【法廷のドラゴン】4話のネタバレと感想|虎太郎の同級生が依頼人

2025冬ドラマ
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【法廷のドラゴン】4話のネタバレと感想をまとめています。

事務所にやってきたコワモテの男性は、なんと虎太郎の同級生だった。アパートから追い出されそうになっているのを、何とかして欲しいという友人の頼みに、虎太郎は1人で裁判を戦おうと意気込むが……。

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【法廷のドラゴン】4話のあらすじ

事務所にいきなり現れたコワモテの男性・郷田福雄(稲葉友)は、歩田虎太郎(高杉真宙)の中学時代の同級生だった。

郷田は住んでいるアパートから、大家の海老原徹一(ベンガル)に追い出されそうになっているという。よくよく話を聞いてみると、大家の犬を逃がしたのが原因で更新を拒否されたというのだ。

友人の頼みを1人で何とかしようと張り切る虎太郎だが、大悪手を指してしまい投了寸前まで追い込まれてしまい……。

←3話5話→

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【法廷のドラゴン】4話のネタバレ要約

虎太郎から助けを求められた竜美は、改めて住人に聞き込みをした結果、大家の家から本当になくなったものは犬ではなく、金なのではないかと気付く。

大家は宝くじで当たった100万円を、犬の世話をしない妻なら分からない場所だと思い、ケージの中に金を隠していた。

ケージのそばには血痕があり、犯人は手をケガしていると竜美は考える。さらに最初に重要な証言をするはずだった、横内の部屋の鍵穴に瞬間接着剤が詰まっていたことから、住人の中からそれらに当てはまる犯人を導き出す。

犯人は3号室の光山だった。彼はデイトレードで失敗し、借金がかさんで金を盗んだ。

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【法廷のドラゴン】4話の詳細なネタバレ

依頼人は同級生

歩田虎太郎(高杉真宙)と郷田福雄(稲葉友)が長時間話をしていた。結果的に虎太郎は郷田に、民事訴訟を提起した。その理由は、郷田が住んでいるアパートの大家・海老原徹一(ベンガル)から、半年後に契約更新しないので出て行ってほしいと言われたためだ。この状況を解決するため、虎太郎は海老原を相手取って裁判をすることを決め、郷田に口添えをした。

郷田によると、契約更新拒否の理由は、海老原の犬が逃げたことに関連しているらしい。海老原は郷田を犯人だと考え、犬が逃げたのは郷田の仕業だと思い込んでいる。そのため、契約更新をしないと宣言していた。

虎太郎は依頼を引き受け、「僕一人でやります」と言って、早速聞き込みを始める。まず郷田の住むアパート・矢倉荘に足を運び、海老原に直接、事件の詳細を尋ねた。海老原は、その日裏庭で草むしりをしていた際、家の鍵をかけ忘れたことを話した。

海老原は犬がいないことに気づき、郷田に犬を返せと文句を言ったが、郷田は知らないと答える。二人が口論を始めると、他の住人たちがドアから顔を覗かせて様子を見守っていた。

海老原は犬が逃げた時に郷田が部屋の前にいたと証言するが、犬を逃がすところを実際に見たわけではなかった。しかし、郷田が以前から部屋を覗いていたことを知っていた。また、郷田が以前にも犬のことで文句を言っていたため、海老原の妻である鈴子(小柳友貴美)は、郷田が腹いせに犬を逃がしたに違いないと考えていた。

アパートで聞き込み

虎太郎はまず1号室の市川若菜(伊藤修子)に聞き込みを行った。若菜によると、郷田は見た目こそ悪そうだが、月々の家賃はきちんと払っており、滞納もしていないとのこと。大家の奥さんが非常に厳しいため、郷田は問題なく家賃を支払っていたらしい。

次に虎太郎は2号室の西岡継彦(浜田信也)に話を聞いた。西岡は大阪に家族を残して単身赴任中で、郷田については、ゴミをしっかり出しており、分別もきちんと行っていたという。

その後、虎太郎は3号室の光山悟史(森優作)に話を聞きに行った。光山はデイトレーダーで、郷田についてはあまり良い印象を持っていない様子。しかし、光山が犬アレルギーだと知った郷田は、大家に文句を言ってくれたという。

最後に虎太郎は7号室の那須晴也(青木マッチョ)に話を聞いた。那須はパーソナルトレーナーで、郷田については「怖い顔しているが、実際は結構優しい」とのこと。特に、犬が外に繋がれっぱなしになっている時には、郷田が遊んであげたりしていたらしい。

決定的な証言

虎太郎は事務所に戻ると、郷田のアパートの状況について説明した。聞き込みを行った5人の住人の中で、郷田を悪く言う人は一人もいなかった。そして、最後に4号室の横内紀恵(行平あい佳)から話を聞くことができた。横内は郷田が犬を逃がしたとは思わないと言い、その日のことを説明した。あの日、大家の犬が鳴いていたこと、そして外階段を誰かが降りてくる音が聞こえたこと、さらにその時に郷田と大家が口論していたことを述べた。横内はその時降りてきたのは、郷田だと確信している。

つまり、犬が逃げたとき、郷田は自分の部屋にいたことになる。虎太郎はこの証言を元に、横内に法廷で証言してもらうことを決定した。そして、他の住人全員にも法廷で証言してもらうつもりだと言った。

しかし、乾利江(小林聡美)はそれに対して突っ込みを入れる。犬を逃がしたことと賃貸借契約の問題は関係がないし、感情的になっているだけだから、郷田を大家に謝らせればいいのではないかと提案した。これに対して虎太郎は、「郷田がやっていないと言っている以上、僕は信じてやらないと」と反論し、証人申請書を提出するために事務所を出て行った。

重要なのは指す順番

天童竜美(上白石萌音)は自宅に戻ると、両親と話を始めた。偶然にも今回の証人の順番を決める戦略が、将棋の「角換わり腰掛け銀」という定跡に似ていることを説明した。この定跡ではどの筋の負を仕掛けるかが、勝敗を決める重要なポイントであり、仕掛ける順番が決まっている。竜美は4→2→1→7→3の順番で指せば勝てると語った。

母親の香澄(和久井映見)はそのアドバイスを虎太郎に伝えるべきだと提案し、竜美は急いで飛び出して伝えに向かった。父親の辰夫(田辺誠一)は郷田の写真を見て、どこかで見たことがあるような気がするとつぶやいた。

その後、虎太郎が一人残る事務所のチャイムが鳴り、ドアを開けるとそこには「封じ手」が置かれていた。中を開けてみたところ、証人を尋問する順番が記されていた。虎太郎はそれを見て、「確かに悪くないかも」と意気込んだ。

裁判開始

裁判の日、竜美は利江と一緒に傍聴席で見守っていた。最初の証人は4号室の横内で、郷田が犬を逃がしていないという重要な証言をしてもらう予定だった。次に2号室の西岡に、郷田がゴミ出しのマナーを守っていることを証言してもらい、1号室の市川には家賃を滞納していないことを証言させ、7号室の那須には郷田が犬好きだという証言をしてもらう。そして、3号室の光山には、郷田が大家に苦情を言ってくれたことを証言させる。この順番で進めれば、間違いなく勝てると竜美は確信していた。

ところが、虎太郎から連絡があり、横内が遅れるとのこと。慌てる虎太郎は電話で、横内が10分遅れると聞く。横内が部屋を出ようとしたが、なぜかドアが開かなくなり、閉じ込められてしまったという。仕方なく虎太郎は法廷に向かい、利江と竜美は入り口で横内を待つことになった。

急かされる虎太郎は、最初に1号室の市川から証人喚問を始めてしまう。市川は西岡が横内と不倫関係にあることを話し、その後、郷田は西岡に不倫を許さないと食って掛かったという。ようやくやってきた横内はそのせいで不機嫌になり、証言を拒否してしまう。その後、西岡に質問するが、彼は郷田のことを悪く言い始め、さらに7号室の那須も郷田が犬をかわいがるあまり、逃がしたのではないかと言い出す。そして、光山は挙げ句の果てに郷田が以前傷害事件を起こして捕まったことがあると証言してしまう。

こうして、虎太郎は自ら悪手を指してしまった。裁判を終えた後、虎太郎と郷田は揉め始める。虎太郎は郷田に、逮捕されたことを話さなかったことが疑念を生んでいると問い詰め、さらになぜ大家の部屋を覗いていたのかを聞く。しかし、海老原たちが通りかかると、郷田は口をつぐんでその場を去ろうとする。食い下がる虎太郎に対して、郷田は「裁判しろと言ったのはそっち。ダチならなんとかしてくれるって思ったけどよ、俺がバカだったわ!」と言って去っていった。

虎太郎と郷田の友情

その夜、虎太郎は一人で居酒屋で飲んでいると、利江から店を聞いた竜美がやって来て隣に座った。竜美は郷田と虎太郎の関係について質問する。

虎太郎は郷田について回顧しながら言った。「あいつには、弁護士として最後まで守らないといけない、旗みたいなもんを教わったんだ」

中学3年の期末テストの時、虎太郎はカンニングを疑われ、クラスメイトたちから責められていた。そんな時、郷田が「やってねぇよ、虎太郎は。コイツにそんな度胸あるわけねえし」と言って、虎太郎をかばってくれた

郷田は虎太郎の席の真後ろに座っていたため、テスト中ずっと虎太郎の答案を覗こうとしていた。だから虎太郎が単語帳に指一本触れてないと証言してくれた。その代わり、郷田はカンニングをしたとされて0点になってしまった。

「なんで僕のためにそこまで?」と屋上で尋ねた虎太郎に、郷田は「やってもねえことやったって言ったら、一生負け犬だかんな」と肩を小突いて笑った。だから、郷田が頼ってきた時、虎太郎は「やってないならやってない」と、絶対に信じると決めたのだ。

しかし、郷田が過去に逮捕されたことを聞いた虎太郎は疑念が生まれ、本当に犬を逃がしたのかもと疑うようになり、そんな自分が嫌になった。

酔っ払った竜美を家まで送った虎太郎は、父親に「おんぶして自宅まで連れ帰った罪で有罪!」と言われ、弁明しようとするとさらに突っ込まれる。

その後、虎太郎は竜美が検討するために取った、裁判の資料のコピーを見て驚く。さらに辰夫は郷田が刑事部にいた時の被告人だったことを思い出したのだ。

起こした事件

翌朝、事務所で虎太郎は竜美に、郷田が過去に起こした傷害事件について辰夫から聞いた話を伝える。5年前、郷田は借金の取り立て屋をしていたが、先輩社員に怪我をさせて逮捕、起訴されていた。判決は懲役1年で、執行猶予がついていた

その事件の詳細は、被害者の社員が借金を返せなくなった若い女性客に無理矢理関係を求めたことで、郷田がその場に割って入り、争った際に相手を階段から突き落としてしまったというものだった。郷田の弁護人は正当防衛を主張したが、相手の怪我は重傷で、裁判長だった辰夫も悩んだ末、執行猶予付きの有罪判決を下した

虎太郎は「郷田が単なる腹いせで、大家の犬を逃がすようなやつではないと信じたい」と語り、現在の裁判がかなりまずい状況であることを伝えつつ、「もう少し頑張りたい。そのために2人の力が必要なんです」と頭を下げて頼んだ。

竜美はその頼みを受け入れ、再び矢倉荘に行って話を聞くことに決めた。

本当になくしたものは?

虎太郎と竜美は海老原の家に行き、犬が入っていたケージを確認した。ケージの近くには血の跡が残っており、妻は手のかかる世話はすべて夫任せにしていたことがわかった。

次に横内の部屋にいた業者に話を聞いた。業者は鍵穴に瞬間接着剤が流し込まれていたと話し、それを修理していたという。そのせいで横内は裁判に遅れてしまったのだ。

市川にも話を聞くと、彼女はとっておきの情報を教えてくれると言った。なんと海老原は100万円の宝くじに当たったことを、妻には内緒にして隠していたという。しかし市川が住民たちに話まくったせいで、みんな大家の家に100万円があることを知っていた。

事務所に戻った竜美は盤面を見ながら考え込み、「この一局、消えたのは犬ではなく…」とつぶやいた。彼女は郷田の父親が5年前に心筋梗塞で亡くなっていたことを思い出す。その時期、郷田は傷害事件を起こし、その後矢倉荘に引っ越してきたことがわかった。

竜美は部屋を出ると、「この一局、勝てます。犯人もすべてわかりました」と言い、次の一手を自分に指させてもらえないかと頼んだ。

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依頼の決着

竜美たちは相手に訴訟外で協議を申し込み、話し合いを始めた。竜美が「100万円をケージに隠していたのでは?」と尋ねると、海老原はそれを認めた。妻の鈴子が絶対に手を触れないケージが、隠し場所として最適だったと説明する。

竜美は「犬を“返せ”というのが不自然で、最初から気になっていた」と話し、犯人を絞るための条件を2つ挙げた。

1つ目は、犯人はケージの中に隠された100万円を奪おうとしたとき、犬に噛まれ出血したこと。2つ目は、犯人が郷田に罪を着せようとしたため、横内がそれを否定する証言を行うことを知り、裁判の日に横内を閉じ込めようと瞬間接着剤を使ったこと。

この2つの条件に合致する人物は、普段から瞬間接着剤を使っていて、犬に噛まれた傷がある光山だと竜美は言った。

海老原は竜美たちと一緒に光山の部屋に行く。光山の手には確かに怪我があり、またプラモデルが趣味の彼の部屋には、横内の部屋の鍵穴に使われた瞬間接着剤もあった。光山は弁明しようとしたが、竜美は「もう詰んでます。投了してください」と告げる。

観念した光山はデイトレードで失敗し、借金が膨らんで返せなくなったことを謝罪し、全てを話した。

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ドラマの結末

海老原は光山を警察に突き出さなかった。金を返してもらったからだが、「出て行ってもらう」とだけ伝えた。これを聞いた郷田は、「自分の時と態度が違いすぎるだろ」と文句を言うが、海老原は「ちょこちょこ部屋を覗いたり、あの日だって部屋の中に入ったりしてただろ」と指摘する。

虎太郎はその理由を話し、「あの日、郷田は犬が逃げ出す物音を聞いて、階段を駆け下りて海老原さんの家に向かった。海老原さんの身に何かあったのではないかと心配していたんだ」と説明する。それは、海老原が心臓の具合が悪いことを、郷田が知っていたからだった。

郷田の父親も心臓病で亡くなっており、そのことが郷田を心配させていた。郷田は5年前、仕事で問題を起こして家に帰れなかった間に父親が倒れ、そのまま亡くなった。虎太郎は郷田がアパートを出たくなかったのも、海老原のことが心配だったからだろうと言うと、海老原は「何勝手に人の心配してんだよ。安心しろ、もう出てけなんて言わねえから」と話す。

その後、海老原の妻がやって来て、犬が見つかったと区役所から連絡があったことを報告する。

郷田は虎太郎に礼を言う。「弁護士として仕事をしただけだ」と言う虎太郎に、郷田は「違えよ。俺のこと、最後まで信じてくれただろ」と答える。虎太郎は笑って「やってもないことをやったなんて言ったら、一生負け犬だからな」と言い、郷田の腕を叩いた。

2人は中学時代のように盛り上がり、郷田は「やっぱ、お前がダチで良かったよ」と言う。

その後、事務所で感想戦が始まり、虎太郎は「竜美先生がいてくれて良かった」と話す。竜美は「ほんとにありがとう」と言われ、思わず動揺する。竜美は続けて「私的には羨ましかったです。虎太郎先生には、郷田さんみたいな友達がいて」とつぶやく。さらに、「自分には将棋一筋、プラス六法全書のような人生でした。でも1人だけ親友がいました。なのに私は、その人を失いました。将棋で」と、心情を吐露した。

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【法廷のドラゴン】4話のまとめと感想

へそくりの金が消えた大家が住民を追い出そうとするが、犯人を竜美が見つけて事なきを得たという話でした。

虎太郎と郷田は中学時代の同級生だといいますが、虎太郎は弁護士になり、郷田は借金の取り立てを生業にしていました。

まったく違う人生を歩んだ2人ですが、しがらみが関係ない学生時代に2人は真の友情を築きます。「やってもいないこと、やったなんていったら、一生負け犬だからな」という郷田の言葉が、弁護士として活動する虎太郎の芯になりました。

郷田は正義感も強く、面倒見も良い人物なので、なんとかもう少しまともな職業につけたらなと思います。根はいい人物です。

竜美の親友の話が今後どういう形で登場するのか?できればこのドラマは今回のような大団円の話が、基本であって欲しいと思いました。

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