雲は今と先のことだけ考えろと集中を促した。さらに沈んでいる弟の様子に気付いた誠(菅生新樹)が、スタンドから声をかけると壮磨は気持ちを切り替えた。
1対0のまま迎える4回の表、根室は何とか追加点を取られないでいた。だが、選手たちはエラー続きだった。失点はしないで済んだが、ベンチに戻って来た選手たちを南雲は挑発し、一触即発となってしまい……。
最終話
- 十文字…元木大介
伊賀商業高校野球部の監督。 - 観客…かみじょうたけし
決勝戦を見に来た観客。 - 部員…長島令玖
越山高校の野球部員。
三重県大会優勝まであと1勝、越山高校野球部が甲子園へ行くために勝利を目指す。対戦高は春の大会を優勝した強豪の伊賀商業。南雲は根室知廣(兵頭功海)を先発に、キャプテンの椿谷真倫(伊藤あさひ)も加えたスタメンを組む。
その頃、学校では校長の丹羽慎吾(丹羽慎吾)が、甲子園に行くために必要な3000万円を、何とか集めようと保護者や地元民たちに頭を下げてお願いをしていた。
この夏が終わったら引退をすることになる3年生たちは、それぞれ今後の進路について考えていた。南雲脩司(鈴木亮平)もまた、これから監督を続けるのかどうかを妻の美香(井川遥)に聞かれ、チームに合う指導者が見つかるまでは続けると答えた。
決勝当日、山住香南子(黒木華)はベンチに戻ってきたが、前日のケガで久我原篤史(橘優輝)は休むという連絡が入る。
ところが久我原は親の目を盗んでやってくる。帰そうとする南雲だが、久我原の訴えにベンチ入りを許した。
前回対戦した星葉のブラスバンドも応援にやってきて賑わう越山スタンド。犬塚樹生(小日向文世)はその頃、目の手術をすることを決めて病院へ向かう。
勝てば甲子園、負ければ引退。最後の夏が今、始まる。