2019年3月16日から4月20日まで、WOWOWの「連続ドラマW」で放送された、東野圭吾さん原作の【ダイイング・アイ】のキャストと全話あらすじを記載しています。
主演に三浦春馬さん、共演の高橋メアリージュンさんは2役に挑戦です。悲劇の妻と謎めいた女性の2役を演じます。
謎の女性と事故の関係、失われた記憶が戻った時、その真実はいったい何だったのか?事故により人生を狂わされた人たちそれぞれに、罪の意識を問うホラーテイストのストーリーです。
ドラマ【ダイイング・アイ】のキャスト
キャスト
- 雨村慎介…三浦春馬
バー茗荷のバーテンダー。事故の加害者 - 岸中美菜絵…高橋メアリージュン
事故で亡くなってしまう - 瑠璃子…高橋メアリージュン
美菜絵にそっくりな謎の女性 - 村上成美…松本まりか
雨村の彼女。失踪してしまう - 岸中玲二…柿澤勇人
美菜絵の夫。後に自殺してしまう - 岡部義幸…小野塚勇人
バーシリウスのバーテンダー - 由佳…立花恵理
江島の彼女 - 木内春彦…淵上泰史
もう一人の事故の加害者 - 小塚洋平…木村祐一
西麻布署の刑事 - 小野千都子…堀内敬子
バー茗荷のママ - 江島光一…生瀬勝久
バーシリウスのオーナー
スタッフ
- 原作:東野圭吾『ダイイング・アイ』(光文社文庫刊)
- 演出:国本雅広
- 脚本:吉田紀子
- 音楽:窪田ミナ
- プロデューサー:井上衛、渡邉浩仁
ドラマ【ダイイング・アイ】の全話あらすじ
第1話あらすじ
雨の夜、女性が自転車で急いで帰っていると、後ろから来た車に跳ねられ死亡してしまう。
一年半後、港区西麻布にあるバー「茗荷」で、バーテンである雨村(三浦春馬)は働いていた。真夜中過ぎに来た男性客が、カウンター席に着いて注文をする。他に誰も客がいない中、他愛もない話を交わす二人。酒を飲み終えた客は帰り際に、「君に会えてよかった」と意味深な言葉を残していった。閉店作業を終えて店を出た雨村がエレベーターを待っていると、突然さっきの客に消火器で頭を殴られる。
病院に運ばれ一命を取り留めた雨村のところに、二人の刑事がやってくる。男の写真を見せられ記憶にないかを問われた雨村は思い出す。写真の男が自分の頭を殴った男だと。すると小塚(木村祐一)はこの男は岸中玲二(柿澤勇人)という人物で、一年半前に交通事故で妻を亡くしていると告げる。さらに岸中は雨村を殴った後、自宅で自殺をしていた。
ピンと来ない雨村にさらに刑事は一年半前に雨村が事故を起こし、岸中の妻である岸中美菜絵(高橋メアリージュン)を死なせたということを伝える。その結果、雨村は禁固二年執行猶予三年の刑となり、現在は執行猶予中の身であった。だが、雨村は思い出せずにいた。
第2話あらすじ
謎の女(高橋メアリージュン)のことが気になっていた雨村(三浦春馬)の元に、再びあの女が来店する。別れ際、女は携帯の番号が書かれたメモを雨村に渡す。その番号に電話をかけてみる雨村だったが、応答はなかった。
当てが外れた雨村は古巣のバーシリウスへと向かう。そこで事故の晩に送っていった由佳に会い、事故を起こした晩のことを聞くが何もわからなかった。
自宅に戻るが成美(松本まりか)はまだ戻ってきていなかった。酔いもあって雨村はそのまま眠ってしまう。 明朝になっても成美は家には帰って来ず、心配して連絡をするが電話は通じない。成美の勤務先に連絡をしても、昨日から休むといって出勤していなかった。
成美が行方不明になってから4日が過ぎ、雨村は警察に相談に行く。そこで帰り際、交通課に立ち寄り自分の起こした事故の詳細を聞きに行くことにする。すると、雨村の知らなかった事故の事実が判明するのだった。
第3話あらすじ
江島(生瀬勝久)から届いたメッセージに書かれていた木内(淵上泰史)の住所に雨村(三浦春馬)が向かうと、そこは高級マンションだった。部屋番号の郵便受けを見ていたところ、小塚(木村祐一)に見つかり声をかけられる。
小塚は木内の写真を雨村に見せるが、雨村は記憶にない。なぜ雨村だけ岸中(柿澤勇人)に襲われるのか、小塚もまた疑問に思って木内の所へ来た。木内は銀座の高級クラブ「クロリス」で豪遊をしていることがわかり、普通のサラリーマンがなぜそんな金を持っているのか雨村も不思議に思った。
元同僚の岡部(小野塚勇人)に木内のことを調べてもらっていた雨村へ電話が入る。岡部が調べたところ、木内はその羽振りの良さから銀座界隈でちょっとした有名人になっていた。そして今現在、クロリスに来ているということを教えてもらう。雨村は適当な嘘をついて店を抜け出し、クロリスへと向かう。
雨村は木内から話を聞きだすことができるのか?
第4話のあらすじ
監禁されていた雨村 (三浦春馬) はなんとか携帯を手に入れ、小塚 (木村祐一) に電話をして助けを呼ぶ。駆けつけた小塚に助けてもらった雨村は、一緒に室内を調べていくことにする。
鍵がかかって開かない部屋をなんとか開けると、そこは岸中 (柿澤勇人) のアトリエだった。無数に並ぶマネキン人形に交じり、一際目を引く花嫁姿の人形。その顔は死んだ妻である美菜絵 (高橋メアリージュン)と全く同じだった。
室内をさらに調べていくとわかる事実の数々、岸中はここで何をしていたのか?瑠璃子 (高橋メアリージュン)という女は一体何者なのか?新たな事実が物語を急展開させる。
第5話のあらすじ
瑠璃子(高橋メアリージュン)の部屋に行った小塚(木村祐一)と雨村(三浦春馬)だったが、そこは何もない部屋だった。その後木内(淵上泰史)は警察に任意で取り調べを受けることになるが釈放される。
一方江島(生瀬勝久)を待ちぶせしていた雨村は、木内との関係やミドリのことを問い詰める。だが、江島は答えずに雨村を送っていくといって、自分の車に雨村を乗せて走り出す。
自分の座っていたシートに爪が落ちていたのを見て、その爪が成美(松本まりか)のものだと雨村は気づく。成美はどこにいったのかと江島に問うが、江島は濁すばかりで答えようとしない。
雨村は車のハンドルを握って無理矢理停車させようとしているうちに、事故を起こした時の記憶が戻った。
最終回のあらすじ
ミドリがなぜ瑠璃子(高橋メアリージュン)になってしまったのか?
ミドリは事故後に美菜絵(高橋メアリージュン)の姿を度々見えるようになってしまい、精神が不安定になってしまう。そして美菜絵に会って直接謝罪したいというミドリは、被害者の岸中(柿澤勇人)の家へ行って以来変わり始める。度々岸中と会うようになり、自宅に岸中のアトリエを作り資金面でも援助するようになった。
その頃部下の行方を探していた小塚(木村祐一)は事件の説明をし、マンションの捜索令状が出たのをきっかけに他の刑事たちが探しに向かう。
一方、雨村(三浦春馬)は江島(生瀬勝久)から約束の5千万の用意ができたという連絡を受けて喫茶店に向かうのだったが…。