ドラマ【ダイイング・アイ】5話のネタバレと感想をまとめました。
次回で最終回となる【ダイイング・アイ】です。今回雨村がやっと記憶を取り戻します。その結果、様々な謎が解明されていく回となっています。
なぜこんなことになってしまったのか？全てはあの事故に対するそれぞれの思惑があったからでした。
ドラマ【ダイイング・アイ】5話のあらすじ
瑠璃子（高橋メアリージュン）の部屋に行った小塚（木村祐一）と雨村（三浦春馬）だったが、そこは何もない部屋だった。その後木内（淵上泰史）は警察に任意で取り調べを受けることになるが釈放される。
一方江島（生瀬勝久）を待ちぶせしていた雨村は、木内との関係やミドリのことを問い詰める。だが、江島は答えずに雨村を送っていくといって、自分の車に雨村を乗せて走り出す。
自分の座っていたシートに爪が落ちていたのを見て、その爪が成美（松本まりか）のものだと雨村は気づく。成美はどこにいったのかと江島に問うが、江島は濁すばかりで答えようとしない。
雨村は車のハンドルを握って無理矢理停車させようとしているうちに、事故を起こした時の記憶が戻った。
ドラマ【ダイイング・アイ】5話のネタバレ
ネタバレまとめ
木内が取り調べを受ける
江島は33歳の時に銀座に店を持った。運の悪いヤツは結局バカなだけなのだ、俺はこの強運を武器に生き延びてやる。江島はそう誓うのだった。
榎木の行方を探していた小塚は木内を任意で取り調べする。ミドリと瑠璃子の関係や、なぜあの部屋の鍵を持っていたのかなど聞くが、木内は何一つ答えなかった。
その頃雨村は警察署の廊下で考えていた。木内はきっと何も話さない、だが全てを知っていると。ミドリは顔も姿も変えて自分のところへ来た、それだけは間違いないと。
一方、江島は由佳と千都子の3人でシリウスで話をしていた。由佳は江島との関係を清算するために千都子に頼んで話し合いの場を設けてもらった。
別れを切り出す由佳の視線の先に岡部がいるのを見て、江島は二人の関係を悟った。別れを承諾した江島に、帰り際由佳は「あのことは絶対誰にも言わないから、約束する」といって出て行くのだっだ。
木内は何も話さない
雨村の記憶が戻る
雨村は江島の自宅の外で待ち伏せしていた。戻ってきた江島に上原ミドリのこと、木内との関係を聞くが何も答えない。江島は雨村の問いをはぐらかして自宅に送るといい、納得できない雨村だったが車に乗る。
自分の座っていたシートに落ちていた赤い爪に雨村は気づく。それは、成美が失踪前に雨村に見せていた爪と全く同じものだった。成美はどこにいるのかと江島に問うが、全く答える素振りもない。そこで、雨村は急に車のハンドルを取って運転を妨害する。蛇行する車が停車し、それをきっかけに雨村の記憶が蘇った。
雨村の記憶が戻る
事故の真相
あの日、車を運転していたのは江島で雨村は助手席にいた。泥酔した由佳をシリウスから一緒に運び出し、由佳のマンションまで江島の運転で行った。
江島が由佳を送り届けるが、車内に置き忘れた電話に気づき、頼まれた雨村が由佳の部屋まで持っていった。酔った由佳が雨村に絡んでキスをしてくるが、雨村はそれ以上応えるでもなく「つまんない男」といって追い出された。
その後、車を走らせると急に雨が降ってくる。江島はタバコに火をつけようとライターを擦るがつかないことに気を取られ、美菜絵の自転車に気づかずぶつかりそうになっる。そこに対向車線を走っていた車が、ハンドルを切った結果、美菜絵を殺してしまうあの事故が起きた。
事故を起こしたのは江島だった
悪魔の取引
事故を起こした江島は車を降りて様子を見に行き、雨村は車の中にいた。何か会話をして戻ってきた江島に、雨村は救急車を呼ばなくていいのか問うが、江島は取引を持ちかける。
取引の内容は事故を起こしたのは雨村で、自分はここにいなかったことにして欲しいという、身代わりを持ちかけるのだった。江島は1千万円キャッシュで渡す、この車はあの女をひいてはいないから実刑にはならないという。弁護士もつけるし、弁護士の言うとおりにすればいいだけだと。
最初雨村は断るが、頭の中で悪魔の囁きが聞こえてくる。「これはチャンスだ、千万単位の金が手に入れば店を持てるかもしれない。この先働いても手に入らない金が、今手にできるかもしれない」と。雨村はその金額では無理だといい、金額を吊り上げる。江島は3千万出すといい、雨村は身代わりになることを承諾した。
金受け渡しの当日、江島は雨村に「これでお前、独立資金ができたじゃないか」と告げた。
雨村は江島の身代わりになった
成美失踪の真実
江島は雨村が記憶喪失になったのを知り、渡した金を取り戻そうと成美に金の一部をやるから取り戻してくれと頼んだのだった。成美は雨村が入院している隙に隠した金を見つけるが、金に困っている成美はその3千万を持って逃げてしまう。
そこで江島はさらに雨村に取引を持ちかける。成美は借金まみれでどこかに逃げた、行方はわからないということにしないかと。雨村は5千万でどうだといい、内訳は事故の3千万、成美の件の2千万だと金額を提示する。江島は提案に承諾するのだった。
金を受け取ったら姿をくらまさないと、自分も成美の二の舞になる。身代わりなどしなかったら、自分も成美もあの頃のままだったとを悔やんだ。
雨村は成美の死と事故の件を合わせて5千万を江島に要求する
瑠璃子がやってくる
突然物音がして雨村が玄関のほうへ行くと、そこには瑠璃子が立っていた。瑠璃子は部屋に入るなり、雨村に覆いかぶさり嫌なら殺してと告げる。瑠璃子の首を絞める雨村だったが、電話の着信音に我に返り、慌てて家を飛び出していく。
瑠璃子が追ってこないか怯えて隠れていると、木内がそこに現れ瑠璃子の行方をたずねる。雨村の家に来たということを知った木内が部屋へ向かうが、そこにはもう瑠璃子の姿はなかった。もう自分の手にはおえないと嘆く木内に、雨村は木内もまた身代わりなんだろうと問いかける。
事故を起こしたのはミドリで、木内はその身代わりになっていた。事故のことを思い出したのを、その言葉でわかった木内は「見せたいものがある」といい、自宅に来るようにいう。
木内もまた事故を起こしたミドリの身代わりだった
木内が起こした事故の真相
自宅に行った木内はミドリが美菜絵に変身する部屋を雨村に見せる。そしてなぜこんなことになったかを話し始める。
結婚式を控えた木内とミドリは、あの日ニ次会をする場所として、なじみのスポーツバーへ打ち合わせに行っていた。そこで酒を飲み上機嫌となったミドリが、帰る時に車を運転したいと言い出した。木内は自分が車を運転するつもりだったので、一滴も酒を飲んでいなかったが、彼女のわがままを止めることができなかった。
車を走らせていくと同じく急に雨が降り出し、酒を飲んでいたこともあって、話に夢中になった結果、事故を起こしてしまう。パニックになっている彼女に、木内は自分が運転していたことにしようと身代わりになることにする。
そして救急車を呼ぼうとする江島に、彼女はここにいなかったことにして欲しいと、木内が願い出る。それで江島も雨村を身代わりにすることを思いついたのだった。
木内はパニック状態のミドリを説得して、なんとかこの場から逃がす。それで話は終わると思っていたが、そんな甘いものじゃなかったと後悔する。その時はミドリがあんな風になってしまうなんて、思ってもいなかったと。あの目が原因で、ミドリは岸中美菜絵にとりつかれてしまった。
あの時ミドリは死んでいく美菜絵の目をまともに見てしまった、彼女のあの死の直前に発した眼光には恐ろしい力が込められていたのだ。あの目はミドリの全てを奪ってしまった。
ミドリは美菜絵の死ぬ間際の目を見てとりつかれた
ドラマ【ダイイング・アイ】5話の感想
雨村が結構ゲスな人物ということが判明し、岸中が襲うのも無理ないなと思いました。それぞれの事情があって、美菜絵を死なせてしまった責任を逃れます。美菜絵の復讐の化身が瑠璃子だったのです。
当事者でない雨村は罪の意識は薄いですし、むしろ金を得られて良かったのです。しかし、その金は信頼していた成美に奪われ、その成美も死に、岸中に襲われて瑠璃子に付きまとわれます。
木内は出世はなくなりミドリを失い、ミドリは美菜絵にとりつかれます。江島だけが今のところ被害を受けていませんが、きっとミドリかMINA-1に襲われるでしょう。そうであって欲しいです。
他の人たちも割りと自分の欲望のため、人を利用する人たちなので、そっちにも被害が飛び火する可能性もあります。
例えば由佳です。江島と金目的で付き合い、その最中も他の男に手を出します。そして今回岡部にそそのかされて江島と金の切れ目は縁の切れ目と言わんばかりに別れます。
また千都子も「良き理解者」のようなふりをして、成美を江島に売ったりします。この辺の人たちにも飛び火したら面白いです。もっとも由佳は、直接江島に殺される可能性がありますが。
ドラマ【ダイイング・アイ】5話の謎
雨村が記憶を取り戻したことで今までの謎がだんだん解明されます。
- 事故を起こしたのは、江島とミドリ
- 雨村と木内は身代わり
- 瑠璃子は美菜絵にとりつかれたミドリ
- 3千万は身代わりになった報酬
- その金は雨村の入院中に成美が持ち出した
- そして成美は江島に殺された
ということがわかります。
残る謎として、
- 小塚の部下である榎木の行方は？
- MINA-1はどこへ？
- 雨村は無事に5千万手にして逃げれるのか？
最終回で全て判明するのか、謎のまま終わるのか。成美は死んだといってますが、殺害シーンも遺棄されているシーンもないので、ひょっこり出てきてもおかしくありません。
ドラマ【ダイイング・アイ】5話のまとめ
ラスト前で雨村の記憶が蘇り、事故の真相が明らかになりました。雨村も木内も本当は自分がやっておらず、身代わりだったことがわかります。
金を手にするために身代わりになり、本来裁かれるはずの人が裁かれずにいます。その結果、ミドリは美菜絵にとりつかれおかしくなってしまいました。残るは江島です。彼だけが金を失っただけで好き勝手にしています。
次週は予告を見る限りでは、かなりホラーチックな映像でした。どのような結末になるのか、勧善懲悪な展開で終わってくれるとスッキリしますが、背筋が寒くなるような怖い話で終わるかもしれません。いずれにしても最終回を楽しみに見てみようと思います。
雨村も木内も身代わりだった