2020年7月30日に放送された【BG~身辺警護人~】最終回のネタバレと感想をまとめました。
劉社長の警護を引き受けることになった島崎ですが、本当に社長の海外脱出の手伝いをするのか?
そして、恋の行方はどうなるのか?登場人物たちのその後もまとめてます。
【BG~身辺警護人~(2020)】最終回のあらすじ
警察に追われる島崎(木村拓也)は何とか逃げて劉社長(仲村トオル)と連絡を取り落ち合う。
無事脱出できたら警護情報を流していたことを公表するという言葉を信じ、島崎は警護することを決める。
劉は友人のツテで駿河飛行場から海外へ向かうつもりで、島崎にそこまで連れてってもらうことを頼む。
その頃、決別した高梨(斎藤工)はKICKSガードへ向かい、島崎と劉社長を追うために合流する。恐らく駿河飛行場へ向かうはずという高梨は、大勢で向かうのではなく自分で行くことを志願して追跡を開始した。
検問が敷かれているのを見た島崎は、引き返そうとするが警官に止められてしまう。荷物の中に劉社長を隠していた島崎だが、笠松(市川実日子)に電話するよう警官に告げる。電話を受けた笠松は、機転を利かせて荷物を開けないよう告げる。
何とか見つからずに済んだ島崎だったが、警察に顔が割れているため、車を乗り捨てて徒歩でトンネルを抜けることにする。だが、そこに加藤(中村織央)がやってきて乱闘になってしまう。危機一髪のところで高梨が現れて助かった。
社長に出頭を促す高梨と島崎は揉め、高梨は投げ飛ばされて下を流れる川に落ちそうになる。そんな高梨に向けて島崎は消えてもらうと告げた。そして劉社長と一緒に飛行場を目指す。
高梨からの連絡がないため小俣(勝村政信)は苛立っていた。菅沼(菜々緒)に高梨の命を奪ったというメールが届き、書かれていた数字を検索してトンネルへと向かう。その様子を見た小俣が沢口(間宮祥太朗)に後をつけるよう命じる。
菅沼は沢口がつけていたのを知った上で、一緒に来て欲しいと頼み、トンネルを進んでいくとそこに現れたのは劉社長だった。
島崎が一緒に行動していたのは、劉社長の格好をした高梨だった。島崎は高梨を身代わりにして、菅沼にバックアップを頼んでいた。そして飛行場で島崎たちと菅沼たちは落ち合う。
海外逃亡の警護はしたくない3人と島崎は対立する。島崎はボディーガードをする理由として、人を信じたいと語る内に劉社長が行き先の変更を告げる。それは、桑田議員(小木茂光)の自宅だった。
海外逃亡をするのではなく、議員との直接対決を選択する劉社長。久しぶりに4人で警護をすることに……
【BG~身辺警護人~(2020)】最終回のネタバレ
1:島崎が撃たれる!?
議員宅についた島崎たちは、劉社長に表玄関から行くか裏口から行くかたずねます。
島崎ならどうする?と問われ、警察に行くつもりがあるなら表から行くと答え、君に乗ってみるという社長。
島崎がインターフォンを押し議員は劉が来ていることを知ると、地下の駐車場から来てくれと通されます。
いざ車から降りて向かおうとした瞬間、銃声が聞こえ島崎たちは何者かに狙われます。
どうやってきたのか謎ですが、加藤が再び現れたのです。
島崎は両手を挙げて丸腰をアピールし、話し合おうとします。
しかし、加藤は名前を呼ばれたことに腹が立ったらしく、発砲し島崎はその場に倒れてしまいました。
様子を確認になぜか近づいてくる加藤、突然動き出す島崎が彼を取り押さえます。
そこに丁度現れた小俣に拘束を任せ、島崎たちは邸内へ突入です。
議員の部屋の前で安全を確認し、劉社長を部屋に入れると待機しました。
議員と2人きりになった劉社長は、自分は警察に行くから一緒に行かないかと誘います。
当然議員にそのつもりはなく、行こうとしませんし罪も認める気がありません。
そんな議員に対し、劉社長は何も見えなくなっている。友人として忠告すると語りかけます。
一方、外で待機していた島崎が、失血からかその場で突然倒れてしまいました。
他の3人が救急車を呼び、島崎はそのまま病院へ運ばれます。
島崎が撃たれてその後病院に運ばれる
2:ドラマの結末
病院で手術を終えた島崎は無事でした。笠松先生が担当医でもう少し場所がずれていたら、危ないところだったと教えます。
そんな先生に回らないほうの寿司を食べに行こうと誘う島崎。
先生は回るほうの寿司でいいといい、関係の進展はしないでいいと答えます。
なぜなら島崎のような人を一生縛り付けておくことはできないとわかったからです。好きにして、ただし死なないようにと先生は告げます。
テレビでは桑田議員の辞職の話や、加藤が逮捕された話などが放送されてます。
事務所に戻った島崎に高梨がテレビをつけ、劉社長が保釈されて話しているシーンを見せます。
命をかけて護るボディーガードがいること、彼らにいつか感謝の言葉を伝えたいといっていました。
沢口と菅沼はKICKSガードに残ることになり、高梨はどうするのか?
身を固めるには収入が必要だという高梨、てっきり結婚するのかと思いきや妄想です。
しかし、高梨はそのためか島崎警備で粘るといい、2人で再び警護の仕事を始めます。
新たに入った依頼は、なんとKICKSガードとの共同警護でした。
菅沼の指揮の下、島崎と高梨は警護につき依頼人を護ります。
3:登場人物のその後
レギュラー含め登場人物のその後をわかった範囲でまとめます。
- 島崎章:島崎警備経営。笠松先生との仲は進展なし
- 高梨雅也:島崎警護の社員。菅沼との復縁は不明だが結婚を考えている
- 菅沼まゆ:KICKSガードの社員。高梨との復縁は不明
- 沢口正太郎:KICKSガードの社員。角田と連絡は取り合っている
- 小俣健三:KICKSガードは辞め、別の警備会社に就職
- 劉光明:逮捕後、保釈金を払って釈放
- 桑田宗司:任意で警察に聴取。関与を認め議員辞職
- 加藤一馬:記者懇親会襲撃犯として逮捕
- 中島小次郎:カフェを辞めて就活する
- 笠松多佳子:白山総合病院に勤務。島崎との仲は進展なし
島崎は脚を撃たれた後、犯人隠避の罪には問われず再び警護の仕事をします。しかし、笠松先生との関係は進展せず、現状維持のままでした。
高梨も犯人隠避の罪には問われません。菅沼と正式によりを戻してはいないようですが、結婚も視野に入れているようです。島崎警備で働き続けます。
菅沼はオーナーが変わったKICKSガードに残り、指揮をする立場のようです。高梨との関係は戻していませんが、劉社長いわくいつも高梨の存在が彼女の心にはあるそうです。
沢口もKICKSガードに残り警護の仕事をします。彼女とは前のような関係ではないようですが、連絡は取り合う仲です。
小俣はKICKSガードは辞めてうまく立ち回ったらしく、別の警備会社に就職します。
劉社長は警察に出頭後、保釈金3000万円を払い保釈されます。KICKSガードは辞めて、別のオーナーになります。今後どういう刑が下るのかは不明です。
桑田議員は任意で聴取され、襲撃事件や政治資金規制法違反などの関与を認め議員を辞職します。今後逮捕されるのかは不明です。
加藤は記者懇親会襲撃犯として逮捕され、20周年記念パーティーでも警備員に怪我をさせたという話が出てきます。
カフェ店員は彼女に収入不安定なら別れるといわれ、就職活動をするためさっさとカフェを辞めます。
笠松先生は引き続き病院に勤め、島崎との関係の進展はありません。でも、回転寿司は食べに行くと思われます。
【BG~身辺警護人~(2020)】最終回の補足
1:メールの謎解き
菅沼に届いたメールの内容はこうです。これを見た菅沼は謎を解いてある場所へ向かいます。
だれにもいえない。高梨くんの命を奪った。
みんな、許してくれないだろう。弔いを頼む。
一番好きだった歌を歌ってやってくれ。
劉
351
093
015
6
138
503
866
9
菅沼はこれを見てどこにいるかわかります。
数字は位置を表していて、635.109301.591.38503866とGPS座標検索で菅沼は入力します。
ちなみにその番号通りに実際試してみましたが、ドラマとは違いどこも示しません。適当な数字の羅列でした。
また、文章の部分は縦読みすると「ダミー」となり以前使った符牒なので、これが何を表しているのかわかったのです。
2:島崎たちが逮捕されない理由
最後大まかに話をまとめてしまいますが、新聞記事のほうではもう少し細かく書かれていました。一部抜粋します。
騒動の裏で活躍した民間警護会社
劉氏の逃走に関与した人物は不起訴処分に
この逮捕劇の裏には、ある二人のボディーガードの存在があった。(略)桑田氏の騒動に関わる重要参考人を警察から護るのは、前代未聞だ。逮捕時の状況を警察関係者に取材すると「劉氏も桑田氏も逃げる様子はなかった」と話す。
そして劉氏の自首を手助けするため警護をした島崎警備の四号警備員に関しては、犯人隠避の容疑で捜査が行われていたが、懇親会襲撃事件は桑田氏の自作自演であり、劉氏は関与しておらず、この事件に関する劉氏の嫌疑はえん罪であったという。
関係者によると、二名の四号警備員の犯人隠避容疑については、当時二人が認識していた劉氏の容疑が懇親会襲撃事件だけであり、それはえん罪であったことから、捜査当局もこれ以上捜査せず、不起訴処分とする方針とのこと。今回の行動が一連の事件の終息に繋がったとして不問とされた。
懇親会の件は劉はやっていないし、事件も解決したし、まあいいか的な処分となります。
さらに前シーズンに出演していた、落合と立原議員のコメントが寄せられます。
警察庁出向外交官・落合義明氏「彼らの行動は間違っていなかった」
彼らとは二年前、私が警視庁の警護課に在籍していた際に、何度か警護の場で会うことがありました。(略)よく彼らの仕事ぶりは覚えています。多少強引な警護のやり方もありましたが、警護対象を信じ、絶対に守り抜く信念を持つチームだった印象です。
私も一度彼らに感化されて、職務に反して自分の意志を貫いたことがありました。その時の決断に後悔はありません。今回の彼らも劉氏を信じ、彼の意志を守り抜くという決断をし、警護を引き受けたのでしょう。結果、桑田氏の一連の騒動に終止符を打つことができた。彼らの今回の決断と行動に間違いはなかったと思います。
川崎市議会議員・立原愛子氏「彼らが私を護ってくれた」
私が大臣をしている時に何度か彼らの警護の姿をお見かけしました。彼らはただ私の命を護ってくれるだけではなく、私の意志、信念をも護ってくれました。私が間違った道に進んでしまうところを彼らが前に立って護ってくれたんです。だから今の私があると思っています。(略)島崎さんには本当に感謝しています。
前シーズンを見ていた人へ向けたちょっと嬉しい演出です。
3:加藤は何者?
劉社長が雇ったのか桑田議員が雇ったのか?セリフで軽く触れはしますが、新聞記事のほうでもう少し細かく触れていました。
“ボディーガード”に恨みを持っていたKICKS COEP社長
祝賀会・懇親会の騒動は自作自演だった
(略)桑田氏は取調べで「不審者は私が雇った。ボディーガードを襲わせたのは、劉社長の望みであり、彼の恨みを晴らすためだった。今までも数回頼んでいる」と話した。
その男が今回逮捕された加藤一馬容疑者だ。加藤は桑田の依頼で記者として紛れ込み、わざと事件を起こしたのだ。そしてこの加藤は、二十周年祝賀会でボディーガードを襲った男と同一人物であることが取調べで明らかになった。
加藤は取調べで今回の一連の事件に関与したことを認めた。祝賀会と懇親会ともに加藤が実行犯だったのだ。加藤の証言によれば「祝賀会は桑田から頼まれた。懇親会も桑田からだ。桑田からは前から何か依頼を受けて動いていた。桑田は会も自分に注目がほしかったから、俺に襲わせた。劉は頼んでない。KICKSの奴らには劉に頼まれたと言った。あいつ等の傷つく顔が見たかった」と話してる。
警察は劉が懇親会襲撃事件を仕掛けたとみていたが、彼はあくまで桑田氏の協力者であり、全て桑田の自作自演だったのである。他に桑田が関与した事件に関して、加藤が何か知っているとみて取調べを続けてる。
加藤は警察を辞めた後、桑田に拾われて汚れ仕事をやっていたと、ドラマ内のセリフで語られます。
祝賀会も懇親会も桑田が依頼し、加藤は襲撃をしいた。では、島崎に対してのストーカー行為は?
考えられるのは2つです。
- 個人的な恨みでストーカー行為をしていた
- 劉社長がボディーガードに恨みを持っているから襲っていた
しかし、桑田がそこまで加藤に依頼するのか?
そう考えるとやはり、加藤の個人的な恨みで島崎をストーカーしていたのではないかと思えます。
【BG~身辺警護人~(2020)】最終回のその他気になったこと
- パジャマ姿のままの桑田議員
- 寝るときは裸な高梨
- 変装が野球のユニフォームな劉社長
- 父親を無理に上げなくてもいいという瞬
- 笠松先生に好きかどうかを唐突に聞く瞬
- 検問の目の前で引き返す怪しさ
- 島崎に女と遊ぶことを勧める劉
- 不自然な釣り人たちに紛れて逃走
- 笠松先生に電話をする時間はあるらしい島崎
- 劉社長のモノマネをする高梨
- 拘束されていたのに知らぬ間にいなくなっている加藤
- 菅沼と劉のやり取りに所在なさげな沢口
- 車を擦ったので養生テープを張る沢口
- 首のキズは猫に引っかかれたという島崎
- なぜか地下駐車場にいる加藤
- 小俣は結局何を企んでいたのか謎
- ずっと野球のユニフォームのままの高梨
- 父親を一生治療してやってくれと瞬に頼まれる笠松先生
- 酸素マスクを引っ張って戻す嫌がらせをする笠松先生
- 画面の劉社長に「今いえよ」「直接な」と突っ込む高梨と島崎
- わざわざ無線で話す高梨
- ピザがむき出しで不衛生だと突っ込む島崎と高梨
- ブログに上げるのか自撮りする海老蔵
【BG~身辺警護人~(2020)】最終回の感想とまとめ
最終的に劉社長は海外逃亡せず、自ら出頭して桑田議員との関係も暴露しました。
今後どういう刑になるのかはわかりませんが、勧善懲悪のスッキリした終わり方です。
島崎と高梨はまたコンビを組み、菅沼と沢口はKICKSガードに残ります。
4人で警護につくことはもうないのか?と思ったら、最後島崎警備も共同で警護するというシーンが出てきます。
今回は誰も死んだりしないので、次シーズンもやるのかなという感じの終わり方です。
笠松先生との恋の進展もなく、現状維持といった感じになります。
今の状況が状況だけに大勢の人の中を護っていくという話が、今シーズンはありませんでした。
なので、こじんまりした話が多いため、前シーズンのような迫力はなかったです。
また、ライバルとして警察が関わってくるほうが、やはり良かった気がします。
しかし、コロナの影響で話数が7話と短い今シーズンでも、視聴率もちゃんと取れたのでまた次がありそうな予感はします。
もしかしたらテレ朝得意のシリーズものとして、『相棒』のようになるのかもしれません。
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