ドラマ【インビジブル】最終回のネタバレと感想をまとめています。
キリコがキリヒトに銃を向けている場面に現れた志村だったが、背後から一発の銃声が響き渡る。やってきたのは正体を現した猿渡だった。志村は懸賞金をかけられてクリミナルズに追われ、さらには警察にも犯人として追われてしまうが……。
【インビジブル】最終回のあらすじ
⚠️まだ第9話を見ていない方はネタバレ注意⚠️#インビジブル 第9話ご視聴ありがとうございました‼️
— 【公式】金曜ドラマ「インビジブル」 (@invisible_tbs) June 10, 2022
再び衝撃のラスト…ついに明らかになりましたね💦
次回はいよいよ最終回🎬
6月17日金曜よる10時放送💁♀️#高橋一生 #柴咲コウ pic.twitter.com/cXhmvmPqf4
キリコ(柴咲コウ)がキリヒト(永山絢斗)に銃口を向けているところに、志村(高橋一生)はやってくる。その背後から一発の銃声が鳴り響き、現れたのは猿渡(桐谷健太)だった。猿渡は全ての罪をキリコになすりつけ、内通者を志村だったことに仕立て上げる。
キリコと一緒に志村は逃亡するが、その先にはクリミナルズたちがいた。猿渡が志村に懸賞金をかけ、彼らに捕らえさせようとしていたからだった。警察とクリミナルズ、その両方に追われることになってしまった志村。だが、志村にはある考えがあった。
猿渡の原点となった家へ向かい、そこで志村が目にしたものとは……。
【インビジブル】最終回のネタバレ
物語的には完結しますが、色々突っ込みどころのある展開になります。
キリコ(柴咲コウ)はキリヒト(永山絢斗)に銃口を向けていたが、銃をキリヒトに差し出してこれ以上続けるなら自分を殺してから行くよう命じる。そこへ志村(高橋一生)がやってきて2人の様子をうかがっていると、背後から銃声が鳴った。キリヒトは咄嗟にキリコをかばって被弾してしまう。撃ったのは猿渡(桐谷健太)だった。さらに猿渡は引き金を引き、キリコをかばい続けるキリヒトを撃ち殺してしまった。
猿渡の筋書きではブラックフライデー後にキリヒトを殺害し、自分がインビジブルになる予定だった。だが、予定が狂いキリコを首謀者にし、内通者は志村だったことに筋書きを変える。2人がキリヒトを殺害し、逃走したことにしてしまう。駆けつけた一課の面々は、猿渡の言う事を疑わずに志村たちを追う。
キリコはリーパーが猿渡だという証拠を志村に見せるが、彼らの身の安全を考えあえて一課の面々には伝えないことにする。その頃、警視庁内に仕掛けられたEMP爆弾が作動し、システム障害が起きてしまう。拘留されていたクリミナルズたちが次々と逃げ出し、再び世に放たれてしまう。
猿渡は全ての計画はキリコの手によるものだと、数々の証拠をあえて捜索する現場に残して追い詰めていく。だが、一課の面々は志村が内通者だと言われても半信半疑だった。猿渡は志村とキリコの行方を追うよう命じながら、裏ではキリヒトのアクセスコードを使用して、志村に懸賞金をかけてクリミナルズにも行方を追わせる。
マー君(板垣李光人)が用意してくれた隠れ家で今後の作戦を練る志村とキリコは、猿渡が最初に事件を起こした祖父の家を調べようと考えた。するとどこからともなくクリミナルズたちが現れ、キリコは懸賞金がかかっていることに気付いてその場を脱出する。
インビジブルに成り代わった猿渡がクリミナルズに指示を出し、自ら逮捕するという自作自演を始める。扱いづらいクリミナルズをこの機会に一掃し、ついでに手柄も挙げた。志村が内通者だと信じられない五十嵐(堀田茜)と磯ヶ谷(有岡大貴)は、クリミナルズの目撃情報があったスタジアムへと向かう。するとそこには志村が彼らを待っていた。
志村は2人に猿渡が内通者だと伝え、安野(平埜生成)や犬飼課長(原田泰造)を殺した人物でもあると教える。動揺する2人に証拠を見せるべく志村は自分の銃から弾を抜く。それにより1発も撃っていないことが分かり、2人は志村の話を信用した。2人が一課に戻り志村との会話についてみんなに話す。その話を猿渡は立ち聞きし、志村の向かう先に先回りするようクリミナルズに指示をした。
猿渡の祖父の家を志村が探っていくと、壁には無数のナイフが飾られていた。すると背後から猿渡が現れる。コレクションの中に手錠があると言い、それは殺害した安野のものだった。猿渡はあの日、依頼を受けてOLを殺害していたが、たまたま安野に顔を見られてしまった。だからその場で殺害したと言い、あの時その場を離れた志村が安野を殺したと責任転嫁する。
安野を殺害した際の志村の顔が忘れられないと異常性愛を語る猿渡。再びその顔が見たいがために、今まで殺さずに生かしておいたと説明する。そして、志村は懸賞金目当てのクリミナルズに捕らえられてしまう。まずキリコを殺害しにいくことにした猿渡は、スタジアムへと向かった。
猿渡は捜査員らを引き連れてスタジアムにやってくる。スタジアムのグラウンドの真ん中にいたキリコに近付き、猿渡は志村が捕らえられている家へ一緒に連れていこうとする。それは志村の目の前でキリコを殺すためだった。だが、スタジアムに現れた志村の姿に猿渡は驚いた。キリコがクリミナルズを雇い直したため、志村は解放されたのだ。
志村は磯ヶ谷にわざと一課で話をするよう頼み、猿渡に情報を聞かせるようにしていた。ここにいる捜査員は全て、猿渡を逮捕するためにやってきていた。志村は犬飼が死んだ日、猿渡が後頭部に“やけど”の痕があると言ったことを覚えていた。調書にはやけどについて書かれていないのにおかしいと思った志村は、猿渡が内通者だとその時気付いていた。そこであえて猿渡と組み、彼の本性を探っていたのだ。
東子(大野いと)らによってこの状況は全て警視庁に中継されていた。猿渡はなおも怯まず、キリコに銃口を向けて威嚇する。自分と違ってみんな無能だといい、志村を挑発する。怒った志村は銃を抜いて猿渡に向けるが、キリコに説得されて冷静さを取り戻す。銃を下ろすよう猿渡に告げるが、代わりに取り出したのは安野を殺害したあのナイフだった。志村は咄嗟に撃ち、猿渡の手に命中した。そして捕らえる際、志村は安野の手錠に持ち替えて逮捕した。
猿渡が逮捕されたことにより、警察は不祥事の後始末に追われていた。志村の射撃の腕が下手だと思っていた磯ヶ谷たちは、なぜあの場で命中したのか不思議だった。すると塚地(酒向芳)が志村は射撃が下手なのでなく、うますぎて危ないから持たせてもらえなかったのだと説明した。
キリコは屋上で志村にインビジブルのデータを全て警察に提出したと報告する。自分の果たすべきことは終わったと語るキリコに志村は、この中にも見えない悪が紛れ込んでいると街を見下ろしながら語りかける。そして再びキリコを見ようとするが、その姿はどこにもなく消えていた。
【インビジブル】登場人物の結末まとめ
登場人物たちが最終回でどうなったのかをまとめています。
- 志村貴文:猿渡を銃撃した後、安野の手錠で逮捕する
- キリコ:警察にデータを全て渡して姿を消す
- 猿渡紳一郎:志村に両腕を撃たれた結果逮捕される
- キリヒト:キリコをかばい猿渡に射殺される
- 犬飼彰吾:猿渡にスタンガンで気絶させられ、道路に寝かされたところを車にひかれて死亡
- 磯ヶ谷潔:志村を信じ猿渡逮捕の協力をした
- 五十嵐夏樹:志村を信じ猿渡逮捕の協力をした
- 安野東子:キリコに呼ばれて猿渡の逮捕シーンを中継
- マー君:キリコと志村に協力した後は不明
キリコは結局どうなったのかは不明で、恐らく警察に逮捕されずに姿を消したと思われます。志村が語りかけていたかと思ったら、次のシーンには姿が消えていました。志村もなぜか彼女を逮捕しようともせず、そのまま見逃したのか謎です。続編でも作る気でいるのかもしれませんが、どうにも全体的に微妙なドラマなのでそれもないでしょう。
【インビジブル】最終回のまとめと感想
キリヒトは死に、猿渡は無事逮捕されました。
冒頭であっけなくキリヒトが死んでしまい、急展開を迎えます。猿渡がインビジブルに成り代わり、クリミナルズたちに指示を与えていくようになりました。しかし、サイトにアクセスできるのは猿渡だけでなく、キリコもアクセスできたため依頼はあっさり取り消されてしまいます。なぜ、猿渡はアクセスコードをすぐに書き換えなかったのか、機械に疎いのか?謎です。
最後はスタジアムを使って何か大掛かりなアクションシーンでもあるのかと思いきや、なぜかグラウンドでみんなで語らうという謎の演出になります。その画面がなんともシュールな画で、スタジアムでやる必要性が見出せませんでした。
ドラマの総評としては、テンポよく話が進んでいく反面、強引に進めるため、所々突っ込みどころが終始あるドラマでした。3話のプールでの乱闘のようになぜそうなってしまうのかと思っても、アクションシーンがあれば結構笑って楽しめたのですが、それすらも尻すぼみしてしまいます。結果的にトホホなドラマになってしまいました。