【刑事7人シーズン5】最終回10話ネタバレ感想|沙村が登場し専従班の今後はどうなる?

刑事7人 2019夏ドラマ
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【刑事7人シーズン5】の最終回は久し振りに沙村が登場しました。環の父の死にも関わる事件が発生し、専従班が早速捜査しようとします。しかし、捜査会議に現れた沙村は専従班を捜査から外すと言います。さらに天樹の身にも危険が迫り…

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【刑事7人シーズン5】最終回10話のあらすじ

 廃工場で腹部を刺された男の遺体が見つかり、専従捜査班の天樹悠(東山紀之)と海老沢芳樹(田辺誠一)が現場に急行する。先に着いていた青山新(塚本高史)は、被害者の岡崎誠(井上康)が数字の羅列が書かれた紙片を握りしめて事切れていたという。さらに天樹は、岡崎のポケットから『外交官水田純平』と書かれた名刺を発見する。
 捜査会議が始まる前、部屋に入ってきて上座に着いた幹部の姿に天樹らは衝撃を受ける。かつての仲間・沙村康介(髙嶋政宏)だったのだ! しかも管理官という立場で、この捜査の指揮を取るという。さらに、あろうことか「この事件から専従捜査班を外す!」と宣言。片桐正敏(吉田鋼太郎)は反論するが、一蹴されてしまう。
 一方、会議で配られた資料を見て黙り込んだ水田環(倉科カナ)の様子が気になった天樹は、環を誘って飲みに行くことに。環は、資料に載っていた名刺が父・純平(河相我聞)のものであること、外交官の父が17年前に赴任先のインドネシアから帰国した日に転落死したこと、実家で見つけた写真に岡崎が写っていたことを告げる。
 専従捜査班の締め出しが続く中、岡崎の前職はコーディネーターで、インドネシアで会社を経営していたことがわかる。岡崎の死と17年前の純平の死には関連があると踏んだ専従捜査班が、純平について調べようとデータベースにアクセスすると、「特S案件」でアクセス不可…。
 また、純平の元上司で外務審議官の山口敏也(橋本じゅん)に聞き込みをした結果、外務省に「17年前の外交機密費に不正流用の疑いあり」という怪文書が届いたことも判明し、事態は混迷を極める。
 ――特S案件、外交機密費の不正流用、専従捜査班の締め出し、そして大きな壁となって立ちはだかる沙村…。この事件には、何か裏があるのではないかと考えた片桐は、沙村の圧力を無視し、捜査を続行すると宣言する。
 そんな中、17年前、岡崎の口座に10億円もの大金が入金されていたことがわかり、純平が外交機密費を横領し、岡崎に流したのではないかという疑惑が生じる。
 万が一、純平が横領していたら環の警察人生は終わる…。そうでないことを願いつつ、専従捜査班が奔走する中、天樹に魔の手が忍び寄り……!

公式HPより
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【刑事7人シーズン5】最終回10話のネタバレ

岡崎誠殺害犯

佐伯健吾

動機

16年前に機密費横領の手伝いをした岡崎だったが、金が尽き始めて佐伯を恐喝し外務省に怪文書を送る。佐伯は山口から指示をされて岡崎を殺害した。そして、水田純平の名刺と出納帳の切れ端を現場に残し、過去の横領事件を水田に全てかぶせようと工作した。

水田純平殺害犯

佐伯健吾・山口敏也

動機

機密費の横領を水田純平は気付き、その罪を暴こうとした。バレたら困る山口は佐伯と共謀して水田純平を殺害。自殺に見せかけるように落下させ、手には出納帳の切れ端を持たせ横領の罪をかぶせようとした。

事件解決の道筋

水田純平は環にぬいぐるみを送っていた。そのぬいぐるみの中に山口のIDで作成された、機密費の改ざんデータが入ったフロッピーディスクが入っていた。

山口の所持する複数の口座を専従班でしらみつぶしに調べ、16年前に総額10億円以上の入金があったことを確認する。そこから山口と岡崎に金が渡り、岡崎から恵子へと金が流れていたことがわかった。

それを証拠に山口を連行し環が取調べをすると、全面自供をし容疑を認めた。

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【刑事7人シーズン5】最終回10話の感想

久し振りに見た沙村は感じ悪いなと思いましたが、最後はどんでん返しなオチでいつもの沙村でした。今シーズンの最終回は全てスッキリして終わって良かったです。先週のぼんやりした話の後だからか、オチも面白く感じました。

環の父の死の真相と今回の事件が繋がり、その全ては16年前にあった不正でした。不正は外務省のみならず、警視庁も見て見ぬふりをしたというその2つの日和見が、今回で全て正されるという感じです。

基本的に天樹の時間旅行で大体解決するのですが、今回は事件の解決のために、それぞれの正義や刑事とは何か?といったことを考えます。拓海は新人なのでビビりますが、海老沢が語るシーンや片桐が語るシーンは格好良かったです。

また、天樹が刺された報告を受け、専従班のみんなのセリフをあえて消し、セミの鳴き声だけの演出もドラマチックに盛り上げます。

今回は起きた事件と16年前の事件の内容、専従班+沙村の語る刑事や正義についてまとめました。

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今回の事件概要

倉庫で刺殺体が発見され、その手には何かの切れ端のようなものが握られてました。さらに所持品を調べると環の父である水田純平の名刺が見つかります。なぜ遺体はそんなものを持っていたのか?そんな謎から始まります。

  • 江東区倉庫内男性殺人事件
  • 被害者:岡崎誠(52歳)
  • 職業:無職
  • 発生時刻:令和元年9月12日(木)午前7時10分頃
  • 死因:腹部を刺されて失血死
  • 死亡推定時刻:午前0時から2時の間

この男性を調べてみると、環の父との関係性が浮かび上がります。

  • 海外コーディネーター 岡崎誠
  • 1999年から2003年までインドネシアで個人会社を経営。
  • 帰国後、会社をたたみ、2004年から日雇いで労働していた。

環の父もインドネシアに仕事でいました。そのインドネシア時代に関係のあった人物だということがわかります。この人物と死ぬ直前に連絡を取っていた人物が2人出てきます。

フリースクールを運営している佐伯健吾と、スナックをやっている沖野恵子という人物です。恵子は当初、岡崎とは4~5年前に出会ったといいますが、環の家にあった写真を調べてみたところ、16年前にインドネシアにいたことがわかります。

そこで恵子と岡崎の口座を調べた結果、岡崎から恵子に金が流れていたことがわかります。恵子を引っ張って聴取をし話を聞いていくと、岡崎は外交官に協力して外交機密費を横領したといいます。その外交官というのが水田純平だと恵子は証言します。

環の父が機密費の横領をしていたのか?そんな疑惑が出始めます。

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16年前の事件概要

16年前に起きた事件、といっても事故で処理されてしまう環の父親が死亡した事件はこんな感じでした。

  • 水田純平(当時40歳)
  • 職業:外務省要人外国訪問支援室長
  • 概要
    • 元外務省要人外国訪問支援室長。1981年(昭和56年)に外務省に入省し、国際法課長、東南アジア課長を経て、2002年(平成14年)に外務大臣官房総務課要人外国訪問支援室長に任命された。2003年(平成15年)8月8日に千葉県船橋市如月港で発生した死亡事案の死亡者である。事故当時、妻に自宅へ帰ると連絡を残していたが、何らかの理由で如月港に寄った模様。事件の線は薄いと見て、事故死として処理された。

この時、実は手に出納帳の切れ端を持って死んでいました。ですが、警察は関わらないほうがいいと思ったのか、そこには一切触れずに事故として処理します。事件に蓋をした結果、後になって今回の事件が発生します。沙村はそれを正すため、今回管理官を担当したようです。

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それぞれの正義

それぞれの正義を胸に専従班のメンバーは動いています。沙村は独自に行動した結果、永沢は死に山下は暴走したと言います。では、今のメンバーの正義はどんな感じなのか?番組内で少し語られます。

天樹

確かに、僕たちは警視庁という組織に守られています。しかし、事件解決に必要なのは、正攻法だけとは限りません。

海老沢

俺、娘が4人いてな。最近孫も生まれてな。俺、こいつら食わせるために定年まで頑張んなきゃいけねえんだ。だけど、うちの女たちはかなり男気が強くてな。保身のために正義を曲げたら、それこそこいつらに怒られちまう。

片桐

その片鱗っていうのもちっぽけなもんでしてね。言ってみれば米粒にも満たない小石です。ですが、その小石でも積み上げれば大きな濁流をせき止める事ができる。俺たちは、それを信じて駆けずり回ってるんです。それぞれの正義のために。それが警察官の矜持ってやつじゃないでしょうか?

青山

安心しろ。クビになる時は一緒だよ。

沙村

組織の一員は家族だ。だから、命がけで守る。ただ、それだけの事だ。

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【刑事7人シーズン5】最終回10話のその他気になったこと

  • 奥さん30歳くらい若返ったなと言って見せる愛人との密会写真
  • 煙草の火を手で握りつぶして消すのは熱そうな片桐
  • 環の父の部屋に入って断りも無くぬいぐるみを引き裂く天樹
  • 刺されたばかりなのに天樹は平気なのか?
  • 金は世界共通の信用の尺度
  • 青山よりも先に海老沢が被疑者を殴る
  • 沙村には天樹の傷が完治するまで療養させる権限がある
  • もう浮き輪をはめている片桐
  • スイカのビーチボールを持つ堂本
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【刑事7人シーズン5】最終回10話のロケ地

酒蔵あっけし

片桐が飲んでいた居酒屋。

三浦霊園

環の父が眠る墓地。

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【刑事7人シーズン5】最終回10話のまとめ

仲間を救うため捜査をしてみたら、仲間を苦しめる結果になってしまったという流れです。天樹は刺される必要があったのか?というか、天樹刺されても捜査続けていて大丈夫なのか?仲間思いな話なのに誰も止めません。

結果としてはもちろん勧善懲悪で終わり、専従班も特に解体されるという流れはありません。シーズンごとに班が変わったり課が変わったりしますが、しばらく専従班でいくのかもしれません。

シーズン通して見た感じだと、トンデモ話と面白い話が入り混じるので、回によってその格差が凄いです。話としては最終回は沙村が出てくるので、他の回と比べて面白みが加点されます。それ以外の回ですと、個人的には4話が面白かったです。

今回のいいセリフ

結局、最後は刑事らしさってやつがものを言うわけだ。

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