WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン2】4話のネタバレと感想をまとめています。
凶器が発見されたことで渡辺は窮地に立たされ、自暴自棄になってしまう。そんな渡辺の接見にやってきたのはある人物だった。一方、板倉と設楽は真犯人の正体に目星がついていて……。
【フィクサー2】4話のあらすじ
/／#フィクサー Season2 ⚖️
— 【公式】WOWOW「連続ドラマＷ フィクサー」Season2:8月6日（日）最終話放送！ (@fixer_wowow) July 28, 2023
第④話 放送まであと2️⃣日‼️
夜22時〜🔥
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ついに真犯人に辿り着いた拳一(#唐沢寿明)と板倉(#小泉孝太郎)。
達哉(#町田啓太)の犯行を裏付ける証言をした人物たちに接触を図ろうとしていた…⚡️
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巨大権力を前にしてすっかり心を折られてしまった渡辺達哉（町田啓太）に、弁護士の杉谷菜穂子（鈴木保奈美）はある人物を接見に連れて来る。
一方、板倉晃司（小泉孝太郎）と設楽拳一（唐沢寿明）の2人は、事件の真犯人が誰なのか察しがついていた。そこで、被害者の横宮妃呂子（真飛聖）に、面会を何とかして取り付けようと設楽は考えるが……。
4話のネタバレ
疑問
板倉晃司（小泉孝太郎）と中条真（久世星佳）は、発見された凶器について話し合っていた。その凶器は、ホテルの掃除スタッフが見つけたワインオープナーだ。驚くべきことに、それは事件が起こった部屋の真下にある貯水タンクの中から現れたという。事件当日、周囲を捜索してもなかなか見つからなかった場所であるため、その存在は奇妙なものだった。
板倉は本当にこれが凶器なのかと、疑問を感じていた。また、ワインオープナーからは渡辺達哉（町田啓太）の指紋は検出されていないが、凶器を包んでいたナプキンからは彼の指紋が見つかっていた。だが、被害者の横宮妃呂子（真飛聖）は、ワインオープナーで殴られたと証言していた。あまりにも出来すぎだと、板倉は余計に怪しく感じていた。
愚行
病院の廊下で、渡辺響子（斉藤由貴）は患者である妃呂子の病室を目指すが、気付いたスタッフに制止されてしまう。この出来事を弁護士の杉谷菜穂子（鈴木保奈美）から聞いた設楽拳一（唐沢寿明）は、その度を越えた行動に呆れた。
ただ今回の件は、本郷吾一（西田敏行）らしからぬ、強引さがあるとも設楽は感じていた。恐らく何としても真相を隠さないとならない理由があるに違いないと、菜穂子も設楽同様感じていた
そのため、設楽は妃呂子との接触を試みるため、丸岡慎之介（要潤）に協力を依頼する。丸岡はその要請に応じ、彼の独自の方法で情報を探ろうとする。設楽の行動に驚く菜穂子に対して、設楽は不敵な笑みを浮かべながら、「こちらも多少ルールを破るしかない。愚かになるべきでしょう」と告げた。
不穏
菜穂子が渡辺の元へ接見に行くと、渡辺は焦りと混乱に包まれていた。自分が犯人でいいという諦めの念が彼を支配し、菜穂子は彼に対してしっかりと立ち向かうよう叱咤した。だが渡辺は世の中には理不尽なことがあるんだと、ただ嘆くばかりだった。
一方、丸岡は佐々木雪乃（江口のりこ）と対面し、本郷の親父さんですら間違うことがあると諭す。しかし、雪乃は父親がいつも正しいという信念を曲げず、耳を傾けようとしなかった。そこで丸岡は「人を殺せといえばやりますよ」と雪乃に囁いた。
大金
新田さゆり（富田靖子）は、都知事選の候補者として沢村玲子（内田有紀）と会談していた。玲子はテレビ局を辞める意向を伝えるがが、同席していた設楽から、有権者が共感するストーリーを作り上げてから辞めるべきだと忠告される。
そして、スーツケースに詰められた札束を見せながら、都知事選に使うための資金をさゆりに託す。その大金を見て、玲子は恐れを感じつつも、もはや引き返すことはできないと決意する。
さゆりは玲子の過去について疑念を抱き、不倫などの不貞行為がなかったか確認する。玲子は不倫という言葉を聞いて一瞬驚くが、後ろ指をさされるようなことはなかったと堂々と否定した。
推薦候補
妃呂子に近づくことが難しいと報告した丸岡は、社長の安全を考えてこの件から手を引くべきだと提案する。しかし、設楽は「動物は腹を見せた相手を攻撃しないが、人間だけは腹を見せた相手から全てを奪おうとする。手を引くほうが危険だよ」と笑みを浮かべながら語った。
一方、さゆりは須崎一郎（小林薫）に都知事選の候補として沢村玲子を推すことに決めたことを伝える。須崎はそれを聞いて驚きつつ、同時に面白くなさそうな表情を浮かべた。
信じる力
殿村茂（永島敏行）の運転手・沼田孝作（飯田基祐）の娘である由里（吉川愛）が、菜穂子に連れられて渡辺の接見にやってきた。由里はずっと渡辺が事件を起こすはずがないと信じていたことを告白する。しかし、渡辺は真実は権力者によって都合よく書き換えられるものだと言い放ち、帰ろうとする。
由里は決意を胸に立ち上がって「私は一度も諦めませんでしたよ！」と背中を向けた渡辺に向かって叫ぶ。そして、頑張れたのは渡辺が自分を信じてくれたからだと述べ、「私、渡辺さんを信じてます！」と告げる。渡辺はゆっくりと振り返り、涙を流しながら由里の思いを受け止める。そして、菜穂子にお願いがあると頼み事をした。
真犯人
ホテルの従業員に接触することが難しく、板倉が追いかけても相手は逃げてしまう。板倉は設楽の元を訪れ、ある相談をする。もし従業員が悲鳴を聞いていないと証言すれば、事件の犯行時刻が異なることを示すことができるだろうと。
従業員は金を掴まされたというよりも、自分が証言することで暴露されることを恐れているようだったと板倉は話す。今まで起きた事実だけを整理すると、妃呂子を襲った犯人は横宮三郎（石黒賢）本人の可能性がある、と板倉は推理する。設楽も同じ考えを持っており、都知事が妻に暴力を振るったという事実は公にできないだろうと推測した。
そこで設楽は、もし従業員に会う機会があれば、妃呂子が真実を証言する可能性があることを伝える提案をする。そしてもし自分が妃呂子に会えたなら、従業員が真実を証言することになったと伝えるだろうと設楽は言う。
脅し
その後、板倉はホテルの従業員に対して、もし妃呂子が悲鳴を上げていないと証言すれば、偽証罪に問われる可能性があることを脅迫的に告げる。従業員は恐れに怯えながら、もし妃呂子が違うと言うなら、自分も真実を話す用意があると述べた。
本郷の家に須崎と横宮が訪れ、都知事選の候補者である玲子について話し合っていた。本郷は、さゆりが玲子を切り捨てるだろうと予測し、その理由は玲子が殿村の愛人だったからだと明かした。更に、横宮に対して妻がもし裏切った場合、その対処を自分に任せるよう釘を刺した。
設楽と響子の出会い
響子が息子の渡辺に接見しにやってきた。渡辺は母に対して謝罪し、自分が無実であるという主張を続けることを約束した。そして、渡辺は設楽との関係について教えて欲しいと響子に頼む。
響子は戸惑いながらも、20代の頃にケガをした設楽が病院に運ばれてきた際に出会ったことを話す。その後、設楽から看護のお礼として食事に誘われたと明かす。響子はこれまでその出来事を黙っていた理由を説明し、設楽のケガが会社の問題に関わっていたため、余計なことを話さない方がいいと考えていたと説明する。
渡辺はそれ以上の追求をせず、母と軽く談笑をしながら過ごしているうちに、何か重要なことに気づいた。
真実
設楽の依頼に応じて、玲子は妃呂子との面会を取り付ける。彼女は妃呂子に、設楽拳一という人物に会うことを提案し、彼が真犯人を知っていると伝える。同時に、ホテルの従業員が証言が誤りだったと言い、そのため裁判に出廷する可能性もあることを伝える。
しかし、妃呂子は混乱し、玲子を追い返してしまう。玲子は立ち去る際、「公正な裁判が行われ、奥様が落ち着かれることを心より願っています」と語り、部屋を後にした。
1人になった妃呂子は、事件当日の出来事を思い返す。あの日、宿泊するホテルの部屋に入ると、怪文書は自分が送ったと主張し、そのメールを夫に見せた。須崎に言いなりでいることが恥ずかしくないのかと詰問し、浮気の事実も追及。激しい感情で夫を罵倒し、「ただのクズよ！どいて！」と声を荒らげた。
すると、横宮は妃呂子を追いかけ、腕を掴んで揉み合いになる。妃呂子は備品のワインオープナーに手をかけると、横宮はそれを奪おうとしてきた。
やがて、横宮が握っていたワインオープナーで妃呂子の頭部を殴打し、彼女は床に倒れる。妃呂子は全てを思い出し、恐怖に身を震わせていた。
救護
第3回の公判が始まり、雪乃は凶器を提出し、裁判官はそれを証拠として受け入れる。渡辺が証言台に立ち、菜穂子によって尋問される。渡辺は凶器に見覚えがないと主張し、横宮が嘘をついていると非難する。
渡辺がナプキンに触った理由は血を止めるためであったと説明し、自身の母親が看護師であるため、救急救命士の止血方法を知っていたと証言。また、被害者を殴ったのではなく助けたと主張する。渡辺は自分が陰謀に利用されたとも述べ、事件には何者かの思惑が絡んでおり、検察がそれに加担していると糾弾する。
一方、裁判の模様を報道する玲子のニュースを見ていたさゆりの元に、須崎が訪れ、玲子が殿村の愛人だという事実を告げる。この情報にさゆりは嫌悪感を露わにした。
公判後、菜穂子は法廷で雪乃が本郷と養子縁組していることを明かそうと考えていると設楽に告げる。その時、玲子からの電話で、妃呂子が設楽と会うことを許可した旨が伝えられる。
設楽は妃呂子との面会について、本郷に報告するのを少し待つよう丸岡に頼んだ。本郷との繋がりを設楽が知っていることに、丸岡は驚きを隠せなかった。
4話の結末
雪乃は本郷との会食で、真実は自分が思っているものとは、ちょっと違うのかもしれないと話す。対して本郷は、真実は作るものだと答えた。雪乃は本郷に過去に作り上げた真実を知りたいと頼み、また、父を信じてきたことが間違いでないか確かめたいと告げる。
本郷は人を殺したことはないが、それ以外の大概のことはやってきたと語り、今回の事件についても真犯人が存在するが、捕まえるべきではない理由を説明する。本郷は全ての人が納得することは難しく、より多くの人が納得する方を選ぶべきだと諭すが、雪乃は何も言うことができなかった。
妃呂子の入院する病院へ設楽は向かった。設楽が到着する前に病室を訪れる者がいた。本郷の部下が突然現れ、妃呂子に襲い掛かった。必死に抵抗する妃呂子の前にさらに現れたのは丸岡だった。
設楽が病院に到着した時、何者かが走って逃げていく姿を見る。不穏な雰囲気を察した設楽は、急いで妃呂子の病室に走った。
【フィクサー2】4話のまとめと感想
襲撃の真犯人は、都知事の本人の可能性が浮上しました。
最終回前なので展開が速いです。まず妃呂子を襲撃したのは、横宮都知事本人の可能性がでてきました。さらに、その妃呂子が本郷の手下によって、再び襲撃されてしまいます。
妃呂子がもし死んでいたら、渡辺の無罪を立証するのも難しいでしょうし、下手すれば設楽もハメられてしまいます。なので、妃呂子は生きていて、これをきっかけに真実を話すために証言台に立つ、という流れであって欲しいものです。
本郷チルドレンの丸岡と雪乃の心が揺れているので、父を選ぶか真実を選ぶか、その結果次第で裁判の判決が決まりそうです。とはいえ、最終的には勧善懲悪で終わって欲しいと思います。