【笑うマトリョーシカ】7話のネタバレと感想|重要証拠は誰の手に?

2024夏ドラマ
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【笑うマトリョーシカ】7話のネタバレと感想をまとめています。

更迭された鈴木は家で塞ぎ込んでいた。香苗は父が調べたBG株事件の資料を、鈴木に預けることにする。香苗は鈴木と組んで真相究明しようとすると、彼女の身に危険が迫り……。

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【笑うマトリョーシカ】7話のあらすじ

清家一郎(櫻井翔)の秘書を更迭された鈴木俊哉(玉山鉄二)は、自室に引きこもっていた。道上香苗(水川あさみ)が鈴木の家を訪ね、妻の由紀(真飛聖)にBG株事件の資料を渡して欲しいといって預ける。

鈴木は資料の中からあるニュースが気になり、香苗の所へ行って自分が調べたことを伝える。そして後のことは香苗に託して帰ろうとするが、香苗は鈴木と一緒に関係者の家へ向かった。

香苗が兼高(渡辺いっけい)の娘だと知り、BG株事件に関する重要な証拠を、亡き夫は持っていたようだと教える。しかし、今それがどこにあるかは分からなかった。

香苗は鈴木の元にどうやら送ったようだと突き止め、当時の担任だった一色清彦(東根作寿英)に話を聞きに行くと、背後に浩子(高岡早紀)の影が見え隠れし……。

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【笑うマトリョーシカ】7話のネタバレ要約

3行でネタバレ

鈴木は清家を操り人形のように考えていたが、実は彼には心があると香苗は確信する。

香苗は一色を追及し、鈴木宛のカセットテープが浩子に渡っていたことを突き止める。

愛南町で浩子のことを探っていた香苗は、謎の人物に追いかけられて車にひかれそうになるが、間一髪助かった。

500字ぐらいでネタバレ

鈴木は清家を自己実現の道具として扱っていたが、彼には心があることに香苗は気づく。

BG株事件に関わっていたと思われる政治家の秘書が、自殺していたことを鈴木は突き止める。そして香苗にそのことを伝えると、一緒に遺族の所へ行くこととなる。妻は亡くなった夫は証拠を持っていたと語るが、それがどこにあるかは不明だった。

香苗は一色を訪ね、鈴木宛のカセットテープが浩子に渡っていたことを突き止める。カセットにはBG株事件に政治家が絡んでいる証拠が含まれていた可能性が高く、これで鈴木の父の死や真中亜里沙の失踪など、すべてが浩子に繋がることが明らかになる。

香苗は愛南町で浩子の情報を探っていると、黒ずくめの男に追われる。急いで逃げた香苗が車にひかれそうになるが、間一髪助かった。そこに浩子が現れ、直接対峙することとなった。

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【笑うマトリョーシカ】7話の詳細なネタバレ

恐るべき魅力

鈴木俊哉(玉山鉄二)の家には、道上香苗(水川あさみ)も訪れていた。香苗は会見で何があったのかと尋ねたが、鈴木は何も答えず部屋に引きこもってしまう。妻の由紀(真飛聖)も、そっとしておいてほしいと香苗に頼んだ。

その後、香苗は事務所に戻り、山中尊志(丸山智己)と話をする。山中は鈴木を哀れだと言い、これで彼は終わりかもしれないと語った。香苗はBG株事件に関する資料を見ながら考え込む。

一方で、佐々木光一(渡辺大)から連絡があったが、鈴木は返答せずにいた。テレビでは清家一郎(櫻井翔)が話している場面が放送されたが、鈴木はすぐにテレビを消してしまう。そして、鈴木はそこにあった『悲願』を手で払いのけ、床に落とした。

香苗はBG株事件に関する資料を持って再び鈴木の家を訪れ、由紀に渡してもらうよう頼んだ。それから香苗は鈴木に電話をかけるが、鈴木は出なかったため留守電に「あなたのお父さんを死に追いやった事件です。何か役に立つかもしれません」と言葉を残すことにした。

清家が街頭演説の応援に立つと、ヘイトスピーチの厳罰化に反対する人々が集まり始めた。それを見た清家は弁明を試みたが、騒ぎは収まらない。そこで清家はマイクを使わずに、生の声で話し始めた。彼はこれは言論統制ではなく、基本的人権を侵害しないためのものだと説明した。自由に発言できる権利と、他人の発言で傷つけられない権利、その両方を守りたいと語った。

その様子を遠くから見ていた香苗は、そこにいる全員が彼の話に引き込まれていると感じた。批判的だった人々までもが彼の話に耳を傾けていた。「手に取るように分かる。誰もが彼に魅了されている。これが鈴木や浩子(高岡早紀)、亜里沙(田辺桃子)たちが求めた清家一郎の才能だ。もし、浩子が裏で糸を引いていることを知らなかったら、私もここにいる人々と一緒に、彼を応援していたかもしれない」と香苗は彼の力を恐れた。

そして、香苗は清家に直接「鈴木を更迭した今の気持ちは?」と質問すると、清家は香苗の手を握り、耳元で何かを囁いた。それを聞いた香苗は「ありがとうございました」とだけ返答した。

父の遺志

鈴木が部屋に引きこもっていると、由紀が声をかけ、「今日はあなたのお父さんの命日だから、お墓参りに行かない?」と誘った。鈴木は由紀とともに父の墓を訪れ、二人で手を合わせた。鈴木は静かに「もう、隠す必要もないんだよな」と語り、由紀は「これで良かったと思っている」と応えた。

墓参りの際、住職(鶴谷嵐)から声をかけられた鈴木は、自分が宇野耕介(河野達郎)の息子であることを話す。すると、住職は「そろそろいらっしゃるかもしれませんよ、道上さんも」と言った。道上兼高(渡辺いっけい)香苗の父は、毎年宇野の命日に欠かさず墓参りに訪れ、息子のことを気にかけながら熱心に手を合わせていたという。由紀は「真相を明らかにできなかったことに対して、責任を感じていたのかもしれない」と思った。

自宅に戻った鈴木は、香苗からの留守電を聞く。父が命をかけて調べたもの、という言葉に触発され、鈴木は資料を見始めた。以前、兼高から電話があったとき、彼はBG株事件について調べており、伝えたいことや聞きたいことがあるので時間をもらえないかと言っていた。なぜ自分に?と問う鈴木に対し、兼高は「あなたは宇野社長の息子さんですよね?あなたの父親に責任を押し付け、罪を逃れた政治家がいる。それは間違いない。どうしても真実を明らかにしたい、明らかにしなきゃいけない」と語った。

香苗は「私は浩子を追います、あなたはあなたのやるべきことを」と言って電話を切った。資料の中には、香苗が残したメモがあった。「また浮かび上がってきてください。やられたままじゃダメですからね。 道上」と書かれていた。そのメモを見た鈴木は、目頭が熱くなった

新コンビ結成

香苗は「愛南町に行くしかない」と山中に訴えた。浩子が愛南町にいるかもしれないと考えていたのだ。しかし、山中は「たとえ浩子の居場所が分かったとしても、追求できる材料がなければ意味がない」と指摘する。

そのとき、鈴木が事務所に現れた。彼はBG株事件の資料の中から気になった記事を持ってきていた。その記事は、男性が不審死したという内容だった

「江東区 男性が自宅で不審死
5日早朝、東京都江東区で中島真一さんが自宅で倒れているところを発見された。病院に搬送されたが死亡が確認された。死因については明らかにされていないが、自殺とみて警察が捜査を進めている。中島さんは、諸橋育夫衆議院議員の元秘書として務めていた」と書かれていた。

鈴木はこの事件に興味を持ち、さらに調べてみた。BG株事件が発覚してから1年後に、この中島真一という政治家の元秘書が自殺していたことが判明した。彼が秘書を辞めたのはBG株事件発覚後であり、事件当時は諸橋育夫(矢島健一)の秘書をしていた人物だった。そして、中島が辞めた直後には、富樫稜という第二秘書も辞職しているが、行方はわからなくなっていた。

「BG株事件の直後に2人の秘書が辞め、1人は自殺、1人は行方不明。これは怪しい」と山中がつぶやく。香苗も同意し、中島には妻がいるため、話を聞こうとしたが、彼女はBG株事件について話したくないと断っていた。

「何か知っていそうだ」と香苗が感じると、鈴木は「素人にできるのはここまでです。後はよろしくお願いします」と頭を下げて頼んだ。BG株事件の真相を暴くことは、父の死の真相にもつながるし、浩子にもたどり着くかもしれないと香苗は考えた。

そこで、香苗は鈴木を誘い、中島の妻の元を訪ねることにした

空の入れ物

鈴木は街中に貼られた清家のポスターを見て足を止めた。そして、自分にとって清家は自己実現のための道具でしかなかったと語る。「彼は表情も心もないただの入れ物だと思っていた。だから、私がふさわしい仮面をかぶせてやった。ずっとそう思っていました。でも違った。彼が私の前に現れたときには、すでに仮面をかぶっていたんです。それは浩子がかぶせた仮面でした」と鈴木は語る。

香苗は清家に直撃した時に耳元で「切りたくて切ったわけじゃない」と言ったことを思い出し、その言葉から清家の心を感じ取ったと鈴木に伝える。「彼は決してただの入れ物なんかじゃない。鈴木さんだってそれは分かっているはずです」と香苗は言った。「友達だと、あなたは清家さんのことをそう言ったじゃないですか」とも。鈴木は清家が本当の感情を見せた瞬間は、数えるほどしかなかったと振り返った

1995年、高校1年生の時のある出来事が蘇る。ある日、清家(青木柚)は父からもらった宝物の腕時計を加地昭宏(市川理矩)に取られてしまう。鈴木(西山潤)と佐々木(濱尾ノリタカ)が助けに入ろうとしたその瞬間、清家は突然キレて「おい!ほんとに返せよ」と叫び、加地とその場で喧嘩になった。

また、亜里沙にいらついてきつい言い方をしたときも、清家は「いいから美和子ちゃんに謝って!」と怒りを見せたことがあった。代議士になってからも、マイノリティーに寄り添いすぎて保守層から反発を受けた際、清家は「日の当たらない人たちに光を当てようとしないで何が政治家だ」と怒った。

香苗はこれらの話を聞いて、「色々あるじゃないですか。清家さんには確かに心があります。絶対に」と鈴木に語った。

証拠の行方

香苗と鈴木は中島家を訪れ、妻の弥生(舟木幸)に話を聞こうとするが、インターフォンを切られてしまった。しかし、しばらくすると弥生が出てきて、「道上兼高という記者を知っている?」と尋ねた。香苗が「父です」と答えると、弥生は二人を部屋に招き入れた。

弥生は兼高が断っても毎日のように訪ねてくるうちに、彼を信じてもいいと思い、全てを話したと語った。そして、彼が事故で亡くなったことを今初めて知ったという。香苗は「今、私たちが真相を追っています。どうか話してもらえませんか」と頭を下げて頼むと、弥生は「やっぱり、親子ですね」と言った。

弥生は「夫はBG株事件に政治家が関わっている証拠を持っていました」と告白した。証拠の内容は詳しくは分からないが、宇野社長が逮捕された後、夫はどうすべきか悩んでいたという。告発すればただでは済まないが、証拠をもみ消して政治家たちに恩を売っておけば、将来は安泰だとも考えていたらしい。そして、宇野社長が亡くなった後、しばらくして中島も亡くなった。

あれは自殺じゃありません。夫は殺されたんです。彼は保身のために証拠を隠蔽するような人ではありません。告発しようとしたから、殺されたんです」と弥生は断言した。夫は「証拠のことは忘れろ。絶対誰にも言うな」と自分に言い、危険を感じていたことが伺えた。しかし、弥生はこのことを誰にも言えなかったと打ち明けた。

亡くなった後に家中を探したが、証拠らしいものは見つからなかったという。香苗が「私物など残っていないか?」と尋ねると、弥生は部屋に二人を案内し、調べさせてくれた。

鈴木は「もし証拠を隠蔽したが、良心の呵責に耐えかねて自ら命を絶ったのだとしたら、証拠はもうないのでは?」と疑問を口にするが、香苗は「でも何か手がかりがあるかもしれない」と言って探し続ける。鈴木が秘書ノートをめくると、そこにメモが挟まっていた。そのメモには「松山市の住所」と「鈴木」と書かれており、それは福音学園の住所だった

中島は鈴木が名を変えて福音学園に通っていることを知っていたのだ。香苗は「中島は鈴木さんに証拠を送ったのでは?」と考え、父もそれを知ったから、接触しようとしたのではないかと言った。しかし、鈴木は何か受け取った覚えがなかった。香苗は「手違いで届かなかったのかもしれませんね。もしかしたら、証拠を託す前に殺された可能性もあります」と考えを巡らせた。香苗は福音学園に行って調べてみることにした。

不正選挙

香苗は一色清彦(東根作寿英)を訪ね、鈴木について聞きたいことがあると言った。「鈴木宛に何か送られてきていないか?」と尋ね、本人まで届かなかった可能性があると話す。一色は何かを思い出したようだったが、しらばっくれて何も言わなかった

その頃、鈴木は自宅で調べを続けていた。床に落ちていた『悲願』を拾い上げ、過去のことを思い返す。ページをめくりながら、1995年に高校1年生だったころのことを思い出す。松山市で佐々木が「清家を政治家にする作戦会議をうちの店でしよう」と誘い、会長選はやっぱり演説で決まると語っていた。そのとき、一色が突然部屋に入ってきたのだった。

さらに1996年、高校2年生のときのことも蘇る。一色に頼んで歴代生徒会長選の演説原稿を持ってきてもらったことがあった。鈴木は「歴代の生徒会長のクラスが、7組より後ろのクラスに集中しているのは偶然じゃない」と指摘し、演説の順番が関係しているのではないかと考えた。

生徒会長選の演説は昔から1組から順に行われていたが、自分たちは1組だったため、清家はどうしようと戸惑っていた。しかし、その年から演説の順番は抽選で決められることになった。一色のおかげかもしれないと皆は思った。

鈴木は香苗に電話をかけ、「もし寮ではなく学校に荷物が送られていたのなら、担任である一色に届いていたはずだ」と伝えた。香苗も「一色は何かを知っているような気がする」と応じた。鈴木は「手立てはあるから、彼を追求してくれないか」と頼んだ。

再び一色に接触した香苗は、1996年の清家が生徒会長になった選挙について尋ねた。鈴木は一色が会長選に協力していた可能性があると考えていた。その年、清家は最後から2番目に演説することになり、それは自分たちが望んでいた順番だった。抽選は生徒会顧問の立会のもと、生徒会役員によって行われたとされていた。当時の顧問は一色だった

鈴木は「今にして思えば、一色は間違いなく清家を勝たせようとしていた。不正をしてまで」と思い出す。そして「なぜ彼はそこまでしたのか?清家を生徒会長にしたいと願っていたのは、自分と佐々木、そしてもう一人しかいない」と鈴木は考えを巡らせた。

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【笑うマトリョーシカ】7話の結末

鈴木はある日、一色が浩子と何か話しているのを見たことを思い出し、「教師まで利用していたのか」と驚きを隠せなかった

香苗は一色に「なぜそこまで便宜を図ったのか」と問い詰める。「浩子と関係があったからでしょう」と指摘すると、一色は怒りを露わにしてその場を立ち去ろうとした。香苗は続けて「清家は現役閣僚で、ゴシップとしてもそれなりの価値があります」と言い、一色を引き止めた。そして再び「鈴木宛に何か届いていなかったか」と問い詰めると、一色はついに白状した。

鈴木が高校1年生の時に封筒が届いたが、一色はそれを鈴木に渡さず、開封してしまったという。中にはカセットテープが入っていたが、一色は内容を聞かず、それを浩子に渡してしまった。これで、BG株事件に政治家が絡んでいる証拠は、浩子の手に渡っていたことが明らかになった。

香苗は「これで全てが浩子でつながりました。清家嘉和(梨本謙次郎)と武智議員(小木茂光)、私の父の死、真中亜里沙の失踪、鈴木さんの事故、そしてBG株事件」と確信する。一色は清家が卒業してからは、浩子と何も関わっていないようだった。

鈴木は「道上さん、気をつけてください。あなたが証拠の存在を知ったことを、浩子に報告しないとは限りません。あなたのお父さんが狙われたのは、その証拠の存在を知ったからかもしれないんです」と警告した。電話を終えると香苗は人の気配を感じ、振り返った。

一方、諸橋は誰かと電話で話していたが、その電話を切ると清家を呼び寄せ、「記者がまだ嗅ぎ回っている」と告げた。清家に「何か知ってるか?」と尋ねるが、清家は「いえ、私は何も」と答えた。

香苗は愛南町に行き、浩子のことを知らないかと聞いて回っていると、再び人の気配を感じて焦り始める。すると、黒尽くめの男が現れ、香苗を追いかけ始めた。逃げる香苗は道路に飛び出し、迫ってくる車を間一髪で避けた。そのとき「危なかったわね」と声をかけてきたのは浩子だった。「私に用があるんでしょ?」と、浩子は冷静に問いかけた。

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【笑うマトリョーシカ】7話の感想

鈴木が手にするはずだったBG株事件の証拠は、一色のせいで浩子の手に渡っていたという話でした。

浩子は清家の役に立つことであれば、文字通りに体を張って対象者をたぶらかします。後に鈴木も浩子にたぶらかされますが、実は担任も既に浩子の毒牙にかかっていたと分かります。

実の息子を思うがゆえか、その美貌を駆使して上り詰める。浩子の真の目的は、この国を自分の思うままに操ることだとは思いますが、その1つとしてまずはヘイトスピーチを厳罰化するようです。

恐らくBG株事件の証拠を入手した浩子はそれをネタに彼らをゆすり、清家を大臣や官房長官にするよう仕向けたのだろうと想像できます。そして最終的には総理大臣になるというのが目標でしょう。

そしてそれを嗅ぎ付けた香苗を疎ましく思ったのか、謎の男が現れたかと思えば、このドラマおなじみの殺人兵器である車が突っ込んできます。しかし、香苗は間一髪かわしました。

次はどんな手で香苗を追い詰めるのか?それとも香苗の逆襲が始まるのか?いずれにしても次週が楽しみです。

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