ドラマ【監察医 朝顔】第4話ネタバレ感想｜おクスリ学院事件と朝顔の妊娠

【監察医 朝顔】の第4話はおクスリ学院という闇サイトが起こした事件と、朝顔と桑原の間に新たな命が宿るおめでたの回となっていました。事件解決の後にハッピーな話という二段仕立てです。

ドラマ【監察医 朝顔】4話のあらすじ

　野毛山署管内のハイツで、若い女性の変死体が発見される。朝顔（上野樹里）たち興雲大学の法医学教室による解剖の結果、女性は青酸カリウムによる中毒死と判明した。

　同じころ、東北を訪れていた平（時任三郎）は、地元の主婦からボロボロになった腕時計を見せられる。それを見つけたのは平だった。その主婦は、見つけてくれた人にお礼を言いたくてずっと探していたのだという。そんな折、平の前に義父の浩之（柄本明）が現れ……。

　桑原（風間俊介）や森本（森本慎太郎）らは、死亡していた女性・松田千佳（本間彩子）の身辺捜査を進めると同時に、彼女が所有するパソコンの解析を依頼する。山倉（戸次重幸）は、ここ2ヵ月の間に全国で青酸カリによる自殺が3件も起きていることから、関連を調べるよう指示した。

　帰京後、捜査に加わった平は、過去3件の自殺では、いずれもパソコンやスマートフォンのデータがすべて削除されていたことを知る。だが、千佳のパソコンにはデータが残っており、彼女が『おクスリ学院』というサイトを通じて青酸カリを入手していたことが判明する。千佳がやり取りをしていた同サイトの学院長なる人物は、服用する前にパソコン等のデータを初期化するよう勧めていた。

　このサイトが海外サーバーを経由して管理者の特定を妨害していることを知った平は、サイトの名前を公表して注意喚起をしようと山倉に提案する。だが、それがきっかけで、ある事件が起こり……。

公式HPより引用

前回のドラマ【監察医 朝顔】

ドラマ【監察医 朝顔】4話のネタバレ

ドラマ【監察医 朝顔】4話の感想

先週終わりに発生した事件の謎を解明していく話と、朝顔と桑原の間に赤ちゃんができた話の二段構成となっています。このドラマがどういうドラマなのか？今までよくわかりませんでした。人情ものかと思いきやそうでもなく、事件解決がメインなのかと思えばやはりそうでもない。ただ、毎回最後の頃に朝顔の周りの話を入れてきます。

今回ようやくわかったのですが、このドラマは“朝顔”という人物の人生を描いているのだろうと思いました。家族、結婚、出産、そして仕事。朝顔の仕事が法医学であり、その時にやった解剖がこういう事件でした、というわけです。なので、別に仕事がメインの話でもなければ、家族や恋愛がメインの話でもない。ただ“朝顔”の日々の生活を描いているのだろうと。

そう思えば全て納得もいきます。事件の部分があっさり解決するのは、解決は刑事の仕事であって法医学者の仕事ではありません。平との家族部分の話も、仕事に行っていない時の話なので短いに決まっています。同じことが桑原との話にも言えます。朝顔が生活している中で、仕事に行っている時もあれば、平と話すこともあり、桑原とデートすることもある。そういう感じです。

なので、このドラマは上野樹里さんが主役でよかったなとしみじみ思いました。“何気ない日常”もドラマにすることができる役者さんなので。

おクスリ学院とは？

今回の事件に関係している闇サイトということですが、見た目は普通のお薬の成分や効能を紹介するサイトです。なぜこのサイトが闇なのか？

冒頭で見つかった大学生が、青酸カリを飲んで死亡します。しかし、初期化する前に飲んだらしく、履歴が残っていたことでこのサイトわかりました。メールの内容はこんな感じでした。

From:おクスリ学院院長

Nadia様

ご入金有難うございました。
振込み確認ができました。
服用する前に
ネットの履歴とメールを削除して下さい。
当院では、パソコン・スマホの初期化をおすすめしています。
よろしくお願いいたします。

おクスリ学院院長

足がつくとマズいのでこうやって指示を出しているようです。当然、中には削除しないで死んでしまう人もいるので、警察が今回サイトを見つけることができました。そこで平は実名で注意喚起をします。

野毛山署が注意喚起
連続する青酸カリ自殺は闇サイトが発端か

今年に入り、国内で起きた青酸カリによる自殺者が後を立たない。学生からサラリーマンなど、性別、年齢、地域もバラバラだ。
先日横浜で自殺した女子大生もまた青酸カリによるものであった。しかし、警察の捜査によって、この自殺は第3者が関係しているものだという可能性が浮上した。
女子大生は生前あるサイトを頻繁に利用していたことがわかったのだ。
そのサイトこそ「おクスリ学院」なのだ。

これにより余計にみんな見に行くのでは？と言いますが、見に行ったところサイトは既に閉鎖されてました。朝顔が言うには青酸カリは、窒息状態になって喉や食道が焼けるようにただれ、長時間苦しむそうです。わざわざそんな苦しむ薬を買うのは、知らないからじゃないかと言います。

また、売ったほうは自殺幇助の罪と、毒物および劇物取締法違反になり、買ったほうも毒劇法違反になるそうです。自殺どころか殺人に使われそうな薬を、お金を払えば簡単に買えるというのは恐ろしいものです。

閉鎖になった結果、逆恨みのような遺体が発見され、遺書とも声明文とも言えるような文書がメールで届きます。どんな内容だったのか抜粋してご紹介します。

なんか色々高い理想のようなことを言っていますが、末期がんだしどうせ死ぬと思い、八つ当たり気味に自殺したように見えます。自らの遺体を青酸ガス爆弾として使用し、警察と法医学者を巻き込もうとします。生きる権利があるように死ぬ権利もあるといいますが、売った薬が確実に自殺に使用される保証はどこにもありません。他人を殺すために使われる可能性もあります。

結局、サイト閉鎖されたから復讐してやる。という風にしか見えない自殺でした。

朝顔が妊娠

遺体を解剖していたところ、発生した青酸ガスにより朝顔は倒れてしまいます。そして病院に運ばれていったら、思わぬ報告がありました。

と、いうことだそうです。いわゆるできちゃった婚になってしまうのですが、平もそれについて何か言うでもなく、桑原も平の前で聞かされても喜ぶばかりでした。親子も恋人とも良い関係です。

解剖の仕事をしばらくお休みということですが、実際どれぐらいお休みするのか？それをクリアするためか、第一部完結のようなやり方にするようです。なので、解剖を始める＝出産終えているという感じかと思います。もっと長くやれるドラマなら、出産前の話にも時間をさけるのでしょうが、夏だけのドラマなので多分いきなり子供がいるのかも？

その他気になったこと

ドラマ【監察医 朝顔】4話のまとめ

事件が解決するころに朝顔の妊娠もわかるという、今回の監察医朝顔でした。事件部分はサクっと解決し、そこからさらに別人が実は犯人とかもありません。それよりも朝顔の妊娠という部分にスポットを当て、喜ぶ桑原と平の関係のほうへ話をシフトします。

義理の父と話すのは苦手という平も桑原に対して、二人のことに口を挟むつもりはないと良好な関係を築きます。さらに朝顔が祖父に報告した時に、父の好きにさせて欲しいとお願いし、父娘の信頼関係の強さも感じさせます。新たな家族の誕生に支障が全くないかはわかりませんが、信頼し合っていれば乗り越えられる予感がしました。

次回は結婚式のシーンなどもありそうな予告でした。無事終えれることができるのか？楽しみにまた視聴したいと思います。