ドラマスペシャル【最上の命医2019】のネタバレ感想|医療ミスが起こした悲劇

スペシャルドラマ
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2019年10月2日に放送された【最上の命医2019】は、2年ぶり3作目となるシリーズものとなります。病院で立てこもり事件が起こり、そんな中で最上は手術の強要をされます。なぜ手術をしなければならないのか?そしてなぜ病院に立てこもったのか?その裏側には悲しい真実が隠されていました。

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ドラマスペシャル【最上の命医2019】の基本情報

  • 放送局:テレビ東京 水曜21時
  • 放送開始日:2019年10月2日(水)21時~23時09分
  • 原作:入江謙三 橋口たかし(小学館・週刊少年サンデーコミックス)
    「最上の命医」「最上の明医 ~ザ・キング・オブ・ニート~」
  • エンディングテーマ:レミオロメン「your song」
  • 脚本:香坂隆史
  • 音楽:遠藤浩二
  • 監督:麻生学
  • チーフプロデューサー:中川順平(テレビ東京)
  • プロデューサー:浅野太(テレビ東京)、小松幸敏(テレビ東京)、神戸明(東宝映画)
  • 制作協力:東宝映画
  • 製作:テレビ東京 東宝株式会社
  • 公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/meii2019/

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ドラマスペシャル【最上の命医2019】のあらすじ

小児外科医の西條命(斎藤工)は、看護師の多岐川菜月(田中麗奈)と共に房総の田舎町の診療所で臨時医師として働いていた。チョークをかじる異食行動の女児・中園柚をケアする一方、手術不可能と診断された男児をオペで救うため、東房総医療センターの中込隆三院長(村田雄浩)の協力要請を受けていた。そんな中、房総刑務所に服役していた佐久間耕作(岸谷五朗)が脱獄したというニュースが世間を騒がす。そして柚が突然姿を消してしまい…。

公式HPより
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ドラマスペシャル【最上の命医2019】の登場人物とキャスト

  • 西條命(斎藤工)
  • 多岐川菜月(田中麗奈)
  • 関光一郎(永井大)
  • 中込隆三(村田雄浩)
  • 神道護(泉谷しげる)
  • 佐久間耕作(岸谷五朗)
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ドラマスペシャル【最上の命医2019】のネタバレ

  • 最上は海辺の町の診療所に来ていた。小学校に行ってみると、チョークを食べてしまう異食症の少女、中園柚と出会う。原因を調べてみたところ、門脈圧亢進症という病であることがわかる。手術を勧めるが柚は嫌がって受けようとしない。
  • 看護師の菜月が柚と仲良くなり心を徐々に開かせる。手術を受けて柚が元気になれば、みんなも幸せになると話した。
  • ある日、柚がいなくなったと聞かされ最上たちは探す。そこにメールが届き、柚を誘拐したと連絡が入る。警察に知らせたら柚の命はないといい、指定された場所へ医療道具を持って来るよう書いてあった。
  • 最上が指定された場所へ向かうと、脱獄囚の佐久間が怪我を負ってそこにいた。警察に追われた際、腹に銃弾を受けていたのだった。最上は弾丸を摘出し応急処置をする。さらに佐久間は東房総医療センターへ連れていけという。
  • その頃、菜月から警官の村岡が崖から転落して怪我を負ったと連絡が入る。救急車が到着するまでの間、応急処置をしなければならない状況となり、最上は電話で的確な指示を与えて菜月が対応する。その後、村岡は救急車に乗せられ東房総医療センターへ搬送された。
  • 目的も分からないまま、最上は柚を人質に取られているため従って病院へ連れていく。しかし、巡回中の警官に見つかってしまう。そこに佐久間の仲間が現れ、最上たちを拘束する。
  • 手術室にはさっき搬送された村岡が手術の途中だった。だが、犯人たちは医者を全部外に出してしまう。抵抗した執刀医の今野は腕を撃たれてしまう。
  • 今すぐ助けないと村岡が死んでしまうと最上は言い、30分という短い時間で手術しろと犯人に言われる。術後の負担を考え最上は肺をどちらも残す手術を選択する。しかし、輸血がなくなり時間も迫ってくる。最上はその状況でも時間に間に合わせ、村岡を無事救った。
  • 佐久間は息子健太に肝臓移植をするため、脱獄しこの病院に来たということがわかる。そして立てこもり犯たちも、かつてこの病院で医療ミスにより亡くなった患者の遺族だった。
  • 当時担当していた医師有元は既に解雇され、後に自殺していた。その時残した遺書に院長の指示で、手術後に新薬の投与をしていたことがわかる。健太もまたそのせいで肝不全となり、肝臓移植をしなければならなくなった。
  • その事実を知った佐久間の妻玲子は、刑務所に面会に来て佐久間にそのことを教える。玲子は既にがんに冒されていて、臓器を提供することができなかった。その後、立てこもり犯である人たちに見守られながら玲子も息を引き取る。
  • いざ肝臓移植をしようと佐久間の体を調べたところ、十二指腸や膵頭部や門脈まで損傷していた。この状況で移植手術をしたら、佐久間の命が亡くなってしまうからできないと最上は断る。
  • 仲間の一人が拘束を解いた警官に襲われる。だが、菜月が落ちた銃を取り警官へ向ける。実は菜月は自殺した有元の婚約者で、立てこもり犯たちの仲間だった。
  • 医療ミスを隠蔽する院長に向けて引き金を引こうとする菜月、最上が村岡を助けたあなたは命の重さが分かっているはずだと説得し、菜月は銃から手を離す。
  • 手術室にいた佐久間が出てきて銃を持ち、最上が自分を殺すことにためらって手術できないなら今自殺すると言い出す。最上は究極の選択を迫られ肝移植をすると決意する。
  • 手術室に入り佐久間が麻酔で眠った頃合を見て、最上は佐久間の手術をするという。その手術は成功率も低いが、最上は手術することを選択する。
  • 順調に進んでいたかに見えた手術だったが、容態が急変し心肺停止してしまう。最上は心臓マッサージや電気ショックを使い佐久間を必死に蘇生させる。停止から10分経過しても戻らず、諦めかけたその時、佐久間の心拍が動きだした。
  • 佐久間を救った後、最上は健太に肝臓の移植手術を始める。どちらの手術も成功し、親子二人を救うことができた。
  • 二人が助かったことを知って喜ぶ仲間たち、自ら外へ出て警察に投降していく。菜月のしたことは許せない、だけど菜月を必要としている人がいることを忘れないで欲しいと最上は伝え、その後菜月も外へ出て投降しに向かう。
  • 柚の手術は最上がし、無事成功した。柚は看護師になりたいといい、それまで最上も医者でいて欲しいと願い、最上も約束した。
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ドラマスペシャル【最上の命医2019】の感想

今回の話は医療ミス被害者家族たちの話でした。

細かいことを気にしたらキリがないので、ドラマとして見て楽しむことが前提となります。

結果としては誰も死ぬことはありませんし、予定調和といえばそういう内容のドラマです。

ですが、ドクターXしかりむしろ失敗することを誰も望んでいないドラマです。

難しい手術に立ち向かい、目の前の一人を助けることが未来のたくさんの人を助けることに繋がる。そういうコンセプトの話でいいと思います。

小児科医ということもあって、子供が絡んでくるものだから、なおさら助けてあげたいという感情が視聴者側にはあります。

 

元々佐久間が起こした事件は情状酌量されそうなもんですが、された結果のあの刑期と言われればそうなのか?無罪になっても良さそうな再現状況だと思いました。

また、ドラマ内で囚人の臓器は移植することができないと言ってました。と、なると今回佐久間が脱獄しなかったら、健太は死んでしまったことになります。なんだかそう考えると気の毒です。

病院がした医療ミスの内容とそれぞれの登場人物の関係、最上がやった手術の内容やロケ地などをまとめました。

ネタバレ前提となりますので、未視聴の方はご注意ください。

 

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医療ミスが起こした悲劇

東房総医療センターで起きた医療ミスは、手術のミスというより、術後の問題でした。どういった内容だったのかを、それぞれの登場人物と合わせてまとめました。

佐久間の場合

  • 肝芽腫で健太は手術をした
  • 術後管理で新薬を過剰投与
  • その結果肝不全になってしまった
  • 肝臓を移植しなければ健太も亡くなってしまう

手術自体は簡単なものだったはずなのに、妻が会いに来た時に肝不全であることを告げられます。どうしてそんなことになったのかと思っていたら、新薬の過剰投与が原因だと分かります。

服役している佐久間から臓器を渡すことができず、妻もがんに冒されているため提供できません。

そこで、健太を助けるために、妻との約束を守るために佐久間は脱獄したのです。

足立の場合

  • 妻の絵里が手術後に急変して亡くなる
  • 病院からは手術後に心不全で亡くなったと聞かされた
  • 死んだ理由は製薬会社から勧められた新薬のせい
  • 過剰に投与された結果亡くなった

足立は妻が入院中に義理の兄と一緒に見舞いによく来ていたそうです。手術自体は成功したみたいですが、術後に急変して死んでしまいます。

増田の場合

  • 足立の妻と同時期におかしな死に方をした
  • 自分の娘である知美が亡くなっている

増田の件は具体的な話があまりないので分かりません。ただ、手術中に亡くなったわけではないようで、おかしな死に方をしたと言っていました。

菜月の場合

  • 小児科医だった有元が自殺してしまう
  • 上の言いなりになって、新薬を投与したため人が亡くなった
  • その罪悪感に耐え切れず、自ら自宅で首を吊って死ぬ
  • 残した遺書に今回の医療ミスのことが書いてあった

優しいがゆえに断れず上の言うことを聞き、新薬の投与をしていたようです。その責任を押し付けられ病院を解雇されます。その後に自ら命を絶ってしまいます。

遺書に病院側がやっていたことが記されており、それを各遺族たちに見せに行きます。そうして菜月主導で今回の計画が立てられました。

菜月は「大切な人の命が理不尽に奪われたのを、なかったことにしろというんですか?」と、やり方が間違っているという最上に向かって言います。その時最上は何も答えずにいました。

 

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新薬の問題

この新薬というものがどういうものなのか?具体的にセリフで説明はしてくれません。最後に院長と事務長が逮捕された記事が出てきて、その中でのみ説明されました。その記事の内容を引用します。

【新薬不正投与事件 証拠隠滅罪で中込院長ら起訴】

千葉地検は今月21日に、新薬の不正な過量投与を隠蔽していたとして、東房総医療センター(千葉県静浜市)の前院長=中込隆三被告を起訴した。また、中込被告と共に製薬会社から年間約300万円のキックバックを受け取っていたとして同病院の前事務長=出口義男被告を起訴した。同病院では前院長の中込被告らが2015年9月から今年3月までの間少なくとも約40人の重病患者に対して、新薬「ルピソジン」を使用禁止の条件に反して不正な投与を行っていた。
事件が発覚したのは3月8日、武装した犯人グループが同病院に立て籠もった事で、この不正投与が明らかとなった。犯人グループの一人、佐久間耕作が房総刑務所を脱走し、新薬の副作用で急性肝不全となった息子を自身の肝臓で移植して救い出そうと犯行に及んだ事が取り調べで分かった。
ルピソジンは海外でも、死亡例が報告され、厚労省は2016年9月から集中治療室(ICU)で人工呼吸中の患者への使用を禁じ、また使用する場合においても適度な量を記し通達を製薬会社に出した。各製薬会社は薬剤の添付文書で、この条件での使用は「禁忌」と明示している。

  • 半年に渡り40人の重病患者に投与してた
  • 新薬の名前は「ルピソジン」
  • 海外でも死亡例がある薬
  • ICUで人工呼吸中の患者へ使用は禁止
  • 厚労省から使用する際の適量を指示されている

ということがこの記事から分かります。40人中何人がどんなことになってしまったのか?それについては触れられていません。ただ、今回立てこもった人たちに関しては、因果関係は確かなのだと思います。

個別に訴訟するのか集団訴訟するのか、今後亡くなった人や後遺症が残った人たちに対し、何らかの賠償があることを願います。

 

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最上がやった手術

今回も様々な制限がある中で、最上の腕が発揮されます。中でも肝臓移植をする前にやる佐久間の手術が、人体でそんなことが可能なのかと思うような凄い手術でした。順を追って見ていきます。

佐久間の銃創を治療

呼び出された先で、医療器具も限られた状況で治療します。弾丸を摘出し応急処置を施しました。

菜月に指示

村岡が肺に穴が開いてしまう怪我を負い、救急車が到着するまで適切な処置をする必要がありました。

電話で傷口から手を入れて、直接肺を握り穴を塞ぐよう指示します。

村岡の手術

手術室から追い出されたせいで、村岡の手術は途中のままです。このまま放置しておいたら死んでしまうといい、30分以内で手術をするよう言われます。

短い時間であっても肺の一部を摘出するのではなく、どちらも残した状態で手間のかかる手術をします。

 

みんなにできないと言われても「やるしかないんです」と言ってやります。その手つきはとても早く、そばにいた関が「速い…」というとこまでセットです。

佐久間の手術

肝臓移植をしようにも、佐久間は十二指腸、膵頭、門脈と損傷していました。

このまま肝臓を摘出したら佐久間の命が持たない、そこで最上は佐久間の手術も行います。

その内容が凄まじく、ドラマ内では図で説明してくれるので分かりやすいのですが、記述しますと…

  1. 脾臓からの出血を抑える
  2. 膵頭、十二指腸とその裏にある門脈まで同時に切り取る
  3. 首の静脈の一部を採取
  4. 損傷した門脈と繋げる
  5. 門脈を再建し肝移植をする

といった内容です。傷付いた門脈を首から取った静脈で繋ぎ、膵頭と十二指腸をまた戻すということです。これが機械とかなら、何となく想像もつきますが人体で可能なのか?

そばにいた関は成功する可能性が低いといいますが、それでもこのまま殺すぐらいならやると最上は言います。

そうして手術を終えますが、心肺停止状態になります。

このままだと肝臓も血液がいかなくなり、移植ができなくなってしまいます。

関は健太だけでも救おう、肝臓を摘出するなら今しかないと言います。ですが、最上はガン無視して蘇生を続けます。

心配停止から10分経ち、みんなが諦めたその時、佐久間の心拍が奇跡的に再開します。そして、無事肝移植も終えます。

柚の手術

柚の病気は門脈圧亢進症という病で、門脈の血管に血栓ができ脾臓が肥大化してしまう病気なのですが、手術をするのを嫌がります。

それは、父親が手術をしたのに死んでしまったことや、母親があまり乗り気でないことなどがあってからです。

 

しかし、柚は菜月と出会い仲良くなっていくうちに心を徐々に開いていきます。菜月のために自ら誘拐されたふりをして、菜月の役に立ちたいと思うほどになります。

菜月は逮捕される前に柚に電話で言います。手術を受けて欲しいと、その言葉に柚も決意したのか手術を受けたようです。

その手術のシーン自体はないのですが、最上が手術をしたということになっています。柚は菜月を思ってか看護師になりたいと最後に言いました。

 

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佐久間が過去に起こした事件

そもそも佐久間がなぜ刑務所にいたのか?その理由はもちろん罪を犯したからですが、どんな内容の事件だったのかをまとめました。

  • チンピラ2人に車の運転かなんかで絡まれる
  • 車の扉を叩いたり同乗していた妻を脅すので佐久間が出て行く
  • 佐久間ぼっこぼこに殴られる
  • 見かねた妻が出て来る
  • 妻が襲われると佐久間が鉄パイプを手にする
  • チンピラをそれで殴って殺害してしまう

殺人の罪で服役していたことがわかります。

刑期は懲役3年で半年ほど刑務所に服役し、あと1年足らずで仮釈放になるところでした。しかし、息子の命が移植をしないと亡くなってしまうので、佐久間は脱獄してしまいます。

刑務所にいる人の臓器は提供できない、そのせいで脱獄します。妻はがんに冒され会うこともなく亡くなってしまいました。

殺人で懲役3年ということはないので、結構情状酌量されたのだとは思いますが、もう少しどうにかならなかったのか?刑務所にいる人物であっても、肉親に臓器を提供することはできないのか?なんとも歯がゆい話です。

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無限の樹形図

このドラマのテーマとなっている考え方です。無限に広がる木の枝のように命の繋がりを、主人公である最上命が表現したものです。どういった内容か?今回のセリフではこのように語ります。

人が死ぬのを見るのが辛いという菜月に、最上はこのように言います。

僕も辛いよ。それでも治さないといけない。僕たちが救っているのは目の前の患者さんだけじゃないから。治した患者さんの先にある未来の命、無限の樹形図の先にいる人たちも救っていることになる。

最後にナレーション的な入り方で最上はこういいます。

確かに人はいつか必ず死んでしまうけど、人の思いやりや優しさは受け継がれていく。
菜月さんが今までに救った子供たちも、その思いを受け継いで未来に伝えてくれる。
親から子へ、そのまた子供へ。命は無限に受け継がれるんだ。

このシーンの後、早速菜月と仲良くなった柚が看護師さんになりたいと、看護師である菜月の思いを受け継ぎます。

目の前にある命だけを救っているわけではない、その先の広がりまで見据えた命を救っている。深いです。

これは何も命に限った話だけでなく、最上も言うように思いやりや優しさも受け継がれると言います。

人には親切に、困った人がいたら助けてあげる。そういった思いやりも広がっていくということです。他人の幸せは自分の幸せにも繋がります。

当然、その逆もあって、人に恨まれるようなことをしたりすると、怨嗟が脈々と繋がっていくということになります。

他人の不幸は蜜の味かもしれませんが、最終的に自分が不幸になる可能性があるということです。

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ドラマスペシャル【最上の命医2019】のロケ地

『万引き家族』で一躍有名になった、千葉県いすみ市で基本的に撮影しています。いすみ鉄道なども出て来て、町のいろんなところで撮影しています。

東千葉メディカルセンター

東房総医療センターの外観です。

横山外科

神道医院の外観です。

椿公園

自転車で通っていたつり橋があります。

上総東駅

柚と菜月が電車に乗る駅です。

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ドラマスペシャル【最上の命医2019】のその他気になったこと

  • なぜか一緒にチョークを食べる最上
  • 「包み隠さず、分かるね?」と隠蔽を指示する院長
  • 崖から凄い勢いで落ちる村岡
  • 自ら手を出して拘束してもらう人質たち
  • 何か困ると出口をすぐ呼ぶ院長
  • そもそも病院は死ぬ場所と開き直る院長
  • こんな状況で自白を取っても証拠にならないと冷静な警官
  • 白目を剥く迫真の演技な佐久間
  • 新薬点滴され続ける院長を誰も心配しない
  • 関が隣で喚いてもガン無視な最上
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ドラマスペシャル【最上の命医2019】のまとめ

医療ドラマあるあるな天才外科医の手際の良さを、隣にいる助手が「速い」と説明してくれたり、心配停止のあの音から奇跡の復活という部分まで盛り込みます。

予定調和といえばそうなのですが、それが楽しみで見ている人が多いと思います。なので、今回の話も楽しく視聴できました。

佐久間の話はなんとも物悲しく、普通の仲良し家族がなぜこんなことになってしまうのか。絡んできた人物たちを恨みたくなる状況です。

また、他の被害者遺族の人たちもやり場のない憤りを感じて暴挙に出てしまいます。隠すにしたって無理があるような人数と状況を、何としても隠蔽しようとする残念な病院でした。

立てこもり事件が起きなかったら、なかったことにされていたか、もっと犠牲者が出るまで表沙汰にならなかったのかもしれません。恐ろしい話です。

子供が絡んでくるものだから、普通の医療ドラマ以上に感情が揺さぶられるドラマです。ずるいといえばずるいのですが、無限の樹形図の話の関係上、子供を救うことが全てに繋がります。

また連続ドラマでも見たいですが、スペシャルでも構わないので放送されるのを楽しみにしています。

今回のいいセリフ

それでも僕は見殺しより人殺しがいい。

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