【怪物】2話のネタバレと感想|新たな指が発見

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WOWOWのオリジナルドラマ【怪物】の2話のネタバレと感想をまとめています。

25年前、遺体が見つかった同じ場所で、新たな白骨遺体が発見される。指先は全て切り落とされ、殺害方法も同一犯の仕業と思われるものだった。中々身元が判明しない中、真人は実は彼女のことを知っていて……。

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【怪物】2話のあらすじ

25年前に遺体が発見された現場で、白骨遺体が発見される。指先が全て切り落とされていたことから、同一犯の可能性が浮上した。富樫浩之(安田顕)は八代真人(水上恒司)が遺体を見た際の反応を見逃さなかった。誰なのか問い詰めるがはぐらかす真人、実は言えない理由があった。

一方、柳辰夫(小手伸也)の娘・美緒(久保史緒里)が数日家に戻らず、心配した富樫は彼女の行方を捜す。ようやく見つけて自宅に連れて帰った富樫だが、不在の間に目を覚ました美緒は富樫の家であるものを見てしまい……。

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【怪物】2話のネタバレ

白骨遺体の身元は、真人が富樫のことを探るために、おとり捜査で使った不法滞在のホステスだった。父親にそのことを打ち明けると、模倣犯として事件は片付けて身元不明のまま終わりにしろと命じられる。

一方、富樫は美緒を自宅に連れ帰り、不在の隙に地下室に入られてしまう。そこには琴美失踪の記事や、25年前の事件に関する切り抜きが無数に壁に貼られていた。

美緒は富樫が犯人なのではと感じて急いで家を出る。だが、その後彼女が自宅に戻ることはなかった。

翌朝、柳の店の前にあるテーブルの上に、美緒のものと思われる指が10本並んでいた。

同じ場所

富樫浩之(安田顕)は遠藤翔子(真飛聖)に状況を説明したが、遺体の身元はいまだ判明していない。「同じ場所だ、25年前と」と口にした富樫は、さらに誰の遺体なのかと八代真人(水上恒司)を執拗に問い詰めるうち、「妹さんなのではないか」と揶揄される。

富樫は相手の胸ぐらをつかみ、「お前、俺のことが好きなのか」と凄むと真人は、25年前の事件で唯一の容疑者だからだと開き直った。

その後、富樫が母親の紀子(内田慈)の入居する老人ホームを訪れると、柳辰夫(小手伸也)が世話に来ていた。柳は店を続けられるのは富樫のおかげだと語り、富樫は気にせず娘の美緒(久保史緒里)と食事でもするよう促すが、柳は娘が昨夜から帰宅していないと答える。友人宅で試験勉強をすると言って出掛けたままだという。富樫が美緒に電話を掛けると、留守番電話に切り替わった。

プレゼント

田所加代(藤森慎吾)は事務所で遺体発見のニュースを忌々しげに眺めていた。直後に中橋陽平(橋本じゅん)から電話が入り、同じ場所で再び殺人事件が起きれば土地が売れなくなると詰られる。

加代は息子の幹男(藤森慎吾)から事情を聞き出そうとするが、息子は何も分からないと繰り返す。今回の遺体も25年前と同様に指先が欠損していた。鹿の絵ばかり描く息子に薬を飲んでいるか確認し、被害者が琴音(糸瀬七葉)なのか問いただすと、もし琴音ならこの25年間殺人は起きていなかったことになると息子は応じた。

鑑識の律子(入山法子)は解剖結果は出ていないが分かったことがあった。死後8か月以内と推定される根拠は、被害者が今年初めに発売され即完売した靴を履いていた点にある

両足はビニール袋で包まれ、靴は汚れ一つなく保存されていた。袋の中も清潔だったことから、遺体を埋める前に靴を丁寧に拭き、土が入らぬよう密封し、さらにリボンで飾るという、贈り物のような手順が施されていたと律子は述べた。

元夫婦

加代と中橋は再開発計画の件で署長の秋山(利重剛)を訪ねた。建設予定地は遺体が見つかった現場であり、中橋は「早く事件を片づけてほしい」と強く求めた。息子の田所は母を疎ましく思い、「中橋とは関わらない方がいい、悪い噂しか聞かない」と忠告するが、加代は聞き入れず課長に挨拶に向かった。

その頃、翔子が車から降りると、中橋が杖を突きながら急いで駆け寄った。2人はかつて夫婦だったが、翔子は素っ気なく「仕事がある」とだけ告げ、署へ引き返した。

遺体の身元

真人は父・正義(渡部篤郎)家で25年前の事件について話した。父に「調べているのか」と問われ、真人は自分が担当していた未解決事件と手口が酷似していると告げ、同一犯の可能性が高いと断言する。しかし父は深入りを禁じる。

真人は発見された遺体の身元を知っていると言い、富樫が来店した際に連絡するよう頼んでいたホステスがその遺体だと明かす。彼は独断で不法滞在の彼女をおとりに使ったが、突然連絡が途絶えたのだった。

父は「お前はいずれ警察の中枢を担う立場になるのに、なぜそんな事件に首を突っ込む」と呆れ、事件を模倣犯の犯行として未解決のまま幕引きし、被害者不詳として関係性を闇に葬れと命じた。そして最後に「女の身元がわかれば、お前は終わるぞ」と釘を刺し、真人に一切手を引くよう強制した。

炎炎亭で富樫たちは遺体について情報を突き合わせた。翔子はまず「琴音ではない」と断言し、死者は8か月以内に殺害されたと伝える。

手口は報道されていない細部まで25年前と一致しており、模倣犯の可能性はないとした。富樫は「25年ぶりではなく、ただ死体が上がらなかっただけかもしれない」と推測する。松田凛子(剛力彩芽)はその会話に戸惑い、周囲も気をつかったが、富樫は「とにかく身元を特定する」と締めくくった。

探りあい

真人は田所に25年前の事件資料を求めたが、紙の記録もデータベースも空白で、田所は「自分は一昨年赴任しただけだ、上に聞け」と肩をすくめた。

栃木県警本部に出向いた富樫は、かつて真人と組んでいた刑事・根本()を訪ねる。根本は口を閉ざすが、富樫が札束を置くと重い口を開いた。

群馬、埼玉と協力して追っていた広域連続事件があり、ここ2、3年、不法滞在の風俗店勤務の女性ばかりが狙われ、いずれも指先を切り取られていたという。

ところが真人は異動届を出して単独行動に移り、富樫を追い始めたらしい。富樫は金を回収しながら「警察がそんなことしちゃだめだ」といい根本の前を去った。

富樫は柳を訪ねて美緒の行方を尋ねたが、まだ帰っていなかった。そこで遠藤優(入江甚儀)に美緒の写真を送り、店の場所を突き止めさせる。

富樫は店へ赴き、酔いつぶれた美緒を発見して自宅まで連れ帰った。美緒は父親に小言を言われるから帰りたくないと漏らし、富樫は自宅に招き入れて酔いを醒ますよう伝えた。その様子を真人が遠くから見つめていた

富樫と柳

部署に戻った真人は優から富樫と美緒の関係を聞き出した。美緒は富樫にとってほとんど娘で、母親が柳と別れて家を出てからは、富樫が授業参観にまで出向き母親代わりを務めたという。富樫と柳はもともと幼なじみで、身寄りのなかった柳を富樫の両親が世話していた時期もあった。

そのころ、北海道で遺体が見つからず立件できなかった事件が報じられる。署に戻った富樫は「遺体が出なければ厳しい。状況証拠だけじゃ無理だ」と真人にこぼす。森平三郎(光石研)が「このままじゃお宮入りか」と嘆くと、富樫は無言で課長を見据えた。

美緒が目を覚まし、部屋の中を歩き回るうち地下室の存在に気づき、勝手に階段を下りる。暗い室内で何かにつまずいて転倒し、目の前に貼り付けられた「琴音行方不明」の新聞記事を見つけて戦慄する。

そのころ富樫が帰宅すると美緒の姿はなく、鍵が置いてあったため電話をかけた。美緒は怯えた声で「地下室を見た」と告げる。富樫はただ一言、「誰にも言うな。俺とお前だけの秘密だ」と命じた。

消えた資料

富樫は焼肉屋に向かい、厨房に立つ柳を黙って見つめた。食事を終えたあと柳の店を覗き、その足で帰宅すると、田所が玄関先で待ち構えていた。田所は泊めてくれと頼むが、富樫は帰れと突き放す。琴音と香織(高橋ユウ)の資料が消えたのはお前かと問いただすと、富樫は知らないと言い張り、真人もそれに気づいたと田所は告げて去った。

富樫は地下室に降り、ビニールで覆ったピアノの蓋を開け、一音だけ叩いた。笑いながら泣き、鍵盤を何度も叩きつける。妹の面影が脳裏に重なって離れなかった。

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【怪物】2話の結末

翌朝、富樫は自宅前で写真を撮る真人を見つけ声を掛けた。真人は管轄の地理を覚えるため辺りを歩いていると言い、案内を申し出る富樫を拒んだが、富樫は力ずくで同行させ町を回った。

真人が「ここに引っ越すつもりだ」と告げると、富樫は「そこまで好きか、容疑者としてか」と揶揄し、逆に真人から「栃木県警で嗅ぎ回っているのはそっちでしょ」と応じられる。

柳の店の前に差しかかったとき富樫は足を止めた。店先のテーブルに美緒の指が十本並べられていたのだ。富樫はその場で膝を折り、泣き崩れた。

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【怪物】2話のまとめと感想

白骨遺体の身元は真人のおとり捜査で使ったホステス、新たに柳の娘の指が発見されたという話でした。

まるで富樫が今でも犯罪をやっているような演出で話は進み、最後も富樫が指を並べるシーンが差し込まれます。画面のまんま見れば犯人は富樫なのでしょうが、妹のピアノを弾いた時や、美緒の指を見た時の泣き方を見ると、彼が犯人ではないと思えてなりません。

また真人は相変わらず感じが悪く、事件をなぜ躍起になって追っているのかが分かりません。約束された将来を棒に振るようなやり方に、父でなくとも大人しくしてろと思います。

悪い噂がある中橋、挙動不審な柳と田所、このあたりが怪しげに見えますが、誰が犯人なのか?警察の資料がなくなっていることから、内部に協力者がいるのかと思わせますが果たして。

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