【滅相も無い】6話のネタバレと感想|死んでも恨み続ける男

2024春ドラマ
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【滅相もない】6話のネタバレと感想をまとめています。

今回話をするのは起業家の男性。子供の頃から妬まれて不遇な扱いを受けてきたため、会社に就職するより自ら起業することに。そうして立ち上げたSNS運用コンサルの仕事で、大きなプロジェクトに挑戦するが……。

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【滅相も無い】6話のあらすじ

子供の頃から妬まれ、そのせいで不遇な扱いを受けた真吾(平原テツ)は、大学卒業後、起業することを志す。実は数年サラリーマンをしたが、誰かに妬まれるのが嫌だった真吾は、起業する方向へ舵を切った。

最初は何をやってもうまくいかず、知り合いの起業家たちが次々メディアに露出するようになり焦る。しかし、出品代行のサービスが徐々に軌道に乗り、次はSNS運用コンサルを始めた。

それもうまく行き、ついには大手ホテルの案件を、広告代理店を破って勝ち取る。しかしホテルの担当者とうまくいかず……。

←5話7話→

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6話のプロローグ

すべては、「穴から帰ってきた」という男のアカウントから始まった。この男が語る向こう側の世界は、なんと200年後の未来に繋がっているというもので、しかもそれは地球ではなかった。

彼が描写する向こう側の世界は、煌々として輝きに満ちた星だった。驚くべきことに、その輝きは目で感じるものではなかったという。五感で感じる輝きであり、目を瞑っていてもまぶしさを感じるほどだった。

この輝きの中にいると、自然と楽しい気分になったという。そして、もうすでに多くの人がその光の中にいると彼は主張した。しかし、地球とは電波が通じておらず、連絡を取ることはできないのだという。

「帰ってきた」という一言が多くの根拠のない憶測を生み出した。男が「穴の向こう側」と称してアップした写真に解説を付け加え、信憑性を高めようとする別のアカウントも多数現れた。

しかし、この男の嘘がバレるまで1ヶ月もかからなかった。いまだに穴から帰って来た人物は誰一人いない。

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【滅相も無い】6話のネタバレ

それぞれの悩み

12月1日金曜日。岡本(窪田正孝)は5人の記録を取ったところで、祖母との関係を思い出していた。彼は人生のどの部分を記録するべきか悩んでいた。穴へと続く人生にふさわしい部分は何なのか、岡本の中で答えが見つからなかったのである。

彼の悩みの根源は、5人分の切り貼りされた自分史を通して、はっきりと認識できるほどに大きく育っていた。この悩みは、岡本の最終的な決断に大きな影響を与え得るが、それは後のことである

この時の菅谷(染谷将太)には、穴に入らないという選択肢が頭にあった。入る順番について考えた後、予定通りに入るとなれば、1番目は川端(中川大志)であり、菅谷は2番目に入ることになるく。菅谷はこのグループの中で自分だけが穴に入らないことを恐れていた。入るか入らないかは自由であるが、菅谷は自意識によって自らを縛り付けていた

真吾(平原テツ)が自分の人生を話し始める。小学校5年生の時に、短い期間だが無視されていたことがあった。発端はサッカーをしている同級生の崇之が、後から通った自分のことが気に食わなかったらしいということだった。

話を聞いた川端は、真吾に親近感を抱いていた。スポーツでの立ち位置に関することである。川端も真吾同様に嫉妬に悩まされた経験があった。フェアでない多くのことに悩まされてきたが、決して怒ることはなかった。しかし、川端は真吾と正反対であることを後に知ることとなる

嫉妬

真吾はサッカーを始めるまでは学校でおとなしい性格だった。しかし、サッカーを始めてからは徐々にクラスの中で会話に交じるようになった。真吾は崇之よりもサッカーがうまかった。崇之はそれが気に入らず、真吾にクイズを出して答えられないと、「真吾は知ったかぶりだから無視しよう」と言い続けた。当初は誰も相手にしなかったが、崇之の徹底した無視ぶりに、クラスメイトも次第にならうようになった

ある日、真吾はクラスではあまり目立たないが、バスケットが上手な晶に話しかけてみた。カードゲームをきっかけに、真吾と晶は仲良くなった。晶から崇之との仲が悪い理由を尋ねられると、真吾は「チームでは自分は怒られないが、あいつは怒られる。チームだと逆にあいつはおとなしい」と話した。

真吾と晶の関係が4ヶ月ほど続くと、今度は今まで真吾を無視してきたクラスメイトたちが、真吾と話すようになった。真吾はそれを受け入れた。そして、崇之はいつの間にか学校に来なくなっていた。親から聞いた話では、崇之は親と一緒に借金取りから逃げたらしい。それが分かった時、真吾は嬉しかったが、嬉しいと言ってはいけないと思った。

成功と挫折

大学を卒業した真吾は、日本や海外を旅しながら自分で稼ぐ方法を模索していた。大学を出て一度は就職したが、3年間働いてみてつまらなかった。会社に勤めて人の嫉妬の中で生きていくことは、真吾自身には向いていないのではないかと考えていた

彼はいろいろなことに手を出した。プログラミングや起業に挑戦し、新しいサービスやアプリを考えて作ったが、どれも全然はやらなかった。知り合いの起業家たちがどんどんメディアに出ているのを見て焦ったが、自分で作る新しいものはすべて失敗だった

そんな中でうまくいったのが、ネットへの代理出品ビジネスだった。半年続けると少しお金もたまった。そこで真吾は新しいビジネスとして、SNSの運用コンサルを始めた。この運用コンサルもまたうまくいき、真吾が運用した宿泊施設は若い人々が入れ代わり立ち代わり訪れ、瞬く間に人気の宿となった。

その後、いくつかの民宿やホテルをプロデュースすることになり、ビジネスも軌道に乗り、仲間も増えていった。さらに、知り合った近藤と組み、大手ホテルのプレゼンで広告代理店に勝利した。この成功は真吾にとって大きな自信となった。

話を聞いていた松岡(上白石萌歌)は「広告代理店」という言葉に反応していた。これまでにこの単語を背負う人間に、どれほど振り回されてきたかを瞬間的に思い出し、とっさに話を聞くことをやめたのである

ホテルの広報部長で担当者の佐藤は、上から目線で接してきた。だめだったらすぐに切ると圧力をかけてきたのだ。真吾が動画撮影をしていると、佐藤は横槍を入れてきた。いちゃもんをつけたかと思えば、「俺さ、俺の言うこと聞けるやつが欲しいから」とマウントを取ってきた。

真吾は動画の編集をしている最中に苛立ち、一人でキレてしまう。そして、完成した動画を佐藤に見せると、「うん、やっぱりだめだな。これは出せない。うちの客層にふさわしくない」と却下された。結局、真吾の動画は契約期間中に一本も出ることなく、契約は終わってしまった

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【滅相も無い】6話の結末

それから半年後、真吾のもとにある電話がかかってきた。近藤からの電話で、広報部長の佐藤が脳梗塞で亡くなったという。近藤は葬式に出席するかどうかを尋ねたが、真吾は「さすがに行かないわ。あんだけパワハラ受けて」と渋った。しかし近藤が「でも死んだんだし」と言うと真吾は「えっ、死んで何?俺がされたことはゼロになんないでしょ?別に今でも悪口言えるけど俺」と言い返した

近藤が「小さいこと言うなよ」と諭すと、真吾はさらに苛立ちを露わにした。「死んだからなんなの?って話。死んだらなんも言えないぐらい偉くなんの?って話じゃない」とキレ気味に話した。近藤は理解を示しつつも、「気持ちはわかるけど、それってやっぱ小さくない?」と呆れた。

真吾は自分の気持ちをみんなに語った。「自分だって、恨みを持たずに生きていけたらいいなと思ってますけど…。そういう人っているなとも思うし。別に死んだから許せるかどうかって、別じゃないですか」と言った。これに対し、菅谷も同意した。「『小さい』みたいに、まるでこちらの度量の問題みたいに言われても。なんか…ずるくないっすか?それ。思いますよね」と言った。

真吾は最後に「愚痴になったけど、でも、そういう感じです。そういうのがなくなるといいなって思って」と語った。

12月19日火曜日。真吾は穴に入る前に、最後のSNSを更新した。そこに書かれていたのは、穴に入るということ。そして、もし自分を恨んでいる人がいれば、会って話してみたいという内容だった。

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【滅相も無い】6話のまとめと感想

常に人に妬まれ続けてきたと思っていた男が、恨みを抱いたまま穴に入ったという話でした。

真吾の口から語られる内容なので、本当はどうだったのかは分かりません。彼が言うには子供の頃から妬まれ続け、それがわずらわしいので就職ではなく起業したということです。そして担当者にパワハラを受けたと言います。

もし本当は真吾の思い過ごしか、実は真吾に問題があったとしたら?途端に“小さい”人の話に変わってしまいます。

真吾は自分に嫌がらせをした相手が、いなくなると内心喜びます。これ自体は分からなくもありませんが、問題は自分は誰にも恨まれていないと思っているところです。真吾が佐藤や崇之を恨んだように、きっと誰かも真吾を恨んでいます。

ここに来てそれぞれの話を聞いた人たちの、感想みたいなのが語られ始めました。穴に入る人、入らない人の割合は、今のところ6人中2人入っていません。人を呪わば穴二つ、誰かを呪う人が穴に入るのか?今回の話はそんな風に思える話でした。

【滅相も無い】6話のいいセリフ

死んだからなんなの?って話。死んだらなんも言えないぐらい偉くなんの?って話じゃない。

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