緊急取調室3 6話感想 子供のためは大体自分のため

緊急取調室 2019春ドラマ
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冒頭からうさぎの着ぐるみが暗い中に出てきてビックリしました。話の流れとしては、以前もこんな話あったなと思い出す回でした。そして今シーズンは女性対象者ばかりで、さすがにそろそろ男性対象者の話も見たいです。

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緊急取調室概要

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毎週木曜日21時からテレビ朝日系列で放送されています。
取調室で言葉を武器に、容疑者と一対一の駆け引きを繰り広げるドラマとなっています。

キャスト&スタッフ

  • 真壁有希子(天海祐希)
  • 梶山勝利(田中哲司)
  • 渡辺鉄次(速水もこみち)
  • 監物大二郎(鈴木浩介)
  • 磐城和久(大倉孝二)
  • 玉垣松夫(塚地武雅)
  • 菱本進(でんでん)
  • 小石川春夫(小日向文世)
  • かやの(中村静香)
  • しんじ(生島勇輝)
  • 【脚本】 井上 由美子ほか
  • 【演出】 常廣 丈太・本橋 圭太ほか
  • 【主題歌】「Prime Numbers」家入レオ(ビクターエンタテインメント)

6話ゲスト

  • 柴田七海(倉科カナ)
  • 西崎明日香(土居志央梨)
  • 西崎康弘(向田翼)
  • 西崎凛(落井実結子)
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あらすじ

ある夜、4歳の保育園児・西崎凛(落井実結子)が自宅から誘拐された! 母親・西崎明日香(土居志央梨)が30分の外出から帰ると、娘の姿がなかったばかりか、階段から転落したと思われる夫・康弘(向田翼)の死体を発見したという。しかも、捜査協力を命じられた真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」は、近所の人から提供されたスマホ映像を見て愕然とする。そこには、ウサギの着ぐるみをまとった不審者が、凛を抱きかかえて歩く姿が映っていたのだ!

さらに捜査の結果、明日香が本当は2時間外出していたことも判明する。

まもなく、交番前にひとりでいる凛を警察官が発見し、身柄を保護。まだ幼い凛からは決定打となるような証言が得られない中、疑惑の目は嘘の証言をした明日香に注がれる。ところがそこへ、もうひとり怪しい人物が浮かび上がる! 事件現場から、凛の担任保育士・柴田七海(倉科カナ)の指紋が検出されたのだ。キントリ・チームは2人を重要参考人として呼び出し、事情聴取することに…。すると七海は、明日香が不倫相手に会うため凛を保育園に預けていたと証言。母親失格だと厳しく非難し…!

そんな中、キントリ・チームはさまざまな情報をもとに、七海に対する嫌疑を深めていくことに…。やがて、ついに七海が自供! しかし、有希子は七海が嘘をつき、頑なに何かを隠そうとしているような気がしてならず…。

公式HPから引用
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ネタバレ


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殺人犯

西崎凛(落井実結子)

動機

父親と一緒に遊ぼうと思って、保育園で他の子がやっていたのを思い出しそろばんをドアのそばに置く。なかなか来ない父親に待ちくたびれて眠ってしまうと、忘れたころにやってきた父親がそろばんを踏んで滑って転がる。その際、頭の打ち所が悪く死んでしまう。

誘拐犯

柴田七海(倉科カナ)

動機

西崎家に行った時、既に父親が死んでいるのを発見した。そのそばには壊れたそろばんがあり、一目で凛がやったとわかった。子供が殺人をしたと思わせたくないため、別の印象を植え付けるため着ぐるみを着て外に連れ出した。

逮捕の道筋

捜査をしていくうちにわかったこととして、着ぐるみの購入者として七海が浮かび上がる。それを突きつけると殺害の自白を始めるが、有希子は引っかかりを覚えていた。そこで凛の家に行った時、そろばんの破片と床に残った傷を見て推理する。そして七海にそのことを追求し、あくまでかばい続ける七海を証拠を元に落とす。


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感想

七海のような正論を盾に、正義という名の剣を振りかざす人には、どうにも自分は共感できません。とどのつまり“エゴ”だろとどうしても思ってしまいます。厄介なタイプの人間です、本人は正しいことをしていると思っているので。人は人、過ちを犯すこともあると思いたいものです。

七海は正しかったのか?

過去に乳児を死なせたことのある七海は、良くも悪くも熱血保育士です。保護者の家を訪問したり、保護者の浮気相手のところまで行ったりします。園長先生は預かるだけでいいというのに、保護者とぶつかるぐらい熱心な保育士だったそうです。

そんな七海は行動の基準は全て“子供のため”となります。浮気をしていて子供を家にほったらかしている母親について、“子供のため”に怒ります。そしてその浮気相手にまで会いに行き、“子供のため”にやめてもらうよう注意します。
文字面だけ見るととても面倒見のいい保育士さんに見えます。確かに浮気をして子供を放置している母親は悪いです、擁護しようとも思いません。しかし、七海の“子供のため”という大義名分は果たして本当に子供のためなのでしょうか?

結論からいいますと、これは“自分のため”です。要するにエゴです。自分の思うように改めさせたい、自分の思うように子育てをして欲しい。割と正しいことを主張するので、本人は無自覚で厄介です。自分に厳しく、他人にも厳しいタイプの人です。
人それぞれに事情があり、全てを完璧に死ぬまでこなせる人などいません。そんな七海だって過去に乳児を死なせてます。それゆえ、余計に二度と過ちを犯さないよう、いっそう厳しくなってしまうのですが。

七海がしたことは、自分は共感できませんでした。罪は犯した人が償う、それ以外では償えません。償わずに過ごすことが本人のため、そんなことを思う七海は犯さずともいい罪を犯し、自分が去ることで施設に残された子供たちのことを考えていませんでした。

“あなたのため”とか“子供のため”とかいわゆる“~のため”系は、大体“自分のため”です。

女性対象者ばかり?

今シーズンのキントリはさすがに女性に偏り過ぎです。食傷気味になってきたので、改めて全話調べました。第1第2シーズンはタイトルに男女のどちらか入るので、“~男”なら男性、“~女”なら女性で数えています。第3シーズンはタイトルに性別が入らないので、ゲストの最初に書かれる人が男性か女性かで振り分けています。

第1シーズン(全9話)

  • 男性:5回
  • 女性:4回

第2シーズン(全9話)

  • 男性:4回
  • 女性:4回
  • 男女両方:1回

(3話「オウムを飼う二人」は男女両方。4話「ふたりの愛」の愛は人の名前なので女性で数えてます)

スペシャル

  • 男性:0回
  • 女性:1回

第3シーズン(全?話)

  • 男性:0回
  • 女性:6回

一目瞭然だと思いますが、今シーズンは男性がいません。確かに有希子が女性なので、女性の回は面白いことが多かったです。しかしここまで女性に偏ると、正直飽きてきます。

意図的に女性を多くしているのだと思いますが、もう少し男性を入れて欲しいです。しかし、次週も女性です。

その他気になったこと

  • カメラ小僧と呼ばれる玉ちゃん
  • うさっち階段一段ずづ降りる
  • 子供に絡まれまくる玉ちゃん
  • 「面白くなってきたじゃない」と言う玉ちゃん
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まとめ

冒頭でも書きましたが、この話はシーズン1にあった安達祐実さんの回と似ています。といいますか、今シーズンは女性の対象者しか出てこないのか?キントリは女性対象者の回のほうが事実面白かったのですが、それは男性対象者と比べてということであり、女性しか出て来ないとなるとまた話は別です。もう少しバランスを取って男性対象者の話も増やして欲しいです。

今回のテープラベル

「優しい嘘」

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