【笑うマトリョーシカ】8話のネタバレと感想|清家のルーツは中国?

2024夏ドラマ
記事内に広告が含まれています。

【笑うマトリョーシカ】8話のネタバレと感想をまとめています。

浩子に直接疑問をぶつける香苗だが、浩子は何も答えなかった。山中が入手した情報を頼りに、香苗は浩子の母親が中国人であるということを掴む。彼女が酔うといつも中国語で言っていた言葉とは……。

スポンサーリンク

【笑うマトリョーシカ】8話のあらすじ

清家浩子(高岡早紀)に直接、清家嘉和(梨本謙次郎)の事故死について尋ねる道上香苗(水川あさみ)だが、浩子は何も答えなかった。それどころか、香苗の息子・勇気(森優理斗)について話し始める浩子に、香苗は恐ろしさを感じて慌てて息子の安否を確かめると問題はなかった。

青山直樹(曽田陵介)からの情報で、清家一郎(櫻井翔)が松山で講演をするという話を聞いた香苗は、会場へ向かう。清家の支援者たちから追い出されそうになるが、清家が間に入って事なきを得た。

東京に戻った香苗に母・香織(筒井真理子)から、元夫の旗手健太郎(和田正人)が入院したと聞かされ、見舞いに行くと命に別状はなかった。代わりに元夫は勇気をしばらく預かって欲しいと頼む。香苗は喜んで受け入れた。

山中尊志(丸山智己)は浩子のホステス時代を知る人物から話を聞き、彼女が劉浩子と名乗っていたことを知る。その名を聞いた香苗は、真中亜里沙(田辺桃子)が使っていた、劉麗蘭というペンネームを思い出す。

そして、浩子のルーツを探っていくと、母親が中国人であることが分かり……。

←7話9話→


スポンサーリンク

【笑うマトリョーシカ】8話のネタバレ要約

3行でネタバレ

香苗は浩子を問い詰め、彼女の目的が復讐である可能性を疑い始める。

清家の政治家への道には祖母の影響が大きく、浩子も母親から影響を受けていることが判明した。

香苗は、清家と浩子の背後に隠された中国との関係や、彼らの真の目的に迫ろうとしている。

500字ぐらいでネタバレ

香苗は清家嘉和の事故死に、浩子が関与しているのではないかと疑い、彼女を問い詰める。清家の政治家への道には祖母・劉英華の影響が大きく、浩子もまた母親からの影響を受けていたことが判明する。香苗は清家と浩子が中国にルーツを持ち、彼らがその背景を隠していることに疑問を抱く。

また、英華が酔って泣きながら「復讐」を意味する中国語を叫んでいたことを知り、彼女の真の目的が復讐であり、清家を操って何かを企んでいるのではないかと推測する。香苗は清家の背後に潜む陰謀を暴くため、さらなる調査に乗り出す決意を固める。一方、彼女はかつての取材で傷つけた柏木から感謝され、自身の行動に対する誹謗中傷にもめげず、真実を追求する姿勢を強める。

スポンサーリンク

【笑うマトリョーシカ】8話の詳細なネタバレ

浩子と対決

道上香苗(水川あさみ)は清家浩子(高岡早紀)を追いかけ、ついに対峙することになった。彼女は清家嘉和(梨本謙次郎)が事故死だったのか、そしてその事故に浩子が関与しているのではないかと、直球の質問を投げかける。浩子が「なぜそう思うの?」と尋ねると、香苗は嘉和が亡くなったことで浩子が莫大な財産を手に入れたことを指摘した。

さらに、武智和宏議員(小木茂光)や鈴木俊哉(玉山鉄二)も同じような事故に遭っており、これが単なる偶然だとは思えないと香苗は続けた。また、BG株事件の重大な証拠を持っていることも知っていると話し、香苗は自分の父・兼髙(渡辺いっけい)も事件を追っていたことで、交通事故で命を落としたことを告白する。清家一郎(櫻井翔)の出世のために、すべて裏で糸を引いているのではないかと問い詰めた香苗は、「あなたは、息子さんを操って一体何をしようとしているんですか?」とさらに追及した。

浩子は冷静に笑い、「そういえば、あなたにも息子さんがいたわよね。勇気君だったかしら」と返し、「子どもの頃はなるべくそばにいてあげなきゃだめよ」と忠告した。そして、「強引な取材で大変な目にあったのに、まだ懲りてないのね」と皮肉を言う。戸惑う香苗に対し、浩子は「ごめんなさいね、夫が待ってるので。用件がここまでだったら、失礼するわ」と言い、人のことを嗅ぎ回ってばかりいないで自分の身の心配をしたほうがいいと忠告しながらその場を去った。

香苗は急いで息子の勇気(森優理斗)に電話をかけ、無事を確認した。その後、再び浩子の跡を追いかけることにした。浩子は「小松」という表札が掲げられた大きな家に入っていく。高い塀に囲まれた家の様子を知るため、香苗は裏口に回り、そこから覗き見ると、家の中には田所礼子(和田光沙)という家政婦と、年老いて具合の悪そうな夫が一緒にいた。

その時、香苗のスマホに青山直樹(曽田陵介)からの電話が入る。清家が地元に戻ってきており、SNSで馴染の店で食事をすると言っている。春吉のことではないかと推測した青山は、今が直接話を聞くチャンスだと告げた。香苗はそれに応じて、行ってみることにした。

無茶

香苗が春吉に立ち寄り、清家がいるか尋ねると、佐々木光一(渡辺大)がさっき帰ったばかりだと教えてくれた。さらに、清家は香苗がこちらに来ていることをSNSで知っているという。佐々木は清家から預かったメモを香苗に渡し、「くれぐれも無茶はしないで」と書かれていた。

佐々木は続けて、翌日に県連の後、清家が地元の支持者にお礼を兼ねた講演会を行う予定であることを伝え、支援センターに行ってみたらどうかと勧めた。翌日、香苗は愛媛支援センターへと足を運んだ。

そこで、清家の支援者たちが、香苗を見つけ、彼女が批判的な投稿をしている記者だと気づき、文句を言い始めた。取材に来たと言い張る香苗だったが、支援者たちは彼女を追い返そうとし、1人が手を伸ばしてきたところ、清家がその手を掴んで制止した。

清家は香苗に向かって、「無茶はしないでと伝えたはずですよ」と静かに言い、支援者たちをなんとか宥め、香苗にも気をつけるようにと忠告した。結局、講演は仕切り直しとなり、その場は一旦収まった。

東京に戻った香苗は、元夫が杉並総合病院に運ばれたと母親から聞き、急いで病院に向かった。旗手健太郎(和田正人)は急性膵炎で入院していた。彼の状態を心配する香苗に、旗手は「勇気を預かって欲しい」と頼んだ。香苗はその頼みを受け入れ、勇気を預かることになった。

浩子のルーツ

香苗は鈴木と会社で話をする。浩子に会うことはできたが、何も手がかりを得ることができなかったことを伝える。浩子が小松政重(堀内正美)という医師と再婚していたという情報を伝えると、鈴木はその再婚すら知らなかった。香苗は、浩子にとって小松政重がどのような利用価値を持つのかを調べてみるべきだと提案した。

その時、山中尊志(丸山智己)が戻ってきて、ホステス時代の浩子を知っている人物にたどり着いたと報告する。当時、浩子は劉浩子と名乗っていたことが判明した。香苗は、これが真中亜里沙(田辺桃子)のシナリオのペンネーム、劉麗蘭の「劉」と一致することに気づく。亜里沙がいじめられていた相手である三好美和子の名前を名乗っていた過去を考えると、亜里沙がペンネームに恨みのあった相手の名前を使っていた可能性が浮かび上がる。香苗は劉麗蘭が清家浩子である可能性を疑い始めた。

さらに、浩子が中国にルーツを持つ可能性があること、そして清家も同様に中国にルーツを持っているかもしれないことが示唆される。山中は、現役の官房長官が中国のルーツを隠しているとしたら、その背後には何があるのかと疑念を抱くが、鈴木はその質問に答えることができなかった。

香苗は御徒町界隈での聞き込みを行うという。愛南町の警察署で清家嘉和の事故死について調べた時、事故当日、浩子と祖母は一緒に御徒町の親戚の家にいたらしい。当時の二人を知っている人間がまだいるかもしれないと考え、香苗は当時から続いている店をリストアップした。

また、BG株事件については別のアプローチが必要だと感じ、中島と共に諸橋育夫(矢島健一)の秘書をやめた富樫が香苗は気になっていた。そこで、鈴木に自身のつてを使って富樫の行方を探って欲しいと頼んだ。

裏付け

香苗は御徒町に足を運び、「割烹すみれ」という店を訪ねた。店主(宮沢大地)に劉麗蘭という名前を知らないかと尋ねると、店主は母親(吉田幸矢)に聞いてみてくれた。すると、確かに「劉さん」という中国人の常連がいたという話が出た。

香苗が浩子の写真を見せると、「似ているけれど、違うような気がする」と答えた。しかし、その常連客は娘を連れてよく店に来ており、その娘が浩子かもしれないと言った。劉さんは飲むと荒れて、中国語で封筒だか、空調だかを叫びながら泣いていたことを覚えていたという。

さらに、中国出身者が集まる老舗の中華料理店があり、そこのオーナーなら劉麗蘭について知っているかもしれないと教えてくれた。香苗がその店を訪れると、店内は中国人でいっぱいだった。すると、オーナーの周(春延朋也)が現れ、香苗を助けてくれた。香苗が劉麗蘭について尋ねると、周は「リュウリーラン、知ってるよ」と答えた。

その後、香苗は山中に報告をした。劉麗蘭の名前は、正しくは「リーラン」と読むことが判明した。また、御徒町にいたという親戚はすでに亡くなっていることも分かった。さらに調査を進めた結果、清家の祖母は劉英華(リュウ・インファ)という名前であり、父親は日本人であることが判明したため、清家はクォーターということになる。

浩子という名前は、日本での生活を考えて改名した可能性がある。周によれば、劉麗蘭や清家は地元のコミュニティとはほとんど関わりがなく、周囲との付き合いも少なかったという。この調査により、清家のルーツが中国にあることが裏付けられた。

秘書の行方

香苗は勇気と約束していた公園に出かけることにした。その一方で、鈴木は中島の家を訪れ、妻の弥生(舟木幸)から富樫稜(吉岡睦雄)の写真を受け取った。中島の妻は、富樫のことを少し苦手に感じていたが、夫は後輩として富樫をかわいがっていたという。特に1993年、夫が富樫を家に連れてきたときの出来事が印象に残っている。

その時、富樫は電話をかけており、相手に対して非常に怒鳴りつけていた。「寝る時間を削ってでも、明日までに用意しろ」と高圧的に指示していたのだ。その態度が、夫に対する柔和な姿勢とはまるで違っていたため、妻はそれ以来、富樫のことが苦手になったという。ただし、電話の具体的な内容までは覚えていないとのことだった。

中島の家を出た後、鈴木はどこかに電話をかけた。

感謝

香苗が勇気と公園で遊んでいると、突然、謎の男たちが現れ、動画を回し始めた。彼らの一人が「1年前に問題になった道上さんですよね」と大声で周囲に告げたため、香苗はすぐに危険を察知し、勇気を連れてその場から急いで逃げ出した。

その後、香苗は病院へ向かい、夫の様子を見に行った。しかし、SNSを確認すると、彼女に対する誹謗中傷のコメントが溢れかえっており、その状況に心を痛めた。病院を後にしようとすると、柏木宗男(高松克弥が声をかけてきた。香苗は彼と話をすることにした。

柏木は、あの後回復して別の仕事に就いたが、最近また体調に問題が見つかったことを話した。しかし、それも快方に向かっているという。香苗が柏木に謝ろうとすると、彼は言葉を遮るようにして「道上さん、私はあなたに感謝しているんです」と告げた。

柏木は、香苗の取材がなかったとしても、いずれ良心の呵責にさいなまれて同じような行動をとっていただろうと語り、香苗の情熱に触発されて告発に至ったことを明かした。「あのまま黙っていたら、今のようには生きていられなかった。きっとあれが、最後のやり直すチャンスだった。そのチャンスをくれたのはほかでもない、道上さん、あなたなんです。あなたが私を変えてくれたんです」と柏木は感謝の言葉を続けた。

さらに、柏木は世間からの批判にさらされた香苗の苦しみを理解していると告げ、「他の人間がどう言おうと、私は道上さんに救われたんです。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。そして、直接感謝の意を伝えることができてよかったと喜びながら去っていった。

それを聞いた香苗は、少し嬉しそうな表情を浮かべた。

スポンサーリンク

【笑うマトリョーシカ】8話の結末

香苗は再び事務所に戻り、清家が政治家を目指したきっかけについて考えていた。どうやら、清家にとって祖母の影響が非常に大きかったらしい。そして、清家が母親の影響を受けているように、浩子もまた母親から大きな影響を受けていたのだろうと推測した。

中国出身の英華が、自分の孫を日本の政界に導くというのは、一体どういう意図があったのか? さらに、以前の話で浩子が酔っ払って泣きながら封筒だか空調だかと言っていたことが、どういう意味なのか気になっていた。

その時、凛々(咲耶)が差し入れを持って事務所にやってきた。香苗は彼女に、その言葉の意味を尋ねた。すると、凛々は「復讐」という意味だと教えてくれた。「フーチョウ」という言葉は、日本語で言えば「やり返すこと」、つまり「復讐」を意味するのだという。

その言葉を聞いた香苗は愕然とした。浩子の目的は復讐なのか? 清家を操って、一体何をしようとしているのか? 香苗の頭には新たな疑問が浮かんだ。

←7話9話→

スポンサーリンク

【笑うマトリョーシカ】8話の感想

浩子の母親は中国人で、酔っ払うといつも泣きながら復讐を口にしていたという話でした。

浩子の父親は日本人らしいので、浩子はハーフで清家はクォーターということです。ヘイトスピーチを厳罰化するのは、このためだったのか?と思いたくなるような展開です。

また、祖母は何に対して復讐したかったのか?夫に対してだったのか、それとも日本人全体に対してだったのか?今はまだ分かりませんが、清家が政治家を目指した理由がそこにありそうです。

BG株事件のほうもどうなっているのか、鈴木がどこかに電話をしていました。こちらの進展も気になるところです。

最終的にはBG株事件のことは公になり、内閣総辞職になりそうな気がします。そうなった時、清家は果たしてどうなるのか?自らの出自を明かすのか、黙っていたほうが得策な気はしますが、カミングアウトしそうな予感です。

そろそろ最終回も近いはずなので、どんなふうにまとめるのか楽しみです。

←7話9話→

タイトルとURLをコピーしました