【ボイス 110緊急指令室】9話ネタバレ感想|石川の過去と雫の過去

2019夏ドラマ
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【ボイス 110緊急指令室】第9話は石川の過去と、雫がなぜ殺人鬼になったのかということが解明されます。石川は弱みを握られてしまい、内通者になってしまいます。そして雫はあるきっかけで、殺人の欲望が目覚めました。

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【ボイス 110緊急指令室】9話のあらすじ

本郷ホールディングスが関わる地下鉄駅拡張工事の現場でトンネル崩落事故が発生!
現場に駆けつけた樋口(唐沢寿明)は緊急指令室に救助要請を指示するが、ひかり(真木よう子)はトンネル内から漏れるガスの音に気づく。
樋口と石川(増田貴久)は爆発の危険が迫るトンネルに入り、ひかりが聞き取った音を頼りに暗闇の中で生存者を探すが、ガス漏れによる爆発が襲い……!
消防隊が消火にあたる中、樋口は開発反対派の一人から、本郷ホールディングスが絡んだ別の工事現場でも事故が起きていたという話を聞き、疑念を抱く。そこに雫(伊勢谷友介)が現れて……。雫の挑発に怒りを感じる樋口の隣りで、密かに雫と通じる石川は身を強張らせていた……。
本郷ホールディングスが絡む工事について調べていたECUは、ずさんな管理体制を突き止める。そして、雫の殺人の証拠を探す樋口とひかりは、未希(菊池桃子)が残したボイスレコーダーから微かに海の音が聞こえることに気づき、雫が殺人を繰り返している場所が海のそばにある、と推測する。ひかりは内通の疑いがある石川をチームから外した方がいいと主張するが、樋口は石川が犯人に取り込まれた理由を自分が探ると話す。
樋口は、本郷ホールディングスの下請けリストに石川の父親がかつて勤めていた会社の名前があることが気にかかっていた。
その頃、施設にいる父親を見舞った石川は、一人苦悶の表情を浮かべ……。苦悩する石川が選ぶ道とは……!?
そして、殺人鬼・本郷雫誕生の秘密が明かされようとしていた……!

公式HPより引用
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【ボイス 110緊急指令室】9話のネタバレ

  • トンネルの崩落事故が起き、中にいる作業員を救いに樋口と石川は向かう。しかし、暗くて何もわからない。そこでひかりの聴力を頼りに、生存者のいる場所を探し当てる
  • 内部でガス漏れが発生し、爆発の危機が迫る中、樋口たちは1人ずつ助け出す。最後の1人を助ける時、いよいよ充満したガスに引火するとひかりが気づく。急いで逃げ出す樋口たち、爆発の後しばらく音声が途絶えていたが、全員無事に脱出できた
  • 事故が起きた原因を調べたところ、問題がわかっていても作業変更を許さない本郷ホールディングスにあった
  • 雫を捕まえたくても証拠がない、そこで未希の残した音声に手がかりがないかひかりが聞く。波の音が聞こえ海のそばで何かあったのかと推察する
  • 雫の過去を探るうちに、母親が過去に自殺していたことがわかった。母親の妹に何か知らないか聞いてみることにする
  • 樋口は現場から回収した資料に、石川の父親が勤める会社の名前を見つける。当時を知る人物に聞くと、父親が作業中に居眠りをして、作業員を死なせた事故が起きていたことがわかった。その時、上杉がその現場に来たという話も聞く。
  • その頃石川は父親のいる施設へ行っていた。父は樋口が事件を揉み消し、この場所に入れてくれたと感謝する。樋口に会わせて欲しいという父だが、石川は断って出て行ってしまう。
  • 石川は父親の事故が起きた時、現場に駆けつけていた。上杉の部下が警察に電話をかけようとして、揉みあいになる。突き飛ばした先にあった廃材の鉄の棒に、上杉の部下が貫かれて死んでしまう。石川はそのこともあり、言いなりになるようになった
  • 全てを知った樋口は石川を志津の店へ呼び出す。どうしてこうなったのか?と問う樋口に、石川は「怖かった」と答える。樋口は石川に最後の言葉を贈った後、拳銃を渡して背中を向ける。だが、石川は樋口を撃つ事ができずに店を出て行く。
  • 雫の母親の妹から話を聞いたひかりは樋口に伝える。母親が自殺した前の日、母と雫は別荘に遊びに行った。出張に行ってたはずの父親がそこで、ライバル会社の社長を殺害していたところを見てしまう。雫はこの時に目覚めたに違いないという。この別荘が殺害現場かもしれないと樋口とひかりは考える。
  • 石川から「借りを返す」とメールを受けた樋口は石川が雫と対決すると思い、急いで携帯の位置の特定を始める
  • 樋口と会って葛藤していた石川のもとに雫からの電話が入る。石川は一人で向かい、雫を撃とうとするがためらったため雫に返り討ちにあう。その後、雫は別荘に石川を連れ込み、殺害を楽しもうとしていた。
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【ボイス 110緊急指令室】9話の感想

今回は後半に向かうに連れて、残酷なシーンが出てきます。地上波で大丈夫なのか?と思いますが、辰夫演じる伊武さんはノリノリで殴りまくってました。

石川の過去に関しては、父親の件はハメられたんじゃないかと思います。石川自身はやらかしますが、それも事故だと思います。父親、樋口を守るためとも言いますが、正直に本人が言った「怖かった」が全てだと思います。勝てないと思っている相手に、立ち向かう勇気を持つのは並大抵の覚悟では無理です。

樋口は強いからと石川は言いますが、樋口だって怖くないわけじゃありません。耐えて諦めないだけだと、心の叫びを聞いて従っているから立ち向かうんだと、“勇気”というものの本質を教えてくれます。怖いもの知らず=勇気ではないとわかります。

雫の現在の人格形成に父親が関わっていました。そりゃあんなの見たらおかしくなるだろうと、人間不信になるか稀に雫のように覚醒するか、どちらにしてもロクなことになりません。

今回は石川と雫の過去の詳細をメインにまとめます。未見の方はご注意を。

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石川の過去

警察の内通者である石川ですが、どうしてこうなったのか?それを樋口も考えていました。沖原の時もそうだったように何かしら理由があるはず、その理由を探っていくとどうしようもない過去がありました。

  1. 父親が病気のため服用していた薬で居眠りをしてしまう
  2. クレーンの操作を誤り、廃材を落として作業員が下敷きに
  3. 事故現場に駆けつけた石川に上杉が取引を持ちかける
  4. 石川は断る
  5. すると部下が警察に電話をしようとする
  6. 石川慌てて電話を取り上げようとする
  7. 揉みあいになって突き飛ばされる部下
  8. 廃材の鉄の棒で串刺しになってしまう

「親子揃って人殺しだ」と上杉に言われます。しかし、雫が見ていた動画を確認すると、父が殺害したという作業員は元々そこに死体が置いてあったように見えます。樋口の件もあって石川をハメたのでは?そんな気がします。

ただ、石川と揉みあいになって刺さった上杉の部下に関しては、元々死んでたはないので石川が確かにやったのでしょう。ですが、殺人ではなく事故だと思います。石川もこの時、隠ぺいに加担するのではなく、警察を介入して調査すれば父親の件は無実が証明されたかもしれません。

樋口から手を引かせるために内通者になったようなことを言いますが、「怖かった」から手伝いをしたというのが真実でしょう。

石川がその後、内通者としてやったことなどはこんな感じです。

  • 未希の通話を削除
  • ひかりの父との通話を削除
  • 押収品からUSBを盗む
  • それを上杉に渡す代わりに、自分と父の事故シーンの映像データを交換しようとした

もちろん沖原や樋口の情報を流すとかはいつもやっているはずです。上杉に樋口よりも先に別荘へ石川は会い行ってます。ですが、その時点で上杉はもう雫に殺害されていました。証拠のデータも持ち去られていました。なので、雫は石川に圧力をかけていたのです。

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雫の過去

雫は元々おかしいのかと思いきや、きっかけがあったことが分かります。それは、父親の犯した殺人を目撃してしまったことでした。どういった内容か詳細を記します。

  • 出張だと行って父が不在なので海辺の別荘へ母と行く
  • 別荘に行くと父の帽子などがあった
  • 室内を探す母と雫
  • 雫が隠し階段を見つけてしまう
  • 地下に下りていくと父親が磯丸建設の社長を殴っている
  • それを雫は息を殺して見ている
  • 母親が駆けつけ雫の目を塞ぐ

母親は警察を呼び「夫が人を殺した」と言いますが、辰夫が妙なことを口走る妻は薬の副作用でと言って誤魔化します。

後にこの磯丸建設の社長は水死体となって発見されます。遺体は損傷が激しく、最初は誰だか特定できないほどでした。辰夫が裏で手を回したのか分かりませんが、事故扱いとなって事件は終わります。

磯丸建設という会社はどうやら大きな会社だったようで、社長の死後本郷ホールディングスが取って代わります。ライバル会社の社長連れ込んでは、夜な夜な拷問でもしていたのか?そうして本郷ホールディングスは大きくなったのか?何とも血なまぐさい話です。

母親は元々精神が安定してなかったのか、この事件をきっかけに自殺してしまいます。辰夫が殺害したわけではないようです。新聞記事を引用します。

1992年8月18日横浜新聞
本郷ホールディングス社長の妻 自殺か

神奈川県のペンションにて、本郷ホールディングス代表取締役社長本郷辰夫氏(36)の妻である、本郷千尋さん(35)が首を吊って自殺しているのを息子である雫くん(11)が発見した。夫の辰夫氏の証言では、千尋さんは以前から抗不安剤などの薬を服用しており、事件性はないとして調べを進めている。

前日に父親の殺人が起き、次の日に母親は自殺します。その遺体を発見したのは雫でした。雫は人の死というものに連続して触れるわけです。父親が殺害してた時を思い出しては興奮し、“殴る”ということにこだわったのでしょうか。こうして雫という怪物が目を覚ましたということでした。

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【ボイス 110緊急指令室】9話のその他気になったこと

  • 自分と殺人鬼と宣伝する人なんていないという突っ込み
  • 事故現場にわざわざ雫が来て拍手
  • 父親のところにある写真立ての石川のいい笑顔
  • 志津の話を「わかってる」と遮って喋らせない樋口
  • 磯丸建設の社長死亡記事はコピペだらけ
  • 辰夫も雫並みにノリノリで殴る
  • 回収したUSBをその辺に投げ捨てるという雑な処分
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【ボイス 110緊急指令室】9話のまとめ

雫の過去と石川の過去がわかったことで、来週最終回となります。樋口は雫を逮捕できるのか?逮捕しても刑が軽かったり、すぐ釈放とかになってしまいそうです。そうなると逮捕ではなく撃ち殺してしまうのか?

さらに石川は無事に助かるのか?番組終わりに今にも雫に殴られそうなシーンで終わります。石川が死んでしまったら、樋口はそれこそ怒りに任せて雫を殺してしまわないか心配です。

最終回がどうやって終わるのか、来週を楽しみに視聴したいと思います。

今回のいいセリフ

自分の心の声を…裏切るな。

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