3月14日に放送した【パレートの誤算】2話のネタバレ感想をまとめました。
前回燃えたアパートで発見された遺体は山川だったと判明します。山川とはどういう男だったのか?謎が少しずつ出てきました。
ドラマ【パレートの誤算】2話のあらすじ
アパートで発見された焼死体は、歯の治療痕から山川亨(和田正人)だと判明した。警察が福祉課にやってきて、一人ずつ聞き込みがしたいと言ってくる。根掘り葉掘り聞いてくる警察に不信感を抱いた牧野聡美(橋本愛)は、聞くだけじゃなくなぜ殺人だと思うのか教えるべきだと主張する。
若林永一郎(北村有起哉)は聡美に現時点で分かっている現場の状況を説明する。山川は誰かに殺された後、火をつけられていた。恨まれるような心当たりもないし、山川のプライベートについて何も知らないと聡美は答える。
アパートを焼け出された人のところを小野寺淳一(増田貴久)と一緒に回る聡美、住人の人から山川のことなら安西佳子(松本まりか)がよく知っているという情報を聞いて聡美たちは向かう。
ドラマ【パレートの誤算】2話のネタバレ
- アパートで発見された焼死体が、歯の治療痕から山川だと判明する
- 司法解剖した結果、放火殺人の可能性があると福祉課に若林たちがやってくる
- 一人一人職員に聞き込みを始める若林、聡美はなぜ殺人だと思うのか教えるべきだと主張する
- 空き部屋で死んだ山川に灯油の成分が検出され、頭蓋骨が陥没していたという
- 山川は何者かに殺害された後、灯油をかけられて燃やされたということだった
- アパートの住人で金田良太という人物だけあの火事の後、連絡がつかないという
- 金田は兄の同級生で野球部員だった。高2の夏までちゃんとしていたが、両親の離婚後おかしくなったという
- 聡美はかつて町で男たちに絡まれた際、金田が助けに来てくれたことを思い出していた
- 金田は鉄パイプで何度も男を殴っていたことを思い出し、山川も殺したのかもしれないと考える
- 福祉課に住所不定の相談者がやってくるが、倉田が追い返してしまう
- 外回りに行けと言われ、焼け出されたアパートの住人のところを小野寺と一緒に聡美は回る
- 金が無いという利用者に聡美はポケットマネーを渡してしまう
- すると山川のことなら安西がよく知っているはずだという情報を得た
- 小野寺は誰のためにもならないし、悪い前例を作ったと言って聡美に注意する
- 山川のことも深く聞かないほうがいいと言い、受給者の言うことは信じないようにと念を押される
- 安西のところに行ってみるが不在だった。帰り際、早苗の息子である智樹が子どもたちにイジメられていた
- 小野寺は止めに入り、何かあったら連絡してくるよう名刺を渡す
- 小野寺は自分の過去を話し始め、利用者たちへの厳しい思いを語る
- かつて山川とやりあったことなども話し、精神論だと今思い出してもムカついていた
- そんな小野寺だが、子どもと接する姿は山川のようだったと聡美は告げる
- 聡美がコロッケを買っているところに若林がやってきて、山川の話をし始める
- 山川の金周りが良かったことなどを話し、何か知らないかと聡美に聞くが聡美は何も知らない
- 一人で課に戻り山川の残した伝言メッセージを聞く聡美。温かい言葉に涙を流した
- 小野寺に山川のことを聞きに安西のところへ行こうと誘う
- 今回は安西が在宅していたため、聞きたいことがあると聡美は切り出した
ドラマ【パレートの誤算】2話の感想
遺体が山川だと判明します。しかし、誰に聞いてもいい人だしプライベートのことは知らないと口を揃えてみな言います。そんな山川の秘密めいたことが今回少し分かります。それは、高級腕時計をいくつも所持していたということです。山川の裏の顔、それが少しずつ暴かれていきそうです。
今回、金田という聡美の兄の同級生が少し登場します。さわやかな高校球児が見るからに怖そうな人物へと変貌するのを、那須雄登さんが魅せてくれました。聡美に絡む男たちをボッコボコにします。過剰防衛ではないのかというぐらい、鉄パイプで何度も殴るシーンは狂気染みていて良かったです。
山川のことだけでなく、小野寺の過去についても少し掘り下げられました。なぜ、彼が生活保護者たちに厳しいのか、その理由が少し分かります。
利用者にただ同情をするだけの聡美もどうかと思いますが、利用を妨害するために嘘をついて追い返す倉田はとんでもない男です。何の知恵もなく生活保護を利用しに行こうとすると、こういった人物に追い返されてしまうという現実も思い知らされます。
ドラマ【パレートの誤算】2話の登場人物まとめ
今回新たに登場人物のことで分かったことをまとめました。
- 山川亨(和田正人)
- 死因は頭を何かで殴られた
- その後、空き室で灯油をかけられて燃やされた
- 安西佳子の家に訪問すると2時間はいた
- 普段していた時計は112万円
- 自宅にある腕時計は1千万分ぐらい
- 北町に一人で行っていたのはそのほうが都合が良かったからか?
- 過去に自立支援した人が死んでしまったことを後悔していた
- 小野寺淳一(増田貴久)
- 子どものころサッカーチームにいた
- プロサッカー選手になりたかった
- 中学の時、父親が事業失敗して首を吊った
- 母は昼夜問わず働き続けたが生活保護は恥ずかしいのでもらわなかった
- サッカーをしている余裕がなくなりバイトに明け暮れた
- 金田良太(那須雄登)
- 兄と同級生の野球部員だった
- 高校の時は女子にも大人気
- 高2の夏までは真面目で頭も良かった
- 両親の離婚後生活が一変する
- ヤクザの下っ端になったという噂
- 燃えたアパートに住んでいた
- 過去に聡美が絡まれたところを助けた
その他の登場人物
- 牧野亮輔(塩顕治)
聡美の兄で、金田の同級生 - 五代智樹(大藤瑛史)
五代早苗の息子
子どもたちにいじめられている - 岩塚武(有薗芳記)
生活保護申請に来るが、住所不定で倉田に追い返される - 徳田眞(河野洋一郎)
中村アパートの住人 - 市政オンブズマン岡田(田村たがめ)
小野寺のやり方を注意しに来る - 加藤和男(岡田正)
山川が就職支援するが2ヶ月後に死亡
ドラマ【パレートの誤算】2話のまとめ
焼死体が山川だと判明し、物語が不穏な方向へ動き始めます。なぜ山川は高級腕時計をしていたのか?金回りの怪しさがクローズアップされます。
新たに登場した金田という男は一体何者なのか?山川が親しくしていたという安西とはどういう人物なのか?など、新たな謎が出て来ます。いずれにしてもあまりいい話にはなりそうもありません。もっと混沌として命に危険が及びそうな闇を感じます。
小野寺にしろ金田にしろ、片親になった途端、生活が困窮し大変な状況に陥ったという過去があります。そういう人のために生活保護はありそうなもんですが、小野寺の母は“恥ずかしいから”という理由で利用しなかったそうです。なんとも物悲しい話です。
次回は3月21日22時から放送予定です。