【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】6話のネタバレと感想|復讐のヒマワリ

2024秋ドラマ
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【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜Season2】6話のネタバレと感想をまとめています。

クリットが事故現場に置かれていたヒマワリの花から、感じ取った感情は【怒り】の感情だった。奇しくも朱梨が常松万理華から感じていた感情と同じだった。彼女はなぜ【怒り】を感じているのか?

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【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】6話のあらすじ

3つの現場に残されていたヒマワリの花を見た心野朱梨(飯豊まりえ)は、クリット・ウォンラット(Sapol Assawamunkong(Great))に感情を読み取ってもらう。その結果、朱梨が感じ取った時と同じ【怒り】の感情だった。

再び万理華に話を聞きに行った朱梨と滝沢美空(影山優佳)は、万理華から今度は【攻撃】の感情を感じ取る。

被害者の共通点を探ってみたところ、彼らはみな9年前に柔道の強化合宿に参加していたことが分かった。だが、常松万理華(田辺桃子)は合宿には参加していなかった。

彼女は何に【怒り】を覚えているのか?そして何を【攻撃】しようとしているのか?

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【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】6話のネタバレ要約

高校時代からの友人である、柳日奈子が9年前の柔道の強化合宿の際、施設のそばにあったヒマワリ畑で強姦され、その後自殺をしてしまう。

万理華の花屋に偶然加害者の1人が訪れるが、反省していないことに気付き、彼女は【怒り】を覚えて事件の関係者を殺害していった。

一方、二見智子の団体を支援していた神山という男の家で、紫織はなぜか一緒に食事をしていた。

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【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】6話の詳細なネタバレ

ヒマワリの意味

馬場竜之介(南川航輝)の殺害現場、渋谷健吾(水間ロン)の事故現場、そして上野千春(横内亜弓)の転落事故現場――これら3つの現場には共通してヒマワリが置かれていた。そして、クリット・ウォンラット(Sapol Assawamunkong(Great))もヒマワリに触れると【怒り】の感情を感じ取っていた

捜査会議で、今西湊人(岩瀬洋志)が「亡くなった人たちへの弔いの印なのでは?」と推測するが、坂東俊之介(浜野謙太)はそれが怒りの感情につながるのかと疑問を投げかけた。梅本寧々(中田青渚)も常松万理華( 田辺桃子)を頼っており、また転落事故の参考人として万理華が呼ばれていることから、彼女への疑いも深まっていた。

心野朱梨(飯豊まりえ)はヒマワリを見た際に、万理華から強い【怒り】の感情を感じ取ったことを皆に説明するが、風早涼(浅香航大)は「物証がない」と慎重な姿勢を崩さない。滝沢美空(影山優佳)が「物証に頼っていないのはいつものこと」と皮肉を言う。さらに馬場の事件と上野の転落事故にも、怒りの感情が関係しているというのが、なぜ分かるのか?と美空は不可解だった。坂東は「相手の目を見て感じ取ったんじゃないか?」と朱梨の特異な能力に触れる。

美空が「その相手って誰ですか?」と尋ねると、風早はクリットに見てもらった件を隠していたことを指摘されるが、話をはぐらかし、会議は解散となった。

実は、風早はガサ入れが空振りに終わったことで、捜査情報を皆に詳しく共有することを避けていたのだ。その後、二見智子(和田光沙)の組織に資金援助をしていた人物とアポイントが取れたと報告する。どうやらその相手は、社会福祉事業を手掛ける実業家で、表向きの顔の裏に隠された真実があるかもしれないと風早は睨んでいた。

【攻撃】の感情

朱梨と美空は、再び万理華に話を聞きに行った。上野千春とは以前話したことがあるという万理華だったが、他の被害者たちとは面識がないと答える。馬場竜之介が殺害された夜のアリバイについて問われると、彼女は「ここで一人で仕事をしていました」と淡々と答えた。万理華から【恐れ】の色が見えていた

「ヒマワリの花言葉って何かご存じですか?」と美空が聞くと、万理華は少し笑みを浮かべながら、「なんの意味もありませんよ」と軽く答えた。だが、少し間を置いてから、「一応、『憧れ』とか『あなただけを見つめている』なんていう花言葉があるみたいですけど」と付け加えた。

朱梨は少し挑発的な口調で、「なんだかインチキな占いみたいですね」と言ってみせた。その言葉に、万理華は冷静に反論した。「その花が持つ意味を勝手に決めつけるなんて、鑑賞する人間の傲慢ですよ。花にはそれぞれ個性があって、みんな必死に生きているのに」

朱梨は万理華の目をじっと見つめながら、「ありがとうございました」とだけ言い残し、その場を後にした。

その日の捜査会議で、朱梨は万理華との対話で感じ取った感情について話した。万理華がヒマワリや花言葉について語っていた時、朱梨には彼女から【怒り】の色が見えた。そして、彼女がスマホを見た瞬間には、【怒り】に【期待】の感情が混ざり合っているのを感じ取った。この二つの感情が入り混じる時、それは【攻撃】を意味する

「この感情が一連の事件に関係しているかは分かりません。でも、もし関係しているのだとしたら、常松さんの中でまだ事件は終わっていないのかもしれません」と朱梨は静かに推測を語った。

被害者たちの接点

風早は、二見の会を支援していた実業家・山神淳(安井順平)の自宅を訪れ、話を聞いた。山神は社会福祉人材派遣事業を手掛けており、最近は海外出張が続いていたという。二見の死もその出張中に知ったとのことで、彼女の活動には資金面での苦労が多かっただろうと語った。風早はふと、心野紫織(松井玲奈)のことを知っているかと尋ねたが、山神は少し間を置いてから「知らない」と答えた。風早が去った後、山神はじっとその背中を見つめていた

その後の捜査会議で、馬場竜之介の過去を洗い直すと、他の被害者たちとの意外な接点が見つかった。馬場は学生時代に柔道をしており、関東代表に選ばれるほどの実力者だった。そして、渋谷健吾もまた、学生時代に柔道の関東代表に選ばれており、9年前に柔道の強化合宿に参加していた。上野千春も、女子チームのコーチとして同じ合宿に参加していたことが判明した。つまり、3人の被害者は9年前の夏、同じ合宿施設で顔を合わせていたのだ

「常松さんはその合宿に参加していませんが、渋谷と同じ大学で、同じ学部の同級生だったようです」と美空が付け加えた。二人は面識があった可能性が高い。さらに調べを進めると、万理華は大学を卒業しておらず、1年生の夏休み明けに休学し、その後、自主退学していた。それもまた、ちょうど9年前のことだった

「9年前の合宿施設を調べてみましょう」と美空は提案し、事件の背後にある謎を解き明かすため、次の手が進められた。

見えた色

朱梨と美空は、9年前に柔道の関東代表チームが夏合宿で使っていた施設を訪れ、管理人に話を聞いた。朱梨が万理華の写真を見せると、管理人は「大学の柔道部の連中だろう」と答え、当時のことを思い出したように話し始めた。彼らの酒癖が悪く、夜中に勝手に外出するなどの問題行動が多く、最終的に施設の使用を禁止したという。ただし、万理華については「全然知らない」と首を横に振った。関係者は他にいなかった。

歩きながら朱梨と美空が話をしていた時、美空が実は朱梨と風早の会話を立ち聞きしていたことを話す。「私たちバディですよね?風早さんと一緒に何を調べているんですか?」と問いかけてきた。朱梨はクリットの件について話し、「県警は情報漏洩の責任を私たちだと疑っている」と付け加えた。

施設内を見て回るうち、朱梨と美空は、施設を利用していた人々の写真が貼られている場所を見つけた。その中に、朱梨の目が留まった一枚の写真があった。そこに写っていた女性に朱梨は注目し、すぐに美空に「坂東さんにこの人について調べてほしいと伝えて」と頼んだ。

さらに、美空は何かに気づき、「心野さん、あれって…」と指差すと、二人は施設を出た。外には一面に広がるヒマワリ畑があり、坂東からの返信を見た美空は驚きながら「心野さん、これ…」と朱梨に見せた。朱梨は地面にスケッチを広げ、真剣な表情で「見えました…常松さんの色」と呟いた。「東京に戻りましょう。急がないと」と朱梨は言い、急いで現場を後にした。

二人が万理華の花屋に到着すると、店は開いていたが、中には血まみれの男が倒れており、奥には万理華も血まみれのまま横たわっていた。彼女のそばには手帳が落ちており、ページには「Ⅳ」の文字が血で斜線が引かれていた。

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事件の真相

犯人の正体

聴取が始まった。幸い、万理華は大怪我には至らなかったが、花屋で倒れていたもう一人の人物、大久保文則(伊森大祐)はすでに息絶えていた。朱梨はまっすぐに万理華を見据え、「あなたが殺害したんですよね?」と問いかけたが、万理華は無言のまま視線を逸らした。

「私たちは9年前に関東代表チームの、夏合宿が行われた施設に行ってきました。ある女子選手の写真を見つけたんです。彼女は手帳を持っていました。それは、あなたが使っている手帳と同じものです」朱梨は静かに言葉を続けた。

朱梨が調べたところ、その女子選手、柳日奈子(岬あかり)は万理華と同じ附属高校の出身で、9年前の夏合宿を最後に大学を休学し、その後自主退学していたことが分かった。さらに日奈子は同じ年の11月、マンションの屋上から飛び降りて亡くなった。遺書は残されていなかったが、今回の一連の捜査や万理華の感情から、朱梨にはその悲劇の一端が見えてきていた。

「あなたが事件現場に供えていたヒマワリの花。それは亡くなった人たちへの弔いなんかではなく、あのヒマワリ畑で心を殺された柳日奈子さんへの弔い。そして、9年前の夏を思い出せという、大久保さんたちへのメッセージだったんですね

朱梨は淡々と事実を紡いでいった。「9年前の夏、日奈子さんは関東代表の強化合宿に参加していました。そして渋谷、馬場、大久保たちに犯されてしまった。事件の現場は、合宿施設に近く、人目につかない場所…あのヒマワリ畑だったんですね」

万理華はその言葉に反応することなく、瞳に深い怒りと悲しみを浮かべたまま黙っていたが、その沈黙は、朱梨の言葉が核心を突いていたことを物語っていた。

殺害の動機

万理華は最近になって、馬場たちと再び接触することになったと語った。そのきっかけは、馬場が花屋を訪れ、「恋人に花を贈りたい」と相談してきた時のことだった。さらに彼は、「花言葉を知りたいんです。ヒマワリってどう思います?」と尋ねてきたのだ。

万理華は、馬場のその軽々しい態度に愕然とした。「あの男は、反省なんてしていなかったんです。それどころか、日奈子のことも、自分が何をしたのかも忘れていたんですよ…」

万理華は続けた。9年前、日奈子は合宿中に事件を経験し、すぐに女子チームのコーチであった上野に相談した。しかし上野は、「今更そんなことを言い出しても、大会の時期なのに問題を大きくするわけにはいかない」と、取り合わなかった。それどころか、上野は冷たい言葉を浴びせた。「問題を大きくするほど、みんながあなたのことを知るようになる。大きく騒ぐほど、恥の上塗りよ」

上野はさらに、柔道部であることを理由に、「抵抗できただろうとか何とか言われて、本人もまんざらじゃなかったとか、あることないこと言われて、傷つくのはむしろあなたなのよ」と突き放した。

結果として、馬場、渋谷、大久保の3人は何の処分も受けることはなく、万理華は傷ついた日奈子に寄り添うために休学を決意した。しかし、彼女の献身も虚しく、日奈子は心の傷を抱えたまま、悲しい結末を迎えた

万理華の目に浮かんだ涙と怒りは、9年前から続く未解決の痛みを今も色濃く映し出していた。

殺害の方法

朱梨は静かに問いかけた。「それであなたが復讐を?最初に殺害したのは、コーチの上野さんですね。」

万理華は朱梨の視線を受けながら、淡々と語り始めた。上野のもとに配達するふりをして近づいた時、彼女もまた、日奈子のことなどすっかり忘れていたことがわかった。そして、万理華は上野を突き落とし、落下した場所にヒマワリを供えて、手帳の「Ⅰ」に斜線を引いたのだ

「渋谷さんにはどうやって?」と美空が尋ねる。「大学の同級生だから顔を覚えられていたはずなのに…」

万理華は頷き、日奈子と渋谷の仲も知られていたことから、ただ殺すだけでは意味がないと考えていたことを明かした。「まずは9年前のことを覚えているか確かめて、反省させた上で復讐を果たしたかった。だから、梅本さんを利用したんです」と朱梨が続けた。

万理華は梅本に「恋愛マニュアル ハイスペック男子の落とし方」というタイトルで、恋愛マニュアルを手渡した。ネットの噂を巧みに利用し、本物らしいマニュアルを渡して、詐欺と疑われない程度にその手口を教えた。そして、金を持っている男として渋谷に梅本を近づけさせたのだ

だが、渋谷が逃げ出し、その後、運悪く事故で命を落としたことで、万理華は渋谷の事故現場にもヒマワリを供え、手帳の「Ⅱ」に斜線を引いた

「馬場についても、やり方は同じだった」と万理華は言った。店にやってきた馬場の後をつけ、人気のない場所で何度も刺し、彼の血に染まった場所にヒマワリを置き、手帳の「Ⅲ」に斜線を引いた

「もしかしたら、当時のことを思い出して自首するかもと思っていました。でも…」万理華の声はかすかに震えた。「大久保はそんな気は全くなく、まるで何事もなかったかのように花屋にやってきたんです」

万理華は、ヒマワリを手に取りながら大久保に尋ねた。「覚えてますか?9年前の夏…」

その言葉にさすがに大久保も察し、怯えたように「ニュースで見たぞ、お前が馬場たちを…?今さら何をどうしろって言うんだよ。あの女ももう死んでるんだろ?何だよその目は!」と叫んだ。

その言葉が引き金となり、万理華は手にしていたナイフで大久保を刺し殺した。しかし、その過程で自らも傷を負い、最期を覚悟した彼女は、這いながら手帳の「Ⅳ」に自らの血で斜線を引いた。そして、床に散らばったヒマワリに囲まれながら、安堵の笑みを浮かべたまま気を失ったのだった。

朱梨の言葉

万理華は朱梨に、かつての親友である日奈子との思い出を語り始めた。大学に入ってすぐ、日奈子から柔道部のマネージャーに誘われたこと、しかしバイトで忙しいからと断ったことを思い出し、微笑みを浮かべた。「高校1年からずっと一緒だったから、大学では少し距離を置こうと思っていたんです。でも、もしあの時、私も部活に入っていたら…そばにいてあげられたかもしれない、あの子を守れたかもしれない

万理華が花屋を始めた理由も、日奈子への想いからだった。「日奈子は花が好きで、いつか小さくてもいいから自分の店を持ちたいって言ってたんです。恋愛相談に乗ると、日奈子のことを思い出してしまうんです。恋愛に夢中になって、いろんなことを私に相談して…」

突然、万理華は涙をこぼし、静かに問いかけた。「どうして…どうして死なせてくれなかったんですか?」

美空がそっと答えた。「前にスマホを見ていたとき、あなたから見えた【攻撃】の感情。それは、最後の標的である大久保さんからの返信だったんでしょうね」

美空は真剣な眼差しで続けた。「万理華さん、復讐をしても、柳さんは戻りません…」

朱梨も語りかけるように続けた。「人は亡くなったらどこに行くのか…私も時々考えます。無に還るという人もいれば、他人の記憶に生き続けるという人もいる。ヒマワリの花を見る時、あなたからは怒りの感情が見えました。けれど、9年前の話をする時には深い悲しみが見え、そして日奈子さんとの思い出を語る時には、喜びや信頼が感じられました」

朱梨の言葉に、万理華の心は揺らぎ始め、涙が次々と零れ落ちた。朱梨は優しく微笑み、「そうやって柳さんのことを想って、怒ったり悲しんだり喜んだり、あなたの感情が動くたび、私は彼女の存在を感じます。常松さん。柳さんはあなたの中にまだいるんです」と言った。

その言葉を受け、万理華は涙に暮れながら、日奈子との思い出を胸の中で繰り返し抱きしめていた。

後日、万理華は正式に殺人罪で逮捕された。治療も済み、すぐに起訴される見込みだ。動機には情状の余地があるが、3人の殺害を自供しているため、裁判では厳しい判決が下されるだろうと風早は静かに呟いた。

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【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】6話の結末

ガサ入れ

美空は、弟の晴馬(高野洸)が飲んでいた居酒屋に乗り込み、「どういうつもり?」と怒りを露わに詰め寄った。手には、見覚えのある盗聴器付きのキーホルダーを持っており、晴馬に突きつけるように差し出した。「説明して」と、美空の声には苛立ちが滲んでいた。

その後、美空は晴馬を風早と朱梨のもとへ連れて行き、弟と一緒に頭を下げた。晴馬はうなだれたまま、闇バイトに手を出したこと、金に困っているところを半グレ集団に目を付けられ、脅されるようになったと話した。彼はその指示に従い、美空のバッグに盗聴器を仕掛けて、朱梨についての情報を収集するよう命じられていたのだ。

美空はガサ入れの情報が漏れたことを聞き、自分がバッグを置きっぱなしにした時のことを思い出した。そして風早は、晴馬を脅していた半グレ集団が一ノ瀬の組織と繋がっていることを確認した。「心野を探っていたということは、お姉さんのことも何か知っている可能性が高い」

さらに、晴馬は半グレ集団が別のアジトを所有していることを知っていた。そこで風早と朱梨は雲川幸平(山中崇)たちにこの情報を伝え、捜査チームは一斉に動き、一網打尽にする準備を整えた。ガサ入れが行われたその先で、紫織についての詳細な調査ファイルが発見され、一ノ瀬の組織と紫織の事件が繋がっていることが確証された。

「相手も必死だ。必ずボロを出す」と雲川は冷静に述べ、「お前ならできる、大丈夫だ」と朱梨を励ました。

杖に残る感情を探る

その後、風早と美空はクリットの聴取に立ち会い、一ノ瀬の組織へのガサ入れを行ったことを告げた。風早は紫織の調査ファイルをクリットに見せ、「事件の大枠は見えてきました。あなたの目的は何ですか?」と朱梨が真剣な眼差しで問いかけた。

朱梨は二見智子の杖を取り出し、クリットに触れてみるよう頼んだ。クリットは「信じるのか?」と疑念を込めて聞いたが、朱梨はヒマワリのときのことを思い出し、「そのときは本当のことを話してくれました。今はすがれるものにすがるしかないんです」と答えた。

「どんな感情が残っているか教えてください。後は私たちが捜査します」と朱梨は誠実に頼んだ。

その頃、組織の一人が山神に電話をかけ、状況を報告していた。山神は「そうか、構わない。計画は順調だ」と冷静に返し、目の前には食事をしている紫織がいた

一方で、朱梨の頼みに応えるように、クリットが静かに杖に手を伸ばし、触れた。

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【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】6話のまとめと感想

友人を酷い目にあわせた人たちに復讐をし、ヒマワリを置くことで友人への弔いと同時に、あの日を思い出すよう促していたという話でした。

仮に9年前のことは悪かったと謝ったとしたら、万理華は彼らを許したのだろうか?ふとそんな事を考えたくなります。きっと万理華は許さず、殺害したのではないかなと思います。

だとしたら、ヒマワリを置いても置かなくても一緒ではないかと思いますが、謝罪の言葉はやっぱり聞きたかったのだろうと思います。

反省もせず、忘れてのんきに被害者の友人がやっている花屋にやってくる男たちは、もはや滑稽です。そんな人たちだからこそ、好き勝手に女性を襲ったりもするのでしょう。つまり、彼らは反省することなどありえないわけです。

復讐リストの全員を殺害することができたのが、万理華にとっての救いなのかもしれません。

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