【科捜研の女21】9話のネタバレと感想|ザワつく2時間スペシャル

科捜研の女2022冬ドラマ

【科捜研の女シーズン21】9話「衝撃…マリコVS科捜研!!」のネタバレと感想をまとめています。

各地の科捜研の研修で殺人事件が発生!容疑者は全員科学捜査のプロの難解な事件を、マリコは各地の科捜研の力を借りて挑む!

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【科捜研の女21】9話のあらすじ

資料汚染防止研修のため和歌山の山中にある、警察病院に各地の科捜研研究員たちが集められた。京都府警からはマリコ(沢口靖子)宇佐美(風間トオル)が参加することになった。

集められた研究員たちで科捜研あるあるを話すが、マリコの発言に他の研究員たちはドン引きしていた。その後、雨による土砂崩れで科警研の講師が来られなくなってしまう。マリコたちは自分たちで実習を始めることになった。

しかし、遺体役をしていた大阪府警科捜研の牧英子(寒川綾奈)が、本当に脈がないことにマリコは気付く。和歌山県警に連絡をするが、土砂崩れで捜査員の派遣が遅れるという。

そこでマリコはリモートで県警と連絡を取り、現在の状況を説明する。マリコはすぐに検視をすべきと訴え、化学科講師の丸山紘一(長嶋一茂)もみんなで見張ることを条件に、検視をさせて欲しいと頼んでくれた。

渋々承諾されて検視をしたところ、頭に傷が見つかるが致命傷ではなかった。さらに遺体の解剖をしてみると、絞殺であることが判明する。だが、首には絞殺の痕はなくどうやって被害者は殺害されたのか不明だった。

容疑者はここにいる研究員たち全員、プロの犯行をマリコたちは暴くことができるのか?

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【科捜研の女21】9話のネタバレ

2時間スペシャルで放送された今回は、お笑い要素一切なしのちゃんとした科学捜査ミステリーです。犯罪捜査のプロが容疑者の殺人事件だけに、真相を見つけるまで困難が立ちはだかります。

しかし、研修で知り合った研究員たちの力を借りて、ようやく真相にたどりつきます。

事件関係者

  • 丸山紘一…長嶋一茂
    警察庁 科警研・化学課担当の講師
  • 椎名美幸…宮本真希
    奈良県警 科捜研 法医研究員
  • 堀日菜子…小島梨里杏
    兵庫県警 科捜研 化学研究員
  • 峰岸賢…松澤一之
    和歌山県警 捜査一課 刑事
  • 長谷川公子…大林素子
    京都府警 鑑識員
  • 若林修…西尾塁
    大阪府警 科捜研 化学研究員
  • 牧英子…寒川綾奈
    大阪府警 科捜研 法医研究員
  • 野津原大…粕谷吉洋
    和歌山県警 科捜研 法医研究員
  • 磯村あおい…我妻三輪子
    和歌山県警 科捜研 化学研究員
  • 本郷地隆…西村匡生
    強行犯担当の講師
  • 加藤達也…板倉チヒロ
    和歌山県警 捜査一課 刑事
  • 橋本海斗…大八木凱斗
    兵庫県警 科捜研 法医研究員
  • 宍戸健太…森乃阿久太
    奈良県警 科捜研 化学研究員
  • 白鳥淳子…高嶋ちさ子(写真のみ登場)
    法医課担当の講師
  • 宮前守…山崎一
    京都府警科捜研元所長。SPring-8の技官

事件概要

遺体役をしていた牧英子が亡くなった死因は、窒息死ですが首には絞められた痕もありません。マリコたちは検視と解剖をしたことで、ゆっくり時間をかけて窒息していく遷延性窒息死というのが死因だと分かりました。

頭に残った傷口から判明した凶器は妙な形をしたもので、施設内を探してみても分かりませんでした。

これらのことから牧は頭を殴られてから首を絞められたが、意識を回復して研修室にやってきたのではないかと推察します。

そこで、防犯カメラを確認してみると、牧がトイレに行った時に兵庫県警の堀日菜子と、奈良県警の椎名美幸の2人もトイレに行っていたことが分かります。

映像では先に椎名が出てきて、その後に日菜子が出てきます。そして一番最後に被害者が出てきました。さらに被害者の首に付着していた指紋が日菜子の指紋だと判明しました。

これにより、日菜子は容疑者となり警察に事情聴取を受けることになりました。

マリコは被害者の首に絞めた痕跡がないのに窒息死した理由を、絞められた箇所に注目して考えます。

それらは外傷ができない程度の力で圧迫しても気管が閉まり、窒息する可能性の高い箇所ばかりだったのです。つまり、犯人は法医学の知識がある人物ではないかと推理します。

やがて道が復旧し、日菜子を除く全員が解放されました。

捜査開始

戻って来たマリコは早速、他の科捜研に連絡して実習で採取した微物の鑑定結果を聞きます。被害者の遺体についていた日菜子の指紋は、ハンドクリームの成分と一緒に付着していました。

そこで、日菜子に連絡をすると事情聴取からちょうど解放されたところでした。検出されたクリームを使っているかをたずねますが、日菜子は使っていませんでした。

日菜子は取り調べを受けて思い出したことがあると言い、被害者がふらついていたのを見て介抱する際に触れてしまったのかもしれないと言います。

つまり、元々被害者の首にハンドクリームの成分が付着していたのではないかと。

そこで、被害者がクリームを使用していたか、同じ大阪府警科捜研の若林に話を聞きます。しかし、知らないという返答でした。

ハンドクリームを使用していた人物が犯人の可能性があり、マリコたちは手がかりを見つけました。

新たな事件発生

蒲原から鴨川で女性の遺体が発見されたと連絡が入り、所持品から兵庫県警科捜研の堀日菜子と思われると言います。

マリコが現場に臨場してみるとやはり日菜子で、死後2~3時間経過していました。周辺にあるゲソ痕から被害者は、橋から落ちた可能性がありました。

鑑識の報告では走っている痕跡があり、誰かに追われて落とされたのではないかと土門さんは推理します。しかし、被害者と争ったり追っている痕跡はありませんでした。

兵庫から京都に朝早く来て自殺するとも思えない、事故かと言われればそれも分からない状況です。

そもそも日菜子は何をしに京都に来たのか?兵庫県警の橋本が言うには、日菜子は宇佐美のことを褒めていたと言います。何か鑑定したいものがあって京都に来た可能性があります。

遺留品の中にちりぢりになった紙片があり、復元してみたところ宇佐美の名刺だと判明しました。やはり日菜子は宇佐美と鑑定したかったのではないかと考えられます。

解剖の結果、日菜子の死因は溺死ですが、経度の腎疾患を患っていたことが分かりました。さらに、右手の爪に皮膚片が挟まっていたのを発見しDNA解析に回します。

ある疑惑

殺された被害者の牧英子にある疑惑が浮上します。彼女がいる大阪府警では今、人を殺して逃げている違法薬物使用者の事件を扱っていました。

その事件現場の遺留毛髪を牧は、DNA鑑定中に汚染してしまったといいます。大阪府警が隠していたためニュースにはなっていませんでしたが、今日になって報告が上がってきました。

そのせいで、彼女は鑑定を外されて研修に参加させられたらしいです。しかし、それと日菜子が溺死した事件との関連性は分かりません。

日菜子は兵庫県の科捜研所属で、大阪府警の資料汚染問題とは無関係でした。

宮前元所長登場

血液の薬毒物鑑定では微量過ぎる成分があり、科捜研の機器では検出できません。そこでマリコはある考えが浮かびました。

それは、以前科捜研の所長だった宮前守に頼み、現在彼がいるSPring-8で鑑定を頼むということです。当然、宮前は断って嫌がりました。

そこで研修の時、大阪府警に超高速液体クロマトグラフ質量分析計があるという話を思い出し、大阪府警に鑑定依頼をすることにしました。

その後、日菜子が最後に話した相手が分かり、奈良科捜研の椎名美幸でした。彼女は宇佐美の携帯番号を知らないかと聞かれたが、知らないと答えたと証言します。

やはり日菜子は宇佐美に会いに来たのだとマリコたちは確信しました。しかし、所持品には鑑定に持って来たものが見当たりません

やがて日菜子の爪に挟まっていた皮膚片の鑑定結果が分かり、あのハンドクリームの成分が検出されます。被害者の爪から採取した皮膚片についていたということは、そのクリームは犯人のものだろうと推測しました。

研修の時に使用した使い捨て手袋を調べようと考え、土門さんが研修の病院に探しに行きます。

資料汚染か?

皮膚片のDNA解析の結果が出ますが、妙な結果となりました。それは、1ローカスに3本のピークが検出されていたのです。通常は1ローカスに1本か2本のピークが出るものが、3本というおかしな結果です。

もしかしたらキメラと呼ばれる、遺伝的に異なる複数の細胞が1人に存在している状態なのかもしれないと考えます。

ですが、キメラはあり得ないぐらい稀な現象なため、資料汚染を考えたほうが現実味があります。採取した亜美は自分が汚染してしまったのかもしれないと責任を感じて謝りました。

マリコは鑑定に使った機器によっては、紛らわしいピークが出ることもあると言います。資料汚染か機器の問題か、いずれにしてもはっきりしない今は証拠として使えない状況です。

残る証拠として研修で使われた手袋を頼りにしますが、土門さんが行ったころには既に処分されていました。

もう打つ手がない、諦めモードが漂ってきた時、マリコは研修で使用したガーゼや綿棒を鑑定してみてはどうかと提案します。

しかし、量があまりにも多いため、他の県警の科捜研にも協力を要請します。それと同時に資料汚染をしたかもしれない、あの皮膚片も鑑定してもらうことにしました。

現場検証

一方、手袋が捨てられていたことで戻ろうとする和歌山県警の人たちに、土門さんはここは事件現場だから調べようと言います。

マリコが特定した凶器をかたどったのを使い、施設内に同じ形のものはないか探し始めます。しかし見つかりません。

土門さんは研修の時に言われた「現場はどういう状況であったのか、それを推理しながら捜索する事」という言葉を思い出します。事件当時と同じ状況にすることを提案します。

事件当時は雨が強く振っていたため、防水シャッターが下りていました。そのシャッターに凶器の形状をあててみると合致したのです。

牧の頭に残っていた傷は、シャッターに頭を打ち付けられたために出来た傷でした。そこで土門さんはその周辺の指紋を採取する事にしました。

犯人特定

他県の科捜研から研修で使用した綿棒やガーゼからは、犯人のハンドクリームは検出されなかったと報告が入ります。大阪府警に頼んだ日菜子の血中にある微量成分の鑑定も空振りでした。

犯行現場の指紋照合を待つ間、1ローカスに3本のピークがあった謎が解明されます。他県にも同じ皮膚片を鑑定してもらった結果、京都府警と同じ結果を示したのです。これで、鑑定機器の問題ではなかったと判明しました。さらに資料汚染でもなかったと言います。

指紋の照合が終わると、該当者がデータベースにありました。その指紋はハンドクリームで付着していたことも分かりました。

そこへ風岡先生がやってきて、日菜子は低アルブミン状態だったと分かります。アルブミンは肝臓で作られるたんぱく質で、その値が低かった日菜子はやはり軽い腎疾患だったと証明されました。

日菜子を殺害した毒物、それは高濃度のカルシウム薬剤だったのです。本来血中からは出るはずのない薬ですが、日菜子は腎疾患だったため尿にカルシウムが出てしまう場合があったのです。

1度は断った宮前元所長がなぜかやってきます。倉橋経由でマリコの父に話が行き、専用のビームラインを貸してくれたと言います。そこで微量成分を鑑定した結果、高濃度カルシウム薬剤に使われる添加剤だと判明しました。

風岡先生は宮前元所長から連絡を受け、遺体の尿を調べた結果カルシウムが検出されたのです。そのことを大阪府警科捜研の若林に告げると、自分がやったという証拠はないと反論します。

証拠はそれだけではないとマリコはいい、皮膚片の話をします。資料汚染かと思われたあの皮膚片は実は、トリアレルという体細胞の変異によってDNAのSTR型の1ローカスに3本のピークが出るものだったのです。

キメラほどではないが珍しいものなため、マリコは若林にあなたのSTR型と照合させてくれと言いました。

そこに土門さんが現れて若林を捕らえ、あれだけ証拠が揃っていればDNAだけじゃなくハンドクリームも押収できると告げました。

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事件の真相

なぜ事件が起きたのか、全ては大阪府警で起きた資料汚染が始まりでした。牧が汚染したといわれていましたが実は若林が汚染してしまったのです。

牧はそれに気付いて研修の時に今日来る科警研の講師の人に検証してもらうと言います。それを止めようとする若林と防水シャッターの前で揉み合いになり、牧はシャッターに頭をぶつけてしまいました。

その時、若林はこのまま牧が目を覚まさなかったらいいのにと思い、ハンカチで牧の首を覆いながら窒息しそうな場所を圧迫しました。頭を打って意識が朦朧としている牧なら、防御創も残せないだろうと。しかし、牧はその場で亡くなることはなく、意識を取り戻しました。

若林はその後に日菜子とぶつかった時、首を圧迫するために使用したハンカチを落としてしまいます。それを日菜子は拾いました。

若林がハンカチを落としたことに気付いたのは、大阪府警に帰ってからのことでした。ハンドクリームのことをマリコたちから聞かれ、ハンカチにもついているかもしれないと思い出します。

その場にないハンカチを拾ったのはきっとあの時ぶつかった日菜子に違いない。そう思った若林は日菜子に電話をし、ハンカチを拾っていないかと聞きます。

その瞬間、日菜子は牧が窒息させられたのはトイレではなく、通用口の辺りだったのかと気付きます。そこから出て来たのは若林で遅れて牧がやってきたことを思い出します。

ハンカチを返してくれないかと若林が言うと日菜子は、ハンカチはなくしたと答えて電話を切りました。日菜子は牧の首に指紋が残ったのはハンドクリームが移ったものだと、若林から電話をもらう以前に京都府警の科捜研から聞いていました。

若林のハンカチにハンドクリームが付着している可能性が高い、そう察した日菜子は京都府警に向かいます。同時に若林もすぐに日菜子の元に向かうと、偶然神戸駅で見かけて後をつけていきました。

人目のないところで日菜子に声をかけると彼女は驚いて逃げ出します。若林は追いかけて高濃度カルシウム薬剤を注射したのです。

すぐにこん睡状態になると思ったためそれ以上は走って追いかけず、倒れたところで所持品を奪ってハンカチを回収しようと考えていました。しかし、彼女は橋から川に転落してしまい、若林は追いかけるわけに行かなくなります。

日菜子はハンカチを鑑識が使う保存袋に入れて持ってきていたため、鑑識員がこれから鑑定する資料だと勘違いして報告しませんでした。だから、何を鑑定してもらおうと持って来たのか分からなかったのです。

改めてハンカチを鑑定した結果、若林の指紋とハンドクリームが検出されました。

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ドラマの結末

資料汚染の怖さを思い知ったと語るマリコと土門さん、そこに丸山から電話がかかってきます。一緒に食事に行かないかと誘う丸山に対し、マリコは「お気持ちだけありがたく頂きます」と断ります。

丸山は気持ちだけでは自分の本当の気持ちが伝わらないので、ぜひと食い下がりました。しかしマリコは「丸山先生とのお仕事だけの関係を汚染させたくありませんから」と言ってやはり断りました。

誘われたのか?と聞く土門さんい、まあねと答えるマリコ。土門さんはどこか安堵した顔をしていました。

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【科捜研の女21】9話のまとめと感想

科学捜査のプロが起こした犯罪を、他県の科捜研の研究員たちの力を借りて事件を解決する話でした。

本来なら完全犯罪になるはずの殺人を、みんなの協力を得て解決するというのが面白い回です。また、警察特有の越境捜査や越権行為に対する渋りも、マリコの元旦那の名前を出す事で軽々と超越します。

元所長も出てきたりと、2時間スペシャルならではの特別感もありました。また、同局で放送している『ザワつく!金曜日』コラボのように、長島さんと写真のみですが高嶋さんも出演します。しかし、石原さんは出演しません。

いつもの科捜研のようにお笑い要素はあまりなく、ちゃんと科捜研している回でした。今シーズンはお笑い要素ばかりでもない回がちゃんとありますが、次回はいつもの科捜研っぽい話のようです。

次回は1月20日20時から放送予定です。

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【科捜研の女21】9話のいいセリフ

確かに資料汚染は怖い。だがもっと怖いのは、捜査員や鑑定人の使命感が汚染されてしまう事かもしれん。

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