スパイラル 町工場の奇跡 6話ドラマ感想 ホライズンの狙いとは？

英興技巧の買収で終わった先週ですが、今週もその話から始まります。ホライズンがなぜ買収をしたのか、狙いのわからない芝野たちはあの手この手で探りを入れますがなかなかわかりません。そうしているうちに、裏では着々と村尾が準備を進めて最悪のシナリオが動き出します。

スパイラル 町工場の軌跡 概要

テレビ東京系列で毎週月曜日22時から放送しています。中小企業の再生をテーマにした、様々な困難を諦めずに乗り越えていく話となっています。

キャスト

• 芝野健夫（玉木宏）
• 藤村浅子（貫地谷しほり）
• 藤村望（戸塚純貴）
• 久万田五郎（福士誠治）
• 正木奈津美（野波麻帆）
• 田丸学（前原滉）
• 隈田穣治（渡辺邦斗）
• 岩崎あけみ（水沢エレナ）
• 小笠原純（島丈明）
• 桑島孝幸（遠山俊也）
• 原口慎太郎（長谷川純）
• 正木希実（宝辺花帆美）
• 堀保徳（小野武彦）
• 藤村登喜男（平泉成）
• 村尾浩一（眞島秀和）
• ナオミ・トミナガ（真矢ミキ）
• 桶本修（國村隼）

スタッフ

• 脚本：羽原大介
• 監督：井坂聡・松田礼人・棚澤孝義
• 音楽：遠藤浩二
• 主題歌：SING LIKE TALKING「Spiral」（Universal Connect）
• 原作：真山仁 『ハゲタカ4.5／スパイラル』（講談社文庫）

前回はこちら

あらすじ

動き出したハゲタカ！ホライズンが英興技巧の買収を発表。マジテックは製造ラインをストップせざるを得ない事態に陥る。しかもホライズンは一方的な発表のみで沈黙を貫く。ホライズンの真の目的は何なのか!?

そんな中、村尾（眞島秀和）は新たな動きを見せ始める…芝野（玉木宏）は騒動を鎮静化させるため、桑島（遠山俊也）に記者会見を開くべきだと助言。芝野と村尾、そしてナオミ（真矢ミキ）の三つ巴の闘いがついに本格化！

公式HPより

感想

なぜホライズンが英興技巧を買収したのか？狙いもわからないままに対応に追われる芝野たち。基本的にわたわたした感じの話で展開します。常に後手後手で一歩遅れを取ってしまう芝野たち、これを巻き返すとなるとどうやってやるのか？今回は良い話が殆どなく、ひたすらマジテックが打ちのめされる回となっていました。

マジテックの対応

なんだかわからないうちに仕事が全てストップされ、今月の売り上げはゼロだと嘆きます。そこで芝野は最大限今できることをしようと提案します。

少ししかできることはありません。しかし、何もせずに嘆いていても何も変わりません。芝野はいくつもの修羅場をくぐりぬけているので、いたって冷静にみんなに指示を出します。頼もしい男ですが、どうしても買収を仕掛けられる側なので、後手後手になってしまいます。

英興技巧の対応

芝野は英興技巧に行って信用不安を取り除くため、早急に記者会見をするべきだと提言します。しかし社長と連絡がつかないため、桑島専務に対応するよう言います。しかも想定問答まで作ります。

これを徹底し、不祥事を起こしたわけじゃないのだから、不確定なコメントや嘘をつくより格段いいといいます。そしていざ記者会見が始まります。

と、数々の質問を想定問答があったお陰で切り抜けます。その後、芝野は専務にこう伝えます。

芝野も鷲津で鍛えられています。何はともあれ交渉です。話を聞かずに追い返せば、もっと酷い目にあうことを知っています。しかし健闘空しく、桑島専務はホライズンに解職されてしまいます。

ホライズンの狙い

下町プラットホーム企業設立計画とは一体なんなのか？ずっとそれがわからずにいた芝野ですが、ここにきてようやくわかります。ホライズンの狙いは特許だと。しかも英興技巧の専務から、社長が以前一部の特許を売却したいといっていた話を思い出します。誰がいっていたか？それは村尾でした。

それを聞いた芝野は村尾に直接会いに行きます。信用金庫が特許が欲しいなんて聞いたことがない、なぜ買いたいといったのか？ホライズンと裏で繋がってるのか？とききます。しかし村尾はシラを切って自分ではないと言い張ります。

その後、直接ナオミに会いに行くが追い返される芝野。とにかく直接会いに行っては、直球すぎる質問をして煙に巻かれます。芝野の誠実さは出ていますが、さすがに「はいそうです」と答えるわけもありません。もう少し何か策が必要です。

英興技巧に新しい社長が来たので、これまた直接話を聞こうとすると「マジテックはまもなくウチのグループ会社になると聞いてます」などいわれます。そしてまた他の人に妨害されてそれ以上話は聞けません。これで芝野はようやく村野の企みを全て知り、マジテックの債権がホライズンに買われることに慌てます。

他人の会社を心配していたら、自分のところが大変になっていた。しかも狙いは特許なので、マジテックガードが作れなくなる可能性も出てきました。

ついに債権が譲渡されるのか？

村尾は理事長とナオミを会わせて話をさせます。マジテックの債権を1割で買うという話です。さすがに理事長も断りますが、そこは策士である村尾は根回ししてあります。信金内部からの理事長告発の書類を入手します。内容は以下の通りです。

証拠として不動産屋と理事長の会っている写真などもあります。そんな理事長に村尾は監査や金融庁、警察にこれを持っていったら、信金自体がなくなるかもと脅します。結局債権を額面の1割5分で買い取るという提案に、理事長は折れるしかありません。

その他気になったこと

まとめ

前回以上に今回は良い話がなく、マジテック存続の危機が迫ってきます。村尾の仕掛けに押されまくりな芝野ですが、起死回生の切り札はあるのでしょうか？このまま行くとマジテックはホライズングループとなり、特許だけ取られて社員はみんなポイ捨てされます。博士の取った数々の特許が、全て他人の手に渡るということです。次回こそもう少しいい話も入って欲しいと願っています。